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2007.01.24

豚バラ納豆ニラ炒め

「ども。艦長。こんな時間にどうしたんすか。眠れないんですね。悩みっすか。いえ、みなまで言わなくてもわかってます。ドクターでしょ。さっきもここに来てひとしきり艦の指揮権について語っていきましたよ。モバイルエミッター付けてからこっち、妙にはりきって……え、違う。

あ、じゃアレだ、副長だ。影薄いですもんねー、最近。もっと積極的に意見言ってもらわないとただの動物占い師……はい、あ、違うんすか。じゃパリス中尉かな。いくら娯楽が少ないからってモノトーンのSFはないですよね。

違う。おれの勘はたいてい当たるんですけどね。あ、もしかしてお腹空いてません? いいメニューがあるんすよ。試してみませんか。

ミトっていう、いえ、宇宙海賊じゃなくて、イバラキ星系の惑星なんすけどね、土地全体がねばねばしたところから生えてる植物があるんですよ。ナトゥって。いえ、踊らないですし、歌いません。金持ちでもないっす、植物ですから。

そのナトゥをね、ブタの肉とニラって葉っぱを刻んだので炒める料理なんですよ。いけてるでしょ。

わからない? 食べたらわかりますって。いいすか。簡単なんですよ。5分かかりません。

ちょっと待っててください。今作りますから。

ブタの肉はバラがおすすめですね。ブタコマだと油が足んないんすよ。やっぱり男はバラですよね。いえ、艦長は女性ですけど、女性もバラだと思いますよ、だってなんでしたっけ、コラーゲンでしたっけ、不飽和脂肪酸でしたっけ、多いんすよね、多分。

ところでおれの故郷の家の裏にカンコク料理やってる店があったんすけどね。カンコク知らないですか。艦長、意外と知らないことあるんですね。なんでもチャレンジャーがたくさん住んでる星だって話ですよ。その店は焼き肉がおもなメニューで、中に“豚三段バラ”ってのがあったんですよ。なつかしーなー。でもどうすか、三段バラですよ。おれは豚バラって豚の三枚肉だと思ってから、それ見たときはショックでね。なんだか自分のこと言われてるみたいで……

あ、すみません、しんみりしちゃいました?

バラ肉はこうして食べやすい大きさに切りましてね、あとニラ。ニラは1.5センチ程度に切り揃えて

まだまだ。まだ焼きません。先に合わせ調味料を用意しとかないと。料理は段取りっすよ艦長。上陸調査もそうでしょ。ベラナが言ってましたよ。

酒と醤油を大さじ2杯、みりんを大さじ1杯、あと砂糖を小さじに2杯……ま、適当ですけどね。目分量で。だーいじょうぶ、大丈夫。毎日料理してるんです、身体が覚えてます。こんなの見てなくたって、あ、入れすぎた? 今醤油多かったすか? んじゃほかのも多めに入れて薄めときますよ。いーんです、いいんです、料理は臨機応変に。

はいはい、フライパンを熱して油引きますから離れてください。危ないですよ。なんせうちのコンロは特別製だから、天井まで火が上がりますよ。

最初に肉をね、こうして放り込んで。いい音するでしょ。じゅじゅーって。これっすよ、肉は。ほら、色が変わってきた。そしたらニラの根っこのほうのちょっと太いとこ。これ、火が通りにくそうなんで先に入れるんすよ。

はい、入れた。

でもってちょっと煽って。残ってるニラ全部ざーっと入れますよ。ざーっ。ニラってのが憎く思える瞬間っすね。まな板にひっついて落ちてこないやつがいるんすよ。もうね、なんか気持ちがいじいじしちゃって。いいやもうまな板洗っちゃえ。

バラ肉からいい感じで油が出てきてますから、こうやってフライパン振ってかき混ぜながら、ニラによくなじませます。なじんだらいよいよナトゥの出番っすよ艦長。

待ってました? 待ってない。待っててくださいよ。いいとこなんだから。

軽くかき混ぜると、ね、粘るでしょ。糸がね、なんかもうこの世のものとは思えないようなね。

だいたいおかしいですよね、豆から糸なんて。ま、イバラキ星系ですからね、レンコンとか中にいくつも空洞のある変な植物とか、そういうの得意なんですよ、あの星系。

糸引いたナトゥをフライパンに投げ込んだら、よく混ざるように菜箸でかき混ぜつつ炒めます。ぼんやりしてると底にナトゥがくっついちゃうんで手早く。こう! さらにこう! 加えてこう!

ニラもしんなりしたし、ナトゥにもなんとなく火が通ったところで、さっき合わせた調味料、これをこうして鍋肌に沿わせてくるくるーっ、じゃじゃじゃーっと。

いい香り。

たまんないでしょ。ね。

艦長、ノリ悪いっすね。悩みごとですか。あれでしょ、ドクターでしょ。違う。そうすか。

ほら、汁がある程度からまったらできあがりっすよ。早いでしょ。

しゃべってなければもっと早い? 重要なのは太字んとこだけ? 厳しいなぁ、艦長。それじゃ退屈じゃないすか、お互いに。

はい、器によそって、熱々を召し上がれ。

……米?

んー、えーと、米はないです。ほら、前に降りた惑星でレオラの根っこと替えっこしちゃったじゃないですか。あれが最後だったんすよね。すんません……。

あ、ナンに挟んでもきっとうまいっすよ!

いえ、ナンもないす。

あの、おれ、奥にいますんで、なんかあったら呼んでください。じゃ。ごゆっくり、艦長」

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2007.01.22

納豆乱高下

別に何もしていないのに、急にちやほやされて、突然突き落とされた納豆。

人気急騰を呼んだダイエット効果がでっち上げだったという。

それを聞き及んだダイエットに余念がない力士が激怒したそうだ。力士なんだから稽古して体重絞れ。

そんなことより、納豆屋さんたちは激しく発注されたり激しくキャンセルされたりして、大変らしい。

わたいの巨大冷蔵庫兼食糧備蓄庫である近所のマルエツでも、ここしばらく納豆は品薄だった。売り切れ状態まではいかないが、棚の8割ほどは捌けている状態だった。

現代納豆界では「小粒」、それも「極小」が主力らしく、「挽き割り」ともども幅をきかせている。わたいは「大粒」でないと食べた気がしないため、年明け早々に知った豚バラ納豆ニラ炒めという新メニューを、一度しか試せないまま本日に至っていた。

ちなみに豚バラ納豆ニラ炒めとはこういう食品だ。

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甘辛く仕上げてあるので、米星人なら2合は堅いぞ。

さて、お詫び文の出た1月22日、納豆人気が底を打った今が“買いどき”と見て、マルエツの納豆コーナーに足を運んだ。

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……。

すっかすか

不二家のショーケースもかくやと言わんばかりの空白地帯。

でっち上げ報道以前は贅沢言わなきゃ買えたのに。わたいの住むエリアは天の邪鬼の巣か。

まだしばらく新メニューにありつけそうにない……。

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2007.01.21

ドバイの空港でおみやげを

ドバイの空港のみやげ物屋には、アラビアンな品々が並んでいる。

木彫りのラクダとか。

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ロシア人がアラブ人になっただけのマトリョーシカとか。

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違う店にはなぜか便所スリッパ adidas ADILETTE を真似したかのようなキーホルダー。

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……人気あるのか?

そして超省スペースでいつでもどこでも飼える画期的なペットまで。

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VIRTUAL PET

……いろんな意味でパクリじゃないのか?

49種類のペットが入っているという。

パッケージの左側にも書かれているが、この店の商品情報によれば、次のようなペットがこの小さな筐体に潜んでいるようだ。

Choose your pet from a Robot, Alien, Vampire, Bat, Bunny, Hamster, Cat, dog, fish and a further 39 other pets!

ロボット、エイリアン、吸血鬼、こうもり、うさぎ、ハムスター、猫、犬、魚……小動物とは限らないらしい。

ペットに甘んじていていいのか、吸血鬼

いや待て。それより、

1 Robot
2 Alien
3 Vampire
4 Bat
5 Bunny
6 Hamster
7 Cat
8 dog
9 fish
そして a further 39 other pets って、数合いませんけど、お菊さん!

数えられなかった1匹が気になる。

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2007.01.17

ドバイで一休み

パキスタンへ行くために、ドバイで乗り換えた。

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中央に立派な免税店のあるドバイ国際空港はいやに細長い形をしている。

ドバイはお金持ちとして名を馳せるアラブ首長国連邦に属する首長国のひとつ。

でも、利用客はわたいを含め平民のほうが多い。

そして24時間空港だからなのか、客層のせいなのか、寝ている客が多数。パクってきたと思われるエミレーツ航空の備品である毛布を身体に巻き付けている人も少なくない。

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もっとずらりと寝ているところのほうが多いのだが、なんとなく怖くてシャッターを切れなかった。

人種を問わず、ほとんどが椅子に座らず、椅子の前にへたり込んだり横たわったりしている。

ターミナル』のように、ここに住んでいる人がいても不思議ではないと思ったのだった。

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2007.01.15

冬のオリンピック

第23回流行語大賞に選ばれた「イナバウアー」は、2006年の冬季オリンピックで日本に唯一のメダル(金)をもたらした競技で有名になった。

それはさておき、とある居酒屋の壁一面に貼られたメニュー。

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上のほうになんとなく違和感が。


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トリノ唐揚


都市丸ごとか。

「広島焼き」に近い語感。

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2007.01.14

2007年(平成19年)お年玉年賀はがき

2006年は、作成が遅れていた自分の年賀状を、お年玉年賀はがき抽選前日夜に投函したらしいことが、このブログに残っていた。

この2007年は、1/7に作成と注文を行ない、1/9に納品された年賀状に宛名と挨拶とを書いて1/10と1/11に投函を済ませたので、昨年より遅く動いたわりには早く対応できていたことになる。ちょっとびっくり。

本日の発表にぎりぎり配達が間に合ったのではないかと期待。

平成19年用お年玉付郵便葉書及び寄附金付お年玉付年賀切手の当せん番号

さて、穏やかな気持ちで「大当たり」 by 株式会社イーストにて、いただいた賀状の番号を調べてみよう。

まずは自分で作って手元に残った分を……あ、いきなり切手シートが当たった。
しかも、唯一書き損じた(ご自宅ではなく仕事場の郵便番号を書きかけてしまった)賀状だ。すまん、田中さん(仮名)。正月早々あなたからは運がひとつ逃げた(余計なこと言うな)。

いただいた賀状84枚からは4 3等切手シートが1枚当たった(ありがとう、カクゲ!)。

みなさんの健闘を祈る。

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2007.01.13

幻の特上

多くの小料理屋が、道行く人の気を惹くために、通りから見えるようにお品書きを置いている。

そのようなお品書きは、店が得意とする料理や、自慢のひと皿、ほかにはない食材などを誇っているのが通例だ。

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幺卩 の 魚 ク エ

EP、かもしれない。


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持 上 馬 さ し

土寺、かもしれない。

○に活も、実は

一千
二口

かもしれない。

そして、道行く人々は、今日もほかの店に吸い込まれていくのであった。

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2007.01.12

的確に音を引け

3-4-3シフトでおなじみの赤坂上海大飯店では、2006年末、ランチバイキングの甘味に新メニューを投入した。

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透明感あふれるこの品の名は……

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紅茶と烏龍茶
ゼーリ

明らかに簡体字で書かれた「茶」「烏」「龍」の三文字が、日本語に堪能な大陸の方の存在を示している。

惜しむらくは、ゼーリ。

しかしもしかしたら大陸ではデフォルトなのかもしれない。

取り急ぎ、食べ方の例。

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紅茶烏龍茶のゼーリの珈琲がけ。

んまいっ!(荒岩風)


ところ変わって新宿の上海小吃

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スーポン

四萬か四索か四筒を鳴いたか。

両店とも、メニューの日本語は完璧なだけに、惜しい。

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2007.01.11

正月気分を主張するランチ

年が明けて初めての行動、動作、あるいは行事を「~初め(ぞめ)」と言う。

おなじみの「書き初め」をはじめ、室町時代から続く由緒正しい「謡初め」、楽器を弾く「弾初め」、裁縫の「縫い初め」、髪を結う「結初め」、部屋の掃除をする「掃初め」、本に親しむ「読初め」……人によっては「歌い初め」「笑い初め」「走り初め」などなど、いろんな「~初め」があるだろう。

そんな正月気分を前面に押し出しているのが、港区赤坂のジンギスカン屋。


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 カレーライス
初めました
  ¥600

ゾメた過去を貼り紙で告白か。

しかしわたいたちはこの看板を通り越し、
中華バイキング
初めました
 ¥1000

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2007.01.10

空を飛ぶ不死身のヒーロー in インド

インドで放映されていたのはジャパニメーションだけではない。自国オリジナルのヒーローもいた。

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その名も、Shaktimaan シャクティマーン。

って、誰?

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知らない人だが、いきなり何かに捉えられてピンチに陥っているらしい。
その隙をついて暴れ回る怪人。

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暴れているのかはしゃいでいるのか。

どこかのお屋敷の庭を我が物顔で歩いていた怪人は、芝生の上に不自然に撒かれた白い粉を踏みつけた。

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その途端、怪人に異変が……。

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溶けてしまった。そんな致命的な粉を、しかも明らかにほかと色が違うところをうっかり踏む怪人の注意力もどうしたものか。

怪人に襲われていたと思しき人々が、軒先で勝利の雄叫びを。

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その中にいたひとりの女性が、シャクティマーンに思いを馳せる……様子。

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そうそう、このたびの怪人退治にはまったく必要なかったシャクティマーンはどうしているのだろう。

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いつの間にか囚われの身ではなくなっているぞ。

いや待て。座ってるシャクティマーンもいる。

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ちょっとびっくりした表情のシャクティマーンだ。それもそのはず、自分の目の前に自分が現れたのだった。

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出た。特撮ヒーローなら避けては通れない〈にせ〉。

日本の〈にせ〉は靴のつま先が尖っていたり目がつり上がっていたりマフラーが黄色かったりしてわかりやすいのに対し、インドの〈にせ〉は見た目まったくそのまんまで区別する記号がない。

オリジナルを徹底的に模倣した〈にせ〉の中の〈にせ〉。さすがはインド、子供相手でも遠慮なしだ。

そして悪の司令に命じられた〈にせ〉シャクティマーンは街へと繰り出し、ひと暴れしたあと車の上に仁王立ちで、なにごとかを宣言。驚く市民たち。どうなるシャクティマーンワールド。つづく!

……。

……どう続いたのかは知らない。ご存じの方はぜひご教示を。

さて、帰ってきてから検索してみると、シャクティマーンは普段新聞社で働いているそうだ。……どこかで聞いたことのあるハナシだが、きっと偶然だろう。

DIAMOND COMICSから、アメコミ調のマンガも出ているという。このサイトでは次のようにシャクティマーンを紹介している。

Shaktimaan: Every young boy's dream idol, every young boy's inspiration, yes that is what is Shaktimaan, lover of truth and an enemy of all evil. His birth has been to wipe off all evil from this earth. Filled with yogic powers and a tower of strength and energy, he is a friend of society and especially weaker section of society. Children will fall in love with Shaktimaan.

シャクティマーンとは:少年たちみんなが夢見るアイドル、少年たちみんなが感化される、そう、それこそシャクティマーン、真実を愛し、あらゆる悪に敵対する人なんだ。地球上からすべての悪を消し去るために彼は生まれた。ヨーガの力に満ち、頼りになり、元気いっぱい。彼は社会の、とりわけ社会のなかでも弱い層の味方だ。子供たちはシャクティマーンに首ったけになるぞ。

ヨーガの力か。少なくともわたいが観た様子では発揮されていなかった。満ちているだけで発揮はしないのかもしれない。残念だ。

さあ、よい子のみんなはそろそろシャクティマーンにフォーリンラヴかな?

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2007.01.09

インドのガンダム

深夜、宿でテレビをつけたら『ガンダム』を放映していた。インドでもアニメ銀座は深夜の時間帯なのだろうか。

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シャアさんが、流暢な英語で何やら言っている。赤い彗星がなお赤く強調されたこの画面、どうやら『大気圏突入』らしい。

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クラウンさんの乗るザクは摩擦熱で真っ赤になったものの3倍の性能を発揮することはなく、ただ砕けて散っていった。その後アムロさんの乗る連邦の白いやつは木馬に戻れないまま音信が途切れてしまう。木馬のクルーは心配顔だ。

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……心配顔というよりは、ちょっと迷惑そうな表情のセイラさんと、きょとん顔のフラウさん。制服を着崩すフラウさんの態度は、外から来たエライ人に叱られてきちんとした制服を着るようになるまでのカウンセラー・トロイになんとなく通じるものがある。

そんなことより画面では、燃え尽きたのではないかと思わせぶりな演出で姿を消していたガンダムさんが、威風堂々たる落下姿勢でどんどん落ちている姿が捉えられる。主役なのだから当然などと考えるのは純粋な心を失ってしまった証拠だ。

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お話が済むと、エンドロール。

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待て

第5話のエンディングにしてはずいぶんネタバレのようだが、いいのか? しかもそれ、映画版じゃないのか?

いったんCMを挟むにあたり、アイキャッチが入った。

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待て待て

明らかにファーストのガンダムさんじゃないようだが? なぜ敢えて違うシリーズから画像を?

CMが終わると次回予告。

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『Garma Strikes』……『がるま すとらいくす』……『ガルマ出撃す』。

音便?

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2007.01.08

正月鍋三昧

2007年1月2日。親の家で鍋。ここ数年、なぜか真鴨。歳暮でいただくらしい。どなたか存じませんが、いつもごちそうさまです。

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北びわ湖西浅井の真鴨 鴨の里の会というところが、真鴨にこだわって冬場だけ出荷しているそうだ。

最初に骨のたたきで出汁を取りながらゴボウやネギなどの野菜を煮る。砂糖、醤油、みりんで味付けし、肉、肝、砂肝、心臓などのを好きなように投入しつつ、火が通ったらすき焼きのように卵にからめていただく。

ウェブサイトで「野趣、野趣」と連発されているとおり、歯応えがあってしっかりした味の肉だ。ブロイラーが合鴨なら、地鶏が真鴨のようなものだろうか。


2007年1月7日。昨年の春先に買ってからずっと眠らせたままだった電気鍋に、ついにスポットの当たる日がきた。

年末に友人からもらったせんべい鍋汁を試してみる。

せんべい鍋汁の存在すら知らなかったが、八戸せんべい汁研究所なる組織がブログまで開設していた。ざっと読んでみたところ、地元では有名な料理らしい。汁の味も特に決まっていないようだ。

ちなみに八戸屋製品の箱の裏には、

南部地区を中心に昔から親しまれた「せんべい汁」は家族の団らんや来客のおもてなしに欠かすことの出来ない料理の一つとして、今日も広く受け継がれております。

とある。中には液体スープが2袋、乾燥野菜が2袋、そしてせんべいが5袋入っている。なぜ2で割り切れない数がセットになっているのかが割り切れない。

残してもなんなので、スープも乾燥野菜も一度に使う。

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乾燥野菜だけでは足りないので、白菜やら長ネギやらブナシメジ、しらたきなどを放り込み、よく煮えたところでいよいよこの鍋の主役、せんべいを割り入れる。

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4、5分煮るとせんべいはくたっとして、麩のようになった。

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最初は出汁の味だけで食べていただ、途中からポン酢の応援を仰ぎ、完食。

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普通においしかった。ただ、なぜこの鍋にせんべいを入れる必要があるのかは最後までわからず。


2007年1月8日。今まで全然使っていなかったのに、使うとなったら連チャン。

今日は昨年夏に友人からもらった中国製の「四川火鍋の素」を試してみた。

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見るからに辛そうな絵柄にちょっと引く。袋を開けると絶対辛いと確信できるペースト状のタレの素が出てきた。説明書きによると、これを軽く炒めて“香りを出して”から、水を足して沸騰させるそうなので、とりあえず炒める。

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鍋から上がる煙が目に染みる。既に目が辛い。

炒めたペーストを鍋に移し、水で5倍に薄める。

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具材は白菜、長ネギ、ニラ、しらたきと、鶏肉。これらがすばらしくおいしい味に仕上がるか、台無しになるかは、「老四川」の実力にかかっている。

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煮上がった。器に取ってみると、真っ白だったしらたきが普通の糸こんにゃくに変身。

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とにかく辛い。辛いが、麻辣の辛さは、「もうだめ。これ以上無理」な辛さではなく、悪役商会なら青汁を、デイタ少佐ならガイナン特製カクテルを「もう1杯っ」と所望するような後を引く辛さなので、汗だくになりながらも食べ進む。

途中で豚バラ肉を足しつつ、完食。

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日本の鍋では例を見ないほど、必要以上に鷹の爪が入っていた。これら以外にも、刻んだ鷹の爪がふんだんに用いられている。このあと風呂に入って顔を洗ったら、お湯が染みて唇がひりひりした。どんだけ刺激物なのか。腹を壊しそうな予感。

それにしても電気鍋は期待以上に便利。この冬はまだまだ鍋で攻めるぞ。次回は蟹だ。

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2007.01.07

インドの力士

インドで広告看板に登場するのはてづかセンセ風のキャラクターだけではない。ちゃんとインドオリジナルのキャラもいる。

移動するバスの車窓を、謎の力士が流れていく。

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あまりに何度も何度も流れていくので、宣伝熱心な日本食レストランかなにかだと勝手に想像していた。しかし、事実は全然違っていた。

大理石屋。

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大理石の宣伝に力士

何の関係があるのかはわからないが、見た目が“強くて、つるっとしている”からか。いや、力士の体表面が“つるっとして”いるかどうかについては専門家の検証を待たねばならないだろう。

なんにせよ、建材としての大理石を売っている企業のキャラクターだと、インド人が言っていた。なぜ力士なのかはそのインド人も説明不能。

さて、インド人が描く力士は典型的なあんこ型ながら、目鼻立ちはきりっとして、涼しげな目をしている。赤い鉢巻きに中心になにやらあしらってあるが、よく見えない。両手にはめているのはリストバンドか、あるいはパワーリストか。どこのリングにかけろ!だ。この力士もたびたび見開きページを使って四十八手にない必殺技を繰り出すのだろうか。

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左の太ももには白いサポーターらしきものが装着されている。

……それにしてもこのシルエット、どこかで見たことがあるような気が。

これか?

イメージ検索で拾った小錦関

顔つきはもちろん、胸から腹のラインが酷似しているが……。

いやいや、まさかこんなものをパクることはあるまい。オリジナルだ。これはインド人が作り上げたオリジナルな力士像なのだ。

待て、奥のほうに違う力士の絵があるぞ。

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……完全には腰を落としきっていない姿勢で、指の先までびしっと一直線に伸びている。特徴ある姿だ。だが見覚えはない。

検索してみたがこれに近い横綱土俵入り画像は発見できなかった。いやいやいや、パクリを疑っているのではない。むしろパクリ疑惑を晴らしたい一心から行なったことだ。

ここはひとつ、2006年初場所に引き続きNHK大相撲中継で解説を務められるデーモン小暮閣下のコメントを待ちたいところだ。待ってるぞ、閣下!

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2007.01.06

虫プロ、インドに進出

ケララ州の道ばたで見かけた広告の立看板。

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何語の文字で書かれているのか、何を宣伝しているのかさえさっぱりわからないのはわたいの無学のせいだが、唯一コメントできそうなのがこの広告のイメージキャラクターだ。

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アトムでもコバルトでもマルスでもないが、見覚えのある雰囲気。

こじゃれた髪型がイカす少年は、半裸で赤パン、黒ベルト。緑色のハイソックスと茶色い靴を履いて拳を突き上げる力強いポーズ。

ご丁寧に「(R)」マークが付いているところを見ると正規デザイン品なのかもしれないが、あんまりそういう感じがしないのは、インドに対する偏見か。

ここはひとつ、てづかセンセのコメントを待ちたいところだ。待ってるぞ、てづかセンセ!

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2007.01.05

空港の人気店

南インドへはスリランカ航空で入った。成田からモルディブ経由コロンボ。

一度スリランカ上空を通り過ぎてモルディブへ着陸。降りる人々には降りていただき、機内の掃除の様子を自席にじっと座ったままでつぶさに観察し、ここから乗ってくる方々をお迎えして再び飛び立つだけで、あっという間にコロンボ国際空港(Katunayake International Airport)だ。

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制限エリアに入ると酒、タバコ、香水などが並ぶおなじみの免税店。

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お向かいさんに並ぶのは、家電店。

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白物家電やテレビ、オーディオ製品ばかりを扱う店が、こんな調子でざっと10軒ほど営業中。

アキバか大須か日本橋か。

いや、神戸元町ガード下のにおいもする。

こんなところで家電買って帰る人がいるのかと思っていたら、結構な数の人がカートに大きな箱を載せてうろうろしていた。需要があるんだ……。国際空港なのに、明らかに来訪者相手ではなく帰国者向けの商売。だから日本人には興味がないらしく、まったく声をかけてこない。

異国人向けの華やかさと自国民向けの実用性が、通路1本を隔てて同居する国際空港。

スリランカ、なんて恐ろしい子……。

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2007.01.04

猫にクレジットカード

猫の名でちゃっかり2つめの口座を作った人が、バレそうになったのでセキュリティの問題にすり替えて矛先をかわしているのではないかと邪推してしまいそうになったが、いやいや、新年早々人様を疑ってはいけない、と思い直した事件がオーストラリアで起きた。

馬の耳に念仏、猫に小判 2007.1.4 ロイター
オリジナル記事

>キャサリン・キャンベルさんが、銀行の身元確認システムの安全性を試そうと
なぜ市井の一個人がそんなことを試そうと思い、実行したのか……。

キャンベルさんは4日、地元メディアに対し「とにかく信じられなかった。世間は今回のようなことが起きるということを認識しておく必要があるし、銀行はセキュリティを強化すべきです」と語った。

なぜ市井の一個人が世間の認識と銀行の体制に、訳知り顔で警鐘を鳴らしているのか……。

いずれも謎めいている。何者なんだ、キャサリンさん。

それよりなにより謎なのが、ロイター通信社の報道姿勢。

記事に添えられた写真には、2匹の猫が写っている。当然この猫のどちらかがこのたびのカードホルダー様だったのだろう、と思うではないか。

しかしキャプションはこうだ。

写真はシドニー・タロンガ動物園のネコ。2002年3月撮影(2007年 ロイター/Mark Baker)

全然関係ないやん

5年前やん

動物園の猫ちうことは普通の猫ちゃうやろ、これ!

天下のロイターがほかに猫の写真持ってないのか。どうなんだ、マーク・ベイカー。

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2007.01.03

インドでも人気の猫とネズミ

コーチンKochinのとある通りに面した保育所と思しき建物は、自らを堂々と『Tom & Jerry』と名乗っていた。

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『Jom & Torry』と読めなくもないが、衝撃的なのは新解釈を大胆に取り入れたイメージ画だ。

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なぜトムは顔だけ蒼白なのか。走っているらしいジェリーはともかく、その場で軽くジャンプしているトムの意図は。そもそもトムの右手は異様に長くないか。ジェリーは運動会の旗のようなものを抱えるように持って、やや困ったような表情なのか。ジェリーのしっぽはそれでいいのか。というか右足がアザラシ化しているのではないか。なぜ左足の一部だけ塗られているのか。

謎だ。

しかし、敷地内に描かれている彼らは、もう少しオリジナルの姿が尊重されていた。

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なぜテーマが『子連れ狼』……。

このような『トムとジェリー』環境にあるインドをかつて植民地にしていたイギリスは2006年8月22日、『トムとジェリー』の特定の場面に噛み付いていた。

がぶっ

先進国を自認する国でしばしば見られる文化的なクレームである。

 このアニメでは、主役の一方である猫のトムがメス猫に好印象を与えようとして手巻きタバコを吸うシーンや、トムのテニス相手が大きな葉巻をふかすシーンが登場する。

確かにある。

確かにあるし、これらの場面ではタバコが「美化・容認」されているのは間違いない。

が、この作品を観る少年少女たちが、仮に「タバコかっくいー!」と思ったとしても、即喫煙者になるだろうか。喫煙するような年齢に達する頃には、『トムとジェリー』以外の情報を元に、吸うか吸わないかを決めるのではないだろうか。大英帝国と呼ばれた連中にしては余裕のない対応だ。

イギリスの情報通信庁は作品の評価とは別に、「喫煙描写は見過ごせない」としているそうだ。以前から指摘され、地上波から再放送が消えるきっかけともなった黒人のお手伝いさんとともに、放映されない『トム&ジェリー』がますます増えていきそうだ。

今の文化と基準で昔の作品を制限したり改変したりするほど、安易なことはないぞ。

そんな自らを取り巻く厳しい状況を、トムはどう思うのだろう。

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どこ吹く風だった……。

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2007.01.02

紀元500年の創設者

新年早々から、去年のネタを掘り出してお茶を濁そうという算段である。

どのネタでお茶を濁すか、アンドロイドには永遠に感じられるくらいの間逡巡した結果、次の画像をご覧いただくことにした。

2006年12月1日、時事通信社発のニュース(ウェブ魚拓)。

前後に顔のある埴輪

無事キャッシュをご覧いただけただろうか?

左の鏡に映る顔が、オドー

……それだけだ。

改めて、賀正!

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2007.01.01

もう始まりか、2007年

2006年後半は、2005年同様なにもしないうちに終わってしまった。

最後のエントリを書いて以来、自分のブログの管理画面にログインしたのも今日が初めてだ。
各位のブログはもちろん、関連するウェブサイトのあちらこちらにもとうとうアクセスできず終了。
みなさんからいただいたコメントにレスすることさえできなかったのは本当に申し訳ない。

2006年最大のイベント「まんが宇宙大作戦(MUD)」のDVD化祭りにも参加できずじまい。

昨年に引き続き年賀状を作れなかったので、申し訳ないけれど、リアルで賀状をやりとりしてくださっている方々、2007年は1月15日までになんらかの形でお返事を書くこともできません。ごめんなさい。いただいた方には冬が終わるまでには何か考えます。お許しを。

いやー、だめな2006年だった。

2年続けて後半沈没した理由は、わたいが思うに、通常任務に加えて遠征任務に就いて帰ってくると、溜まっていた通常任務を片付けるのに力と時間を持っていかれ、遠征前のリズムを取り戻せなくなるからのようだ。

2006年はどこのアレキサンダーかというくらい遠征が続いたため、ついに沈んだまま浮上しなかった。

2007年はこの轍を踏むまい。

1月、2月と連続して予定されている遠征が、踏み絵になろう。

……これまでに増してだめっぽい雰囲気に充ち満ちているが、なにごともなかったかのように乗り越えてみたいものだ(願望)。

昨年もお世話になりました。本年もよろしくお願い申し上げます。

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