2006.06.07

TAS DVDの本国発売は11/21?

刮目して待て、と書いたデヴィッド・ランバート氏は、その5日後に続報を書いていた。

2006年5月29日付のTVShowsOnDVD.comに掲載された、デヴィッド・ランバート氏の記事『スター・トレック:アニメ版――発売日、ジャケット絵について語りつつ、昔の“アレな”ニュースも考察するぜ』だ。

自らファンだと公言してはばからないランバート氏について、確かに彼はファンだと肯けるのは、アニメ版のスター・トレックを“The Animated Series”と呼び表しているところにある。

startrek.comはいつの日からか勝手に“The Animated Adventures”と書き始めているのだが、それではTASにはならないのだ。

そんなランバート氏はずいぶん興奮気味に記事を綴っている。

まず、ジャケットになるらしい画像を巡ってファンの間で「なんだこの海賊みたいな長靴は!」「船が映画版やん!」とクレーム続出なのだとという。

もっともな話で、あれこれ言われても致し方ないだろう。

しかしランバート氏は、「ユニフォームがへちょいへちょいと言うけど、前に出てたVHSやLDのジャケ絵と同じだろ」と一蹴。

続いて「でも船は確かに、LDのジャケ絵から採ったほうがいいよね」と意見を開陳。

そのうえで、「キミら、大事なことをふたつ忘れてるぞ」と仁王立ちし、力強くこう述べた。

一.まだこの絵が最終版と決まったわけじゃないし、変わる可能性だってあるだろ

二.よしんばこの絵のままだったとしても、ジャケットの絵の好き嫌いなんか二の次三の次だ。長い間継子扱いされてきたTASがとうとうDVD化されるんだぞ。すべてのトレッキー(オレ含む)はヨロコビを露わにして部屋中踊り回って当然だろ


なんだかちょっと話を逸らされた感もあるが、言っていることはなるほどそのとおりだ。

気になる本国での発売日は、パラマウント ホーム エンタテインメントが小売業者へ明らかにした話を業界筋から聞いたところでは、「2006年11月21日」とのこと。

わたいが日曜日に業界筋の方から日本での『まんが宇宙大作戦DVD-BOX』発売時期を伺ったところでは、「秋ぐらい」だそうなので、ほぼ一致する(えらいざっくりやなー)

映像特典については2年前にDVD化が持ち上がったときの例を挙げ、「キャストと脚本家からのコメント映像が付くという話だった」としながらも、その話はColumbia HouseのDVD定期購読プログラムの一環だったということが後に判明。TASのDVD化が実現しなかっただけでなく、この会社はすべてのTVシリーズのDVD定期購読プログラムもぷっつり辞めてしまったという。

で、今回は公式にパラマウントから出た話だから何か特典があるのを期待してるが、今の段階ではなんもわからん、という竜頭蛇尾な紹介に甘んじている。そしていつもの決め台詞、「(続報を)刮目して待て」、と。

刮目して待つともさ!

続報を頼むぞ、デヴィッド!(連れかい)

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2006.06.06

TAS DVD のボックスアートにST:XIを見た

昨夜、弊blogを読んでくださっている方がメールで、「TASのDVD-BOXのジャケット絵が発表されている」と教えてくださった(ありがとうございます!)

2006年5月24日付でTVShowsOnDVD.comに掲載された、デヴィッド・ランバート氏の記事『スター・トレック:アニメ版――この絵がすべてを物語る!』だ。

その後U.S.S. Kyushu発行のメールマガジン『Star Trek - U.S.S. Kyushu 航新日誌』No.622にURLが掲載されていたので、ご覧になった方もいらっしゃるだろう。

ランバート氏は、パラマウント ホーム エンタテインメント自体はまだ発売時期や収録内容など詳細のリリースはしていないと断ったうえで、画像はパラマウントから記者や小売業者向けに配られたもので、いかにもDVD-BOXのボックスアートに使われそうなものだと述べている。じきにちゃんとした発表があるだろうから、刮目して待て、と。

さて、わたいはこのURLにアクセスし、表示された画像を見て腰を抜かした。


エンタープライズ、改装済みやん!

060606a


第二船体の流麗なライン、外に向けて拡がるパイロン、扁平なワープナセル、そして第二船体上のデフレクター。

明らかに改装後の〈エンタープライズ〉号だ。

そしてレギュラークルー。


カーク、少佐やん!

060606b


スポック、大尉やん!

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(実のところスポックの袖はLDのジャケットでも大尉だった)

マッコイとスコットは少佐のままなのに……まさか二階級特!?

何をしでかしたのか、凸凹コンビ。

いや、待て待て。

企画進行中という新作映画『スター・トレックその11』は、カークとスポックの若い頃を描くという情報が世界を駆け巡ったが、これはまだ“昇格”前のカークとスポックの姿なのではないだろうか。そこに時空を超えて現われた改装済〈エンタープライズ〉号の姿。

ST4で人気を博したタイムパラドックス系のネタをからめ、(若干)若いカークとスポックの活躍を描き、その結果カークもスポックもぐっと階級を上げ、スポックはパイク船長の副長に抜擢、やや遅れて〈エンタープライズ〉号に配属されたカークはしかし、連邦艦隊史上最も若い船長として我々の前に姿を現わすことになる……。

って、そんな勝手なストーリーを妄想してしまったぞ。

なにより最も重要なことは、この流れが示しているのは『スター・トレックその11』がTASをスター・トレックの正史に組み込むための仕掛けだということ、そして(若干)若いカークとスポックや、物故してしまったマッコイ、スコットを描く以上、必然的にアニメ版になるということだ!

This Picture Says A Thousand Words!”の看板に偽りなし!

あくまでも妄想だが。え? そんなのわかってる?


※TOS(宇宙大作戦)/TAS(MUD:まんが宇宙大作戦)において、クルーの階級はデューティユニフォームの袖章に表されている。
 大佐:実線2本と、その間に破線1本
 中佐:実線1本と、破線1本
 少佐:実線2本
 大尉:実線1本
 中尉:破線1本
 少尉:実線も破線もなし

TAS/MUDでは、たまに間違って作画されているものの、基本的には実写版同様に描かれている。

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2006.06.01

40周年に打って出る

パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン株式会社(フルネーム)が攻勢に出ている。

40周年を迎えようとしているスター・トレックを、なんとかブレイクさせようとパブリシティ投下に注力している模様。

これまでスター・トレックなど歯牙にもかけてこなかったサンケイスポーツが、いきなりの絶賛記事掲載だ。

SANSPO.COMの記事

日本でも、DVDボックスやガイドブックが大ヒット。40周年を記念した企画商品も続々と登場している。

大ヒットか……。大ね。大……。

続々と登場か……。続々ね。続々……。

過度な煽り文句で急激に醒めていく自分を感じつつ、確認しておくべきことはしておかねばならない。

まだ人類が月に着陸すらしていない時代に放送された、友好的な異星人とともに広大な銀河の探査を行う23世紀の物語。その後は、同じ世界観のもと、現在まで5つのテレビシリーズ、10作の映画が製作され、新たな映画(2008年公開予定)も進行中という、例のない人気シリーズになった。

5つ」……まだ言うか。

スター・トレックのシリーズは 6つ だ

パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン株式会社(フルネーム)はこの憂慮すべき事態をどう考えておるのか。

いや、待て待て、記事の最後に「これまでのシリーズ作品」と題された囲みがあるぞ。

【注】このほか、TOSのキャラクターを使い、出演俳優がそのまま声で出演したアニメシリーズが制作されている


よぉしっ!


このほか”と注記扱いなのが気になるが、情報を限定している点がむしろDVD BOXのティザー広告になっているかも。


そういうことか


焦らされた読者からの問い合わせが殺到したところで、おもむろに『まんが宇宙大作戦』のパブリシティ記事をぶちあげ、広告を同時掲載。

考えたな、パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン株式会社(フルネーム)

ワールドカップサッカーに注目が集まる今このタイミングでMUDの札を切ってしまっては効果が薄い。一番訴えたいMUDについて、サッカー熱が一段落したところで大々的にリリースするというのは正しい戦略だ。

決勝戦が済んでマスコミが熱狂から冷める7月中下旬のMUD DVD BOXの大発表を待っているぞ、パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン株式会社(フルネーム)

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2006.05.18

春の来ない冬はない

昨日ピュウピュウさんが、別件でやりとりしていたメールのなかで「いやあ~ついに決まりましたねぇ。DVD『まんが宇宙大作戦』の国内販売が!」とおっしゃった。

わたいはネタだと思い、惚けたようなレスを返したら、まあまあここを読んで見なさいよとURLを送ってくださった。

ここ

なぁぁぁああにぃぃぃいいいいいっ!

マジか

どうしちゃったんだ、パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン株式会社!(フルネーム)


祝・MUD DVD化


これはホらデッキにエントリを書かねばなるまいと息巻いて帰宅したが、自分の管理画面に満足にアクセスできないクソ重たいシステムに疲れ果て断念。悔し紛れにシャンゼリオンを観て寝てやった。ざまーみろってんだココログ! やっぱオレってカッコよすぎるぜ! って、別になんの解決にもなってないじゃないの、わたい!

朝起きたら、椎名まおさんからコメントをいただいていて、ヤキューウェブには「まんが宇宙大作戦、DVD化決定!」のエントリが、quarkさんのところにも「まんが宇宙大作戦DVD化!」のエントリが、それぞれきっちり上がっていた。すごいぞ、MUDerのみなさん!

 MUDer=まんが宇宙大作戦な人。Trekkieに対抗してみた。読み方は 無駄 ムダーか

ImpressのAV Watch編集部が書いた記事では、

そのほかにも、これまでソフト化されていなかったアニメーション版「まんが『宇宙大作戦』」のDVD化が決定している。詳細は未定。

と、ごくごくついでのように書かれているのが残念だが、決定という響きは大歓迎だ。

本文にある「これまでソフト化されていなかった」や、写真キャプションの「「まんが『宇宙大作戦』」の初ソフト化や」は、旧パイオニアLDCの偉業である二ヵ国語LaserDisk発売をないがしろにするガセ情報なので、よいこのみんなは信じないように。

手柄を独り占めにしようったってそうはいかないぜ、ダークザイド!

あー、だめだ、まだモードが涼村暁だ。

それはそうと浅香衣世代表取締役社長! 詳細未定なら、添付されるであろう解説書を書かせてくれ! 今なら全22話詳細データも無料でサービス!

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2006.05.01

TASのテレカは今が底値!?

スタートレックのテレホンカードを制作、販売しているイギリスの会社をご存じだろうか。

その名をSpaceNet。1994年から「Mercurycard」ブランドで33枚のスタートレックテレカを制作したのち、1996年からは自社ブランドで100枚以上のスタトレテレカをあれこれと作っては売っているんだそうだ(スタートレックだけではなく、バビロン5やスター・ウォーズなども手がけている)。

惑星M113の吸血獣 The Man Trap」だけでセットを作るあたり尋常な神経ではないこの会社は、2001年5月、『STAR TREK The Animated Series』初放映からちょうどぴったり27年と9ヵ月を記念したのか、TASのテレカを10枚セットで発売した。

もちろん、テレカとしてはイギリスでしか通用しない。

1枚£3、10枚セットでお得な£29。

全世界2000セット限定のコレクターズアイテム。

世界にくまなくアナウンスしていないからなのか、今でも2000セットは売り切れていない様子なのが無念極まりない。

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分解宇宙人ベムや、外に怪獣がいて洞窟から出られない図はいいから、スコッティを入れてやってはどうか、と思う。

SpaceNetのトップページから「Catalogue」→「Lists」→「STAR TREK」と移動し、左に出てきたナビゲーションバーから「Action Series」を選択。そこには各種10枚セットがどどーんと紹介されている。

我がTASは……「Pictures of The Animated Series will be published Soon」だそうだ……ほかは全部画像があるのに TASだけ、なぜ!

Soon」から明らかに5~6年は経っているのにこの体たらく。ページの更新は2000年の秋くらいから止まっているようなのが気にかかる。この会社、まだ倒れずに存在しているのか。

それはともかく、TASフリークはぜひ手元に置きたい逸品。

わたいは国際郵便料金込みの£12で買った。本体だけなら£7.50だ。コレクターズアイテムなのに正価のほぼ4分の1って一体……

テレカとして今も通用するなら、普通のを買うよりこのセット買ったほうがかなり得……。

しかも2006年に買って、シリアル番号が「00051」とは……。

さらに言えば、全世界2000セット限定と謳いつつシリアルが5桁……。


あらゆる点がTASっぽくて、グー!(死語)

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2006.04.27

ピンキーちょうだいピンキーちょうだい

スーパーチャンネルの「まんが宇宙大作戦 エピソードリスト(全22話)」は、実際にエピソードを観た方が書いている模様で、随所に本編の台詞から採られた表現が使われており、なかなか好ましい。

しかし。

第1話のエピソードガイド(以下エピガイ)だけは、画竜点睛を欠くというか、点睛ではなく初っぱなの書き始めを間違えたというか、残念な紹介文になっている。どこが残念なのかを記しておこう。


■第1話「謎の新兵器パラライズ光線」
 More Tribbles, More Troubles

ある惑星に穀物クアドロトリティケールを輸送していたエンタープライズは

クアドロトリティケール」とはTOSのエピソード『The Trouble with Tribbles』に出てきた「quadrotriticale」のことだ。

TOSではクアドロ=4だったが、TASではカークもスコッティも「quintotriticale」と明言している。クイント=5にバージョンアップされているのだ(ついでに言えば、発音はクイントトリティカレ。イタリア語扱いのようだ)。MUD(←言わずと知れた吹替のケッサク)ではこのキーワードは軽く流されて、ただ「食料」あるいは「小麦」と呼ばれている。

つまりスーパーチャンネルの紹介文は、TASのエピガイとしてもMUDのエピガイとしても誤っているのだ。実に残念である。

彼はすさまじい勢いで繁殖する小動物トリブルを

もちろんTOSとTASなら「トリブル」でよい。だが、MUDの説明をする限りはピンキーでなければならない。

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ピンク色だからピンキー

呆れるほど安易なばかりでなく、MUD第1話からTOSも宇宙大作戦も完全に無視して“紀元3000年の独自路線”を突き進まんとする番組の姿勢を、全視聴者に知らしめるのに真に効果的なネーミング。

ピンキーという名称には、MUDの誇りが込められているのだ。そこを汲んでくれなかったスーパーチャンネルのエピガイは、これまた実に残念である。

……さて、そんな“MUDの誇り”を踏みにじる大事件が起きていたことをご存じだろうか。

リッテンハウス・アーカイヴ Rittenhouse ArchivesがTASの30周年を記念して2003年に発売した「コンプリートまんが宇宙大作戦(Complete Star Trek: Animated Adventures)」。

ノーマルカードの『More Tribbles, More Troubles』をご覧いただきたい。

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色変えたらピンキーちゃうやん!

MUDの象徴、我らがピンキーは、心ない一部のリッテンハウス・アーカイヴの勝手な振る舞いによって亡き者にされてしまったのだった。

カーク 「……手が付けられんな(溜息)

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2006.04.25

スーパーチャンネルのMUD概要を斬る

先般ナレーションの謎を追うにあたりスーパーチャンネル番組紹介ページの「まんが宇宙大作戦」をつらつら眺めていたら、ひと言ふた言申し述べたくなった。

MUD(←読み方がまだ決まっていない。“エムユーディー”か、“ムドゥ”か、“まうだ”か。まさか“マッド”ではないだろう)の将来のためにも、念のためこの場でツッコんでおこう。

まずはオープニングナレーション続いて書かれている、作品の概要から。

未知の惑星の調査、知的生命体との友好的接触を目的として、全長289メートル、コンスティシューション級の最新鋭宇宙船U.S.S.エンタープライズ NCC-1701は430名の乗組員を乗せ、人類未踏の地-宇宙へ旅立った。

コンスティシューション級」はConstitution classすなわちコンスティューション級なのでは……という当たり前過ぎるツッコミはさておき、「調査」でも「友好的接触」でもなく、銀河連盟の平和と安全を守るためのパトロールだ。
人類未踏の地」どころか銀河系征服済みであることを忘れてはならない。


続いて解説の項。

カーク、スポック、マッコイはもちろん、ウーラ、スコット、マッコイからクリス・チャペルといったオリジナル版「宇宙大作戦」の準レギュラーたちまでが登場し、しかも原語版ではウィリアム・シャトナーらオリジナルキャストが声優を務めている(日本語吹替え版はオリジナルと違うキャスティング)。
※強調筆者

マッコイ」、何人乗ってるんだ。カトーはどうした。
準レギュラーたち」じゃなくて、彼らはれっきとしたレギュラーだ。それを言うなら準主役(共演 Co-Starring)。


オリジナルシリーズのレギュラーキャストがほぼ全員登場する中でチェコフだけ登場しないのが特色だが

ウーラやスコットらは準レギュラー呼ばわりなのに、チェコフはレギュラーだと認めるのか……。合っている。合っているが、解せない。


他にもスタートレックに縁の深いD.C.フォンタナや、「リングワールド」で有名なSF作家の巨匠ラリー・ニーヴンも脚本を担当している。

後者はそれでもいいが、フォンタナ女史は「他にもスタートレックに縁の深い……脚本を担当している」程度の関わりではないぞ。脚本家であると同時に、制作の中核人物たるアソシエイト・プロデューサー様であらせられるのだ。控えおろう! 頭が高いっ!


そしてなんといってもこの作品の魅力はアニメ版独自の新キャラクター。

いや、「なんといっても」と口角泡を飛ばしてまで強調するほどの「魅力」じゃないのは、ちゃんと観ていればわかるはず。それが「アイアイサー!」の返事くらいしか見せ場のないアレックスと、最後までまるで見せ場がなかったレスのことならなおさらだ。


オリジナル版「宇宙大作戦」では見られなかったアレックス中尉とレス中尉が本作の準レギュラーとして登場する。

その「準レギュラー」の用法は正しいぞ。


この2人のキャラクターはオリジナル版のレギュラー陣にはいなかった人間型でないタイプの宇宙人で、その自由度の高さはまさにアニメーションシリーズならではの魅力!。

ああ、「魅力」とはアニメという表現手法の「自由度の高さ」のことを言っていたのか。だがそれはアニメという表現そのものの魅力であって、TAS/MUDがその「自由度の高さ」を活かし切っているかどうかは別の話だ。

それとTAS/MUDと直接関係はないが、文章の末尾に「!」を付けたら「。」は要らないぞ!


スタートレックファンなら絶対おさえておかなければならない必見作といえるだろう。

いえるだろう」には、「必見と言われたからわざわざ観たのに大したことないじゃないの!」と視聴者から責められたらどうしようと恐れている筆者の逃げ腰な気持ちが垣間見えている。

責任追及を避けたいあまりに語尾を濁し、必見作なのだ!と言い切る強い自信をお持ちでない様子なのがまったく残念……といえるだろう。


なお日本語版ナレーションは「スタートレック/ディープスペース・ナイン」のシスコ役・玄田哲章が担当。

MUDにおける玄田哲章氏は、『惑星を喰う黒雲(アメーバ星雲ネブラの恐怖)』で「3億年昔の宇宙人」の声を担当されている以外には確認されていない……といえるだろう。

別ページの「まんが宇宙大作戦 エピソードリスト(全22話)」は、第1話以外おおむねOK。第1話解説へのボヤキは、エントリを改めてご紹介しよう。

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2006.04.23

スタートレック11作目の制作決定?

『ネメシス STX』以来シーンとしていたST映画界だったが、なにやら発表があったようだ。
(Joちゃんさん:スタトレ新作は2008年?

ネタ元のVariety.comを見てみると、2006年4月20日付で「Trekkies have a new leader 'Star' treatment for J.J.」と題するDAVE MCNARY氏の記事が掲載されていた。※記事全文を読むには登録が必要。

J.J. エイブラムスは次なるジーン・ロッデンベリーになる」といきなりぐっと持ち上げた感じで始まる記事には、次回作について

J.J. エイブラムスにST映画第11作の制作と監督を依頼
公開目標は2008年
STキャラの源流であるカークとスポックの、宇宙艦隊アカデミーで最初の出会いや、初めて外宇宙で就いた任務を含む若かりし日々を中心に描く

と書かれている。

アカデミー時代のカークとスポックか……小説でそんなのがあったな……「Star Trek: Starfleet Academy」シリーズの「Cadet Kirk」。

2008年公開というまだ先の話なので、ほんとに今発表したままの設定で行くのかどうかわからないが、「カークもスポックもみんな昔から知り合いだったんだよね」のような同人誌的ノリは、本家にはあんまりやってもらいたくないなあと思うのであった。

それはともかく、記事にはもっと重要なことが書かれている。

"Star Trek" has been Hollywood's most durable performer other than James Bond, spawning 10 features that have grossed more than $1 billion and 726 TV episodes from six series.

ハリウッドでジェームズ・ボンドを除けば最も長く続いているのがスタートレックだ、とか、映画10本で10億円を稼ぎ出したとかはどうでもよくて、注目は「726エピソードが放映されたテレビ6シリーズ 」というところだ。

そう!

スタートレックのテレビシリーズは6つ

よくわかってるじゃないか、Dave!(←馴れ馴れしい

ちなみに各シリーズのエピソード数は次のとおり。

 TOS  79本
 TAS  22本
 TNG 178本
 DS9 176本
 VGR 172本
 ENT  98本

計725本だ。

あれ?

1本足りないな……。TASを23本として数えているのか、Dave。

いや、同じ記事の別のところではTOSのエピソード数が「 the original 78 episodes of "Trek" 」と書かれている。Daveは前後編を1エピソードに数えているようだ。とすればTNG以降はもっと数が減るので726本にはならない。

いずれにしてもはっきりしているのは、TASの22本を数えなければ「726」に近い数字は出ない、ということだ。

この記事を踏襲したサンスポの記事にも

スター・トレックは米テレビシリーズとして60年代に誕生。これまでに726回放送。

と書かれている。こちらはただ数字を書き写しただけで「726」が持つ重要な意味を理解してはいないだろうが、それでもいい。

スタートレックのテレビシリーズは6つだ

それが報道されて残ったことに意義がある。

さあ、どうするビク夕ーファミリークラブ星人。

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2006.04.20

MUDナレーションの謎を追え

すっかり『MUD』がなじんだ『まんが宇宙大作戦(Manga Uchu Daisakusen)』。

今日のお題は番組開始直後、オープニングテーマにかぶせて語られるナレーションについてだ。

ナレーションのことは既に一度、「まんが宇宙大作戦のオープニング」で語っているが、今回はもう少し踏み込んでみたい。

え? 踏み込むのはいいがそんな余地があるのかって?

ある。むしろ未踏の地と呼んでいい。

ずっと不思議に思っていたことがあるのだ。

なぜ、MUDを扱ったサイトに書かれているオープニングナレーションには、どれもこれも聞いたことのない表現が使われているのか、と。

現在聞くことができるMUDのオープニングナレーションはLD-BOXに収録されているものだ。スーパーチャンネルで放映されたものもおそらくLDと同じ素材だと思うが、異なっているならぜひご指摘願いたい。


第1~3話バージョン
紀元3000年、幾多の苦難を克服した人類は、ついに銀河系を征服し、ここに巨大な銀河連盟を結成した。我が宇宙パトロール船 《エンタープライズ》号は、この銀河連盟の平和と安全を守るため、今日も、果てしない宇宙を進んで行くのである。


第4~22(23)話バージョン
紀元3000年、幾多の苦難を克服した人類は、ついに銀河系を征服し、ここに巨大な銀河連盟を結成した。我が宇宙パトロール船《エンタープライズ》号は、銀河連盟の平和と安全を守るため、今日も、果てしない宇宙を進んで行くのである。


これらふたつの違いは二つめの文章冒頭にある「銀河連盟」に指示語が付くか付かないかだけだ。

しかし、スーパーチャンネル公式サイトの番組紹介ページに書かれているナレーションには、まるで異なる文字列がばんばん使われている。


スーパーチャンネルのサイト掲載バージョン
紀元3000年。幾多の苦難と危険を次々と克服した人類は、ついに銀河系を征服し、ここに巨大な銀河連盟を結成したのだったこの銀河連盟の宇宙パトロール船エンタープライズ号は、宇宙の平和と安全を守るため、今日もはてしない宇宙を進んで行くのである。


わたいは最初にこれを読んだとき、誰かが記憶に頼って適当に書いた脳内妄想バージョンなのではないか、と勝手な感想を抱いたものだ。だが、この文章をスーパーチャンネル社内で書かれているのか外注されているのかを問わず、わざわざこうして書き記すくらいなのだから、何か出典があるのだろうと思い直した。

その出典をずっと探していた。

そしてその答えを、タイム・ボーテックスを通って過去の歴史から拾い上げることに成功した。

Mudscripth1


手元にあるのは第8話と第9話の台本。第8話「過去から来た新兵器」にはナレーションを記したページがなく、第9話「タイムトラベルの驚異」のほうには掲載されている。

Mudscriptnaration


これが放映当時のアテレコ台本に記された、ナレーションだ。

第9話アテレコ台本掲載バージョン
紀元三千年
幾多の苦難と危険を次々と克服した人類は、ついに銀河系を征服し、ここに巨大な銀河連盟を結成したのだった
この銀河連盟の宇宙パトロール船エンタープライズ号は宇宙の平和と安全を守るため、今日もはてしない宇宙を進んで行くのである。


一目瞭然。

スーパーチャンネルが採用しているのは、このアテレコ台本バージョンだったのだ。

しかし実際の放送では、台本どおりには吹き込まれなかった。現場で台詞が変わるのは珍しいことではない。だから台本を資料にして映像作品を観ずに書かれたあらゆる原稿は、その記述が放映された実物と食い違っているのだ。


紀元2006年。幾多の苦難と危険を次々と克服したわたいは、ついにアテレコ台本を獲得し、ここに不思議なナレーションの謎を解明したのだった


本日ただいま以降、個人サイトやBlogでMUDのナレーションをスーパーチャンネルのサイトから孫引きされる方は、それは放映されたナレーションではないことをよく理解したうえで引用しよう。
いや、MUDのページを作ろう、記事を書こうという心意気は買う。大いに買う。めちゃめちゃ買う。じゃんじゃんやってほしい。水を差す気は毛頭ない。しかしうっかり孫引きしたままだと、せっかくのあなたのMUDへの情熱を「実は観てないんじゃないの?」と人様から疑われてしまう可能性があるから気を付けてねという老婆心からの忠告だ。

ちなみに『スーパービジュアルマガジン/スタートレック大研究3』(徳間書店)掲載のオープニングナレーションには「苦難を次々と克服」と書かれている。
次々と”が含まれるバージョンは少なくともLDでは確認できないと以前書いたが、これもまたアテレコ台本に引っ張られた結果だと推測できる。つまり、筆者はアテレコ台本を元に一度原稿を作り、実際の映像を見て違いに気付き添削したものの、たまたまここだけを直し忘れたのではなかろうか、多分(じゃないでしょうか?>岸川さん!)。


謎を解明!と高らかに宣言したわりに、「なかろうか」とか「多分」とか「じゃないでしょうか?」と歯切れが悪いな……。

歯切れが悪いついでに、もうひとつ積み残しの謎を記しておこう。

スーパーチャンネル番組紹介ページの「解説」の一番最後に、こう書かれている。

なお日本語版ナレーションは「スタートレック/ディープスペース・ナイン」のシスコ役・玄田哲章が担当。

MUDには、『ちびまる子ちゃん』におけるキートン山田氏や『ケロロ軍曹』における藤原“ドクター・ベシア”啓治氏のようなナレーションはもちろん、それ以外のいかなるナレーションも使われていない。

劇中でナレーションに近いのはカークらの独白か日誌の記録だ。解説の「日本語版ナレーション」が仮にオープニングのナレーションを指しているのなら、それはカークをアテている佐々木功(現ささきいさお)氏が行なっている。台本の該当箇所には「カークの声」と明記され、同じく配役リストにはナレーションの項目そのものが立っておらず玄田哲章氏の名も書かれていない。

いったいどういうことなのだろう。

この「日本語版ナレーションは……玄田哲章が担当」にもやはり何か出典があるのだろうか。

現時点でわたいが考え得る推測はこうだ。

企画段階では、TOSの吹き替えである『宇宙大作戦』のオープニングナレーションに若山弦蔵氏を配したように、TASの吹き替えであるMUDでも“カーク船長ではないほかの誰か”が語ることを想定していたのではないか。

TAS専用のオープニングテーマ曲を敢えてTOSのそれに差し替える手間をかけた日本語版スタッフのこと、ナレーションでもTOSのパターンを再現しようとこだわりかねない。

わたいは見たことがない第1話や第2話のアテレコ台本の配役リストには、ひょっとしたらナレーターとして玄田哲章氏の名が記されているのかもしれない。

しかし、どこかの段階で“カーク船長本人が語る”ことに変わった。

それが予算の都合なのか、そのほうが収録の効率がよかったからなのか、もっとほかの理由があったのかはわからない。

カークが語るとなると、第三者的な視点で書かれている台本の言い回しはそぐわない。だからカーク船長が一人称で語っているように書き換えられた。この過程を想像させる典型的な変更箇所は

この銀河連盟の宇宙パトロール船エンタープライズ号は
 ↓
我が宇宙パトロール船 《エンタープライズ》号は

の部分だ。

いかがだろう。事実をご存じの方はぜひともお教えいただきたく伏してお願いする次第だ。


冒頭のナレーションだけで、こんなに長々と語れるMUD。すごいポテンシャルだぞ、MUD! こんなのをポテンシャルって呼んでいいのか、MUD!

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2006.04.13

MUDを解析してみよう

ピュウピュウさんのぴゅうぷらざで初めて知った謎の成分解析 on WEB

早速、例のアレを解析してみた。

■「まんが宇宙大作戦」の解析結果

まんが宇宙大作戦の71%は見栄で出来ています
まんが宇宙大作戦の23%は利益で出来ています
まんが宇宙大作戦の6%はお菓子で出来ています

“見栄”か

いきなりノックアウトされた心持ちだ。ちょっと待て、ではすべての根源はどうなんだ。


■「宇宙大作戦」の解析結果

宇宙大作戦の89%は希望で出来ています
宇宙大作戦の3%は知識で出来ています
宇宙大作戦の3%は言葉で出来ています
宇宙大作戦の3%は理論で出来ています
宇宙大作戦の2%は成功の鍵で出来ています

おお。なんかそれっぽいじゃないか。急に信憑性が上がったぞ。じゃあやっぱりMUD(←言わずもがな)の“見栄”も合ってるのだろう。

ついでだからカナ書きも解析しておこう。


■「スタートレック」の解析結果

スタートレックの85%は怨念で出来ています
スタートレックの6%はカテキンで出来ています
スタートレックの6%はミスリルで出来ています
スタートレックの3%は言葉で出来ています

誰の“怨念”なんだ。優性人間カーン(TOSではカン)か。

待て待て、映画のタイトルには確かナカグロが入っていたぞ。


■「スター・トレック」の解析結果

スター・トレックの86%は希望で出来ています
スター・トレックの9%は苦労で出来ています
スター・トレックの4%は気の迷いで出来ています
スター・トレックの1%は言葉で出来ています

わずか「・」ひとつでぐっと明るくなった。

では、念のため主人公の3人も。


■「カーク船長」の解析結果

カーク船長の59%は鉄の意志で出来ています
カーク船長の22%はスライムで出来ています
カーク船長の9%は濃硫酸で出来ています
カーク船長の8%はお菓子で出来ています
カーク船長の2%は成功の鍵で出来ています

“スライム”がわりと高比率だ。 実はデネバ星の怪奇生物を体内に取り込んで飼い慣らしているのではないか。


■「スポック副長」の解析結果

スポック副長の83%は魔法で出来ています
スポック副長の5%は保存料で出来ています
スポック副長の5%はお菓子で出来ています
スポック副長の5%は成功の鍵で出来ています
スポック副長の2%は根性で出来ています

やはりあのとんがり耳はエルフの印か。


■「ドクターマッコイ」の解析結果

ドクターマッコイの98%は呪詛で出来ています
ドクターマッコイの2%は赤い何かで出来ています

なるほど、しょっちゅう毒づいているわけだ。


せっかくなので、「成分解析メイカー」を使わせていただいて、まんが宇宙大作戦による解析機の試作版を作ってみた。お好きな向きはご活用願いたい。


まんが宇宙大作戦解析機試作版

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2006.03.29

言いたい邦題、書きたい邦題

スーパーチャンネルで連日佳境を迎えているまんが宇宙大作戦(MUD←もう覚えたね)はいよいよラストスパートに入っているはずだが、みんなちゃんとついていっているだろうか。

さて、先般「まんが宇宙大作戦が始まるぞぉ」にて、quarkさんからご質問をいただいた。今宵は満を持してこれに答えよう。


Q なぜ、2種類の違う邦題を持つエピソードがあるの?

A それはね、1977年に東京12chで初めて放映されたときの邦題と、1990年代に入って発売されたLDボックスの邦題とが異なっているからなんだ。
後発のLDがわざわざ異なった邦題を付けた理由は、21世紀になった今もまだ謎なんだよ。


あ! こんな簡単に終わってしまった。

焦らす必要なんかまったくない、その場ですぐにコメント欄に書けばいいくらいの内容ではないか。

ただ「まんが宇宙大作戦」のエントリをひとつ増やしたいがために引き延ばしたと世間に受け取られても致し方ない。すまん、そのとおりだ


ちなみに明らかに違うのはquarkさんの元質問に指摘のあったこの1本。

東京12ch アメーバ星雲ネブラの恐怖
LD-BOX 惑星を喰う黒雲

何かはっきりした意図があって変えたと思われるが、その意図はわからない。

ひと文字落ちているのが次の2本。

東京12ch 分解宇宙人間ベム
LD-BOX 分解宇宙人ベム

東京12ch 宇宙のイタズラ魔
LD-BOX 宇宙のイタズラ

なんとなく語呂がいいから取りました、というお手軽な感じが見え隠れする。ひょっとしたらただ単に元原稿を書き写し間違えてんじゃないのか、とさえ思える違いである。

それ以上に、書き写し間違いではないかと思わせるのがこの2本。

東京12ch タイム・トラベルの驚異
LD-BOX タイムトラベルの驚異

東京12ch 魔のスペース・トライアングル
LD-BOX 魔のスペーストライアングル

いずれもナカグロ(・)がない。あるいは文字に対してとても拘りのある人が、カタカナ2語をつなぐときはナカグロなし、という用字用語ルールを設定してLDボックスのエピソードリスト作りに臨んだか、だ。

スーパーチャンネルの番組表はLDボックスの邦題を採用しているようだ。

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2006.03.19

まんが宇宙大作戦が始まるぞぉ

2006年3月20日から4月3日まで月曜から金曜の11日間、朝夕1日2回、それぞれ2本のまんが宇宙大作戦(MUD←普及を目論んでいる)が公共の電波に乗る!

準備はいいか、皆の衆!

なに、まるで準備なんかしていないと? それはいかんな。もう放映は明日に迫っておるのだ。さあ、今から一緒に予習をしようじゃないか。そんなイヤそうな顔しないで、すぐ終わるから。

せめて実写版ST関連エピソードだけでも押さえておこう。


■「謎の新兵器パラライズ光線」
TOS第2シーズン「The Trouble with Tribbles 新種クワド(ロ)トリティケール」の続編。シラノ・ジョーンズがカークやクリンゴンのKoloth(宇宙大作戦ではコロス、まんが宇宙大作戦ではコーロス)を巻き込むトリブル(まんが宇宙大作戦ではピンキー)騒動だ。転送室に現われたシラノとピンキーを見たときのカークの指示が、原語と吹替ではまるで正反対なのが聞きどころだぞ! シラノの声はTOSでシラノを演じた役者がアテている。Kolothの部下のKorax(宇宙大作戦ではコラックス、まんが宇宙大作戦では名無し)は、K-7ステーションの酒場でチャーリーにからんで、けんか騒ぎを起こした張本人だ。


■「惑星ファイロスの巨人」
TASには出してもらえなかったチェコフことウォルター・ケーニッグが脚本を書いた、ややTOS第3シーズン「Spock's Brain 盗まれたスポックの頭脳」チックなエピソード。
吹替では名前を呼ばれることなく流されているが、加藤を刺して瀕死の状態にさせる歩く植物の名は「Retlaw plant」、つまり脚本家のファーストネーム「Walter」の逆読みだ。レギュラーの座を奪われたウォルター・ケーニッグのささやかな抵抗が見て取れるぞ。


■「惑星を喰う黒雲」
TOS第2シーズン「The Ultimate Computer 恐怖のコンピューター M-5」で痛い目にあったU.S.S.〈レキシントン〉の艦長、ロバート・ウエズリー准将が地方惑星の知事に転職して登場。このエピソードについてざっくり言えば第1シーズン「The Devil in the Dark 地底怪獣ホルタ」、第2シーズン「The Doomsday Machine 宇宙の巨大怪獣」、第3シーズン「Immunity Syndrome 単細胞物体との衝突」、そしてVGR第1シーズン「The Cloud 星雲生命体を救え」を足して4で割ったような作品だ。え? ざっくり過ぎる? でも観ればわかるから。
実写に登場するカイル大尉が、立派な口髭を蓄えて登場。TMPでスコッティが口髭を蓄えて現れる原型がここにあると言えよう。


■「宇宙幽霊船の謎」
転送主任として台詞をしゃべるカイル大尉は、TOS第1シーズン「Tomorrow is Yesterday 宇宙暦元年7.21」をはじめ、全部で10話に登場している。実写で演じていたJohn Winston本人は、残念ながら声をアテていない。
異星のポッドシップの司令官の声をアテているのは、後のシスコ司令官こと玄田哲章。


■「変身!ベンドリア人の怪」
転送主任カイル大尉、三度登場。台詞はなし。


■「魔のスペーストライアングル」
台詞はないが、ロミュラン人、バルカン人はもちろん、テラライト人やアンドリア人、ゴーン、オリオンの女奴隷など、TOSで見た顔が現われる。クロッソス号のコール船長はTOS第1シーズン「Errand of Mercy クリンゴン帝国の侵略」のKorだが、声をアテているのはTOSの役者ではない。その後DS9第2シーズン「Blood Oath 血の誓い」、同第4シーズン「The Sword of Kahless カーレスの剣」、同第7シーズン「Once More Unto the Breach 今一度あの雄姿を」に登場。「
今一度あの雄姿を
」のなかでケイレブ4の話を聞かせてくれと同乗の士官たちにねだられたコールは、「I commanded the First Division from the - one of the old D-5 cruisers. わたしはクロソスの第一艦隊を指揮しておった」と発言した。まんがの設定を実写が引き継いでいる好例だ。その意味でまんがのメッセージ(The Chase)のセリフ「まんがの種を蒔きました。その種が進化の道しるべとなり、わたしたちに似たシリーズを産むでしょう」は事実に基づいていると言える。
ついでだが、この作品の“謎の時空間から敵味方が力を合わせて脱出”というプロットは、VGR第7シーズン「THE VOID 略奪空間の怪人達」で流用されている。


■「タイムトラベルの驚異」
TASで唯一『ENCYCLOPEDIA エンサイクロペディア(原語版翻訳現行版)』に“正史”として採用された項目(実家のある町とペットの名)を含んでいるエピソード。スポックの子供時代を描いており、サレックの声はTOSの役者がアテている。アマンダは残念ながらオリジナルではなくメイジェル・バレットによる。
TOS第2シーズン「Journey to Babel 惑星オリオンの侵略」で“セレット=ティディ・ベア”と紹介されたスポックのペット、アイチャーも姿を見せる。そのアイチャーを屠る獰猛な砂漠の動物はゴジラの声で吠え、日本特撮の心意気を合衆国の子供たちに伝えた。


■「不思議の星のアリス」
TOS第1シーズン「Shore Leave おかしなおかしな遊園惑星」と同じ星を訪れる。星のおかしさがアップしているが、まんが宇宙大作戦そのものの“おかしさ”はそれを上回っているので、なんか星のほうが普通に見えるという気分を味わえる、おかしなおかしなエピソード。


■「宇宙海賊オリオン軍(団)」
パイロット版に女奴隷が登場することでTOSでは老舗宇宙人に入るオリオン人だが、実写版に姿を見せたのは女性だけで、男性がどんな姿をしているのかはわからなかった。第2シーズン「Journey to Babel 惑星オリオンの侵略」」に現われたオリオン人男性はアンドリア人に化けた姿で、結局正体は見せぬまま。謎に包まれていたオリオン人男性の姿が、本作でついにベールを脱ぐ。


■「侵入した愛の妙薬」
 ハリー・マッドことハートコート・フェントン・マッドは、TOS第1シーズン「Mudd's Women 恐怖のビーナス」、同第2シーズン「I, Mudd 不思議の宇宙のアリス」に続いての出演。TOSの役者 Roger C. Carmel が引き続き声をアテてている。吹替は富田耕生(実写)、八奈見乗児(まんが)。恐い配偶者のステラは出てこないが、マッドのはったり師っぷりは健在。このエピソードから生まれた「科学の天才ミスター・スポック」というすばらしいキャッチフレーズを、わたいは広く世に知らしめたい。


■「逆流する時間」
カークやパイクの前、初代の〈エンタープライズ〉号船長とされるロバート・エイプリルが、奥さん連れで映像に初登場。最後には若返って指揮まで執ってくれる。クルーがお子ちゃまになっちゃってかわいいねーってのはTNG第6シーズン「Rascals 少年指揮官ジャン・ルック・ピカード」に通じるものがある。逆流していた時間が再び逆転すると、記憶も経験もそのままで元の姿に戻る不思議時空の物語だ。


見逃せない作品はまだまだあるぞ。


■「魔星メーガスの半獣人」
後半でカークらを裁く裁判長の声は、『謎の円盤UFO』でSHADOのストレイカー司令官を演じた故エド・ビショップがアテている。


■「過去から来た新兵器」
シリーズを通じて、船長(艦長、司令官)が姿を見せない、台詞を言わない、ほかの人の台詞にすら出てこないという、2006年3月現在唯一のエピソード。


■「宇宙のいたずら(魔)」
TNG以降市民権を得たST史上画期的な装置“ホログラムデッキ”が、実写に先駆けて“レクリエーションルーム”の名で登場。21世紀に入ってからスタッフが公式ファンクラブ会報のインタビュー記事にて、TASにホログラムデッキの原点があることを認める。


■「女だけの星」
女性ばかりの星で、男性が生命エネルギーを吸い取られるというコンセプトはVGR第3シーズン「Favorite Son 女たちの星」に使われた。


この稿に名前の出てこなかったエピソードはたまたま実写と直接リンクする事項がないだけで、それぞれに見どころはある。

さあ! これでキミの準備は万端だ。
録画の用意を忘れるな! ていうか、忘れないでお願い!

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2006.03.02

ST料理を作ろう!の話(後)

第5回から新しいコンセプトで書き始めた「ST料理を作ろう!」は、「なるべく~」という曖昧なコンセプトを活かして、いきなりバイブルを大胆に解釈した「ターグの心臓」料理をぶちかました。

第6回でようやくコンセプトを実現しつつも、第7回ではまたぶちかましを披露するなど、実際に形を決めるのに苦労している様子が伺える。第8回を過ぎると、ぶちかまし料理が登場する回数はぐっと減った。

先に紹介した第7回「お帰りなさい、ヴォイジャー!」は、そういう過渡期のST料理だ。

以下、タイトル一覧。料理名に添えたページノンブルは、バイブルSTAR TREK COOKBOOKの該当ページ数。Amazonの“ちょい見”で目次のPDFを見られるのでご参考までに。青い文字は記事中で言及したSTの作品名。

第1回タイトルなし
 ガフ【Gagh】 P.59
 TNG第2シーズン「A Matter of Honor 錯綜した美学」
 TNG第5シーズン「Unification, Part 1 潜入! ロミュラン帝国-パート1-
 DS9第2シーズン「Melora エレージア星人 メローラ・パズラー中尉」」

第2回「新旧プロミック・スープ食べ比べ」
 カーク船長のプロミック・スープ【Captain Kirk's Plomeek Soup】 P.67
 TOS第2シーズン「Amok Time バルカン星人の秘密」
 DS9第2シーズン「Maquis, Part 1 戦争回避 前編」

 プロミック・スープ、ニーリックス風【Plomeek Soup a la Neelix】 P.61
 VGR第1シーズン「Faces 二人のトレス」

第3回「奇跡の職人、メインディッシュを作る」
 スコッティのレモン・チキン【Scotty's Lemon Chicken】 P.74
 TOS第2シーズン「By Any Other Name 宇宙300年の旅」
 TOS第2シーズン「Journey to Babel 惑星オリオンの侵略」
 VGR第3シーズン「Remember 偽善者の楽園」

第4回「当店のお客様は電気羊の夢をご覧になるか」
 細胞ペプチドケーキ【Cellular Peptides Cake】 P.141
 TNG第7シーズン「Phantasms 戦慄のドリーム・プログラム」

第5回「クリンゴンとバカボンのパパは好みが一緒なのか」
 ターグの心臓【Hearts of Targ】 P.59
 TNG第1シーズン「Where No One Has Gone Before 宇宙の果てから来た男」
 映画「STAR TREK VI: The Undiscovered Country スター・トレック6 未知の世界」
 TNG第2シーズン「A Matter of Honor 錯綜した美学」
 VGR第3シーズン「Favorite Son 女たちの星」

第6回「ピカード艦長は和御膳を召し上がったか」
 ピカード艦長の和御膳【Captain Picard's Japanese Meal】
  主菜:刺身定食(Meal with Sliced-Raw-Fish)
 TNG第7シーズン「The Pegasus 難破船ペガサスの秘密」
  副菜:茹でちくわのニーリックス風(Boiled Fishcake-Tube a la Neelix)
 VGR第4シーズン「Waking Moments 夢を呼ぶ夢」

第7回「お帰りなさい、ヴォイジャー!」
 真タコ焼飯のクリンゴン帝国風【Fried rice with octopus a la Klingon Empire】
 子ガフの甘辛煮【Boiled young-Gagh】

 VGR第7シーズン「Endgame 道は星雲の彼方へ」

第8回「赤緑黄色、三つの味を残らずポイ」
 宇宙艦隊標準食【Star Fleet Standard meal】
 TOS第1シーズン「Where No Man Has Gone Before 光る目玉」
 TOS第2シーズン「Journey to Babel 惑星オリオンの侵略」

 トランヤ【Cold Tranya】
 P.88
 TOS第1シーズン「Corbomite Maneuver 謎の球体」
 DS9第3シーズン「Facets クルゾンの秘密」

第9回「ネクサスで朝食を」
 カーク船長によるアントニア様の朝食【Breakfast for Ms Antonia served by Captain Kirk】
 映画「Generations ジェネレーションズ」
 TNG第7シーズン「Liaisons イヤール星の使者」

第10回「銀河連盟士官の華麗なる食事」
 銀河連盟幹部士官のお祝いセット【Starfleet Bridge Officers' Party Meal with Saurian Brandy】
 TAS第2シーズン「The Practical Joker 宇宙のイタズラ(魔)」
 TOS第1シーズン「The Enemy Within 二人のカーク」
 TNG第7シーズン「Bloodlines 怨讐の彼方に」
 DS9第2シーズン「The Wire 義務と友情」
 DS9第3シーズン「Prophet Motive 新・金儲けの秘訣」

第11回「文化の異なる異星人と一緒にテーブルを囲もう」
 ヴァルカン人用菜食サラダ【Vegetarian Fresh Salad for Vulcan】
 地球人用サーロインステーキ温野菜添え【Sirloin Steak with Boiled Vegetable for Human】

 ENT第1シーズン「Broken Bow 夢への旅立ち」
 DS9第4シーズン「Our Man Bashir ドクター・ノア」

第12回「スコーンスコーン、ベシアのスコーン」
 バター付きスコーン、モバジャム、レッドリーフ・ティー【Hot buttered scones, Moba Jam, Red Leaf Tea】
 DS9第5シーズン「Doctor Bashir, I Presume ジュリアンの秘密」
 DS9第4シーズン「Our Man Bashir ドクター・ノア」
 DS9第6シーズン「Inquisition 記憶なきスパイ」

第13回「ボーグたち行くならピクニック!」
 サンドウィッチ キューブ風【Sandwitch a la Borg Cube】
 鶏の唐揚げ スフィア風【Deep-fried Chicken a la Borg Sphere】

 VGR第7シーズン「Endgame, Part I 道は星雲の彼方へ(前編)」

第14回「危険な本日のスープ」
 慈善家スープ【Soup of Philanthropist】
 TOS第1シーズン「危険な過去への旅 The City on the Edge of Forever」

第15回「宇宙の帝王をもてなす」
 帝王の杖 マクガイバー風【Emperor's Cane a la Lt. Marla McGivers】
 TOS第1シーズン「Space Seed 宇宙の帝王」
 映画「STAR TREK II: The Wrath of Khan スター・トレック2 カーンの逆襲」

第16回「謎めいた戦慄のランチ」
 仕事をしながらの昼食:艦長用【Working Lunch for Captain Picard】
 映画「STAR TREK: Insurrection スター・トレック-叛乱-」

第17回「マッコイ家の秘伝」
 ドクター・マッコイの豆料理【Bones's Beans】
 映画「STAR TREK V: The Final Frontier スター・トレック5 新たなる未知へ」


主人公たる料理人には敬愛するシェフの名をお借りした。2000年の時点では大泉さんが数年で全国区になると思っていなかったので、わかる方にだけニヤリとしてもらえればいいと思って命名。

あくまでも公式ファンクラブ向けに書いたものなので、断りなくホらデッキに全部載せてしまうわけにはいかんわなあ、というわたいの判断で3本掲載することにした。もっとも全部載せようにも銀塩フィルムで撮っていた回は料理写真が散逸してしまって行方不明だ。申し訳ない。


※2、3本目にご希望があればお伺いします。
 3月5日(日)から6日(月)になる深夜0時までにリクエストを多くいただいた上位2本を掲載させていただきます。写真の見つからない回(第1~6回および第10回)があることをあらかじめご了承ください。リクエストがなかったときは、この企画はひっそりと幕を閉じます。

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2006.02.02

罪作りな『まんが宇宙大作戦』

事件が起きたとき、特定のアニメやゲームが犯罪を誘発したかのように責められることがしばしばある。たいていは言いがかりだ。しかしこの度は、我が『まんが宇宙大作戦』が罪を呼んでしまったと言わざるを得ない。

海賊版がしばしばこっそり、ときには堂々と売り買いされるYahoo!オークションで“まんが宇宙大作戦”を検索してみよう。

LD(レーザーディスク)とあるのは、かつてパイオニアLDCがうっかり間違えて正しい経営判断で発売したBOXであり、大胆な値が付いてはいるが正規品だ。

DVDとあるのは、言うまでもなく海賊版、コピー、複製、ダビングと呼ばれるもの。2006年1月現在、世界のどこにも正規のDVDは存在しないからである。存在するならもう買っている。買っているとも。早く買わせてくれ!

……のっけから我を忘れて声を荒らげてしまいお恥ずかしい。

このような海賊行為がまかりとおるのはコータローだからでは断じてなく、版権元がうかうかしていて正規版を出さないからだと断言する。

海賊行為はわたいが知る限りこれが初めてではなく、過去にもあった。

今回は商品説明に「DVDかビデオの選択です」とあるように、原盤をオンデマンドでいずれかにコピーする模様。

わたいがとりわけ腹立たしく感じるのは「希望落札価格:10,000 円」という、1話30分500円の22話ならそんなもんかも……と思わせる微妙な値付けではなく、まんが宇宙大作戦そのものの解説である。

スタートレックのアニメ版です。日本語版。声優も同じ。通称 MST。 ゆえに宇宙人や、怪物の大小の大きさも自由自在の活躍。

日本語版。声優も同じ」ってそんなツッコミにくい大雑把なまとめ方するな!

日本語吹替声優のことを言うなら宇宙大作戦の声優とは違うし、同じであることを言うならTASのブリッジクルーの声をアテるのがTOSの俳優であるということだが、それは厳密に言えば職業としての声優ではない。ああ、ややこしい! 見てみろ、もう誰も聞いてないぞ、誰のせいだ海賊!

通称 MST」ってあんた、そんなの通ってない! ……っていうか、それいいかも。もらうぞ海賊!

ゆえに宇宙人や、怪物の大小の大きさも自由自在の活躍」って、「ゆえに」が指し示す理由との間に余計な説明を挟んだもんだからわかりにくいぞ! 「大小の大きさ」みたいな「腹痛が痛い」ことを言うな! 「自由自在」だからといって劇中で「活躍」してるかどうかは別だ!

かつて一度は『まんが宇宙大作戦』を観賞し、薫陶を受けたであろう者がこのていたらくとは情けない。銀河の盟主スポック2世も泣いておるぞ。


ちなみに、Yahoo!オークションには独自の規約とガイドラインが設定されている。「違法コピー」と思われる出品が通報されたら、宇宙パトロールならぬYahoo!オークションパトロールチームが、その出品を調査して対処するそうだ。

特に知的財産の侵害にあたる場合は、Yahoo!オークションに言ってこないで、「『知的財産権保護プログラム』参加団体」に言ってくれ、という。

Yahoo!オークションではなく、こちらのメールアドレスあてに権利者団体に連絡してください。Yahoo!オークションでは、登録団体から連絡があった際には、より速やかに対応できる体制を整えています。

要するに自分とこで審査しないで、白黒の判定を丸投げしているということだが、権利者当人が見たほうが間違いないし早いだろう。もちろん、『まんが宇宙大作戦』のLDを発売していた旧パイオニアLDC(現ジェネオン エンタテインメント株式会社)も登録団体に名を連ねているに違いない。
「Yahoo!オークション知的財産権保護プログラム」 の「プログラムB」に参加いただいている団体です。
知的財産権保護プログラム登録団体一覧(順不同)

・映画・音楽・漫画・アニメーション・放送局」のメンバー表にジェネオンの名が……名が……ないね

左舷っ、権利意識薄いぞ! なにやってんの!(久しぶり)

野放しやないの!

人類の至宝『まんが宇宙大作戦』を守る気あんのか、ジェネオン!(実名にて名指し)


話が長くなったついでに言っておく。

LD-BOXを6万円で売ろうとしている者もいい加減に目を醒ませ。

いいか、日本でも一、二を争う『MST(←使うんかい)好きのわたいが断言する。


それほどの価値はない


えー、まー、とにかく。閑居して不善を為す小人はあとを絶たず、こんなボヤキが事態の改善に結びつかないのは百も承知。転売業者はともかく、海賊王を撲滅し、しょぼい犯罪に手を染める隙を与えない唯一効果的な解決策は、とっとと正規のDVDを潤沢に流通させることしかないのだ。


頼むぞ、パラマウント・ホーム・エンターテインメント・ジャパン! って、そちらさんですよね、今まんが宇宙大作戦の販売権持ってるの。まだなら早く手に入れて!





……と長文エントリを用意していたところに、椎名まおさんのヤキューウェブから朗報。

スーパーチャンネルが発行するメールマガジン「スーパーメルマガ」によると、まんが宇宙大作戦(TAS)の放送が3月から始まるそうです。
まんが宇宙大作戦、3/20から放送開始

さすがはスーパーチャンネル英断である

CSの受信が可能な方は、迷わず騒がす、まず録画!
録画してからその後の身の振り方を考えても遅くない!

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2005.07.22

さらば、奇跡の職人

既にスタートレック関連カテゴリを持つみなさんのblogやそこかしこの掲示板で哀悼の意が表されているのでご存じだろう。
スコッティことジェイムス・ドゥーアン氏が亡くなられた。享年85歳。

まんが宇宙大作戦(TAS)では、氏と氏の演じるキャラクターについて、次の2点が特筆される。

・実写を含む全シリーズの吹替版のなかで、唯一オリジナルと同じ名前で呼ばれている

 ……つまり、TOSから始まった「チャーリー」でも、映画以降に折衷案として使われている「チャーリー・スコット」でもなく、純粋に「スコッティ」と呼ばれている唯一のスタートレックだ。

・数えきれないほどのキャラクターの声を、毎回毎回アテている

 ……奇跡の職人と呼ばれた劇中のスコッティ同様、現実世界の声優としての氏もまた奇跡の職人だった。制作準備段階ではスールーの声までアテようかという勢いでキャスティングされていたのだ。

 TAS22話中、1話で最も多く声をアテたのは「惑星アルゴの海底人 The Ambergris Element」。

 Lieutenant Clayton(クレイトン:古川登志夫)
 Domar(ドルマ:寺島幹夫)
 Cadmar(カドマー:不明)
 Lemus(レマス:不明)
 Cheron(シェロン:不明)
 Aquan male voices(アーカン族男性:不明)

というゲスト6名にレギュラーのスコッティと準レギュラーのアレックスの2名を加え、計8名
(シェロン Cheron は公式サイトの配役表には載っていないが、実際にはセリフがある。名前はフォスターの小説から採取した)

次点はエミー賞に輝いた「タイム・トラベルの驚異 Yesteryear」。「The Ambergris Element」同様ゲスト6名を演じ分けている。

 Guardian of Forever(管理官/タイム・ボーテックス:不明)
 Thelen, the Andorian(シーリン副長:不明)
 Ensign Bates(ベイツ少尉……赤シャツ保安部員:不明)
 Erikson(エリクソン……金シャツ垂れ目:不明)
 Aleek-Om(アリーク=オム……鳥のような科学者:不明)
 The Healer(バルカンの医者:不明)

このエピソードにはアレックスが出ていないので、スコッティのみを加え計7名となる。

潤沢な予算のなかったTASでは、ひとりで多くの声を演じられる氏は、欠かすことのできない人材。TASを脇で支えたのはまさしくジェイムス・ドゥーアンだった。

2003年に発行されたTASオンリーのトレーディングカード『コンプリートまんが宇宙大作戦 Complete Star Trek: Animated Adventures』には、氏の遺業を讃え、“すごいぞ! ジェイムス・ドゥーアン James Doohan Tribute”という9枚組のカードが入っている。

今一度、氏の生前の活躍とまんが宇宙大作戦をはじめとするスタートレックシリーズへの貢献を思い起こし、ご冥福を祈る。

ありがとう、ジェイムス・ドゥーアン。
遺された映像でまた会おう、スコッティ。





■訃報記事関連エントリ
ジェームズ・ドゥーアン死去 blog "quark's"
James Doohanさん、死去 ヤキューウェブ
ドゥーアン氏逝く Joちゃんの雑多趣味生活
ジェームズ=ドゥーアン 死去 見ちゃあだめだってば
スコッティ逝く KITORA's Blog
ジェイムズ・ドゥーアン死去 宇宙りんご
転送してくれ!スコッティ!! Step In My Room.
StarTrek : James Doohanさん亡くなる now and then
Mr.スコットありがとう ユリのMY FAVORITE ONE
さよなら、ミスタースコット ぷち★ひゃいひゃいな日々
スコッティー逝く(;_;) COMETの「ココログ」
スタートレックの「Mr.スコット」、85歳で死去 個人教授C
もう一度転送メモリーで 諸般の事情亭・勝手口
(順不同・敬称略・2005年7月21日2時30分調べ)

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2005.07.10

戦慄のファミリークラブ星人(Cardassians)

三度、quarkさんのblog "quark's"に戦慄の情報が掲載された。
恐るべきメルマガ(Second Skin)」と題されたそのエントリにはこうある。


先月、スタートレック ヴォイジャーのシーズン7のDVDボックスが発売され、残るはスタートレック エンタープライズだけになりました。

違う。(笑)

DaHjaj gheD の yaIba_chaDQI さんも6/30 のエントリで「違う」とおっしゃっている(ENT のエピソード感想と同じエントリ内に書かれているので、ネタバレ覚悟でお読みください)。


まったくもって、違う(笑)。

ビク夕ーファミリークラブ星人の情報操作か。

そこまでするのであれば仕方がない。ファミリークラブにとっては不利になるかもしれないが、過去を暴くのみだ。

〈ファミリークラブ星人シリーズバッ