« 2004年12月 | トップページ | 2005年2月 »

2005.01.30

チロル:イチゴプリンその2

早速だが、まずはお知らせを。

★チロルイチゴプリン、100個プレゼント

主催はチロルチョコ株式会社。
締め切りは2月4日。
↓善は急げ!
http://www.tirol-choco.com/present.html

PICT3686.jpg

これらは前回買いそびれた残りのバージョン。


ついでに、「チロルかくぎりいちご」というのを買ってみた。

PICT3675.jpg


パッケージに描かれているような四角いイチゴチョコが入っているのかと、一瞬期待してパッケージを開けたが、そんなわけはない。

外装のミルクチョコには、線状にイチゴチョコがかかっている。
中はホイップイチゴチョコで、中心にフリーズドライのイチゴが入っているという構造。

PICT3683.jpg


同僚は、「チョコを口に含み、舌先を中心のフリーズドライ部分に当てると、そこだけ温かいという技」を編み出したという。

なんやそれ。

やってみよう。

……。

ほんとだ。温かい。

いや、だから、なに? と言われても困る。

| | コメント (10) | トラックバック (0)

NX-01 叩き売り

先週、久しぶりに渋谷に行ったので、ホビットに寄ってみた。

バンダイのNCC-74656 U.S.S.ヴォイジャーと浪漫堂のスタートレック スターシップコレクション第2弾を求めて行ったのだが、どちらももう置かれていなかった。

ちょっと失望しつつ、棚を物色していたら、POLAR LIGHTSのNX-01 U.S.S.エンタープライズが。

これ、悪くないけどでかいから邪魔になるんだよな……。

値札を見てみる。

7140円が3570円

購入

半額なら邪魔になっても許す。


では、その大きさを確認しよう。

PICT3725.jpg


この箱めいっぱいに円盤部が収まっている。

PICT3726.jpg


20円チロルチョコとの対比。
(チロルをスケールに使う手法は、odoさんのblog「瀧の壺」の運勢より)

PICT3728.jpg


OVER 200 PIECES」と銘打つだけあって、パーツがやたら多い。かつてのERTL/AMT製キットはでかくて大味な作りだったが、これは色塗りに辿りつくまでに手間がかかりそうだ。

バンダイNX-01と比べてみると、そのバカでかさが際だつ。

PICT3731.jpg


箱も違うが……。

PICT3729.jpg


円盤部のサイズが段違い。

色を塗って仕上げた方はいらっしゃるのだろうか。
円盤部のパーツを眺めているだけで気が遠くなりそうだ。

| | コメント (8) | トラックバック (0)

2005.01.28

チロル:イチゴプリン

“キナコモチ”でヒットを飛ばしたチロルチョコから新作。

今回も、銀座線溜池山王駅構内のローソンは、手作りポスターで“大”告知を敢行していた。


PICT3611.jpg

大ヒット
大予感
大決定
大必見

大○○という表現は、「○○の規模が大きい」というときに使われる。
曰く、「大募集(募集する規模が大きい)」「大会(規模の大きい会)」「大運動会(規模の大きな運動会)」「大魔神(体積あるいは器の大きな魔神)」などなど。

これを踏まえてローソンポスターを改めて見てみよう。

大ヒット(大規模なヒット)……正
大予感(予感する規模が大きい)……はい?
大決定(大きな規模で決定)……もしもし?
大必見(広い規模で見ておくべき)……なんですか?

……まあ、熱心さは買おう。

そのイチゴプリン、包み紙にバリエーションがある。

PICT3581.jpg


中身のイチゴチョコ部分の模様にも、写真の“時計”のほか、“ロケット”などの種類が用意されている。

PICT3592.jpg


さらに包み紙には、運試しのおみくじが付いていた。

PICT3593.jpg


5つの中から選んだ同僚は「大吉」、買ってきた本人のわたいは「大凶」……。

イチゴチョコの味になんとなく覚えがあるという同僚の意見を汲んで、検証のため買ってきたのは明治のアポロチョコ。

PICT3613.jpg


見た目は似ているが、食べ比べてみると、意外と味は違うものだ。アポロチョコは、通常チョコの味がかなりビター系で、甘さが強いイチゴプリンとは随分異なる。

チロルチョコのイチゴプリン……まずくはない。

まずくはないが、キナコモチほどのインパクトがなく、箱買いには至らなかった。

| | コメント (7) | トラックバック (0)

2005.01.25

当たって訪ねる消費者金融

おはようございまーす。当たりましたらティッシュの裏のお店にお持ちくださーい

駅前でティッシュと一緒に配られたスクラッチカード。

PICT3604.jpg


こういうのは絶対に当たるようにできている! ……はず。


PICT3643.jpg

やっぱり。

当たってないカード、見せてみろ!

金借りる用事もないのにうかうかとクオカードをもらいに行って、個人情報を落としてしまう鴨がいる、ということなのだろうか。
こういうものが配られるということは、いたはるんやろなあ。

| | コメント (7) | トラックバック (0)

2005.01.24

自転車撤去の冬休み

JR蒲田駅前に自転車を放置する者にブリーフィングを行なう。

大田区の自転車撤去屋さんは、青いトラックでやってくる。

蒲田駅前の自転車放置禁止区域内に“放置”してある自転車を、問答無用で思うさま持って行くのが仕事だ。

“放置”自転車という名が示すとおり、“置きっ放し”てある自転車を持って行くのが本来の業務だが、“置いてある”のも持っていく。見分けがつかないからだ。

持っていったあとは、ご丁寧にも、何を何台撤去したのかをホワイトボードに書き残していくのは知っているな?
そう、これだ。

2004年12月10日

PICT3160.jpg

9月13日 自転車72台 原付2台
10月14日 自転車58台 原付0台
10月28日 自転車62台 原付3台
11月4日 自転車80台 原付-台
11月25日 自転車95台 原付 2台

およそ2週間に一度、月2回のペースで襲来することが読み取れる。

これまでの1年半で、2日続きで撤去に来たことが一度だけあるが、それ以外はおよそこのペースだ。

ただし、2004年の夏は丸1ヵ月以上来なかった。暑いから仕事したくなかったのか、あるいは夏休みだったのだろう。
そして、涼しくなってからやってきた撤去屋さんは、あまりにも間が空いてしまったのに気が咎めたのか、撤去日のサバを読んで、来た日よりも数週間早い月日を書き込んで帰った。

撤去屋さんはちょっとうそをつくことがあるぞ。各自気を付けるように。

迎えたこの冬。
彼らはやはり寒いから仕事したくなかったのか、あるいは冬休みだったのだろう。11月25日を最後に、12月は一度も撤去に来なかった。

明けて1月13日朝。誰かが何かを思って、ホワイトボードをきれいに消した。

2005年1月13日
PICT3508.jpg

新年を迎えたというのに、11月25日で止まっていてはマズイ、抑止効果にさえならないと思ったのだろうか。なんにせよ、ぼちぼち来るな、とみんなも予感したことだろう。こういう細かい動きに注目してもらいたい。

案の定、その5日後に撤去屋さんはやってきた。
2005年1月18日午前9時20分。青いトラックが呑川沿いにある自転車置き場の近くに停車。
およそ2ヵ月ぶりの襲来だ。

2005年1月18日
PICT3602.jpg

1月18日 自転車77台 原付4台

次に注意を払うべきはいつかわかるな、山本。そうだ、月末だ。

さて、撤去屋さんの冬休みをおさらいしておこう。
11月26日から翌1月17日まで。
好意的に解釈しても、12月は丸々休み。

JR蒲田駅西口付近に自転車を放置しがちな人は、傾向をよく把握して対策を練るように。
なお、今月いっぱいまで区役所で自転車置き場の年間契約を受け付けている。放置ではなく置いているつもりの者は、応募を検討したほうがいいぞ。

以上でブリーフィングを終わる。
解散。

| | コメント (5) | トラックバック (0)

2005.01.23

D・C・フォンタナが語る「TAS」制作

www.startrekanimated.com にある記事の翻訳を、ウェブマスターの Kail Tescar 氏の許可を得て紹介する。
ジーン・ロッデンベリーが語る「TAS」に引き続き、1973年出版のファンクラブ会報(FAN CLUB NEWSLETTER)に掲載されたドロシー・キャサリン・フォンタナのインタヴュー記事。こちらも「STAR TREK ANIMATED SERIES」放映前のインタヴューで、TASを語るというよりは、主にアニメの制作行程を啓蒙する記事になっているところが時代を感じさせる。


ドロシー・キャサリン・フォンタナ
アソシエイト・プロデューサー兼ストーリー・エディターが語る……
『興味津々、劇作の複合体 ―― アニメーション!』

 アニメーションは頭から終わりまで、映画制作と同じ方法で作られます。まずはじめに映画台本と同じ形で書かれた台本があります。スタートレックは今回30分番組になりますので、台本は3つの演出パートに分けられています。

 台本の平均した分量は36ページですが、込み入った記述がたくさん含まれていると42ページに近くなります。

 台本が決定稿に達すると、ふたつのことが同時に進行します。声のレコーディングと“ストーリーボード(絵コンテ)を起こす”ことです。セリフの録音を先にするのは必須です。というのも、声優の正確なセリフや間、そして感情表現を知らずにキャラクターの表情や適切な口の動きを描くのは、アニメーターにとって不可能だからです。絵コンテはまんがのようなもので、文字で書かれた台本を視覚的な表現に翻訳したものです。絵コンテは完成した絵ではないことをお忘れなく。それは画家とアニメーターのための設計図で、画面の作りや、キャラクターの出入り、背景、効果などがどのようなものかを指し示すものなのです。

 絵コンテが済むと、制作は原画部門に移ります。ここには3人の重要なアーティスト、ボブ・クライン、ジョージ・ジェンソン、ハーブ・ヘイゼルトンがいます。この3人は基本的なアートワークである背景のデザイン、レギュラーの登場人物、異星人たち、艦船類をすべて担当しています。それらは実写版の写真やスライドに準じており、それ以外の点については彼らがすばらしい想像力を働かせています。

 原画の次はアニメーターによる動画です。アニメーターは“動画の間の細かい動きすべて”を作るアーティストです。ご存じのとおり、手を挙げてボタンを押させるアニメーションには、たくさんのコマが使われます。ひとつのシーンだけでなく、フィルム1本にわたり、すべての動きについて何コマもです。アニメーターたちはこれらすべてを原画を元に描き起こすのです。

 アニメーターからたくさんの動画が戻ってくると、それらに手塗りで色をのせるために、アセテートセルにゼロックスコピーを取ります。背景は直接カードボードに描かれます。個々の人物と前景に置かれるものだけがアセテートセルに描かれ、背景の上に“重ねて”合成した絵を作成するのです。

 彩色部門は正確さを期してすべての要素を確認し、撮影に回します。そこでは35mmフィルム上に、それぞれのシーンとそのシーンのそれぞれの構成要素(だいたい7枚くらい重ねられています)を、フレーム単位で撮影していきます。これは忍耐のいる作業です。アニメーションのそれぞれどこの段階であっても、ひとつでも見落としたまま進めてしまうと、シーン全体を台無しにしてしまうからです。

 その後のプロセスは実写と同じです。現像済みのフィルムは編集(やり直しあるいは取捨選択)され、雰囲気と状況が際立たつように音楽が割り付けられます。効果音もここで加えられます。最終的には、数多くのフィルム片に、セリフのトラック、音楽のトラック、効果音のトラックを重ねて録音するという、1本のフィルムが完成に至る工程を経て、でき上がった“最終版”が放映されることになるのです。

 アニメのフィルムは実写版と同じ手順で作られますが、実写フィルム30分が完成するのに約6週間かかるのに対し、30分のアニメフィルムは4週間ないし半月で完成する点が異なっています。


Original article on D.C. FONTANA INTERVIEW FROM 1973
Star Trek(TM) is a registered trademark of Paramount Pictures in the United States.
Special Thanks to Mr. Kail Tescar
E to J Translated by ANCHOR


最後に整理しておこう。

TASの台本は3つの演出パートに分けられている。
TASの台本は平均36ページ(場合により42ページ近く)。
TASはまずセリフを録音し、それに合わせて作画する。
TASのデザインは、TOSにあったものはTOSのまま描く。
TASは動画をトレースせず、ゼロックスでセルにコピーする。
TASの1シーンには、背景やセルが、およそ7枚重ねられている。
・実写であるTOSを30分間分作るには6週間かかる。
TAS1話(30分間分)を作るには4週間ないし半月かかる。

今やアニメはPC上で作られてしまうので、“セル”という響きも懐かしくなってしまった。

フォンタナのインタヴューからは、TASの制作過程と当時のフィルメーションでの制作過程との間に違いがあるかどうかはわからないが、現在の作り方と最も異なっているのは、“まず台詞を録音し、それに合わせて作画する”という点だ。

アフレコ(画に合わせて声優が台詞をしゃべり、録音する)ではなく、いわば“ビフォレコ”(なんやそれ)である。

声優を引き受けたシャトナーらオリジナルの役者たちは、それぞれに忙しく一堂に会することができなかったという。そのため各自が自分の都合のいい場所でバラバラに台詞を録音したと聞くが、画をあとから描くやり方だったからこそできた芸当だといえよう。

参考までに、これは「まんが宇宙大作戦」の台本。

DSCF0014.JPG

映画『ネメシス』公開時にお台場で催されていたST展に出品されていた品々のなかで、わたい個人がもっとも惹かれたものだ。

中を読ませてくれ……

| | コメント (6) | トラックバック (0)

土日は休ませてください

営団地下鉄「溜池山王」駅のエスカレーター。

PICT3536.jpg


……わたいも休ませてください。

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2005.01.21

クイ イタリア!

Qui Italia!」は「これぞ、イタリア!」という意味だそうだ。

東京ドームで開催中のイタリア・フェスティバル in 東京ドームに行ってきた。

招待券をもらってタダで行ったので、文句は言うまい。

平日の昼間だというのに、試食も購買もカフェもお食事処も各種講座も、軒並み30分から60分待ちで、“いらち”なわたいはどれも即座にあきらめた。
平日でこれやったら土日は一体……

いやいや、文句は言うまい。

個人的な収穫はFIAT500の初期ロットを直に見られたことだった。

PICT3568.jpg

ドアの開き方とヒンジの関係について同僚に蘊蓄を語りながら、無意識にヒンジ部分に触れた瞬間、血相変えて突進してきた警備員に激しく叱責された。

いやいやいや、文句は言うまい。触ったわたいが悪かった。

突然始まったのは「フラッグショー」。トスカーナ州のエンターテインメントだ。

6人のイタリアンが鼓笛隊の伴奏に合わせ、手にした旗を振り回したり、空中に投げ上げたりする。これは想像だが、おそらく剣技の型を取り入れた見せ物なのではないだろうか。

PICT3549.jpg

見事なパフォーマンスを観ていたら、わたいのうしろに陣取っていたおばはんふたりが大きな声であれこれ感想を述べ始めた。

あーっ、いいねぇ!
いいねぇ!

華麗な技に感動しているらしい。

真ん中の子、いいねぇ!
ダントツ、可愛いねぇ!

おい!

ほら! にこにこしてる!
写真撮る、絶対一緒に写真撮る!

Qui おばはん!

| | コメント (7) | トラックバック (0)

2005.01.20

ムーミンのふるさと

後楽園の東京ドームそば、ラクーアに入っているムーミンベーカリー&カフェ

食事をさせてみたり、パンを買わせてみたりしたついでに、ムーミングッズを買わせてみちゃったりしよう! というコンセプトの店らしい。

そのグッズコーナーにあった「チーズボード(要するにチーズ用のまな板)」の購買意欲を高めさせるためのポップ。

PICT3580.jpg

ふるさとフィンラドから…
 木製チーズボード \3150

このくらいの大きさのボードは
以外と便利ですよね?!
汚れてきても木製の
良いあじがでてくる
かも……

のっけからフィンラド

ポップを見つめるトーベ・ヤンソンも涙目だ。

手書きで誤変換しちゃった「以外」も“良いあじ”出している。

| | コメント (8) | トラックバック (0)

2005.01.18

カムイ、2景

先週、ジンギスカンカレーを食おうと思い、赤坂見附の「ジンギスカン専門店カムイ」へ行った。

昼飯の時間にはちょっと遅めだったので、店はわりと空いていた。
入口から覗いて「ランチまだやってますか」と尋ね、アンタッチャブルの柴田英嗣に似た店員さんの、「やってますよ!」というフレンドリーな返事を確かめ入店。

羊カレーを食う気満々だったのだが、カウンターに座るやいなや、柴田くん(仮名)はわたいの目の前の七輪にジンギスカン鍋をさっと置いた。

カレー、頼みにくなったなあ。

……ほな、ジンギスカン鍋にしよか。

今回も写真を撮りそびれたので、店内の出来事を2件紹介してお茶を濁そう。


■その壱

わたいより随分遅れて入ってきたおっさんは、ジンギスカン鍋を頼むとカウンターの上に新聞を広げて読み始めた。

この店では、ランチ発注とともに、店員が鍋に野菜をすべて載せてくれる。
タマネギ、ジャガイモ、ネギの白いとこを、鍋の縁に沿って流し込むように置いてくれるのだ。

これらが食べ頃に焼けるまでには、先行して食べているわたいの経験ではおよそ10分弱の時間が必要だ。ただし、一度焼け始めると熱の通りがよくなるのか、あっと言う間に焦げていく。

時差昼食で新聞持参か。じっくりねばるんだろうなあ、と思いつつ、真向かいに座っているので、見るともなく見えてしまうおっさんを視界に捉えつつ自分の飯を食っていた。

するとにわかに動きだすおっさん。

箸を割ると、今さっき載せられたばかりのタマネギをつかみ、口に運ぶではないか。

スレッガーさん! 早い、早いよ!

遠目にも白くつやつやと輝くタマネギは、わたいの七輪の上で肉がじゅじゅじゅーっと焼けていなければ、おっさんが咀嚼する“しゃりしゃり”音がはっきり聞こえたに違いない。

さっきわたいが心の中で「10分弱」と教えてやっただろう。

あ、全然聞いてない。聞いてないどころか、ジャガイモまでもしゃもしゃと食いやがった。

絶対焼けてねぇ

しかも焼けてない野菜だけでご飯お代わりだ? この先何杯食うつもりだ、スレッガーさん。

彼が肉を焼き始める前にお愛想済ませて出てしまったので、結果は不明。


■その弐

入店したとき、入口脇に大きな荷物がいくつも積み上げてあるのが目に入った。
航空会社の荷物タグがくっついているところをみると海外からの旅行者か。

案の定、奥のテーブルを外人さんが陣取っていた。

前にも書いたが、ここの店のテーブル席は決して広くない。

いや、むしろ狭い。

日本人の標準的な体格と言ってよい男5人と女ひとりが座ったらもうきゅうきゅうだ。
そこに体格のいい外国人旅行者のみなさんがぎっしりと肩を寄せ合って詰め込まれているのは、他人事ながら気の毒だ。

しかし本人らはいたってご機嫌で、昼間からビールをかっくらっていらっしゃる。

そのうち食い終わった外人さんが、次の行動予定を決めて、店員にあれこれ取材を始めた。個人旅行の王道を行く人々だ。

六本木に行きたいという外人さんに、アルバイトなのか正店員なのかわからない青年が対応。そつなくこなしている。流石だ。

次に外人さんらは、今日の宿について、お得な情報を地元民から聞き出そうと試みた。
彼らに地元民だと思われた青年は、実は全然地元の人ではなかったようで、土地勘がなく答えられない。

そこで、カウンターの中にいた柴田くん(仮名)に助けを求めた。

ぼくこの辺の土地勘ないんで……やっぱり新宿とかですかねぇ
うーん
この辺じゃ、安いところ、ないですよね
この辺だと赤坂プリンスとかになっちゃうからなあ

確かに、安宿をこのあたりで見かけた記憶はない。

ちょっと考えた柴田くんは、店の裏手のほうを指差して言った。

この裏にサウナあるよ


それはないだろう、柴田ぁ!


あんな大荷物持ったガタイの大きい人らをカプセルサウナに放り込むんかい!

サウナ


2回言うな!

さて、次こそは羊カレー(カムイカレー丼)を食うぞ。今度は注文を聞いてから、鍋を置いてくれ!
いや待てよ。まさかカレーも鍋を使うのか!?

| | コメント (10) | トラックバック (0)

2005.01.15

「李香蘭」を生きて(2004年12月刊)

2004年の夏頃、日本経済新聞で連載されていた文章の単行本が、同年年末に発行された。山口淑子(以下、淑子ちゃん)の筆による「李香蘭」の自叙伝だ。

淑子ちゃんと李香蘭については、新潮社『李香蘭 私の半生』がこれまでのリファレンスだった。今回の『「李香蘭」を生きて』が『私の半生』のダイジェストになっている点は否めない。しかし、共著であった同書とは異なり、淑子ちゃんだけの言葉で書かれているのが値打ちだ。

淑子ちゃん自筆と思われる回想記は別にこれが初めてではなく、1993年に東京新聞出版局から出た『戦争と平和と歌 李香蘭心の道』もそうだった。戦後、山口淑子、シャーリー・ヤマグチ、そして大鷹淑子として生きてきた足跡が記されているという意味では、「李香蘭」に焦点を当てた『「李香蘭」を生きて』とはまた違う価値がある。しかしいかんせん一昔前の本だ。2004年に書かれた『「李香蘭」を生きて』には、約10年後の今だから書けることが加えられている。

端的な例だが、日劇の児玉英水が戦地で亡くなったときのこと。『李香蘭 私の半生』では今日出海から聞いた話が淡々と綴らているだけだ。しかし『「李香蘭」を生きて』では、短い文章ながら淑子ちゃんの感情溢れる表現が用いられている。そう書けるだけの、心の整理ができたのだと思う。

また、1998年にNHKで放映された番組『李香蘭 遥かなる旅路』を扱った章も組み込まれている。満映ゆかりの地を巡り、当時の関係者と会い、最後は音信不通になっていた幼なじみリュバ(従来の本ではリューバと表記)との53年ぶりに再会する様子を追った番組だった。番組の最後は再会の喜びでまとめられていたが、実は電波に乗らなかったリュバとの会話が、淑子ちゃんを動揺させていたという。淑子ちゃんにとって衝撃的な言葉だった。リュバは翌1999年に亡くなったそうだ。そのため彼女の言葉の真意は謎を残したままである。淑子ちゃんが何を告げられたのか、これも放映から6年が経っているからこそ書けたのだろう。

巻末付録の資料類(川島芳子の裁判記録、李香蘭ディスコグラフィ、出演映画一覧、簡易年表)も労作。

とりわけ川島芳子(金璧輝)の裁判記録に書かれた“中国国籍法の血統主義”は、同じく漢奸裁判にかけられた李香蘭がなぜ山口淑子であると認められ、放免されたのかを知るのに重要だ。同時に、日本の戸籍と戸籍謄本のなんたるかを、当時の中国の司法が正しく理解し認めたことにも、少々驚かされる。本当に“李香蘭”を裁きたければ、戸籍謄本を偽物と断ずることはもちろん、敗戦国の戸籍法を無視することさえできたのではないだろうか。裁判官の良心と判断に感謝する以外にない。この裁判の様子を、浅利慶太の劇団四季『李香蘭』では劇的な脚本で描いている。中国公演時にも喝采を浴びたシーンだそうだ。

以上、李香蘭そして淑子ちゃんに興味がある方は必読。

■「李香蘭」を生きて(私の履歴書)
 山口淑子
 日本経済新聞社
 1680円(税込)
 2004/12/17 初版発行
 ISBN:4532164923
 amazon.comで買う


さて、本の帯に、「テレビ東京系列でドラマ化」と刷り込んである。

すわ一大事、と1月9日、テレビ東京のお問い合わせ窓口に電話した。

お尋ねしたいことがあるのですがよろしいですか
どうぞ
日本経済新聞社発行の(うんぬんかんぬん)そちらでドラマ化されるとあるのですが、いつ頃放映されるか予定などはわかりますか?
連休中でお答えできる者がおりませんので11日以降におかけ直しください

それももっともだ。でも、じゃあ「どうぞ」って言うな。

気を取り直し、1月12日に改めて電話。

お尋ねしたいことがあるのですがよろしいですか
どうぞ
日本経済新聞社発行の(うんぬんかんぬん)そちらでドラマ化されるとあるのですが、いつ頃放映されるか予定などはわかりますか?
少々お待ちください。……一般の視聴者ですか?
「(え?)ええ、はい
お待ちください

 ……(一般視聴者じゃなければなんか特典でもあるのか? 取材申し込みもこの電話にかけてきたりするんだろうか)

はい
もしもし
もしもし編成部です
「(用件が通じてないのか)日本経済新聞社発行の(うんぬんかんぬん)そちらでドラマ化されるとあるのですが、いつ頃放映されるか予定などはわかりますか?
お調べします

 ……

お待たせしました。ドラマ化は正式に決定しているが、まったく予定が立っていないとのことです
今後予定が立った場合、例えば貴社のウェブサイトなどを見ればそれを知ることができますか?
あのー、今年中に制作できればいいんですけど、最悪の場合は来年になってしまうこともあるとの……
「(全然目処立ってないに等しいがな)わかりました。ありがとうございました

というわけで、2005年中にドラマ『「李香蘭」を生きて』が観られる可能性は大変低い。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2005.01.12

カニオムレッとサラダ

PICT3489.jpg

カニオムレット サラダ」ではない。

カニオムレツ と サラダ」でもない。

ふんわりとしたタマゴで包まれたそれだけを頼みたいときは、下腹に力を入れて、腹式呼吸で注文すべし。

オムレッ、ひとつくれっ

| | コメント (7) | トラックバック (0)

2005.01.11

buy ます

永遠のライバル、「俺が目印し」よ。

お前がかなを送るなら、俺は決して送らん。

PICT3490.jpg


買ます


カマス」?

「バイます」?

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2005.01.10

海賊版

正月、屋台の並ぶ道を歩いていたら、『ハウルの動く城』を軒先で流している露店があった。大胆やな~、と思っていたら、案の定あっさり捕まっていた。

ジブリ激怒「ハウル」大阪で海賊版DVD 米映画も被害…法的手段検討へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050109-00000007-sph-ent

海賊版「ハウル」売り逮捕 罰則強化後、全国で初適用
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050110-00000095-kyodo-soci

一方、露店ではなくきちんとした店構えのガラス細工屋。

PICT3475.jpg

ガラスで作った人形が並んでいる。

「ヤシとモンキー」「雨やどりカエル」「かんがえる」「おねがいカエル」などなど、値段に名前が添えられた細工たち。

ひとつだけ名無しの値札が。

PICT3475a.jpg


名前を書かないところが、確信犯。

ジブリさんは“激怒”しなくていいのか?

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2005.01.05

ハンバーガーの王の息子

中国、蘇州の滄浪亭という庭園にいく途中で出会った尊い方。

その名も漢堡王子

音を採って漢字をアテているのだが、「ガー」は拾わないらしい。“ハンバー王子”だ。でも英文では「Hamburger prince」。

PICT2081.jpg

王子の顔の横に描かれたハンバーガーの上に見える白いものは、なんだ。

まさか、

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2005.01.04

俺が目印し!

JR京浜東北線車内にあった上野のパチンコ屋の広告。

PICT3164.jpg

俺が目印し!」

めじるしし!

……サ変動詞「目印する」?

目印したあとどうするのか、そこが気になる。教えてくれ、俺。

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2005.01.02

ネバー・ギブアップ ネバー・サレンダー

今日の深夜2時20分から(つまり1月3日の2時20分から)、『ギャラクシー・クエスト』が放映される。

2000年公開だったのに、今でもUIPの公式サイトは健在。

言うまでもなくスタートレックの、とりわけTOSのパロディ。
より正確に言えば、TOSのレギュラークルーを演じた役者たちとそれを取り巻く環境を丸ごとパロっている。
しかも本家の映画10作品よりおもしろいじゃないの!という、STファンにとってはうれしいような悲しいような複雑な映画だ。

『宇宙大作戦 GALAXY BOX』を見た人なら間違いなくウケる。
『宇宙大作戦 GALAXY BOX』をこれから見る人にも間違いなくウケる。
『宇宙大作戦』を知らない人にさえだいたいのところウケる。

正月二日の深夜は、これに決まりだ。

■ギャラクシー・クエスト
TBSテレビ(6ch)
2005年1月2日深夜2時20分~4時24分




……煽っておいてなんだが、わたいは裏で放映されているチャウ・シンチーの『食神』を録画することをお許しいただきたい。

■食神
フジテレビ(8ch)
2005年1月2日深夜2時55分~4時47分

↓こちらはネタバレが気にならない方に限り、観る前に読むべし。
食神-チャウ・シンチーを見ろ!-

↓こちらは作品もさることながら、本人が気になる方向け。
周星馳 Friend’s Club(公式ファンクラブ)

| | コメント (5) | トラックバック (0)

2005.01.01

謹賀新年、そして雑煮

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。

と、書いているのは実はまだ年末なので、今ひとつ気持ちの入らない型どおりの挨拶で申し訳ない。

早速だが中途半端なトレッキーのトラックバック企画「お雑煮はいかが?に参加。

うちの両親は大阪出身だが、母親の母親は東京の出らしく、雑煮も関東風だった。

すまし汁に鶏肉と大根の銀杏切りが入り、三つ葉が散らしてある。
餅の形に大して拘りはないらしく、手元にあれば角餅だろうが丸餅だろうが迷わず入れていた。ただし、網で焼いてから入れる。そこは譲れないらしかった。

当家で再現しようと試みたが、作り方を聞いたわけではないので適当だ。しかもちょっとだけ銀杏切りするためにだけ大根を買って生鮮食料品を増やすのは、年末(書いてるのも作ってるのも、くどいようだが年末だ)の帰省前なので、自殺行為。同様の理由で三つ葉も省略。餅も改めて買うのを割愛し、お馴染みの士別市のいももちで代用。鶏肉は別途必要だったため、そこから一部を流用した。

沸かしたお湯に鶏肉を投げ込み、煮えてきたところでちょいと塩を振って味を調え、最後にいももちを入れた。

で、できたのがこれ。

PICT3427.jpg


鶏の脂が浮いていて、大変見栄えがよろしくない。
各自、銀杏切りされた大根と、美しく散らされた三つ葉を想像で補っていただきたい。そう、その調子。

味のほうは……まあ、なんていうか、鶏スープ……。

原因は鶏の煮過ぎだ。

さて、忘れかけていた本題。

名付けて【スタートレックの世界ではこんな雑煮を食べてるんじゃないかな?(ってタイトル長すぎ)】です。

TOSを観ていると、惑星連邦宇宙艦隊の食事には黄色の食べ物がしょっちゅう出てくる。
いや、♪あずきコーヒーゆずサクラのそれは白黒抹茶でポポポイのポイポイポイだ。

ここで言う黄色は、いやになるくらい原色のコロコロとした物体で、言うなれば色素を満タンまぶした里芋の煮っころがしのような食べ物である。

その“アレ”が、雑煮でもやっぱり具になっているのが23世紀の惑星連邦だ。

要するに、こういう感じ(イメージ)

PICT3427b.jpg


何食ってんだか、惑星連邦

24世紀にフードレプリケーターが実用化されてよかった。本当によかった。

| | コメント (11) | トラックバック (0)

« 2004年12月 | トップページ | 2005年2月 »