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2017.03.06

エンタープライズ乗組員採用試験 答え合わせ(私家版)

世界最遅で日本公開された映画『スター・トレック BEYOND』は、これもおそらく世界最遅でパッケージ化され、2017年2月22日を公式発売日として流通が始まっている。

当家には発売日より1日早い2月21日に楽天ブックスから配達された(ひゃっほー!)。その週末日本語吹替版を視聴。気になっていた字幕のあんなところやこんなところがよくなっていたりそのままだったり、わりとアレだったのがぐっと魅力的になっていたりして、発見も多く楽しめた(カトー無闇にかっこいい!)。

そんななか、Blu-ray/DVD発売に合わせた販促キャンペーンが行なわれているのに気づき、滑り込みで参加。

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1月27日(金)~2月20日(月)に「艦長候補」「航海士」「通信担当」「医療担当」「機関部」のいずれかにエントリー。
応募要項では“職種”を選べとのことだが、エントリー先のうち艦長だけが候補だったり、職種なら航海士に合わせて通信士、あとは医療部員、機関部員でいいのに、職名だったり部署名だったり、職名でも部署名でもない担当者だったりと、ざっくりして整っていない組織と窓際人事担当者の存在を感じさせる。
これが本当の求人票ならこんな所に人生を託していいのかと不安になるが、これはこれで劇中の惑星連邦と宇宙艦隊の振り幅の大きな人事を好む大雑把な組織をよく再現しているとも言える。

応募先の職種/担当/部署により、採用時には以下の品々が現物支給されるそうだ。

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エントリー〆切から2日後の2月22日(水)に、試験問題の表示されるURLが配布された、。受験者は3月5日(日)23:59までに回答を済ませるという段取りだ。

さて、ただいま3月6日(月)の0:00を回ったところで、回答が締め切られたと思われるので、早速答え合わせを試みてみよう。


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第1問の答えは「カークの父親の父の名前」。

ST2009の冒頭では、妻ウィノナから「あなたのお父さんの名前はどう」と言われたジョージ・カークは「それ最悪。きみのお父さんの名前(ジェイムズ)にしよう」と答えた。その後ウィノナはちゃっかりミドルネームへタイベリアスを押し込んだ模様。

ほかの選択肢を見ておこう。「カークの母親の父の名前」はジェイムズ、「カークの出身地の名前」はアイオワ(州)、「カークの愛する惑星の名前」は謎、「カークの父が飼っていた犬の名前」は知らないが、『インディ・ジョーンズ最後の聖戦』のラストで、ハリソン・フォード演じるインディアナ・ジョーンズ のファーストネーム“インディアナ”は当時飼っていた犬の名だったと父ヘンリー・ジョーンズがバラしたシーンを想起させる。


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第2問、ウフーラがゴネて乗船拒否した船は「USSファラガット」。乗っていればワープアウト直後に死んでいるわけで、耳がよくてゴネ得なだけではなくかなりの強運の持ち主だ。

ほかの選択肢「USSオデッセイ」はTNGに出てきたギャラクシー級の連邦艦船と同名。ST2009には出てきていない。「USSケルヴィン」はウフーラがゴネるずいぶん前に、ネロのナラーダに撃沈されている。
残る3つはヴァルカンからの救難信号に応えて出撃した8隻のうちの3隻で、この3択での錯誤が出題者の狙いか。しかし、当該8隻が「USSニュートン」「USSファラガット」「USSウォルコット」とUSSアンタレス、USSアームストロング、USSフッド、USSトルーマン、USSエンタープライズであることを覚えている者などひとりもいないだろうし、そこを覚えているなら当然ウフーラがゴネて移った船の名前を忘れるはずはないから、引っかけにならなかったのではないか。

なお、設問では「ブリッジにウフーラを迎えられなくなった」とさもファラガットの逃した魚は大きかったかのように記しているが、ウフーラはそもそもブリッジ要員ではない。
第二船体の奥底にある謎の大部屋にたむろする有象無象のひとりでしかなかったウフーラは、たまたまカークに呼ばれたのをいいことに上席に断わりもなく持ち場を離れ、仕方なくカークを追う体で着いてみたらそこがたまたまブリッジで、常勤の通信士がたまたま異星の言語を聴き分けられなかったためにたまたま代わって席に座ったが最後、当面の用事が済んでも自分の持ち場へ戻る気配すら見せず、まるで既得権益であるかのようにブリッジの通信席に居座っていただけだ。強運で耳がよいだけでなく、かなりゴネ得で扱いづらい人物であることを我々視聴者は忘れてはならない。


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第3問、チェコフのフルネームは「パベル・アンドレーヴィッチ・チェコフ」。劇中では名を問うパイクに対し「チェコフ、パベル・アンドレーヴィッチ」と答えている。

ほかの選択肢はどれも錯誤を狙うロシアっぽい(ポーランドあたりも混じっている)文字列だが、「ハラショー」はさすがにひどい。「シャスタコビッチ」は、ロシアの作曲家ショスタコーヴィチあたりから拝借しているのかもしれないが推測に過ぎない。


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第4問、パイクが嚥下させられた自白強要虫は、「ケンタウルス・ナメクジ」。もとの名は「Centaurian slug」。

映像を見たところでは節足動物っぽくて我々の知る軟体動物のナメクジには見えない。設問でも「宇宙“昆虫”」と言い切ってしまった(昆虫は節足動物)。しかし本人が“ナメクジ/slug”だと言い張るのだからナメクジなのだろう。

ちなみにST2でテレルとチェコフを操るのに使われた“セティイール/Ceti eel”も鰻っぽくは見えず、むしろぬるぬるとムチンのような粘液を残しながらチェコフの頬を這っていたあちらのほうがややナメクジ寄りだったくらいだ。

日本語には“虫”という、これさえ付ければ大きさや種類を問わずなんでも虫扱いできる便利で曖昧な言葉があるが、英語の虫的なものを示す語(bugやらinsectやらwormやら)それぞれにもう少しはっきりしたイメージがあって、大枠で括るような使い回しができないのかもしれない。

ほかの選択肢はいずれもST世界には出てこない。ただ錯誤を狙ってST世界に由来する星の名や地名を冠してある。


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第5問。これが今回最も困った問題だ。この第5問がなければ当記事を書こうとは思わなかった。

まず、設問が不正確である。

スポックの手で」「下船させられたカークがたどり着いた先」と聞いて真っ先に浮かぶのは、「(惑星デルタ・ヴェガにある)惑星連邦の前哨基地」だ。しかし選択肢はすべて「スポックの手で」カークを下船させた(送り込んだ)先を想定した内容。「カークがたどり着いた」という表現で、カークが自助努力でどうにかこうにか行き着いた先を問うかのように思わせておいて、いずれの選択肢とも一致しない。

設問は単純に言えば、「指揮命令に反対されて頭に血の上ったスポックは、昏倒させたカークをどこへ“島流し”にした?」ということだろう。

設問の主旨がそうだとして、次は選択肢が不正確である。

正答は“デルタ・ヴェガ(という名前で呼ばれる)Mクラスの惑星”になるはずだが、その選択肢がない。

最も近いのは「デルタ・メガ領域M7惑星」だが、なんだそのメガでしかも領域でさらにM7って。HDDにパーテーションでも切ったのか。

AOSにおけるデルタ・ヴェガはヴァルカン星系にあるMクラスの惑星という設定。TOS第1シーズン「光る目玉/Where No Man Has Gone Before」に出てくる同名の惑星から名前を採ってAOSで使った、と脚本家が述べている。

閑話休題(当ブログはすべてが閑話だが)。仕方がないので選択肢を削っていこう。

まず「惑星ホルバーグ917G」はTOS第3シーズン「6200歳の恋/Requiem for Methuselah」でフリントが住んでいた惑星なので落ちる。
地球・アメリカのアイオワ」だとしたら地球に氷河期が訪れている気配濃厚で、ネロの攻撃を待たずして人類は瀕死だ。
イドア星系アレックス惑星」は当ブログをお読みになる方にはおなじみ、まんが宇宙大作戦の主人公アレックス中尉(イドア人)をいきなりぶち込んできた飛び道具。

明らかに違う3つの選択肢を削ると、残るは「オメガ星域W-4惑星」と先ほどの「デルタ・メガ領域M7惑星」。

おそらくオメガとWのほうは、デルタとMに引っかけて間違えさせようとする罠のつもりなのだろうが、そもそも「デルタ・メガ領域M7惑星」がおかしいのだから困り果てる。デルタ・メガならぬデルタ・ヴェガは星そのものの名前であり星域でもなければ“領域”でもないし、M7に至ってはMクラスをどう取り違えてこう言っているのかさえわからない。

まさかとは思うが、出題者は正答を「オメガ星域W-4惑星」だと本気で信じていて、本当の正答「Mクラス惑星のデルタ・ヴェガ」を改変した「デルタ・メガ領域M7惑星」のほうは引っかけるための罠にしているつもりなのかもしれないと裏の裏を読んでしまう。

待てよ、出題者は戸田奈津子先生なのか!?

――どうしたものかと実時間で10分ほど逡巡するも、「デルタ・メガ領域M7惑星」をこの試験問題上の正答としておく。

この第5問がセンター試験なら、新聞各紙をにぎわせてしまうことだろう。


ここまでの5問がST2009からの出題、ここからの5問はSTIDからの出題となる。


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第6問、スポックの異動先の船長は「アボット船長」。彼はカークとスポックの立ち話に割って入って「フランク・アボットだ」と自己紹介している。

ほかの選択肢「ギリアム」はST2009でカークやスポックら士官候補生をUSSエンタープライズへ運んだシャトルクラフトの名前。
シュワーク」はそれっぽい名前の映画監督はいるもののSTとの関係は不明。
ワイズ」はTMP監督ロバート・ワイズからか?
ヒューストン」はNASAのビジターセンターのある場所。いずれもSTに船長なり大佐なりで登場していた覚えのある名前は見当たらない。


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第7問、ジョン・ハリソンは攻撃したわけではなく破壊工作の糸を引いたわけだが、回答を選ぶにあたっては直接の影響がないので置くとしよう。

この設問は控えめに申し上げて日本語がもうひとつで、意味を取りづらい。指示語「そこで」の指し示すところは、素直に読めばロンドンのデータ保管庫の地下であり、つまりデータ保管庫の地下で進められていたミッションは何かを問うているように見えるが、選択肢を眺めるとセクション31そのものが進めていたミッションを問うているようにも読める。設問が曖昧なので、選択肢を消しながら考えていくことにする。

まず「巨大戦艦の設計・建造」。ロンドンの地下だとすると設計はできるが建造はできまい。セクション31そのもののミッションとすれば、残る。
タイムマシーンを開発し、過去の出来事を変える」は、STでやったらもう別の番組になっちゃってアカンやつということを横に置くとしても、そういう描写はなかったので落ちる。
防衛技術の開発と敵の情報収集を行う士官の訓練」は、そういうことをしていてもなんらおかしくはないものの、劇中での言及はないので落ちる。
遺伝子操作によって強化した人間を、クローン兵として大量に生産する」は、スター・ウォーズが混じってるのに目を瞑ったとしても、優生人間はクローン兵ではないし、そもそもこの時代の産物ですらないので落ちる。
超小型転送装置の開発」は、STXでデータがピカードに披露していたが、STIDでカーンが使ったトランスワープ転送技術は超小型が売りでもないうえ、開発はスコット、技術を応用して小型化したのはカーンなので落ちる。

となると、「巨大戦艦の設計・建造」しか残らない。設問の「そこ(ロンドンの地下)で」が気になってなんとなく腑に落ちないが、これを正答と見做す。


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第8問。これも第7問同様に設問を記す出題者の気持ちが先走っていて、選択肢との整合性にやや欠けるきらいがあるのだが、「攻撃力とは?」という問いなので、“攻撃力”に注目して判断しよう。

圧倒的な火力」は直球ど真ん中で、まさに“攻撃力”そのものを示しておりそのとおりと申し上げるしかない。一応残す。
ワープ中のエンターブライズ(原文ママ)に追いつき、攻撃を行う」の、前段は従来の連邦艦船にはない特殊な能力ではある。だがそれは“攻撃力”なのか?という疑問が生じる。とはいえ後段で「攻撃を行う」と言っているので一応残す。
巨体での体当たり」はいざとなったらやけくそでするかもしれないが、劇中では見られなかったので落ちる。
レーダーを無力化する粒子を機体から散布する」というミノフスキー理論的な機能には聞き覚えがなく、仮にあったとしても防御の機能であって“攻撃力”ではないので落ちる。
3つのパーツに分かれてのフォーメーション・アタック」はUSSプロメテウスかウルトラホーク1号か0テスター1号かシュピーゲル号に任せる。

残ったのは選択肢のひとつめとふたつめ。劇中ではどちらにも「苦しめられた」様子が描かれていたので、いずれが正解でもまったくおかしくない。

設問の“攻撃力”を重視すれば文句なくひとつめだ。しかし気持ちの逸っている出題者の意図を汲めば、おそらくワープしているエンターブライズ(原文ママ)に追いついた点を強く推したいのだろうと拝察し、ふたつめの「ワープ中のエンターブライズ(原文ママ)に追いつき、攻撃を行う」を正答としておく。

――引っかけに引っかかっているかもしれない。
あるいは出題者に引っかける気持ちなど毛頭なく、ワープで追いつくのが“攻撃力”だと心底信じて疑っていないのかもしれない。


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第9問。ST映画ではSTIDで初めて使われたIMAXカメラ。選択肢のうちIMAXカメラで撮影されたのは「サンフランシスコで繰り広げられる、スポックとカーンの追跡シークエンス」。

ほかの選択肢のうち「USSヴェンジェンスの登場シーン」は全面的にCG。
カークとカーンが光速でエンタープライズからヴェンジェンスに乗り移るシーン」は、あれが“光速”で飛翔していたのだったらあんなに飛んでる描写の尺は要らないしデブリも避けられないしスコットがハッチ開けてる暇もないと思うが、それはさておきIMAXで撮る意味のないシーン。
同じく「スポックとスポック大使が会話するシーン」も、シャトル格納庫の片隅にそれほど奥行き感や拡がりは必要がない。

残る「カーンが宇宙連邦本部の会議室を攻撃するシーン」にはちょっと迷ったので、手持ちディスクの特典映像にて、使われているカメラを確認した。会議室シーンは普通のPANAVISIONのカメラ、一方追跡シークエンスの撮影されたドバイのロケ地ではIMAXカメラを使用している様子が認められた。


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第10問はサービス問題。正答は「トリブル」。

ほかの選択肢「ホルタ」はTOS第1シーズン「地底怪獣ホルタ/The Devil In The Dark」でマッコイが「わたしは医者だ。石屋ではない/I'm a doctor, not a bricklayer.」とぼやきながら修繕(治療)した珪素生命体。
サーゴン」はTOS第2シーズン「地底160キロのエネルギー/Return to Tomorrow」に登場した50万年前から生き残っていた3体の生命体のひとり。
ヤネルク」は誰?
キーンザー」はAOSにおけるスコットの相棒で、牡蠣の殻みたいな皮膚を持つ無口な技術士官。


ここまでSTIDからの出題。このあとはすべてBEYONDより。
なぜかここからの設問と選択肢はこれまでよりあっさりさっぱりしていて出題者にお疲れの様子が見える。勢い答え合わせも簡単になるのはご容赦願いたい。


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第11問の答えは「30」。カークの生年はTOSでもAOSでも2233年3月22日。

なお、カークが誕生日を迎えたのは設問に記された「映画の冒頭」ではなく、映画の最後でクルー有志から祝ってもらったとき。
チェコフのロッカーからマッコイがパクってきたグレンフィディック30年を勝手に開封して飲んでいるときが誕生日の数日前であることは、「誕生日を祝おうと思って」と言うマッコイに答えるカーク本人の台詞からわかる(「That's in a couple days.」)。


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第12問は第10問の選択肢にあった「キーンザー」。

ほかの選択肢はそれっぽいのを並べて錯誤を狙うもので、ST由来の小ネタなし。


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第13問は「母の形見」。ヨークタウン基地上陸時に、スポックを呼び止めて返却を申し出たウフーラがそう言っている。

なお、設問の「送った」はよくある誤植で、正しくは「贈った」。


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第14問は「スールー」。ヨークタウン基地に住む旦那の名前はベン(演じるのは共同脚本家のひとりダグ・ユング)。娘の名前は未公開。


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第15問、惑星アルタミッドに不時着した際、怪我を負ったスポックの治療に当たったマッコイがヴァルカン人の心臓は人間でいう「肝臓」の位置にあったっけ、と問うたとき、スポックが「それで合っている」と答えている。

ヴァルカン人の内臓の位置や生化学的な所見についてはTOSで複数回触れられている。
TOS第1シーズン「恐怖のビーナス/Mudd's Women」のラストシーンでは、今回のできごとが心の奥深く刻まれる、と話しながら左胸に手を置いたマッコイが「お、こりゃ失礼。君(スポック)の場合は心というのは、ここだったな/Oh, I'm sorry. In your case, it would be about here.」と言いながら、左脇の肋骨の下あたりを左拳で叩いてみせる。
第2シーズン「カヌーソ・ノナの魔力/A Private Little War」では、冒頭のシーンで、うっかり赤シャツを連れてこなかったものだから代わりに撃たれてしまったスポックを診察するマッコイが、「心臓の位置が地球人と違ってて幸いだった/Lucky his heart's where his liver should be or he'd be dead now.」と述べ、まさにBEYONDでの台詞の下敷きになっている。
また、第2シーズン「細菌戦争の果て/The Omega Glory」では、スポックを“悪魔の使い”に仕立ててその場を凌ごうとするトレイシー船長が「(悪魔だから)彼には心臓がない/He has no heart.」と述べ、それを聞いてスポックの左胸に耳を当てたヤン族の長が「音が聞こえない!」と驚く描写がある。もちろん、本当に心臓がないわけではない。
ついでだが、平均的な人間の心拍数が1分間60回なのに対し、スポックの脈拍はそのおよそ4倍。一方、血圧はほとんどないに等しい(第1シーズン「魔の宇宙病/The Naked Time」)。
このような人間との身体構造の違いを指摘されるたびにスポックは、「あなた方と違っているのが自慢ですからね。一緒にしないでください」とうれしそうに述べるのが常である。


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第16問、スコットは出会ったときからジェイラをスコットランド語で「lassie(お嬢さん)」と呼び、吹替版では「お嬢ちゃん」と呼んでいる。そのとおりの選択肢はここにはないが、「お嬢さん」でよかろう。

なお、設問の「惑星アルタミット」は、正確には「アルタミッド/Altamid」と濁る。


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第17問、USSフランクリンがENTでも言及されたことのあるガガーリンベルトで消息を絶ったのは、スコットのセリフ「Went missing in the Gagarin Radiation Belt in the early 2160s.」によれば「2160年“代”の初め」。

したがって設問も選択肢も正確性に欠けるが、選ぶとすれば「2160年」となろう。


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第18問は「20人」。

吹替版でスコットが最初の転送救出時にチェコフへ言った「一気に20人運ぶぞ!/We're gonna grab them 20 at a time.」を下敷きにした設問。
厳密には、このシーンの前の作戦会議中にカークから最大転送可能人数を問われたスコットが、「機器を調整して20人、続けてできるかどうかは不明」という主旨の答えを返しているので、安定して20人を運べるわけではないようだ。実際、映像で描かれている2回目の転送ではキーンザーを含む10人程度しか転送していない。
その経緯を踏まえれば「一気に20人運ぶぞ!」は積極的な意味合いではなく、チェコフに対して“一度に20人までだぞ、わかってるな?”という確認と、視聴者に対して“覚えてらっしゃると思いますけどただいま20人以下しか一度に運べないっていう設定なんですよ、念のため”という注意喚起の台詞だと思われる。

ほかの選択肢は「101人」が鼠んちのダルメシアンっぽいのを除いて、特に意味はない。


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第19問、USSフランクリンにあった古いバイクは「PX70」。スティーブ・マックィーンの映画『大脱走』にインスピレーションを得て登場させたとのことだが、トライアンフTR6と似ているのは色だけ。

ほかの選択肢「THX1138」はジョージ・ルーカスの映画デビュー作のタイトル『THX 1138』から。「RX78」は連邦の白い悪魔。「HD24P」はHDTV映像信号の規格のひとつ。本来30フレーム/秒だった規格をジョーズ・ルーカスが映画撮影用に24フレーム/秒にしてよとソニーにおねだりして作られたという。「R16」は16歳未満は鑑賞できないか、国道16号線。


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第20問、チェコフの最後の台詞はカークの誕生パーティーでナタリアを口説きつつ画面奥から右手前へはけていくとき述べていた「Do you know that scotch was actually invented by a little old lady in Russia? Not many people know.」。
よって厳密には「みんな知らないんだけどね/Not many people know.」が最後の台詞。しかし選択肢にはないので、その直前の「本当はスコッチはロシアの女性が発明したんだ」を正答するのであろう。


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お疲れさまでした。

もしも出題者や主催者がこちらを目にされて「スタトレめんどくさい。もう関わらない」と思われたらST界にとっての大損失なので、一線を越えてしまう前にこのあたりでお開きとしたい(充分越えてるだろ)。

上述のなかでわたいがやらかしていることも充分あり得るので、あくまでも私見による回答であることをご了承いただきたい。このぶんだと全体の正答率は高いのではないかと思われる。

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