2013.02.13

『スタートレック:クリンゴン』 さあプログラムを起動しよう #1701jp #startrek #st45jp

TOSの頃には名誉とはとんと縁のなかったクリンゴンの方々も、メイクが変われば気持ちも変わるのか(メイクって言うな)、TNG以降はすっかり名誉好きの生き物に変化した。

iOSアプリ『スタートレック:クリンゴン』は、名誉にかぶれたあとのクリンゴン社会をシミュレートしたホロデッキプログラムを通して、クリンゴンの生活、文化、風俗を体験できる映像体験アトラクションだ。

アドベンチャーゲームに分類されるこの作品、メインはクリンゴンをフィーチャーした最新映像(TNGオンエア当時)を見せること。お話しは一本道で、間違った分岐を選ぶと居合わせたクリンゴンのみなさんからひたすら叱責され、正しい分岐を選ばない限り前には進まない安心設計。クリアできずに不名誉な死を迎えストボコーにも行けず彷徨うこともない。

叱責してくれる筆頭は、この作品の狂言回しでもある太郎冠者ことガウロンさまだ。

プレイを始める、すなわちホロデッキプログラムを起動させたら、地球人たるあなたはクリンゴン人となってなにやらホームパーティーの会場に立っている。

画面はすべてあなたの目線だ。あなたの視界がそのまま画面になっている。

うぁっはははははははっ! 殺したばかりの獣の肉が! やはり一番だぁ」とはしゃぐクリンゴンのおっさんと目が合うだろう。

あなたに気付いたおっさんは「はぁっはははははははっ……あぁ~あ、ここにいたぞ狩りの主役が。ポック、来い、息子よぉ」と声をかけてくる。

あなたはポックと呼ばれるクリンゴンの男性で、目の前のご機嫌なおっさんは父親らしい。

我が息子は、なんと! この星で一番大きなトクナグを、槍で見事しとめたのだーぁ、っはっはっはっはーっ。とても誇らしいことだ

親バカ丸出しの父がもしゃもしゃ食べながら誉めちぎっていた肉が、そのトクナグのようだ。トクナグがどんな獣なのかは知らないが(画面左下の右三角をスワイプしてメニューの「SCAN」をタップして出てくる関連画像によれば地元のジビエらしい)、大きい大きいと自慢するくらいだから、ハムスター程度のものではないだろう。あなたは自分で狩ったその獲物がなんだったかよくわからないまま酔っ払いの賞賛を受けることになる。

父は続ける。「それに、明日には飛翔の日を迎えて、俺は息子を誇らしく“戦士”と呼べるッ、はっはっはっはっはー。我が息子に! 先祖たちと同じ道を歩むことを選んだ、ポックに! カプラ!

飛翔の日は一定の年齢に達したクリンゴン男性が戦士であることを周囲に認めてもらうための多少野蛮な儀式だ。尖った電流イライラ棒のようなもので突かれながら、ガマンして指定の距離を真っ直ぐ歩く。歩き切れば晴れて戦士として認められるという。

ちなみにそれから10年経つとクリンゴン戦士は再びイライラ棒で突かれなければならない。ウォーフがエンタープライズDのホロデッキで臨んだ飛翔の儀式がそれだ(TNG第2シーズン#40「イカロス伝説 The Icarus Factor」)。仮免許だった戦士免許を本免許に更新する意味合いの儀式である。一度取ったらそれっきりの資格免許が多いなか、なかなか良心的なシステムだ。流血しながら歩くだけでまったく飛んだり翔んだりはしていないがそこは敢えて問うまい。きっと元のクリンゴン語ではしっくりとくる名称なのだろう。

父の発音は「戦士」が訛ってたまに「センス」と聞こえるが気にしない。とにかくあなたは明日イライラ棒で突かれることになると今判明したのだ。

ご機嫌な父が下手に去ると、残された凸凹コンビは「カプラッ!」と唱和しながら向かい合ってのけぞり、反動で互いに頭突きを食らわせ合う。酔っているのか、いつものハイタッチなのか。

向かって右の背の低いほうが接近して手を伸ばしてきた。どうやらあなたは彼に頭を掴まれたようだ。

カプラーッ! ッンーーッ
バチコーンッッ

ろくでもない連中だ。だがこれがクリンゴン式であるならば、あなたはこれからパーティで出会った方々の頭を引っ掴んでパチキを食らわせるのが戦士としての嗜みだと心得たい。

彼らが同期なのか先輩なのか兄弟なのか親戚なのかは、ここまでのところまったくわからない。

なんだなんだ、酔っ払いの生態ばかり紹介していて、叱責係のガウロン冠者はいつまで経っても出てこないではないか、とお思いか。

お待たせした。満を持して今からいよいよ登場!

だがその前に

データハウスビーグル作品の栄えあるブログレビュー係を仰せつかい、既にゲームをクリアしてクリンゴン戦士となったみなさんをご紹介差し上げよう。


Digital Wackys
わっきさん
iPhoneアプリ「スタートレック:クリンゴン日本語版」レビュー


ぴゅうぷらざ
ピュウピュウさん
「スタートレック:クリンゴン」


DaHjaj gheD
茶月さん
[Hov leng: tlhIngan] vIQujta'!


それぞれの独自の視点から繰り出されるレビューは、同じゲームをプレイしているとは思えないくらいだ。きっとあなたの参考になる話があるに違いない。

そしてお待たせのガウロンさま登場はこのあとすぐ
(なんだ、続くのか)

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2013.02.11

名誉マーケティング iPhone / iPod touch(iOS4以降)対応 『スタートレック(TM):クリンゴン』 #1701jp #startrek #st45jp

ガウロンさまが帰ってきた!


なにッ! ガウロンさまを知らぬだと!? 貴様それでもクリンゴンかッ!
あ、地球人ですか。そうですか。

ガウロンさまと言えば泣く子も黙るあのクリンゴン帝国で、押しも押されもしない最高評議会の総裁を立派に勤め上げた人物のありがたいご尊名。彼の行動はクリンゴンらしく実に名誉あふれることばかりだ。

なんだ、何を言っているのかさっぱりわからないだと。
よし、ではその略歴を紹介しておこう。

ガウロンさまは、前任のデュラス総裁がスキャンダルをきっかけにウォーフに殺された(TNG第4シーズン#81『勇者の名の下に Reunion』)あと、特に人望もないままするっと次期総裁候補筆頭の立ち位置を得た。人望のなさにつけ込んだデュラスの妹たち(ルーサとベトール)が、前総裁デュラスの息子トラルを擁立して総裁選に名乗りを上げたためガウロンさまはビビった。

そこで連邦のピカード艦長に泣きついて「ん-、ガウロンでいいんじゃないの。だって年齢が上だし」と推してもらったうえ、これがきっかけで起きたデュラス一派との内戦も連邦にちゃっかり助けてもらうことで総裁の椅子を確かなものにした(TNG第4シーズン#100 #101『クリンゴン帝国の危機 前後編 Redemption, Part I / II』)

その後カーデシアとドンパチが始まると大恩ある連邦との間に交わしていたキトマー条約、そう、カーク船長が息子を殺されたトラウマ(『スター・トレック3 ミスター・スポックを探せ!』)を抱えつつ流刑星ルラペンテに送られて九死に一生を得ながら艱難辛苦の末に死に際のゴルコン宰相との約束を守り私憤を抑えて締結した(『スター・トレック6 未知の世界』)、あのキトマー条約をあっさりと破棄した(DS9第4シーズン#73『クリンゴンの暴挙 The Way of the Warrior, Part I』)

だが戦争の風向きが変わって帝国と自分の身がヤバイ雰囲気になった途端「破棄はナシ! あれチャイ!」と翻意し、条約を再調印する日和見っぷりを発揮(DS9第5シーズン#113『敗れざる者 後編 敗れざる者 後編 By Inferno's Light』)

やがて勇猛な戦士として人望の篤いマートクに危機感を感じ、彼が政治的な力を得ないうちにうまいこと騙くらかして戦地に赴かせ亡き者にしようと企むも、またも横から現われたウォーフにタイマン張られてふたつに折れたバトラフをごていねいにふたつとも腹に食らい(DS9第7シーズン#172『嵐に立つ者たち Tacking into the Wind』) 、ウォーフに総裁キラーの名を献上するとともにその命を終えたのだ――どうだ。由緒正しく名誉にあふれた人物であろう?

よし、その人となりを貴様ら地球人が充分に理解したところで、改めて――


ガウロンさまが帰ってきた!


どこにきた。山にきた里にきた野にもきた。貴様の手の中にきた。

今を去ること20年近く前に、データハウス ビーグル(徳川システム)からPC用(Win/MAC)に発売されていた『STAR TREK: KLINGON』が、iOSプラットフォームに移植され、iPhone、iPod touchでサクサク動くようになって帰ってきたのだ。

当時家に帰ってPCの前に座っても、さあ、やるぞ!という固い決意が続かずに途中でプレイを辞めちゃった貴様(はいはいはい! σ(^^;))こそ、名誉回復のチャンスだ。

50MBを遙かに超えているのでインストールはWi-Fi環境で。ここから飛べばiTunes プレビュー画面が開くか直接iTunesが立ち上がるかするだろう。とにかくまずはインストールだ。

なに、インストールしようとしたら課金されそうになっただと?

あたりまえだ!

タダで手に入るとでも思ったか!

いいか、クリンゴンの名誉を、あろうことか金で買えるのだぞッ! 相撲部屋の親方株を買うより簡単だ。何をためらうことがある?

しかもだッ、このアプリは全宇宙域を見渡しても日本語版しか存在しない。合衆国はじめ他国のiTunes Storeでは買いたくても買うことは叶わないのだ。

つまり全地球人のなかでも円を通貨に持つ貴様らだけがッ! スタートレックのこのインタラクティブなアプリを享受する権利を持つッ

加えて今月末までは、日本語版スタートレック^(TM) アプリ発売記念キャンペーンとして2割引の2000円ポッキリだ。今買わずにいつ買うのか。今だろう、今。さあ。さあッ!


まだ迷っているか。

しかたがない。そんな優柔不断な地球人のために、今日は特別にガウロンさまが、このアプリの目的を直にお話しくださるそうだ。本来はアプリを買って起動せねば聞けないありがたいお言葉だ。心してよぉく聞くがよい。

ではガウロンさまどうぞ。


(ホロデッキにガウロンが実体化。クリンゴン語でなにやらまくしたてる)

《タイトル》KLINGON

ふぁっはっはっはっはっはっ、殺されると思ったか、地球人。クリンゴンは邪魔者をすぐに消す野蛮人だと聞いているか。丸腰の民間人を殺して喜ぶ殺人鬼……

(こちらをびしっと指さす)


違うッ!


名誉こそが我らの宝だ。名誉はすべてに勝る。いいか、いわく虫けらのように怯える者を、殺してもッ! 名誉になどなりはしないのだ。

ところが、だ。

お前たち異星人どもが見ているのは、戦いを好む、我々の一面だけ、それだけなのだ。

だから、この、ガウロンッ! クリンゴン最高評議会総裁の俺がッ、クリンゴン社会の秘密主義を打ち破り、これからッ、教えてやる。本当のクリンゴン人というものをッ

……怯えているな? 地球人。当然だ。お前の体力、技術も、クリンゴンの子供以下だから、なッ。

だが変われる。このホロデッキプログラムが終わる頃には、お前は、クリンゴンの生き方を、学んでいることだろう。そして、お前は、クリンゴンになる。それはつまりひ弱な異星人から、戦士になることだ。それなら、お前を倒すことも名誉だ。

はっはっはっはっはっはっはっ。

ナイフを取れッ!

(ひとつ頷いてガウロン消える)


ガウロンさま、ありがとうございました。

……というわけだ地球人。

貴様が落とそうとしているアプリが、これからその手に得られるものが、どういうモノだかもうわかっただろう。


生活密着型クリンゴン民俗学習ソフトだッ!


さあ、これからしばらくの間、朝起きて夜床に就くまで、移動のときも休憩のときもジップロックとともに入浴するときも、クリンゴンの文化風俗をその目と耳でしっかり学ぶがよい。

なに……。

なんだ、貴様今なんと言った。

ステマだと?

フハッ! ステマッ!!

このブログエントリーをステマだと言うのか!?

ふむ。報酬とともに依頼されているのを伏せていかにも自発的にやっているかのように紹介する行為、なるほどそれはステルスマーケティングだ。

しかし伏せずにする行為はどうだ、それはただのマーケティングだッ!

ふぁっはっはっはっはっはっ、騙されると思ったか、地球人。世の中のブログは消費者からむしりとるフェレンギ人だと聞いているか。お人好しの民間人から金銭をチョロまかして喜ぶ守銭奴……


違うッ!


名誉こそが我らの宝だ。名誉はすべてに勝る。いいか、自分で買わぬモノを買ったように見せかけて、報酬を得てもッ! 名誉になどなりはしないのだ。

ところが、だ。

お前たち異星人どもが見ているのは、ホラ話を好む、このブログの一面だけ、それだけなのだ。

だから、この、ANCHORッ! アフィリエイトなにそれおいしいのの俺がッ、ブログ社会のステルス主義を打ち破り、これからッ、教えてやる。きっかけはコレでこれからいくばくかの謝礼を受け取るかもしらんが、書かれているのは本当に趣味から生じた生産性のない記事であるということをッ

……呆れているな? 地球人。当然だ。お前の財力、値引き交渉技術も、フェレンギの子供以下だから、なッ。

だが変われる。このホらデッキブログを読み終わる頃には、お前は、『スタートレック(TM):クリンゴン』のアプリを、ポチっていることだろう。そして、お前は、カスタマーになる。それはつまりひ弱な異星人から、神様になることだ。それなら、お前に五体投地することも名誉だ。

はっはっはっはっはっはっはっ。

サイフを取れッ!



『スタートレック(TM):クリンゴン』
インタラクティブアドベンチャーゲーム
iTunesで見る
対応機種:iPhone、iPod touch(iOS4以降)
価格:2,500円
容量:約250MB
映像:計約90分(本編約70分)
吹替:日本語
監督:ジョナサン・フレイクス(as Commander William T. Riker)
脚本:ヒラリー・ベイダー
メーカー公式サイト

2013(平成25)年2月28日まで 2000円(2割引)キャンペーン実施中

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2011.12.15

【誤訳】スタートレック反意語ブック

宇宙艦隊アカデミー出版による超訳を意気揚々と発表させていただいた前々回のエントリーに、超訳どころか誤訳が見つかった。

親切な方が「Scary じゃなくて Scaly ですよ」と教えてくだすったのだ。


ゴオオオオオォォォォォォオオオンッ!

アイアンショック!


全宇宙のゴーン種のみなさまに伏してお詫び申し上げるとともに、下記のとおり訂正いたします。


     記

もふもふ がくぶる

 ↓

もふもふ がさがさ


         以上



20111206c
毛っ!」「鱗っ!」って反意語?(まだ言うか)

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2010.03.02

iPhone用ココログアプリ導入

ココログ用のiPhoneアプリが出た、ととある筋から教えていただいたので、早速落とした。

ココログiPhoneアプリ「ココログエディタ」リリース!

ひとつ前のエントリは全面的にこれを使って上げてみた。

予想されたことだが、エントリを書くのにPCよりもはるかに時間がかかる。
主な原因は、いつも使っているいくつかのタグをいちいち手入力しないといけないからだ。

強調、取消線、引用のタグは、文字列を選択したのちメニューから選んで入力できるのはありがたい。斜体と下線は実装されていないが、わたいは使っていないので気にならない。

フォントの色やサイズを指定したりURLをブランクページに飛ばすタグは単語登録しているが、iPhoneのIMEにはデフォルトで単語登録できないところが厄介。

もともとiPhoneで長文を書くのは辛いので、長いエントリは面倒だ。だが、出先からちょっとした小ネタを上げるのには便利かもしれない。

モブログがわたいにとっては全然使えなかっただけに、このアプリで少しは機動力向上が期待できる……ような気がする……と思わないでもない。しばらく試用する予定。

と言いつつ、このエントリはPCから。あー、楽だ。

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2009.11.28

115円で買う、スポックの通信機

苦節2ヵ月!(短いよ)

iPhoneとiPod touchのアプリ『Kirk's Communicator』を買い逃して男泣きに泣いた(泣くなよ)あの日の無念を晴らすときが来た。
※リンクをクリックするとiTunesに飛びますが、買えません

Spock's Communicator』の登場だ。

今度は買える。今なら買える。

欲しい人なら安い、欲しくない人には缶コーヒーのほうがマシに思える115円。

さあ、こちらからどうぞ。

Spock's Communicator
※リンクをクリックするとiTunesに飛びます

“スポックの通信機”と銘打たれているが、おそらくTOS第1シーズン「タロス星の幻怪人 The Menagerie」前後編のうち、パイロットフィルム「The Cage」流用部分で使われているコミュニケーターのデザインを踏襲しているようだ。


20091129a


劇中のように手首を返すと、音を発しながらフリップが開く。逆の動作でフリップが閉じる。

ただのジョークアプリかと思ったら、それだけではなかった。

いやいや、「もしもし? わたしスポック」「バルカンピーンチッ!」「また通信してね」といったようなランダム音声を発する機能は、ない。

こいつには実用性があるのだ。

フリップが開いたら、連絡先から取得された連絡先リストが表示されている。リストの名前をタップすると電話番号が表示され、電話をかけられる。


20091129b
 右端の BUZZ をタップすると開閉音が鳴る

電話番号を複数登録してある人の場合は、名前をタップしてからかけたい番号を選ぶ。


20091129c
 連絡先リストに戻りたいときは真ん中の STARFLEET MEMBERS をタップ


電話をかけてしまうとコントロールが電話アプリに移るので、通話後にフリップを閉じて通信を終了し、ひとり悦に入る――ということはできない。ちょっと残念だが、シングルタスクであるiPhoneの仕様だろうから仕方がない。

フリップを開いたとき、わりと大きな文字の日本語で名前が並んでいるのも、やや興醒めな点ではある。今後アップデートされるなら、開いたときにはコミュニケーターの画像が表示され、スクリーンのどこかをタッチしたら連絡先リストが表示されるようにしてもらえると、もっと雰囲気が出ると思う。

それでも、STファンとしては、わざわざこれを起動してから電話をかけたくなるアプリ。

Kirk's Communicator』は劇中の動作と音をシミュレートするアプリだったが、こちらは通話メインなのがミソ。当然ながらiPhone専用なのでiPod touchユーザの方、ごめんなさい。

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2009.10.04

出落ち

真似っこをしてiPhoneを買った。

とりあえず、手持ちのコミュニケーターを撮った画像を加工して、ロック画面用の壁紙を作った。

筐体の色といい、形といい、そうしたくなる気持ちはわかってもらえると思うがわかってもらえなくてもさほど困らないので気にしないでほしい。

W-ZERO3でもやりたかったが、“テーマ”を作るフリーソフトを見つけられなくて断念していただけに、320×480ピクセルの画像を作ればいいだけのiPhoneはありがたい。


20091004


スリープ状態から起動してからロック解除までのほんのわずかな間だけ、コミュニケーター然としている。
いかにも出落ち。

上の時間表示がちょっと被っているが、円の部分と筐体のバランスを優先。

もしお使いになりたいという奇特な方がいらっしゃれば、どうぞこちらからお持ち帰りを。

Communicator.jpg

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2009.06.10

デスマッチ!! 甦れ我等のDiMAGE X50!!

3年以上前に「撤退か……」で書いたコニカミノルタDiMAGE X50が、ついに斃れ伏した。


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支える中指の横腹があたるところはいい具合にすり切れ……


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親指の腹があたるところに刷られていたアイコンの類はすっかり失われ……


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蓋に付いていた丸いコニミノロゴはどこかに消え去り、CEマークやら生産国表示が書かれていたシールとわりと大事なシリアルナンバーもきれいに表面が剥がれて下地だけに。


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2005年の8月、イタリア遠征に備えて導入した本機は、その後も最前線で日々活躍し、2006年3月22日に赤坂のジンギスカン屋「羊羊亭」にて9999枚を迎え、1回目のリセット。同年10月21日には台北郊外の金瓜石で2巡、続いて2007年11月から12月にかけて3巡(ファイル紛失のため詳細不明)、このたびもうすぐ4巡目を終えようという9811枚目を撮影したところで力尽きた。

約3年10ヵ月で総計3万9808回のシャッターを切った(動画含む)コニカミノルタDiMAGE X50、辞世の一枚がこれ。


20090610e

※統制品は組み立てて鑑賞するための

どこの社会主義!

……。

ありがとう、X50。さようなら、X50。

このまま後継機なしでは困るので、2009年6月10日水曜日仏滅、満を持して代替品を投入した。


20090610f


ようこそ、DiMAGE X50。先代越えの4万枚を目指そう!

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2009.05.07

通信回復

ピュウピュウさんから譲っていただいたW-ZERO3(WS003SH)が昨夜遅くに無事起動。メール一式と2008年6月以降の連絡先の変更が2号機の中に封印されたことを除き、ほぼ先週までと同じ状態で前線に復帰した。


20090507


なくてもなんとかなると思っていたが、やっぱりあったほうが便利だった。

今朝は混乱する京浜東北線の中から一報入れられたし、今夕は「PHS壊れてて通話できないから」と伝えてあるうえ、先日まさにそれが原因で待ち合わせをし損ないそうになった経験からわたいの移動通信環境をよくよくご存じのはずの仕事先の人が、当たり前のように架けてきた電話を取ることもできた。

復旧ってすばらしい。

ピュウピュウさん、ありがとう!

というわけで、以下業務連絡。

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2009年5月7日現在、わたいの移動時の連絡手段は復旧しました。

反応の鈍い自室の固定電話よりは多少反応が期待できるPHSへのご連絡をご利用ください。

復旧までの間ご不便をおかけいたしまして、誠に申し訳ございませんでした。
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2009.05.03

コミュニケーター、通信不能

W-ZERO3(WS003SH)が昨年初夏にぶっ壊れたため、同じ型をYahoo!オークションで落札し、意外とご近所さんだったので小雨降る新橋烏森口キムラヤ(当時。現在は潰れてパチンコ資本に陥落)前で手渡ししてもらったことは、このホらデッキではご報告していなかった。


20090503a
新旧交代。左が1号機、右が2号機


かといってどこかでご報告したわけでもなく、1号機から取ったバックアップを2号機に書き戻したら、テーマや着信音設定、デフォルトではないアプリ含め何もかも再現されているのになぜかメールだけは1通も移ってきてないことや、筐体をスライドさせるたびにいちいちリセットがかかってとても使いものにならない原因が、電池のホールドが甘いため振動で接点が外れている点にあるとわかり、千切った紙の端を隙間に詰めたら解決したということも、ご報告していなかった。


20090503b
スライド機構が売りのデジタルガジェットに対するアナログな解決策


W-ZERO3は使い始めた頃から、しばしばフリーズする機械だという印象を持っていたが、4月下旬から、フリーズというよりは、ボタンが効かないというハードウェア的な不具合が出始めた。

まず動かなくなったのが、上面右下のメール起動ボタンだ。しかしこれは、タッチパネルでメニューの中から「メール」を選べば代替できる。

次に動かなくなったのは通話中の受話スピーカー。こちらの声は届いているようだが、相手の声はまったく聞こえない。電話をかけるときにはスピーカーをミュートに設定しても必ず鳴っていたプッシュボタンのピポパ音も聞こえなくなっていた。
この症状は、ぶっ壊れた1号機と同じではないか。ヤバイぞ。

4月30日、メール接続設定が失われ、送受信のたびにパスワードを尋ねる窓が開くようになった。送るときはともかく、メールが送られてきてもサーバーから自動的には拾ってこない。

ここからの崩壊は止まらずしかも速かった。

5月2日朝、直前までは何度か押しているとたまには効いていた終話ボタンが本格的に動かなくなった。

同日昼、受話ボタンもダメになった。かかってきた電話は受けられず、運よく受けられても回線を切ることができない。

同日夜、電話の着信を機にタッチパネルが反応しなくなった。これが致命的で、ほぼ何もできなくなった。

しょうがない、一旦リセットしてみるか。

裏蓋を開いてリセットボタンを押したあと、はたと気付いた。

起動ボタンは終話ボタンの長押しだった。そのボタン……動かない。


~ 終 了 ~


スライド側の反応がすべてなくなったのは、おそらくフレキシブルケーブル周りの接触不良だろう。

2機続けて同じ壊れ方というのは、わたいの毎日のスライドっぷりがユーザーの中でも群を抜いて多いからなのだろうか。いや、そんなことはない。スライドが命の製品なのに、気を遣ってスライド控えめでどうする。

強みの裏返しが弱点という、先端技術の真髄を見た。

というわけで、以下業務連絡。

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2009年5月3日現在、わたいは移動時の連絡手段を持ち合わせておりません。今日明日に復旧する見込みもありません。

ご用のある方は、PCのメールアドレスにご連絡ください。気が付き次第、返信差し上げます。

自室の固定電話は365日24時間留守電になっています。
この電話は、回線がつながった瞬間から録音が始まっています。無言でお切りになるとそれまでですが、第一声でお名前をおっしゃっていただければでき得る限り折り返します。上述のとおりPHSが電話帳を抱えたまま完全に沈黙していますので、折り返しをご希望の方は念のためお電話番号も吹き込んでいただけると大変助かります。

また、在宅中は知らない人、勧誘、営業の類を除いて受話器を取るようにしていますので、留守電だと思ってもお名前を叫んでみてください。

何かとご不便をおかけいたしますが、よろしくお願い申し上げます。
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2009.03.16

もしかして:

このページ右下の検索ワード最上位に「zagindego@ezweb.ne.jp」が入っていたので、自らも検索してみた。


20090316a

zagindego@ezweb.ne.jpの検索結果 1 件中 1 - 1 件目 (0.24 秒)


本日現在1件のみ。

最も的確な結果を表示するために、上の1件と似たページは除外されています。 検索結果をすべて表示するには、ここから再検索してください。

ここから」をクリックしても、「zagindego@ezweb.ne.jpの検索結果 2 件中 1 - 2 件目 (0.27 秒) 」で、その2件ともホらデッキの同じエントリーだ。

なんだ、つまらない。

いや待て。

もしかして: zaginego@ezweb.ne.jp

もしかして、「もしかして」を押したらどっかんどっかんヒットするのか!?

ポチッ。


20090316b


zaginego@ezweb.ne.jp に一致する情報は見つかりませんでした。


Google先生の、いかにもひらめいたみたいな「もしかして」と「見つかりませんでした」コンボ、最強。

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