2004年9月19日。ツインリンクもてぎで行なわれたMotoGP決勝で、カワサキ+ブリヂストンの中野真矢が3位入賞を果たした。
快晴。今年は春の鈴鹿が外されて日本で1回しか開催されないためか、例年より人が多いように感じられた。

カワサキブースに飾られていたZX-RR。2003年バージョン。

12番グリッドからスタートした中野だが、レース開始直後1周めの1コーナー進入で主力6人(予選2位J.ホプキンス、同4位M.ビアッジ、5位C.エドワーズ、7位L.カピロッシ、8位K.ロバーツ、9位N.ヘイデン)がクラッシュで一度にコースから消えたため、M.メランドリ、阿部ノリックに挟まれた4位の好位置に付ける。
一度はノリックに抜かれたが、そのノリックがマシントラブルで10ラップめにリタイア。
その後前を走るメランドリとの差をじわじわと詰めた中野は、18ラップめのS字から仕掛け始め、バックストレッチでメランドリを交わす。
メランドリはブレーキを遅らせて中野のインを差し、90度コーナーに進入するが、中野はラインをクロスさせて立ち上がり3位浮上。
緊張の糸が切れたのか、メランドリはあっと言う間に離されて、二度と中野との距離を縮めることはなかった(それどころか、後ろから来たA.バロスにも抜かれてしまった)。
オープニングラップからしばらく、90度コーナーを立ち上がるたびに白煙を噴き上げていた中野のZX-RRだったが、中盤からは安定。メランドリをかわしたあとは危なげなくラップを重ね、単独走行の末に3位フィニッシュ。MotoGpに復帰したカワサキ初の表彰台となった。中野自身も、チームGauloises YAMAHA Tech3(YZR500)で3位に入った2001年R9ドイツGP(ザクセンリンク)以来の表彰台だ。
ラストラップ、90度コーナーのクリップにつく中野。ぼけぼけですまん。

優勝はV.ロッシ(YZR-M1)を押さえて独走した玉田誠(RC211V)。今季2勝目を日本で挙げた玉田にも温かい拍手が贈られていたが、ウイニングランで90度コーナー観客席から誰よりも大きな拍手をもらっていたのは、中野だった。
NHKサンデースポーツで結果が報道されたが、中野にはまったく言及なしだった。わかってないなあ、NHK。払わないぞ、受信料。
ウイニングランで90度コーナーに現れた中野のそばにはゼッケン19のO.ジャック(モリワキ)。チームが変わっても仲がいいな。
おめでとう、中野王子。次もがんばれ。
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