どこでもアルタミッド
標高8000メートルあたりで貯め込んだ位置エネルギーを真下に向けてどんどん使いながら、突然上向きの加速に丸ごと転換する23世紀の操船技術でおなじみのU.S.Sフランクリン。
その立体物が、合衆国にて発売されている4KフォーマットのBlu-rayにおまけでついている。
おまけと言えばグリコの我々にはおまけとは思えない圧巻のクオリティ。
台座と船体下部との接続には磁石が用いられており、船体側には鉄板が備えられているので、今どきどのご家庭にもあるネオジム磁石の束を活用すれば、惑星アルタミッドで自由落下に臨むフランクリンの雄姿を再現できる。
ほら、断崖絶壁を落ちていくジオラマだって簡単だ。
まさにST艦船模型展示のフロンティア。
レンジフードでもアルタミッド。
物干し竿だってアルタミッド。
いいぞ、フランクリン! 100年野ざらしだったとは思えない良好な保存状態に、レストア業者もA++査定だ!
さあ、あなたもご家庭で思うさま叫ぼう。
エニタイームミスタースールー!(Any time, Mister Sulu!)
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コメント
こうして見ると、確かにNX-01の発展という感じはします。第2船体がないですが、NX-01.5はやはり非公式なんですね。
『ファーストコンタクト』以降、連邦船に第2船体のないデザインが増えてるような? ケルビンもなかったし。
でも円盤+棒状でないと、『ビヨンド』でもやった船体分離が見られないですよねぇ。
投稿: 千葉県民 | 2016.12.05 11:16
>千葉県民さん
おっしゃるとおり、FC当時のアキラ級以降、第2船体のないデザインがじわじわと幅を利かせてきている印象を受ける今日この頃ですね。
ケルビンは円盤部の上側に第2船体的なもの(容積のほとんどがシャトル格納庫みたいに見えましたが(笑))が付いてましたけど、船体分離しそうな気配は見られませんでしたね。むしろあの形だと下側にあるワープナセルのほうが外れちゃいそうな雰囲気でした。
NX-01.5も、船体分離すると円盤部からいろいろとべりべり剥がれてしまうくらいがっちりくっついているように見えます。
TVと映画のTOS〈エンタープライズ〉号でも(劇中では見せませんでしたが)船体分離できるという設定でしたから、連邦の標準的な艦船は原則として分離させる設計思想なんだろうと思っていただけに、「分離する気ないですけど何か?」みたいな船が増えてくると、ちょっと面喰らいますなあ(笑)。
ひょっとしたら、一定以上の大きさや収容人数の艦船は分離機能を備えるけどそれを下回る船には備えないといった何らかの基準があるのかもしれないですね。
投稿: ANCHOR | 2016.12.05 12:39