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2004.11.30

廃止のお知らせ

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何を廃止するのかを、最初に言え

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2004.11.29

温麺XIIII ありし日の温麺

今は静まりかえる冷麺専門店が、温かな光に包まれていた11月19日(金)。

温麺初日を逃した同僚の温麺デビューを期して、食べに行った。

入口に置かれたメニューには、手書きで誇らしげに書き加えられた文字列。

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あったかい温麺あります

温泉マークはちょっと違うだろ。

カウンターに座ると、ここにも手書きメニューが貼ってある。

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いろいろな飲食店を経験してきたという新店長が、その経験を活かして開発したという一品メニューの数々らしい。ライスは違うが。

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運ばれてきた温麺。おや、これまでと様子が若干変わっているぞ。なにやら上にのっている。これなんだ。

あれ?

上司も異変に気付いたようだ。

よくご存じですねぇ。そうなんですよ、大根をね。じゃあ、こないだまで挽肉入ってたのご存じですか

挽肉? それは知らない。いつの話だ。日替わりか?

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タマゴの切り方もこじゃれている。得意げな新店長。ハリマン店長と共に作り上げた温麺に、さらに工夫を重ねているらしい。

大根の下には既にタテギがいくらかのせてあった。そうだろう、最初からそうしておけばいいのだ。まだこれでは全然足りないがな。

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とはいえ、やや調子にのって入れ過ぎた感のあるタテギ。スープの色がすっかり朱に染まった。

上司と同僚とわたいの3人は、タテギを入れた温麺を旨い旨いと誉めまくった。

コクがあるというか、甘いというか

すると温麺デビューの同僚が、タテギの出所を探ろうとジャブを放った。

元の瓶とかないすか
はい?
元の瓶みたいなもん
パックだったらあるけど、お見せしましょうか?
あ、見してもらっていいすか

見せる? 望むところだ。

無防備で鳴らす新店長が、「ちょぉっと待ってくださいよ」と言って持ってきたのがこれだ。

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どうぞどうぞ写真もどうぞと、新店長自らカメラの前で支えてタテギのパックを披露。

韓国から直輸入は伊達じゃない、ハングルのみのパッケージだ。わたいはハングルを読めないので、なにがなにやらさっぱり。

さらに本部から配給されてくる麺まで見せてくれるという。

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麺は生で袋入りだ。
袋入りはいいが、さっきのタテギもこの麺も、ひょっとして韓国で普通に市販されているんじゃないのか

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開けたところ。真っ黒だ。
生のままかじらせてもらったが、まあ、別にどうということはない、芯のあるやや固い生麺だった。

生で食べるんですか。食べたことないなあ

わたいらも普段は食べない。

こういうの、全部輸入なんですか
うーん、タマゴとかネギとかは違いますけどね

そらそうやろ。

ふと見ると、メニューと並んで、壁に貼ってある「葛冷麺」の能書きの縮小版が置いてあった。

葛(ち)冷麺の「葛」とは
葛は韓国特有の植物で、深く生殖した「葛の根」を掘り起して絞った汁です。昔から万病の薬として飲まれ伝わって来ました。その「葛の根」を独特の製法で絞り出した汁(エキス)を麺に混入して作られた食品です。葛冷麺は多くの栄養素と健康上の効果を含んだ、今話題の人気麺です。

葛の効果
かぜ、下痢、腸痛、動脈硬化、発汗解熱、消化不良効能、利尿作用、胃腸や肝腸保護、二日酔い、成人病、精力増進
特に女性の便秘、皮膚美容などに効果があります。


待て。なんだ? 最後に本店として大阪市中央区の住所と電話番号が書いてあるぞ。
マネジャーでさえどこにあるか知らないと言い放った大阪の店舗、ネット検索しても一向に引っかからない謎めいた店。その本店連絡先が意外と簡単に手に入ってしまった。

12月になったら、行くぞ、本店。

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2004.11.28

おでん屋に集う男

銀座のとある路地に屋台のおでん屋がある。いつもは上司らと来るのだが、その日はたまたまひとりだった。

通常こういう屋台に素面の客は少ない。だいたいヨソで一通り飲んで、ぐだぐだになって、もうそろそろ終電も近いけど、ちょっと飲み足りないような、まだ帰りたくないような、そんなモラトリアムな酔客が足を運んでくることが多いようだ。

わたいが入ったときは、若い私服の男が二人いた。もうかなりいい感じでできあがりつつ、しかししっかりした口調でほがらかに話しながら飲んでいる。

店のお父さんと世間話をしながらビールを1本飲んだところで、サラリーマン二人が覚束ない足取りで入ってきて、わたいの右隣に座った。

ふたりは同じ会社に勤めているようだ。片方はしばしば来るらしく、わたいに近いほうに座った眼鏡の男にいろいろ講釈している。ふたりとも熱燗を注文し、ぺろっと飲んでしまった。もう相当飲んできているようだが、まだまだ飲みたいらしい。

経験者が立ち上がり、おでん鍋を覗き込みながら注文開始。

えーと
おれ、厚揚げ。頼むな

眼鏡が経験者に注文を託す。

えー、ちくわぶと、タマゴ

はい? 今「タマゴ」って言ったか? 眼鏡の厚揚げは?

店のお父さんには眼鏡の発言が聞こえていなかったのか、ちくわぶとタマゴだけを器に盛って経験者に渡す。ひどいな経験者、お前、ちゃんと頼んでやれよ。眼鏡、怒るんじゃないか?

ちくわぶ、うめぇなあ。うまい、ちくわぶ

おいおいご機嫌さんかい。

厚揚げいいのか?

しばらくふたりで皿を突ついていたが、やがて眼鏡がお父さんを呼んで自ら注文。

あー、んー、おれ、あれだ、いわし団子と!……厚揚げ

しかしその厚揚げは、ちょっと発声が小さかった。しかもお父さんは最初に勢いよく言われた「いわし団子」のタイミングで、新しい器を取るために後ろを向いたため、消え入るような声の厚揚げは届かなかったのではないか。

案の定、出てきたのはいわし団子のみ。

眼鏡、今度は怒るんじゃないか?

いわし団子、うめぇなあ。うまい

あんたいい人だ。


そうこうしている間に、別の男ふたり組が入ってきた。片方はスーツを着た中年男。もう片方は私服を着た中年男だ。

スーツ中年も私服中年も熱燗を頼み、そのあとスーツ中年が2~3品おでんを頼んでから私服中年が注文する番になった。

お父さんは既に器を手にして、私服中年の注文を今か今かと待っている。

……しょ

しょ?

しょしょ

しょしょ?

しょしょしょしょしょしょしょ

そんなおでん種あったか?

しょしょしょしょしょしょしょ

お父さんは無言で、辛抱強く待っている。

しょしょしょしょしょしょしょ

わたいは思わずお品書きを見上げ、「しょ」で始まるのはどれなのか目を走らせる。

しょしょしょ、シューマイ


スタートから間違ってるぞっ

じゃあ急いでトイレ行きたいときどう言うんだ。「しゅしゅしゅしゅしゅしゅしゅしゅしゅしゅしゅ、小便」か。もういいから早く行け!

そんなことを思いながら、銀座の夜は深くなっていくのだった。

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温麺XIII 亞空間通信

金曜日も休業し、道行く人の関心がどんどん薄くなる冷麺専門店。

11月24日(水)の店内

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11月26日(金)の店内

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まったく同じ


まったくやる気ナシ……。

まだ営業していたときに入手した大阪本店の電話番号に、同僚は毎夜電話をかけていた。しかし、いつも誰も出ないという。

その電話番号はネットで調べても引っかからない。いや、正確には1件ヒットするのだが、それは道頓堀にある飲み屋の2号店らしき番号としてヒットするのだ。大阪本店の電話番号が本当なら、NTTの管轄局によって潰れた飲み屋の番号が割り当てられたということだろう。

なんにしても、出ないのでは話にならない。

11月26日の夜。同僚はねばり強く電話をかけ続けていた。「出ない」と文句を言いながらも呼び出し続けていると、誰かが電話に出た

本部の人間か。

あー、ども。本店ですか
何時からですか。何時まで
11時から2時まで
夜の11時から2時まで
あ、昼の11時
東京で行ってるんですよ
赤坂にありますよね
ご存じですか
え、うちが卸してる
今やってないから食えなくて
やってるはず?
今日もやってないですよ
やってないですよ
やってないです
調べておいてくれますか
そうですか
今度行きますからその時までに
住所は知ってるんですよ
島之内のあそこですよね
はい、はいはぁーい

本店は存在した。

本店は赤坂の本部だった。

本部は赤坂の沈没を把握していなかった。

そして本部はなかなか電話に出ないのである。

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2004.11.27

「いちじくのヨーグルト」

ぷちぷち触感”を売り物にする、ファミリーマート限定商品。

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Fig Yogurt

直訳だ。

「probiotics」と銘打つくらいなので、機能性ヨーグルトを自負しているに違いない。

名前のとおり“いちじく”をフューチャーしているため、一般への布教にも余念がない。

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製品中に見られる黒い粒はいちじくの種」、なるほど、生のいちじくを知らない現代人が異物と思ってクレームを言ってこないように予防線を張る気持ちはわからないでもない。

しかしこれはどうなんだ。

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●中身がフタにつく場合がありますが、品質に問題はございません。

そらそうやろ!

かつて「フタに中身がつくとはどういうことかねっ」とクレームが入ったのではないかと邪推させるほど、あり得ない注釈だった。心底驚いた。

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2004.11.26

浪漫堂1/7000 スターシップコレクション第2弾

2004年11月28日、待ちに待った、あるいは待たされに待たされた、待ってる間に予算をヨソに注ぎ込んじゃった、浪漫堂のスタートレック“スターシップコレクション”第2弾が発売になる、らしい。

第1弾では、「統一スケール」という試みは評価されたものの、あまりにも偏りのひどいソートと、しばしば発生した欠品などで総合的に「なんだかなあ」という印象を残してしまった浪漫堂。

この第2弾では汚名を返上し、起死回生を図るべく、
一.箱の中身、見えてます!
一.シークレットありません!
一.箱買いした瞬間にコンプリート!

という新たな試みで、STファンのなかでも一握りの艦船コレクターたちの関心を惹き、その財布に挑もうとしている。

ラインナップはリンク先にて画像付きで拝めるが、念のために書いておくと以下のとおり。

(わたいが興味ある順)
★TOSのU.S.S.エンタープライズ 普通の塗装版
★クティンガ級クリングンバトルクルーザー
☆DS9ステーション Aパーツ
☆U.S.S.パスツール with Cパーツ
☆破壊されたU.S.S.コンステレーション with Eパーツ
☆U.S.S.サラトガ with Bパーツ
☆U.S.S.スターゲイザー with Dパーツ
★TOSのU.S.S.エンタープライズ 蓄光塗装版
★エンタープライズ NX-01 蓄光塗装版
 U.S.S.エンタープライズE 蓄光塗装版
★エンタープライズ NX-01 普通の塗装版
 U.S.S.エンタープライズE 普通の塗装版

「★」は、1/7000スケールモデルとは別に、“スケール無視だが飾るのには適当なボリュームがあるモデル”が同梱されているもの(容量的には1/7000のほうがオマケに見える)。
「☆」は組み立てると直径20cmになるDS9ステーションのパーツが入っているもの。

「破壊されたU.S.S.コンステレーション with Eパーツ」などDS9パーツ入り(☆)は、これらを買わないと決してステーションが完成しないという意味で、ほとんど抱き合わせ販売と言っていいくらいの商法だ。

大人買いで瞬殺コンプを達成するもよし、クティンガ級だけ何十隻も買ってクリンゴン艦隊を編成してもよし。あるいは☆を使って“エムポック・ノール”を再現してもよし。

BLISTERでひと箱、行っとくか~……と思ったら、まだ出てないな。じゃあ、どこかで見かけるまで待つか。

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2004.11.25

温麺XII 暗黒への序章

冷麺専門店が新しいクルーによって船出して、3週間が過ぎた11月24日。
引き続きハリマン店長の帰還の瞬間を捉えるべく探査を続けている我が事務所の上司が、様子に変化があったと教えてくれた。

入口の貼り紙がない

入口の貼り紙とは、これ。

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新店長が自ら願い出て設定したという営業時間だ。

この紙がなくなっているという。代わりの貼り紙がないということは、営業時間の変更がほぼ周知徹底したという判断なのだろうか。

迎えた夕方。

温麺初日に季節はずれの夏休みを取っていたばっかりに、温麺探求からやや遅れを取ってしまっていた同僚が、やってきてこう尋ねた。

温麺、何時からでしたっけ
6時から
ですよね。でもやってなかったから

このとき、飛び出して見に行くべきだったのかもしれない。しかし、再発進後に数回取材を行なった際、新店長が様子を見て営業時間を変えるかもしれないと言っていたことをわたいは真に受けていた。

営業時間を変えたのならば、もっと夜遅くなればやっているだろう。仕事を抜けてちょっと見に行ったのは21時30分だった。

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なるほど、貼り紙がない。

そして、営業していない。

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これまではいつも客の椅子の背に引っかけてあった、新店長の白い上っ張りもない。

同日23時30分。再度覗きに行くが、状況は変わらず。

どうした、冷麺専門店。また座礁か?

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2004.11.21

T2チロルキナコモチとお呼びください

昨年、一世を風靡して鮮やかに散った、松尾製菓のチロルチョコ「きなこもち」。

弊社でも一部で大変な盛り上がりを見せたが、肝心のブツが品切れたまま市場から消えてしまったため、尻切れトンボに終わっていた。

その後、隣の席の同僚が「旦那、11月に例のアレ、また出るらしいですぜ」と教えてくれた。まだかまだかと待っていたら、10月の終わりに出たらしい。

出た途端に隣の席の同僚が「旦那、例のアレ、出ましたぜ」と、満面の笑顔でずっしりした質感のビニール袋を振るではないか。

箱で買いやがった

大人め。

こういうもんは一個一個買うからよいのだ。一個一個買って一個一個慈しみながらいただくのだ。

そうこう言っている間に、上司も箱で買ってきた。

キミらなあ、買えばいいってもんじゃないんだぞ。

高い買い物するんじゃないよ。

いくら。

945円?

……。

安いね。じゃあ、わたいも買う(おいおい)。

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一個21円がひと箱に45個入っている。

弊社ではうちの課に、100個を軽く超えるきなこもちが局地的な集結を見た。隣の課で発生していた「10個買いました」というお嬢様買いを含めれば150個超だ。

誰だ、一個一個慈しんでとかなんとか言ってるやつは。こんなもんはだーっと買ってぱーっと食うんだ。ぱーっと。

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箱の横のバーコードは個装と同じなので、コンビニでのレジでピッと通しても21円しか表示されない。レジにいた外国からやってきたお兄さんは、小首をかしげて何度かやり直していた。

今年版を昨年版の生き残りと比較してみよう。

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左が2003年版、右が2004年版。
刷り色が若干違うのは印刷物にはよくあること。裏にくる部分にあたるところのレイアウトが変わったらしく、見えているものが異なる。きなこもちマークも若干小さくなった。

TIRORU2.JPG

上が2003年版、下が2004年版。
昨年出したときは、まだチロルチョコ株式会社ではなく、松尾製菓株式会社だったことがわかる。バーコードは同じ。

わたいはセブン-イレブンで買ったが、銀座線「溜池山王」駅内にあるローソンでは、入口にこんなポスターを貼っていた。

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★1ケース(45コ入り)……945円

端っから、大人しか相手にしてない

カウンターに積んであった5箱は、3日もしないうちに売り切れていた。

味のことを何も書いていなかったので一応言及しておくと、「目をつぶって食べると、チョコじゃなくてホントにきなこもちに思えてしまう不思議な食物」だ。まだ試してない方は、一生に一度でいいから、騙されたと思って試してみるといいだろう。なお、騙された!と思われた方、当ホらデッキはなんのフォローもできないので、直接メーカーの消費者窓口に言うように。

店頭にないときは取り寄せだ。箱の裏に書かれた注意書きによれば、

ご注文の際は〈T2チロルキナコモチ〉とお呼び下さい。

とのことだ。覚えておこう。

あっと言う間にひと箱食って、ふた箱めを買ってしまった。大事に食べよう……。

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神をも恐れぬ船長

中途半端なトレッキーのトラックバック企画、スタートレックTB企画:好きなセリフに参加。

それにしてもひとつに決めろというのは難しい注文だ。
しかしお題をよくよく読むと別にひとつに決めろとは言ってなかった。
とはいえ、たくさん挙げるのは大変なのでひとつだけ(なんやねんそれ)。

出典は映画「スタートレック5 新たなる旅立ち」。

グレートバリアを越えたサイボックが、カーク、スポック、マッコイとともに“シャカリ(神)”に出会ったシーン。

船くれ~、船持ってこ~いと連呼する“神”にカークがツッコむ。

すんません
 (神、無視)
すんませーん。ちょっと聞いてよろしかぁ。なんで船、要りますのん?
 (神、サイボックに話しかけてカークを無視)
せやから、なんで船が要るんですか、ちうてんねん
 (マッコイが止めに入る)
ジム、あんたなに言うてんねんな
尋んねてるだけやん
 (ようやく神が反応)
誰やねん、お前
わしが誰やて? 知らんの? 神さんちゃうのん?
お前、わしを疑うてんのかい
証拠ないとなあ
ほな証拠見せたろ
 (神、両眼からビーム発射。カーク吹っ飛ぶ)
なんで神のくせに怒んねんっ

どうです、“神”に対してツッコミまくるカーク。

言うに事欠いて「わしが誰やて?知らんの? 神さんちゃうのん?Who am I? Don't you know? Aren't you God?」。

さらにさんざん怒らしといて「なんで神のくせに怒んねんっ Why is God angry?

TOSではアポロとも直接対決した男だけに、怖い者なし。
(第2シーズン「Who Mourns for Adonais? 神との対決」)

劇場公開時の字幕がどんなんだったかは忘れてしまったが、神に喧嘩を売る疑問符三連発は強烈だった。そこだけ必死にヒヤリングした。
(これを書くためにあらためてDVDの英語字幕を見たら、字幕はあちこち省略されていたのでちょっとがっかり)

ちなみに原語。
Excuse me.
Excuse me, I'd just like to ask a question.
What does God need with a starship?
I said, what does God need with a starship?
Jim, what are you doing?
I'm asking a question.
Who is this creature?
Who am I? Don't you know? Aren't you God?
You doubt me?
I seek proof.
Then here is "the proof" you seek.
Why is God angry?

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2004.11.20

お客様同士の

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完全自由型
台移動自由
出玉の共有自由
お客様同士の
メダルの貸し貸り自由
STATION

貸してばっかりやん!

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2004.11.19

温麺XI タテギの世界

その、えー、休む一週間くらい前からですね

歴代エンタープライズのどの船長にも似ていない新店長は、温麺はずっと前から出していたんだもんねと見栄を張ってこう言った。

ずっと前から出していたわりには慣れない様子で厨房を右往左往していたのを、我々は見逃していない。

その店長が、金属製のボウルのような器をひとつずつ両手で運んで来た。

これが温麺か!

PICT2878.jpg

ほんのりと立ち上る湯気が、温かな麺ですよ、と主張している。

熱いですから気を付けて

そんなに熱いのか温麺は。では熱麺ではないか。

器の真ん中が。縁と底は大丈夫ですから持つときは気を付けて

器がか! ややこしいことを言う店長だ。

それよりも写真だ写真。温麺の写真を撮らねば!

デジカメを取り出して撮影を始めたら、厨房の奥の店長が照れたように言った。

写真は恥ずかしいなあ。なんだか自分が撮られているみたいで

そうはいかない。なにせ記念すべき温麺なのだ。

今シーズン初温麺ですから

ああそうすね

おいおい、いやにあっさり認めたじゃないか店長。さっき言ったセリフと違うだろ。せめて一日のなかでは言動を一致させろ。

あ、まさか我々が初温麺で舞い上がっていると思っているのではあるまいな。

いいか、この店にとっての初温麺、だ。

さて、上司は今日この場でまさか温麺に遭遇するとは思わず、デジカメを持ってきていなかった。張り込み王にしてこの失態。
やむなく携帯電話搭載のカメラで撮影しているが、やはり自分の温麺は大きな画像で後世まで残したいだろう。わたいのデジカメで代理撮影。

これが上司の温麺。

PICT2877.jpg

上司は興奮のあまり、撮影前に箸を突っ込んでかき回してしまっている。やや乱れがあるのはそういうわけだ。

その点、落ち着いて写真を取り終えたわたいはおもむろに割り箸を取って、麺をつかもうと……あれ? 麺がつかめない。なんで開かないんだ、変な箸。

割ってなかった

しかも箸のおしりをスープに突っ込んでいるではないか。

全然落ち着いてないぞ、わたい。

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麺をつかんで持ち上げたところ。

実はこの時点で、我々は温麺の麺について何もわかっていなかった。麺というのは白っぽいものだという既成概念にとらわれ、器の中に泳いでいる白いものをひたすら掬おう掬おうとしていたのだ。

なんだこの白い麺。短いな。……もやしか。
なんだこの“もずく”、いやに長いな。……これが麺か!

海藻の一種だとばかり思っていた黒っぽいものが麺だった。

再度麺をつかんで持ち上げたところ。

PICT2880.jpg

店長によれば、この麺は、冷麺と同じものだという。

スープが税関で止められていると言い訳していたときは、「麺は来てるんですけどねぇ」と言っていたな。冷麺と同じなら来てるも来てないもないだろ。

まあいい。
この黒い麺には「葛(ち)」という名の植物から採られたものだそうだ。「葛」は韓国特有の種だそうで、日本の葛(くず)とどう違うのかは謎だ。
韓国では「葛(ち)」の根を絞った汁を古くから万病の薬として飲んできたのだと、店の貼られた能書きが語っている。

その「葛の根」を独特の製法で絞り出した汁(エキス)を麺に混入して作られた食品です。

絞った汁を混入……もう少しほかの表現はなかったのか。

ではスープをいただこう。

胡麻ラー油風味……平たく言うとあれだ、日清の「あ~らよ! 出前一丁」だ。

なんか、普通。

そう思ってちゅるちゅるしていると、カウンター越しに店長が、スープはお好みで味付けして食うようにと指導を与えてきた。

酢!

PICT2881.jpg

タテギ!

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これらを好きなように入れて食べなさいというご指導だ。酢はわかるが、タテギとはなにか。要するに唐辛子ベースの香辛料で、これを入れた途端になんでも韓国料理っぽくなる半練り、半液体の赤い調味料だ。

早速酢を回し入れ、さらにタテギをしこたま入れて食べてみた。

うまい。さっきまでの薄ぼんやりした偽出前一丁が、一転してうまくなった。これなら軽く完食できるぞ。

どうですか

温麺の出来が心配なのか、マネジャーが尋ねてきた。

これ、うまいですよ
そうですか。いけますか
いけます
そうですかあ

マネジャー安堵。そんなに心配だったのか。

思うに、へなちょこな偽出前一丁味のスープのままで客に出すのはいかがなものか。最初から酢もタテギもぶち込んで味を調えてから出せばよいではないか。もっと自信を持て、店長。

味を誉められて気をよくしたのか、マネジャーは今後の構想を語り出した。

なにか食べたいものがあればリクエストしてくださいよ。今ならメニューに加えられますから。サイドメニューを増やそうと思ってるんですよね。やっぱり夜は飲みたいし、飲むならつまみが欲しいじゃないですか。いろいろこれまでとは違うことやっていこうと思ってるんですよ

能弁なマネジャーは、我々を温麺に導いた営業ママの店には、客の相互トレードを申し入れているのだと語った。

営業時間も冒険心たっぷりで、夕方6時から翌朝7時まで。これまでやっていたランチは中止。……そんな中途半端な営業時間で人が入るのか? 新店長たっての願いでそう決めたそうだが、このメニュー内容で深夜だけってのはどうなんだ。少なくともわたいはあんまり来ないだろうな……。

さらに、この店の看板には「赤坂店」と書いてあるがほかにはないですよね、という我々の質問に対して、東京ではここだけだ、とマネジャーは答えた。

東京では?
大阪に2店舗あるんですよ

ほんとか? 聞いたことないな。

大阪のどこです?
知りません

なんやそれ。

新宿や池袋にも出したいってオーナーも言ってるんです

大阪のキタかミナミかくらいはわかるやろ。

ゆくゆくは10店舗にはしたいですね

聞きなさいよ。

そうこう言いながら食べている途中で、飲み屋で働いている韓国系と思われるおねーさんが店に入ってきて「温麺ありますか?」と尋ねた。あると聞くと「じゃまた来ます」と去っていった。温麺のニーズはあるようだ。

ところで肝心なことがまだわかっていない。

前の店長さんはどうしてらっしゃるんですか

そうだ。ハリマン店長の去就はどうなっているのだ。

前の店長もご存じなんですか

知っているとも。彼がすべての始まりだ。

そうですか。これ、前の店長とあーでもないこーでもないって言いながら作ったんですよね

ここで開発したのか、温麺。ほんとに税関関係ないやん。しかもハリマン店長、自ら温麺作りに密接に関わっていたとは。そのくせ温麺が世に問われる日には姿をくらましてしまうとは。一体どうなってんだ、この店は。

はっ、しまった、すっかり話をはぐらかされて、ハリマンの行方がわからなかったではないか。

スープを飲み干して完食。

今日は半額デーですから
半額デーに決めました。今決めました
800円になります

ということで、ふたりで800円

安。

しかし今日この場でまさか温麺に遭遇するとは思わず、わたいは財布を持ってきていなかった。失態。上司に立て替えてもらう。

こうして、冷麺専門店が初めて客に出した温麺は我々の胃の腑に収まった。温麺を提供したのは、消えたハリマンに代わって現れたふたりの男。ザ・ネクスト・ジェネレーションであることには間違いない。

温麺、それは最後のフロンティア
これは冷麺専門店「珍麺」が
新世代のクルーのもとに
21世紀において任務を続行し
「葛(ち)」の根っこを混入して
新しい店長と店員を集め
人類未到の赤坂の裏通りで
勇敢に深夜営業した物語である






……それはいいけど、ハリマンは!

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2004.11.17

窓を開けたらボヤだった

家を出ようとしたら外が騒がしい。
窓を開けたら、駐車場を挟んで向かいの家が煙を噴いていた。

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あらま。火勢は見えないが、中は煙が充満しているらしい。

消防士突入。

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2階のベランダへホースを上げて火を抑えるまでほんの数分。さすがだ。

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住んでいる方々は避難して無事だった模様。

家の外に出たら、そこが水の供給源だった。こんなふうになってるのか。

いかん、仕事行かなきゃ。
こんなことがあったので遅くなりました>上司
(なにやってんの!)

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2004.11.16

温麺X 放言店長

ばたばたしててすみません。名刺も間に合わなくて。知り合いに8時に持って来させるんです

慌ただしく店内を整頓しながらマネジャーが言った。

名刺が間に合うとか合わないとか、どういうことだ。とにかくこの店に、マネジャーが新しくやってきたことだけは確かだ。

気になることは山ほどある。早速調査モードに入っている上司は、まずこう尋ねた。

温麺、いつからなんですか?

当然の質問だ。もちろん、今日が最初の温麺だという確信を持ったうえで、敢えてそう尋ねているのである。

店長と呼ばれた男、答えて曰、

やってましたよ

なに。その答えは予想していなかった。どういうことかね。
まさかとは思うが、我々は温麺が既に供されていることに気付かないままどたばたしていたというのか。

いつから
えーと、一週間くらい休んでたんですけど

それはよく存じ上げている。臨時休業の貼り紙も出さず、撤退の気配を濃厚に漂わせていたこの一週間だ。

その、えー、休む一週間くらい前からですね

決して、それはない

この店は11月頭には閉まっていた。その一週間前、訪れた調査員にハリマン店長の部下は「まだ季節じゃありませんから」と冷たい言葉を投げかけたではないか。おうおうおう! 調べはついてるんでぃ。

不穏な空気を察したのか、マネジャーが割って入り話題を転換。

マネジャーが問わず語りに話すには、新店長はこの店に入って一ヵ月半くらいだという。ということは、温麺を出す出さないの最も熱い時期に、既にこの店にいたということだ。ハリマン店長の行方を知る生き証人と言える。

マネジャー自身は、この店をキミに任せるという話を一週間前に聞き、そこで初めて今の店長と顔をハリマン店長と顔を合わせたという。おお、この男もまた生き証人だ。

オーナーが変わって、これからリニューアルするんですよ

オーナーが変わった? やはりハリマン店長は働きがアレで飛ばされたのか。

今日がリニューアルオープンなんです

リニューアルと言っても、メニューがちょっと変わっただけで店の調度に変わりはなく、あとは常時3~4名いて暇そうにしていた店員が著しく減って店長ひとりになり、新しくマネジャーなる職務の男がひとり入っただけで、いかにも規模縮小の感は拭えない

PICT2874.jpg

旧ハリマン体制を廃し新時代に入ったのか? 店長の椅子を追われたハリマンはどうなったのだ。提督に昇進したわけではあるまい。

ハリマン店長の行方は定かではないが、体制がどうであれ、上司はマネジャーに対しても追求の手を緩めない。この一ヵ月の間に溜まりに溜まった疑問を、この機会に解き明かさんと質問を重ねる。

じゃああれですか、顔合わせのあと、一週間でリニューアルの用意をしたんですか
ええ、まあ

マネジャーは上司の誘導尋問の罠に落ちた。

麺とかスープなんかは間に合ったんですか?

かつてハリマンの部下が発した「税関がスープを止めている」という発言を受けて探りを入れていることは言うまでもない。一週間の経験しかないマネジャーはそんなやりとりがあったことを知る由もないだけに、真実が語られる可能性が高いと踏んでの質問だ。

果たしてマネジャーは、なんの疑いも警戒心もなく、こう言い放った。

ええ、それは本部が輸入しているんで、大丈夫だったんですけどね

すかさず畳みかける上司。

麺もスープも揃って?
ええ

“税関によるスープ成分抜き取り検査”は一体なんだったのだろう。「麺は先に来た」という発言も、「最近は税関がうるさいんですよ、成分とか」という発言もあっさり打ち砕かれた。
一週間マネジャーは輸入に長けた“本部”なる組織が、楽勝で材料を揃えて見せたのだと、自信たっぷりに言い放つではないか。

わりと簡単に入ってくるんじゃないの、スープ

どうにも得心がいかないので、設問を変えてツッコんでみることにしよう。

10月頭に温麺の研修してたじゃないですか。貼り紙して。1日が4日に、4日が7日とかずれていって、結構心配したんですよ

新店長にこう水を向けると、男は涼しい顔でしれっと言った。

ああ。あれは実は厨房の機械が壊れてまして

はい? なんだそれは。乗組員一同、ハリマン店長の指揮の下、いかにしてお客様に喜ばれる温麺を提供できるか、研修に汗していたのではないのか。
機械が壊れてましただ? それならそうと素直に書け

あっけに取られるわたいの横で、上司はまだ解決したと言えない税関問題を新店長に振った。どうやらこの新店長は口が軽いと読んだようだ。

なんか、前来たときは、スープが入ってこないから温麺はできないとかなんとかおっしゃってましたけど

対マネジャーとは切り口を変えて問う上司。無防備な新店長は、これに答えてこう言った。

ああ……それもちょっとあるけど、2週間くらい休んだうちの2割くらいかな

14日の2割を単純計算しても3日だ。ちょっと計算を間違えて材料が切れた程度のブランクではないか。10月頭から丸々一ヵ月以上、温麺を出さなかった答えにはなっていない。

税関で止まってたのでは

ちょっとある”ってどのくらいあるんだと、しびれを切らした上司が本丸に斬り込む。

ああ……

ああって、それだけか。一ヵ月のキャリアがあるのに知らないとは言わせないぞ。

するとマネジャーがまた口を挟んだ。

なんでも言わないで店長。まるでうちの店が嘘ついてるみたいじゃない

そうだ。よく気付いたな。

これからほんとのときには、貼り紙に“ホント”と書いておきますから
“○にホ”でいいっす
そうですか、そうします、あはは

あははじゃなくて、本来はそんな符号を書かなくていいから。最初からホントのことを書け。

なんだかもう、めろめろのぐだぐだになったところで、ついに温麺がその姿を我々の前に。

お待たせしました

待った待った、待ちましたとも! いや、待たされましたとも!

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2004.11.14

温麺9 混乱

完全に閉まってる」と宣告を受けた冷麺専門店の翌日昼13:15。店は相変わらずの休みだ。

やはりもうだめか。

夜18:30。それでも気になる上司は、今日も斥候に出た。

数分後に入電。なにか動きがあったようだ。

人がいてなんかやってる
すぐ行きます

PICT2870.jpg

久しぶりに明かりがついている冷麺専門店を見た。

恐る恐る中の様子を伺う。

PICT2872.jpg

およそ営業しているようには見えない。人がふたりで、ごそごそとしているのは、なにやら片づけているようにも見える。

明日にはいよいよもぬけの殻か……。

入口から見えない角度になぜだか身を隠し、何も知らないふりをして入っていって、「あれ? 今日はやってないの」とかなんとか尋ねてみようか……などと話していると、同じビルの地下にある飲み店のママが階段の途中からこっちを見ている。

不審者だと思われただろうか。確かに不審ではある。するとどうやら我々に興味を持ったらしく、にこやかな笑顔で近づいてきた。

「☆ビール一杯無料☆」と黒いマジックで大書されたチラシを手渡しながら、明らかに日本人じゃないけれど堪能な日本語を操るママは、しきりに飲みに来い飲みに来いと誘ってくる。なんだ、営業か。すまん、今はそれどころじゃない。我々は温麺の店がどうなっているのかで頭が一杯なのだ。

一向に相手をしてくれず、特定の方向ばかり見ている我々の気を惹こうと思ったのか、ママは冷麺専門店の話題を振ってきた。

温麺やってる?

上司とわたいは思わず笑ってしまった。そうか、この界隈では話題だったのか、温麺の去就について。しかし残念だったな、ママ、温麺は諸般の事情でやっていないのだよ。

今日は6時からやるって言ってたよ

え!?
え!?

今なんて言った、ママ

うん、6時から。ほら、うち安くするから、飲みにおいで

ますますそれどころじゃないぞ、ママ。

いえ、今日はちょっと。近いからまた来ます
温麺のほうが気になるんで

そう?」と、温麺なんかどうでもいいじゃないのと言わんばかりのママは、ちょっと店の中を覗いて言った。

「(片づけているから)まだ無理だよ

いや、まだ無理とかじゃなくて、あなたがさっき言った「6時から」が頭の中を巡っているのだが。もうその時間は回っているのに営業している様子はない。むしろ片づけて……。

おたおたしている我々を見て、これはもう自分のところに引っ張っていくのは無理だと判断したのか、ママは「聞いてみる」と言うや否や、冷麺専門店の中へ入っていった。

お客さん待ってるよぉ~

え? え? まだ心の準備ができてないぞ。待ってるってなんだ。待ってるけど、それよりやってるのか。

ああ、どうも

なんか返事してるぞ、中の人。

温麺できる?
できるよ

できるの!?

今、できるって言ったぞ。

じゃ、じゃあ、食べていきます?
た、食べていくでしょう、それは

ママは店内にある自転車を出してあげるといいながらガッチャガッチャと引きずり始め、自転車とともに退場した。

ダワティアウト。

残された上司とわたいは、どう見ても客を迎え入れる態勢ではない店内で、所在なさげに立ちすくんでいた。

いきなり白衣の男が現れ、カウンターの上の荷物を適当にどかして場所を空けると、台拭きで拭き始めた。

そこに座っていいんですか、そうですか。

借りてきた猫のように席に座る我々は、ママの突撃から始まったスピード感あふれる展開にまったく着いていけていない。

ほんとにこの店やってるの。しかも温麺出すの。

温かいおしぼりを持って再び現れた白衣の男に「お飲み物は」と尋ねられ、仕事の途中で飛び出してきたのを思い出して、丁重に断る。

飲み物なしで温麺ふたつ。

おいおい、注文通ったぞ。今日は言い訳なしだぞ。

そこに、さっき退場したママが自転車を運び出すのを手伝いつつ出て行った普段着の男が戻ってきた。彼はこの店のマネジャーらしい。

店長、ビールをサービスで

え、こっちの白衣さんが店長? ハリマンはどこへ行った!

ハリマン店長、更迭か!?

状況がつかめない我々の前にサービスのビールが運ばれてきた。

PICT2873.jpg

仕事を抜けてきた、と言っているのに、出てきたものはしょうがない。

いただきます。

(かち~ん)ごふ、ごふ、ごふ。ぷはー。

で、ハリマン店長は?

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2004.11.10

急ぐ人

2004年11月9日朝のJR京浜東北線。

品川駅で停車した電車は、しばらくドアを閉める様子がない。
車掌が車内に流したアナウンスによれば「上野~御徒町の間で車両点検を行なっているため、停止信号が出ている」ということだ。

わたいが乗る北行の電車だけでなく、南行の電車も止まっているらしい。
なぜ客を乗せている電車が車両点検を行なうのか。原因は語られないので謎だ。

京浜東北線と同時に山手線なども止まっているという。

アナウンスを聞いた途端、混んでいた車内から続々と人が降りて行く。どこへ行くのだろうか。山手線でなければ、東海道線に乗り換えるしかなかろう。

どっと人が降りて空いた途端、車掌が「信号が来ましたので間もなく発車いたします」と告げると、ドアは閉まり、電車は普通に動き出した。

次の田町駅まで着くと、また停車だ。再度、しばらく止まるよ~んと車掌がアナウンスする。途端にばたばたとホームへ降りる人々。向かいのホームに山手線の電車が入ってきたので、それに乗ろうという腹らしい。しかし、再三再四車掌が言っているように、山手線もスムースに動いているわけではないのだ。

この駅で10分近く停車。ちょっと長引きそうな雰囲気だったので、仕事場にメールを打って会議に間に合わないかも、と伝える。

すると「信号が来ました」という車掌の声とともに電車が動き出した。

次の駅の浜松町に着いたときには、客がほとんど乗ってこなかった。この時間は割と混むのだが、いったいいつもの客たちはどこへ行ってしまったのか。

またまた車掌が車内に告げたのは、「先行電車が詰まっていますので、この駅で時間調整します」という内容だった。

それを聞いた途端に走り出て、追いかけて向かいのホームに入ってきた山手線に乗り込もうとする人々。わたいの乗る車両はさらにガラガラだ。

どっちでも状況は一緒やちうの

急ぐ人々がホームに出て走っている間に、「信号が変わりましたので間もなく発車します」と、車掌の得意げなアナウンス。山手線は混み混み。こっちはすっかすかだ。

結局定時より12分遅れで新橋駅に到着した。

1分1秒を争う都会の方々。がんばれ都会の方々。着く時間に着けばそれでいいわたいは幸せだ。ありがとう!(誰に)

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2004.11.09

温麺8 氾濫

金曜日のことだった。ついさっき「お先に」と帰宅の途に着いたはずの上司が、息せき切って戻ってきたのだ。

温麺が
やってるんですか
いや、今入口のそばにいたら……

冷麺専門店の入るビルは雑居ビルだ。所謂ペンシルビルで、地下から地上5~6階までテナントが入っている。主に夜に強い飲み食い屋だ。

上司はビル1階の冷麺専門店入口前で店の様子を伺っていた。そこへ外から、上の階のテナントと思しき人々が4人、どやどやと入ってきたという。そのうちのふたりはエレベーターに乗って上がっていった。残ったふたりも本当はエレベーターに乗るつもりだったのだろうが、ひとりが別行動を取ったため乗り遅れたのだ。

それは飲み屋のオーナーとボーイらしき組み合わせだったという。

ボーイは明かりのついていない冷麺専門店が気になったらしく、たたたっと走り寄ると、暗い店内を覗き込んだのだ。

あれ?

小首をかしげるボーイ。

次の瞬間、張り込みを続ける上司の耳に、飲み屋オーナーのセリフが突き刺さった。

ああ、そこ、完全に閉まってるよ

閉まってる!?

完全に!?

つ、潰れたのか。本当なのか。

自分が情報通であることをことさら強調するかのように胸を張り、物知り顔でボーイに告げる飲み屋オーナー。今のセリフ、もういっぺん言ってくれ!

天才的な勘で現場を押さえ、聞き込みというか立ち聞き情報を得た上司は、既に仕事場を後にしていたにもかかわらず、わざわざ戻ってきて詳細に教えてくれたのだ。すごいぞ上司!

当探偵事務所屈指の張り込み王から得た貴重かつ鮮烈な「ああ、そこ、完全に閉まってるよ」発言。我々は最悪の事態を覚悟しなければならないのだろうか。いや、覚悟もなにも、今がその“最悪”なのではないか。

失意のまま過ごした週末が明けた11月8日。朝の冷麺専門店には、わずかな変化があった。

畳んで置いてあったユニフォームがない。

PICT2854.jpg

主を失ったかのようにすっからかんのカウンターに寂しさが募る。

ハリマン店長! 命運尽きたのか、どうなんだ!

そして同日午後1時、ひとりの男が入口の鍵を開け、中に入っていくのを目撃した。厨房の電気をつけている。

久しぶりに開いている店の扉を見て慌ててしまい、すかさず撮ったが手ぶれしてしまった。

PICT2862.jpg

しかし、コンビニで昼飯を買い出しているほんの少しの間に、男は消えた。自転車とともに。こうして備品が一つひとつ持ち去られて行くのだろうか。

PICT2866.jpg

いや待て。カウンターには男が持っていた黒いカバンが残されているぞ。彼はまたここへ戻ってくる!

カバンを捉えんと入口から中を写した画像は、なぜか全体が白く飛んでいる。写してはならないなにかが潜んでいるのだろうか。

PICT2863.jpg

迎えた夕方。今日もまた張り込んでいた上司から、冷麺専門店に動きありとの報告が飛び込んできた。

以下、温麺9を待て。


※タイトルの連番に誤りがありました。温麺「8」をすっ飛ばしていたので改題しました。

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2004.11.08

2004年天一祭りストラップ

いきなり当たった

PICT2882.jpg

一昨年のルービック・キューブは、当たってから自分でサンプルを見て種類を選べたが、今回は当たりくじに色が指定されている。

今日当たったのは「天下一品ラーメンモデル」のネイビー。

わたいの前で会計を済ませていた若手サラリーマン風も当たっていた。昨年のミニ丼と同じく、結構当たる設定なのか?


天下一品の祭りページには

ラーメンモデルは
前作よりもさらにこだわった
HIGHディティールを実現

と書かれている。

早速比べてみよう。

PICT2888.jpg

左が新作、右が前作だ。

なるほど、ベースの造型は一緒のようだが、塗装に工夫の跡が見られる。肉の脂身が表現してあったり、ネギの白い切り口が再現してある。スープも前作がざっくりと塗ってあるだけなのに対し、新作は独特のこってり感とともに微妙なテカりを加えた素材を流し込んでいるようだ。さらに丼の縁に書かれた「天下一品」のロゴも精妙になり、「TENKAIPPIN」の横文字までが潰れずに再現されている。まさに“HIGHディティール”。それを言うなら“ディール”だろというツッコミも思わず引っ込む出来と言えよう。

残るは「天下一品ラーメンモデル」のレッドと、「天下一品ロゴコインモデル」のレッド、ネイビー、計3種類だ。また祭るぞ! おーっ!

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2004.11.07

本日より天下一品祭り、開始

例年10月1日だった天一の日だが、2004年の今年は11月7日。

閏年だから? 準備が間に合わなかったから? なんでもかまわないが、今日からしばらく天下一品祭りが開催される。

実を言うと天一祭り開催初日に行ったのは、今年が初めてだ。あ、そうそう、行ってきたのだ、さっき仕事の帰りに。

初日はスピードくじではなく、“来店記念”の「ラーメン(並)1杯無料券」が1枚もらえる。

PICT2844.jpg

来月の20日まで有効なので、天一祭りの間はお金を出してこってりを食べてくじを引き、祭りが終わってから使うのが吉だ。その際、「定食には使えない」ので気を付けたい。

天一祭り初日の蒲田店は大にぎわいで、並ばないと入れないのではないかと予想された。
しかし店の前はしーんとしていて、どちらかというと歩道を工事しているおっちゃんたちが作業する音と、歩行者の安全を確保するために立っているはずの警備員同士が雑談に花を咲かせている声のほうがうるさいくらいだった。

わたいが入店したとき入れ替わりに2名出て行った。ラーメン(並)無料券をもらってうれしそうだ。どうやら知らずに来たらしい。この幸せ者め

店内は、27席あるうちの6席が埋まっていた。あれ? あんまりにぎわってないな。それでもあとから3人入ってきたので、わたいを含めて総勢10名が23時過ぎに中華そばをすすっていたことになる。

今日のこってりは2004年の21杯め。蒲田店のスープはややとろみに欠けるが、量はたっぷり入っているのが特長だ。……あらま、今日はなんか少ないな。ひと口めを食べようと麺を持ち上げた途端に「明日もお待ちしています」が現れるのは困ったものだ。そんなせこい店は歌舞伎町店だけで充分。あんな店になってはいかんぞ、蒲田店。

さて、天一祭りは11月30日まで。祭りの間は、ストラップ目当てにしばらく通うことになるだろう。

さささ、こってり好きのあなたこってりはそれほどでもないあなたも、霜月の外食は天一に決まりだ。祭りだ祭りだ祭りでぇええいっ

注意! 間違っても「あっさり」なんか頼まないよーに! 天一は黙ってこってりスープ。

■天下一品祭りを心待ちにしている方々のblog
【ラーメン】今日から天下一品祭りが始まりました!
 東京の美味しいグルメ

10月1日は天下一品の日?
 DesiGn a SteP

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2004.11.05

TOSのギャラクシーボックス

宇宙大作戦(TOS: The Original Series)全話収録DVD-BOXの発売までいよいよ1ヵ月ちょいに迫る。

その名もギャラクシー・ボックス。

自らギャラクシーを称するあたり、「手前ども、お察しのとおりギャラクシー・クエストのパロディでございまして」と告白しているようで微笑ましい(笑)。

TOSのDVD化は、かつて一度アナウンスされたあと引っ込められただけに、この度の快挙に喝采。しかしちょっと古いTOSファンはもうLaser Diskで3箱も背負込んじゃってるからホントは心中複雑。

DVDはコンパクトで、場所を取りませんよ!

それはそうだが、DVDだけを見れば、ということに過ぎない。セルビデオもLDもDVDもあると、ただただ増えて場所を取る一方だ。

要らないLD-BOXは売りに出しましょう!

わたいはそれができないからこの有り様なのである(どの有り様なのかはお見せできない)。

コレクターも兼ねてるから、手放せないの。STグッズを転がして小金儲ける趣味はないの。買ったもんにはダブリやカブリもひっくるめて愛着持ってるの。わかる? 悲しいけど、これ習性なのよね。

まあ、なんだかんだ言うものの、吹替を追加してまで全話DVD化してくれるCICビクターの英断には頭が下がる。
かつてVHSで発売された「宇宙大作戦完全版」を、全部予約して発売日に買い、79話揃うのを期待して待つわたいをあっさり見捨て、志半ばで挫折して投げ出しやがった(笑)CICビクターが、よくぞ再び立つことを決意したと、目頭が熱くなる(涙)。

しかしひとこと言いたい。

妙にデカくて余計なディスプレイケースは付けなくいい

ケースなんて飾りですよ。エライ人にはそれがわからんのです。

はっきり言って、邪魔

TNGのプレゼント企画で配ったラックは筋金入りのSTファンにさえ「置くとこないから」と燃えないゴミに出され、DS9のプレゼント企画で配った巨大なダサい箱は梱包も解かれずに玄関先に放置された。全国ST-BOX定期購買層2584人(推定)の押し入れや物置に強制的に肥やしを巻き散らし不興を買った戦訓から、CICビクターさんは全然学んでない

今頃TOS買うような濃い客は、全員とは言わないまでも、TNGやDS9、VGRのDVDボックスのどれかを相当の確率で買ってるの。並べて置くには、規格が揃ってないと面倒なの。妙なラックや箱やケースがあると、せっかく揃っている規格が生きないの。

百歩譲って、ギャラクシーボックスを部屋に置いたとしよう。もちろんディスプレイケースを活かしてだ。置き場に悩むがなんとか置いてみよう。

立派なケースが目にまぶしいギャラクシーボックス。その上面はフラットでわりと広い。

フラットな場所というのは、つい物を置きたくなる誘惑を放っている。

そこが落とし穴だ。

置こうかな。

どうしようかな。

置いたら見栄えが台無しだな。

ちょっと置いてみようかな。

一時的にだから。仮にだから。暫定だから。

置いた。

……。


一度物を置いたが最後、あっという間に山になる。それが理だ。

さてさて今日はTOSでも観るか。

そんな敬虔な気持ちになってDVD-BOXに正対したわたいがいるとしよう。

惑星連邦所属芸人のトリオ漫才を楽しく観賞するためにはなにをしなければならないか。

1)まず上に置いた本やらほかのDVDソフトやらをどかし
2)立派なケースの蓋をとり
3)ようやく各シーズンのハードボックスを手に取り
4)おもむろに開いてデジパックを取り出し
5)観たいディスクにアクセス

遠い。あまりにも遠い。

飾るだけで満足し、ちっともディスクをプレーヤーにかけようとしないわたいの姿が今から目に見えるようだ。

ケースがなければ3からスタートできるではないか。
だからいたずらにケースなんぞにいれてはいかん、と口を酸っぱくして言っておるのだ。

ん? そもそも上に物を置くのがいかん?

え? プレミアボックスだってダンボールに突っ込んで部屋の隅に積んでるやないか?

はい? そもそも飾る以前に、買ったことで満足してるやろ?

違う違う、そういうことを言っているのではなくて、ディスプレイケースはそもそもいらないだろう、という自説を事例を挙げながら検証……なに? じゃあディスプレイケース改造してフルタのスタートレック・フィギュア飾るとか別の活用法を考えたらええんちゃうんか、て? ……おお……それいいな。実際に届いたら内寸測ってみよう。

ところでこのDVD-BOX、発売が若干遅れるというアナウンスがあった。VGR第4シーズンのBOXと同じ日(2004年12月17日)の発売となるらしい。
表向きは完全予約限定と銘打っている以上、またその予約〆切日がとっくに過ぎ去っている今、複数のDVD-BOXの発売日が重なったからといって「同時に出たら支払いきついから買えな~い」などと弱音を吐く客はいないことになっている。CICビクターも売れ行きを心配したり、顧客の懐を斟酌したり事情を勘案したりせず、堂々と遅延宣言を出せる由縁だ。

わたいもご多聞に漏れず、両方Amazon.co.jpに発注済み。
発注直後、TOSがネオ・ウイングという店でAmazonより若干安く出ているのを知った。一瞬キャンセルして乗り換えようかと思ったが、わずかな金で大人げないと思い直し現在に至る。

そのネオ・ウイングは、当初予定されていた9月6日の〆切を越えても、

好評につき、予約延長中!

独自の〆切理論を展開し、予約を募っていた。

予約の〆切から2ヵ月が経とうかという11月に入って、ついに通常価格(\92,400)に戻った。
宇宙大作戦 GALAXY BOX DVD大全集 [完全予約限定版]
icon

それでも「完全予約限定」に変わりはない。

完全予約限定の定義を述べよ

ネオ・ウイング自体が、うっかりたくさん予約しちゃったのか?

ハリー・ポッター第5巻じゃあるまいし、見込み違いも甚だしい。

まあ、そういう意味では11月に入っても20%オフで予約を受け付けているAmazonも同じなのだが。

さあ、気が付いたら〆切が過ぎてしまったので諦めていた方、ようやく資金繰りがついた方、なんとなく衝動的に買いたくなったあなた、まだ間に合うぞ。今こそTOSのDVD-BOXを購入し、足元に引かれたその線からこっちの世界に来てみないか? 乗船を歓迎するぞ。

Welcome aboard!

あれ、乗らないの?

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2004.11.04

温麺7 ジェネレーションズ

平日に店を閉め、温麺を待つ人々を絶望のどん底に突き落としたハリマン店長ら冷麺専門店のクルーたち。

それでも営業を信じるわたいらは、休日明けの今日11月4日(木)こそが、温麺開始にふさわしいと判断し、13時半頃、3人で現地に向かった。

その角曲がったときに、看板が出てるかどうかドキドキですね

“その角”を曲がった途端、目に飛び込んできたのは、あるべきところに看板がない風景。

今日も休みかい

PICT2717.jpg

平日に休みながら、それを貼り紙などで告知しないのは“もう商売を続けるつもりはなく、客を大事にする気がなくなった”か、あるいはその気はあっても“ぱったりと客足が途絶え、大事にするべき客がいなくなった”かのいずれかだ。

一生懸命貼り紙を貼って客を逃がさないよう努めていた10月初旬のハリマン店長の面影が、今週の一連の動きには感じられない。

諦めてしまったのか、ハリマン店長。スープが来ないからってそんなに自暴自棄になるな、ハリマン店長。来週の火曜日になったらきっといいことがあるさ、ハリマン店長。

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しーんと静まり返っているのは昨日と同じだが、少しずつ物の位置が変わっている。

カウンターにあったメニューが全部下げられたうえ、そこここに置いてあった割り箸や薬味は、一ヵ所に集められている。しばらく営業しない構えと見た。

昨日までハンガーにかけてあったユニフォーム。

PICT2694.jpg

今日はきちんと畳んでカウンターの上に置かれている。

PICT2714.jpg

さらに、店の命とも言うべきメニュー看板は、床に倒れて寂しげ。

PICT2716.jpg

ハリマン店長は、 店を見捨ててしまったのか。
シャトル 自転車もうち捨てたまま、もう戻ってこないのか。

まだいる

店外にある電気メーターがわずかに動いているのを確認し、上司が断言した。

戻ってきてほしい、そしてオレに温麺食わせろ、そんな祈るような気持ちが込められたひとことだ。

すると同僚が貴重な目撃談を語り始めた。一昨日の2日。今まで見たことのない女性ふたりが、背広の男性ひとりと店内に入り、なにやら話していたというのだ。

下見だ

赤坂で店を開くために店舗を探して歩いている女性と、物件を見せて歩いている不動産屋に違いないと断定する上司。ほんとに戻ってきてほしいと思っているのか、疑念を抱かざるを得ないひとことだ。

ともあれ、今日のところは温麺を断念して近所の中華料理屋(香港酒楼)に行き、バイキングでたらふく食ったあと、冷麺専門店の前を通って帰社。おや? 一台の車が店の前に停まっているぞ。

PICT2718.jpg

濃紺の車のドアには、「塗装 増改」の文字。

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まさか店舗改装か!?

早っ。

次世代に向けて、新しいクルー 店員が登場し、新しい 店舗で赤坂に挑むのか。

ハリマン店長はどこに消えた。ハリマン、戻ってきてまた愉快な言い訳を頼む!

いいからスープ持って早く出てこい!

そして夜、0時57分。

PICT2732.jpg

昼にはなかった謎の花が窓の下に飾られていた。

その意味するところは何!?

今後の展開は、まったく予断を許さない。

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2004.11.03

温麺6 消えたハリマン

ハリマン店長の名にかけて、火曜日にさえなれば新たな動きを見せるだろうと期待される冷麺専門店。

さあ、今日こそは見せていただこう、温麺の尊いお姿を……と、勇んで出社した11月2日、火曜日。

昼過ぎに突然電話が鳴った。外に出て行った同僚から緊急チャンネルオープンだ。すわ、温麺ついに登場か!?

温麺が!
出たか!
潰れてますっ!

なにっ!?

すぐ行く!

隣の席で、温麺ならぬカップ麺をなぜかすすっていた上司が、事態が動いたことを察して慌てて箸を置く。

スクランブル。

速攻でビルの裏手に向かい、同僚と合流。彼は携帯電話を仕事場に置いて出ていたにも関わらず、驚きの新展開をいち早く伝えなければと、わざわざ公衆電話からかけてきていたのだった。

えらいぞ! 落ち着いて考えたら公衆電話まで行く距離で仕事場に戻ってこれるんじゃないと思うが、それは言わない約束だ!

夜逃げっぽいですよ

夜逃げとは穏やかじゃない。

平日だというのに、入口の暖簾は下げられ、「本日は閉店しました」の札がかかっている。本日だけじゃなく永久に閉店したんじゃあるまいな。

PICT2695.jpg

店内には電光看板や自転車、メニューボードなどが無造作に置いてある。
ハンガーにかけられた白衣や、カウンターの上にある飲みかけの缶コーヒーなどを見ると、慌てて立ち去って「まだ遠くに行ってない」感じ。あるいはバミューダ海域に残された幽霊船か。

“まだ季節じゃない”と言い張っていたが、もう“季節になっちゃった”ので逃げたのか。

“税関をスープが通った”と連絡を受け、取るものもとりあえず、ハリマン店長以下全員で駆けつけているのか。

近く到着するスープに備え、“貼り紙も忘れて研修に没入”しているのか。

様々な憶測が流れるなか、上司が力強く宣言した。

よし、明日来よう

休みじゃないっすか、と同僚は軽く一蹴。

さて、その「明日」が今日11月3日、文化の日だ。

当然のように休日出勤して当然のように温麺チェック。

PICT2700.jpg

当然のように誰もいない。

しかし、よくよく見ると椅子がきちんと並べられ、カウンターの上の紙袋の向きが変わり、缶コーヒーも数が増えていた。

24時間以内に誰かが店内に入った。間違いない。

まだ、温麺への道が閉ざされたわけではないのだ。

PICT2702.jpg

温麺の注文を必ず通す!

多分、来週の火曜日には。

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2004.11.02

2005年のMotoGPカレンダー(暫定)

FIM、2004年10月20日。

2005 WGP 暫定カレンダー
Round 01  4/10 スペイン:へレス
Round 02  4/17 ブラジル:ジャカレパグア(リオ)
Round 03  5/ 1 中国:上海
Round 04  5/15 フランス:ル・マン
Round 05  5/29 イタリア:ムジェロ
Round 06  6/ 5 スペイン:カタルーニャ
Round 07  6/19 イギリス:ドニントンパーク
Round 08  6/25 オランダ:アッセン
Round 09  7/10 アメリカ:ラグナセカ
Round 10  7/24 ドイツ:ザクセンリンク
Round 11  8/28 チェコ:ブルノ
Round 12  9/11 マレーシア:セパン
Round 13  9/18 日本:ツインリンクもてぎ
Round 14 10/ 1 カタール:ロサイリ
Round 15 10/16 オーストラリア:フィリップアイランド
Round 16 10/30 ポルトガル:エストリル
Round 17 11/ 6 スペイン:バレンシア
MotoGPクラスのみの開催
決勝=土曜日
元ネタ:motogp.com

2005年の特徴は4つ。

1:アメリカGP、10年ぶりに復活

1970年後半にケニー・ロバーツ(とっつぁん)が登場してから90年前半にかけて、サーキットにアメリカ人ライダーが大量になだれ込んできた。
ケニー・ロバーツ(YAMAHA)、フレディ・スペンサー(HONDA)、エディ・ローソン(YAMAHA→CAGIVA)、ウェイン・レイニー(YAMAHA)、ケビン・シュワンツ(SUZUKI)、ジョン・コシンスキー(YAMAHA)、そしてランディ・マモラ(YAMAHA)、ついでにマイク・ボールドウィン(YAMAHA)。
ヨーロッパ・サーカスと銘打った興行なのに、上位を占めるのはいつもアメリカ人。彼らはダートトラックあがりのパワードリフトを多用しハングオフで遠心力に対抗しつつ、できるだけ早目にバイクを起こしてアクセルを開けていくスタイルで勝ち続けた。リーンインとリーンアウトの美しいフォームでコーナーとコーナーを繋いで行くヨーロッパ人は滅多に勝たせてもらえなくなり、マシンやタイヤの開発も、アメリカ人エースライダーたちの乗り方に合わせて行なわれるようになったのだった。
アメリカ人が多く出ているのだから、母国開催は自然な流れ。しかし、1995年を最後にラグナセカでのWGPは行なわれなくなった。アメリカ人ライダーもずいぶん影が薄くなって、2004年のMotoGPクラスに出ていたのはケニー・ロバーツ(SUZUKI)、ジョン・ホプキンス(SUZUKI)、ニッキー・ヘイデン(HONDA)、コーリン・エドワーズ(HONDA)、カーティス・ロバーツ(PROTON)の5名だが、活躍していた印象はない。
2005年開催は125CCと250CCを除くMotoGPクラスのみだそうだが、これが再びアメリカ人ライダーたちが台頭してくるきっかけになるのかどうか、楽しみだ。

2:F1で調子にのり、中国へ初上陸

2004年秋に中国でF1が行なわれた。その波にのって、今度は2輪も中国へ上陸する。記憶が正しければ、もともとは北京の郊外にサーキットを新設し、そこに誘致する話だったはずだ。いつの間に上海にすり変わったのだろう。2003年秋に行ったとき現地で尋ねても歯切れが悪かったわけだ。
ともあれ初の中国開催でなにが起きるのか。ワイルドカードで中国人ライダーの参戦はあるのか。腕に覚えのある銀輪部隊代表や、各地方の雑技団で命知らずのオートバイ曲乗りを見せてくれる彼や彼女らが、母国のサーキットで驚異の走りを披露してくれることを期待してやまない。
日本ではゴールデンウィークの真っ只中。観に行く人は今から手配を怠るな!

3:日本開催は引き続き一度だけ

中国の上海とアメリカのラグナセカが入ったことで、WGPのMotoGPクラスは史上初の全17戦となる。
日本では2000年から2003年まで、春に鈴鹿(日本GP)、秋にもてぎ(パシフィックGP)の2回興行だったが、2003年開幕戦となった鈴鹿で起きた加藤大治郎のクラッシュがきっかけで、「こんな危ないサーキットで走れないっす」とライダーたちから総スカンを食い、鈴鹿は2004年カレンダーから外された。その後もちょこちょこ改修していたが、再開の許可は下りなかったようだ。そもそも俎上に上ったのどうかさえわからない。
いずれにせよ、2004年にはカタールが、2005年には中国とアメリカが入ったことで、今後ますます鈴鹿が復活する可能性は低くなったと言える。1987年から毎年通ったが(一度だけもてぎだけで開催された年を除く)、もう下車することはないのだろうか、近鉄白子駅。

4:チャンピオン決定はヨーロッパで?

例年、ヨーロッパを離れたアジア/オセアニアラウンドでシリーズチャンピオンが決まることが多かった。しかし全17戦になることで、第16、17戦はヨーロッパに戻っての戦いになる。これまでは最後の締めの1戦だけがヨーロッパだったので、誰かがシーズン中盤から独走でポイントを稼ぎ続けると、主催者のお膝元に帰るのを待たずドサ回り中にチャンピオンが決まってしまったのだ。しかし最後に2ラウンドあれば、ポイントリーダーが第15戦までに2位に51ポイント差以上をつけない限り、ヨーロッパへ最終決戦の場を持ち越すことになる。わずか1戦の違いだが、消化試合のような凱旋レースより、地元ヨーロッパで盛り上がることは間違いない。果たして偶然なのか、FIMが狙ってそうしたのかは謎だ。


小ネタ
・宇井がハリスWCMからMotoGPクラスにフル参戦?
・マイケル・ジョーダンがレーシングチームを結成し、MotoGPに乱入?
・NHKの海老沢、2005年はMotoGP放映権を買わない?

それぞれ1本ずつ書けそうな気もするが、割愛。

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2004.11.01

続 パティシェ

フィレンツェ対パティシェで「ハズレを引いたらしく」と書いたところ、同僚よりクレームをいただいたので、名誉回復のために記録しておこう。

ハズレではない、と。

栗の粒は入っていた、と。

三つは入っていた、と。

あなたは一つでしょ、と。

じゃあ、わたいが引いたのか、ハズレ。

……。


パティシェ イナムラ ショウゾウで買ったのは、実はモンブランとシュークリームだけではなかった。

写真を残していないが、その場でも1個食った。ミルフィーユ系のマロンなんとか、えーと、マロンなんだっけ。すっかり忘れたが、サクサクした食感を楽しんでいると、細かく砕けた粉がパラパラこぼれて結構難儀なケーキだ。

店の中は狭くて食べる場所はない。表に置いてあるベンチで適当に座って食べるシステムだった。

外で食べていきますと告げると、箱には入れずそのまま扉のそばでケーキとプラスチックのフォークを手渡ししてくれる。

今思えば、ベンチで食べるにはどうにも食べにくい種類のケーキだった。プリンかなんかにしておけばもっと楽だったろう。

食べ終わったら、ベンチの横に設置されたゴミ箱にゴミを捨てる。ゴミ箱の中には、ケーキの紙箱がどっさり入っている。待てよ。外で食べる人にはそのまま渡してたよな。持ち帰る人だけが箱に入れてもらってたよな。

帰るまで待てなかったのか!?

5メートル歩いただけで我慢の限界か!?

しかも箱買いの箱食い。持って帰るって決めたんだから辛抱しなさいよ、家まで。


さて、最後に食べたのがこれ。

PICT2578.jpg

「キンモクセイ」というケーキ。

PICT2581.jpg

断面を見るとはっきりするのは、この店のこの手のケーキは、一番下に薄くスポンジを置いて土台にし、こってりこてこてとクリームを載せて載せて載せまくるという構造でできているということだ。

表面に渡してあるカンピョウみたいな紐状のものもクリーム。一番上にトッピングされたメレンゲのようなものもクリーム。とにかくクリームクリームだ。

今後パティシェ イナムラ ショウゾウへ出かけ、この手の形をしたケーキを選ばれるときは、クリームと真っ向から勝負する覚悟を固めて購入していただきたい。

「キンモクセイ」はうまかった。うまかったが、キンモクセイの匂いが香ったかどうかなど、なぜこのケーキがキンモクセイと呼ばれているのかを推測できる材料は、さっぱり覚えていない。ケーキそのものについてあまり語らないのは、そういうわけだ。

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