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2004.09.30

なまはげを堪能

泣く子はいがぁ。

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悪い子はいがぁ。

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秋田の暴れ者なまはげ。

永井豪『白い世界の怪物』では、“おら”の心臓を早鐘のように打たせたなまはげ。

汚れ物はねぇかぁ。

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それは水曜どうでしょう『原付西日本制覇』。

「AKITA DINING なまはげ」という店に乗り込んだのは、ずんころ氏がどこからともなくこれにアクセスし、その雄叫びにすっかり心奪われてしまったからだ(違うかも)

で、9月29日にご相伴させていただいた。

店の詳しい様子はblog「場末が呼ぶ」の「泣ぐごはいねが~」を。


なまはげに襲われた子はいねがぁ。

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なまはげレポート メロンパン大好き
夢の1つ 日々是平凡?!
AX MUSIC TV00音市 THE 盆 DANCE
なまはげ(秋田料理) dori☆diary
同窓会の役員会 のみまくし日記

いるねぇ。


さっきからなにを何度も何度も写真撮ってんだよっ。ぴかぴかまぶしいんだよっ

デジカメを構えていると、「ピカピカまぶしーんだよ!」と標準語で怒られる。「ひえーごめんなさーい(喜)」。「泣ぐごはいねが~」場末が呼ぶ

襲われて喜んでる子はいねがぁ。

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汗かいてる子はいねがぁ。

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なまはげを見たあとは、オリジナルのなまはげドリンクで喉を潤す。日本酒ベースのカクテルだ。これらのほかに「ピンクなまはげ」というのもある。

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右)赤なまはげ
左)青なまはげ
奥) 黄なまはげ なまはげオレンジブルー

オレンジブルーってどんな色だ、と思っていたら、「オレンジ」と「ブルー(の液体)」だと。

おい。


赤なまはげ青なまはげ黄なまはげ」をすばやく三回繰り返して言おう。途中で「なまげは」になった人のところには、今夜なまはげがおじゃまします。

おらなまげはじゃねぇ。


……。


じゃ、ゆっくりしてってけれ~。

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雨に濡れた本

極端に東へ針路を振った台風21号に影響か、今日は久しぶりにしっかりと雨が降った。

雨と言えば、「雨に濡れてへろへろになった本」が読者窓口に送られてきたことがある。

添えられた手紙によれば、差出人はとある国にこのとある本を持って旅行に行き、そこで雨に遭ったそうだ。

雨に濡れた本は、水を含んで紙がふにゃふにゃになり、やがては背を綴じている糊が緩んで一部の折りが外れ、最後には分解してしまった。

許すまじ! 雨に濡れてバラバラになるとはどういうことだ!

交換せよ!

なぜならば、本のどこにも「雨に濡れたらバラバラになります」と注意書きがないじゃないか!


いいぞぉ。下半期のベストお問い合わせ賞に最有力ノミネートだ。年間総合チャンピオンも狙える好位置につけた。

以後我々は悔い改め、本には注意書きを添えることにしよう。


【本書をご利用の際は、以下の点にご注意ください】
・紙の断面に沿って指などを走らせると、皮膚表面を切断することがありますが、肉切包丁の代わりにはお使いいただけません。
・コーヒーなどをこぼしたときは、固く絞った雑巾などで拭き取ってください。洗濯機で洗うと、本としての体裁を損なう恐れがあります。
・電子レンジで温めると、発火することがあります。発火した本は、しばしば機能に問題が残ります。温めるときは、コタツ(中温)の中に入れてください。
・本書をそのまま凍らせても膨張して破裂することはありませんが、ページ同士が貼り付いて開きにくくなります。
・凍らせた本書を使用して生命体の頭部などに打撃を加えると、著しい損傷を与える危険があります。
・記憶したページを破って食べる主義の方は、その行為を止めるものではありませんが、紙質やインクが体質に合わないことがありますので、異常を感じたときは最寄りの医者にご相談ください。
・文字が小さくて見えにくい方は、各自拡大コピーを取るなりしてお読みください。
・文字が読めない方は、義務教育からやり直してください。

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2004.09.29

ブルガリアヨーグルトの化粧まわし

ブルガリア出身の取的、琴欧州に明治乳業が自社製品をあしらった化粧まわしを贈ったというニュース。

新入幕琴欧州に「ブルガリアヨーグルト」の化粧まわしasahi.com

写真をご覧いただければ一目瞭然、明治ブルガリアヨーグルトのパッケージをとことんまで意識したデザインだ。

“角界のベッカム”と呼ばれているらしい琴欧州勝紀(本名:カロヤン・ステファノフ・マハリャノフ 1983年2月19日生まれ)という力士のことを書きたいわけでも、親方の佐渡ヶ嶽って琴櫻だったっけ。遅咲きの横綱だったけど、横綱になってからは1回しか優勝せず、怪我で引退しちゃったよなあ、とか昔話を書きたいわけでもない。

「ブルガリアヨーグルト」が連呼されているニュース、前に読んだなあ……。

Googleってみたらもう2年近く前(2002年11月6日)のニュースで、オリジナルは発見できず。

地名が商品名なもの関心空間「信生(ほい!)の空間」

WTOの多角的貿易交渉で、EUが、商品の名前に生産地を使う際のルールを厳しくするよう提案してきたそうだ。(カテゴリは食品にしたけど、食品に限ったことではないだろう) まだ提案の段階だけど、WTOは年内に結論を出す方向とのこと。日本政府も原則同意の方針らしい。

どういうことかというと、日本製の「インドカレー」「ブルガリアヨーグルト」「パルメザンチーズ」というのは認められなくなることになるらしい。

ニュースでは使えなくなる例として、やたらに「ブルガリアヨーグルト」が挙げられていたので、まわしの件を見て思い出したのだった。

その後EUの提案が通ったとか、引っ込めたという記事は見つからない。

継続審議中だとすれば、その状況下で明治乳業が自社製品とそっくりのデザインのまわしをブルガリア人に贈ったのはなぜだ。

ずばり、商標維持に向けて細かい既成事実を積み重ね、いざというときに主張するためと見た。

だってお宅のご出身の関取さんにも、こうして締めていただいてますから!
商品名の生産地使用はダメっておっしゃいますけど、お国の方は化粧まわし受け取られましたから!
じゃあ、化粧まわしにもブルガリアって入れますよ。いいんですか?

「明治ブルガリアヨーグルト」に甘んじた日には、耳慣れたコマーシャルソングも曲を代えないと字余りになってしまう。がんばれ明治乳業。昔は安売りされてたら買ってたけど、カスピ海ヨーグルトもらってからは一切買ってない。でもがんばれ明治乳業。「生産地保証」を打ち破るその日まで。

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2004.09.28

遅まきながら「水曜どうでしょうキャラ占い」

既に遅きに失した感があるが、水曜どうでしょうキャラ占いをする人々(ムンクさんのボヤキ )'Д'( ) を今日見て知ったので、開き直って参入。

elmoさんのサイトにある水曜どうでしょうキャラ占いで自らを占ってみた。

ANCHORさんは よういずみおう です!
おお、そぉかい、そぉかぁい。にょういずみじゃなくてよかったよぉ。
暑かろうと寒かろうとTPO無視な着こなしが上手…
ボクは夏でも冬でも半袖だよぉ。仕事場のビル管理のおじさんには「このビル一番の寒さ知らず」と言われてるんだ。すまないねぇ。
つい調子に乗って法螺話をしたり偽ブランドを着て失笑を買いがちな面があります。
そういうblogだからねぇ、タイトルからしてだ。
往々にして騙されやすい性格なので要注意ですが、常に鼻歌を歌うことで落ち着きが生まれることでしょう。
♪はぁのこほ、ペットにしたくふってへ~ ……ああ、落ち着いてきたねぇ。

2004年9月28日付のキャラ別運勢では、8キャラクター中の6位だ。

チキンスープを飲むと吉
心がけよう。チキンラーメンじゃだめかい?

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2004.09.27

銀輪部隊の変貌

上海、蘇州、杭州で、こういう乗り物に出合った。

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一見スクーター(原動機付自転車)だが実は原付ではない。、これは電動自行車(電動自転車)だ。日本の電動アシスト付自転車とは違い、ペダルを漕がなくても右手一捻りで走る。

でも、電池が切れると自走できないので、ペダルを漕いで走らなければならない。

ペダルはここ。

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自走しているこいつはかなり早く、音もなく静かにすいーっと抜かしていく。

だが電池の切れたこいつはむちゃ遅い。自転車より車重があるうえ、ペダルの位置が位置だけに、当然がに股で、ハンドルとサドルとペダルとの黄金トライアングル(最も自然に力強くペダルに力を加えられるような3点の位置関係)は望めないは、アンクリング(最もペダルに駆動力をかけられる回し方)はおぼつかないはで、もうめろめろなのだ。たまたまそういうおっさんがわたしの前に現れたのでしばらく真後ろについて様子を見たのだが、その必死な漕ぎっぷりに反比例したあまりの遅さにしびれを切らして抜いてしまった。

だから、潔くペダルを外してしまっている奴もいる。ペダルだけ外している場合と、クランクごと外している場合があるが、後者の場合、「いやにタイヤ細いな~」という印象以外は、パッと見がスクーターと変わらない。

ちなみに日本でこれに乗ろうとすると、原付扱いになる(自走できるので)。原付以上の免許を携帯して、ヘルメットを被って車道を走ること。
だが、上海、蘇州、杭州では自転車扱いらしく、自転車レーンを走っていた。ウィンカーなどの保安部品は付いているが、使っている人は見なかった。むしろ、日が暮れてから無灯火で、逆走する奴さえいた。

わたいはただ見て、貸し自転車(出租自行車)で一緒に横を走って、抜かされて、抜かして、たまにぶつかられそうになっただけだが、以下のサイトでは冷静に電動自行車事情を分析している。興味ある方はどうぞ。

中国における電動自転車の状況中国・杭州 環境事情レポート

同じサイトだが、こちらのほうがやや砕けた表現で読みやすいかも。

電動自転車はブレイクするか中国・杭州 環境事情レポート

電動自行車をいろいろ見比べて疑似ショッピングしたい人はこちらで。

中国玩具企業網 China Toys(日本語ページ)

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2004.09.26

秋だ、秋刀魚だ

生タマゴを買いに出かけて、秋刀魚を買って帰ってきた。

本日のメインディッシュ(138円)。

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ご馳走様。

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デザートにカスピ海ヨーグルト(まだ現役)のメープルシロップがけ。

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生タマゴ買い忘れた……。

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2004.09.25

エースをねらえ! 奇跡への挑戦

長い長いあらすじ:どこかの山奥に建つ寺で般若心経を唱える坊主。仏具の傍らには宗方仁と書かれたラケットが。宗方仁の通夜には竜崎コーポレーションからの献花。居並ぶ西高テニス部レギュラーのみなさん。確執の消えた音羽さんも列席。牧だけが制服。ふらりと立ち上がった緑川蘭子は、坊主が読経しているのを無視し、棺桶にすがりついて号泣する。思わず坊主も絶句。

コーチの死を知らされないまま、ニューヨークでマリア・ヤングと試合をする岡ひろみ。客席で太田と一緒に観戦しながら藤堂さんは気もそぞろ。「カモ~ンッ」といかにもアメリカンな感じで挑発しながらプレイするヤングに対し第1セットを6-2で落としたひろみは、気持ちを切り替えて臨んだ第2セットから動きがよくなってくる。最初は余裕をかまして相手を讃える拍手をして見せたりしていたヤングもだんだん本気に。第2セットを6-4で取ったひろみを、スコアボードの下でネズミ男、いや冒頭の読経坊主がじっと見つめる。第3セットもいい勝負。ひろみがフォアから繰り出したクロスボールに、ヤングは反応できず。しかしボールは微妙にラインを越えてアウト。満足そうなひろみと、苦渋の表情のヤング。顔だけ見ているとどっちが勝ったかわからない。

銅メダルを獲得しスタンドの拍手を浴びるひろみは、コーチにもっと教えてもらってがんばろうと気持ちを新たにする。「必ず行くから」と言っていたコーチがとうとう来なかったことにはなんの疑念も持っていない様子。

帰国したひろみを、手巻き寿司の用意をして待っている岡家。具を両手につまみながら階段を登ったひろみは、登り切るまでにすべて食べ終わったらしく、部屋に入るなりゴエモンを抱き上げる。

おそらく食事後だろう、ジョギングに行くついでにメダルを持ってコーチに報告に行こうとするひろみを両親が止める。食べたあとに走るのはよくないからではなく、もう遅いからという母の説得を聞かず出かけようとするひろみに、父が冊子を渡し、読めと言う。それは宗方仁の絶筆日記。前から順番に読まず、しおりが挟まっている1月15日をいきなり読み出すひろみ。読み進めるうち、だんだん雲行きが怪しくなってきたので表情が曇る。

みみずがのたくったような「エースをねらえ」の文字を最後に、日記は真っ白。いくらめくっても真っ白。ひろみの頭の中もどんどん真っ白に。「お前が旅立ったその日に……」と父にトドメを刺され、結局走り出すひろみ。ジョギングどころか全力疾走。

なぜか元西高の面々がうち揃い、宗方家にて遺影の前に正座。太田コーチは自宅だからそこにいるのはわかる。藤堂さん、尾崎さん、千葉っち、お蝶夫人までもまあよい。音羽さん、あなたはいつからメンバー入り? そして牧も完全に行動をともにするようになっているのはなぜだ。

全員集合の遺影前に岡ひろみ乱入。「絶対に信じないっ」と叫ぶと、雷鳴の響くなか、走り去る。手分けして探そうという太田コーチの指示で一斉に散るレギュラー陣。お約束の雨がざんざか降ってくる。藤堂さんが思い当たって向かったコートでは、ひろみがどこからともなくラケットとたくさんのボールを持ってきて、ひたすらサーブを打っている。ほかの連中も、どこでどう知ったのかOB+牧も全員一緒に到着。太田だけいやに遅れて辿り着く。ひろみは最初こそ地面に置いてあるボールを拾って1球だけ打ったものの、藤堂に制止されるまですべて上着の左ポケットから球を取り出してサーブ。マジシャンとしての才能も発揮。

雷鳴とともに坊主現る。「宗方は死んだ」と一喝。自分だけちゃっかり笠を被っているのに気が咎めたか、笠を取りながらまた言い放つ。「認めろ、宗方は死んだんだ」 なんなんですかあなたは、と視聴者を代弁する藤堂さん。しかし岡ひろみしか見ていない坊主は無視。「死んだんだ」。なに言ってるんですかあなた、と詰め寄る藤堂さんをさらに無視して「岡、認めるんだ、宗方は、死んだ」と繰り返す坊主。「死んだ死んだ宗方は死んだ」と言い募る坊主に、やめろと叫んでグーで殴りかかる藤堂さん。一発顔に喰らってようやく藤堂さんがそこに存在していることを認めた坊主だが、直後にひろみが泣き崩れたため、また無視。気を失ったひろみは、車で迎えに来た父が連れ帰った。

坊主は宗方家に上がり込み、遺影に向かって読経。太田コーチによれば桂大悟という名のその坊主は、宗方の中学からの親友だという。千葉っちはテニス選手としての桂大悟の経歴に詳しい。さすがはテニスマニア。親友はいいが、なぜ岡くんを……と訝る藤堂さんの問いに窮する太田を制し、桂が「俺から話そう」と振り返る。

桂は仁の選手生命を奪ったのはこの俺だと衝撃発言。しかし反応したのは藤堂さんひとり。自分が打った一球のせいで仁が二度とテニスができなくなったため、寺に入り、岡ひろみという選手を引き継ぐことを約束したと言う。こうして書くと話のつながりがよくわからず、なに言ってんだこの坊主と思うが、その場では一同納得して聞き入っている。

岡は今、仁を失ってまさに慟哭の中にある。慟哭から抜け出すのはたやすいことではない。だが、慟哭の中にこそ真理があり真髄が見える。大した苦しみもない代わりに大した喜びもなく、ぬるま湯に浸かったように生きて死んでいくならそれもよし。だが、一度慟哭を味わった者は、その慟哭と真正面から対決しなければ、真の人生は決して、生きられない。どうだろう、親御さんはきちんと俺が説得する。だからしばらく岡を、俺に任せてくれないか」 長台詞を一気に吐く桂。任せろってなにを言い出したんだこの人は、という目の藤堂さん。

その頃、意識を取り戻したひろみは自室で慟哭。ゴエモンはどこにいるのかわからない。朝まで泣いたらしく、コーチの日記を持ったまま抜け殻のようなひろみ。

日を改め、藤堂さんに荷物を持たせ、牧に付き添われて寺の階段を登るひろみ。門の中で待っていた桂に身柄を引き渡される。ひと言も発さずに帰る藤堂さんと牧が背を向けた途端、腑抜けのようなひろみに水を浴びせかける桂。思わず駆け寄る牧。見ているだけの藤堂さん。なにするんですか、と詰る牧に、「宗方が鍛えた身体だ、このくらいのことでは壊れない」と論点をずらして答える桂。禅問答か。

藤堂さんらが帰った直後、濡れたついでに滝へ連れていかれるひろみ。その後どうなったのかは描かれていないため謎。

寺での生活が始まった。経を読む。水を汲んで運ぶ。水汲みルートには荒れ果てたテニスコートがある。コートのある寺というのもどうだ。檀家はどんな気持ちだろう。座禅を組み警策で叩かれる。床掃除。ひろみは膝を曲げない前屈で床を拭く。なぜそんな無理をする。坊主の読経に付き合う。山頂の祠まで歩く。シーンごとに服が違うところを見ると、あの小さいカバンには衣装を圧縮袋で小さくして詰め込んでいたに違いない。夕暮れの祠に祈る。満月の夜は囲炉裏端で眠る……。

様子を見に来たお蝶夫人。既に心配で見に来ている藤堂さんを発見。その視線の先には家庭菜園で草刈りをするひろみ。やる気なさそうに鎌を振るい、自分の腕を切る。それでも声ひとつ上げず、どうでもよさそうな様子。それより、どうやったら草刈りをしているとき腕の内側に刃先が当たるように鎌を振るえるのかが知りたい。草の刈り方を根本的に間違っているのではないか、ひろみ。

一方こちらも廃人状態の緑川蘭。ひろみと同じく1ヵ月以上練習をさぼっているらしい。無断欠席者は理由の如何を問わずユースから除名されるルールがあるそうで、委員会では竜崎理事のゴリ押しにも屈せず二人を外せという声が上がっていた。「岡くんと緑川くんが復帰するという保証がどこにあるんですか」 落ち込んでいる間に随分とやばい立場になっているようだ。

自分の置かれた状況も知らぬまま今日も水汲みに出かけるひろみは、桂に小川で水を飲めと命令される。手で掬わず、直接川面に口を付けて飲めという指導だ。新手のいじめかと思いきや、これが意外と味覚中枢を刺激したのか、久しぶりにひろみが口をきいた。「おいしい」 これをきっかけに、突然周囲の鳥の声などが耳に入ってくるようになったひろみ。それまで完全に閉じこもっていたらしい。これで回復かと言えばそうは問屋が卸さない。荒れ果てたコートを見た途端にコーチを思い出し、動悸が速くなり、コートから目を逸らして走って逃げる始末。手桶がかなり揺れるが水のこぼれる様子はない。入ってないんじゃないか。

ひろみが寺に預けられてから2ヵ月後、藤堂がやってきて桂を詰問。なにやってるかわからん、これでほんとに立ち直るのか、と。すると桂は突然、長々と昔話を始める。

藤堂。あのとき俺は、逃げたんだ。……俺は仁の具合が悪いことを知っていた。なのに、自分が試したい技があるから、無理矢理試合をさせた。藤堂。俺も岡と同じだったんだ。自分を責め、その苦しみに耐えられず、逃げた

いかにも場末っぽいバーで、鮭とばを肴にウィスキーのロックを煽る無精髭の桂。足取りも重く寺に戻り、畳に寝転がったら仏に睨まれたので出家。そこへ宗方が登場。

コーチになって自分の代わりを探すが、案外ポンコツな身体なのであと3年もてばいいところだと言われた……と、久しぶりに会った桂に宗方得意の“いきなり宣告”。せっかく出家して落ち着いてきた桂はまた動揺。余命が短いんだよねと匂わす男に、途中から俺の探した選手を引き受けてくれと頼まれ、断れない桂。宗方と約束を交わす。

仁は死を見つめて生きている。一瞬も目を逸らさずに。その仁がすべてを賭けて探し出し、育て上げた選手を一体どんな人間になら引き受けられるのか。俺は悩み苦しみその答えを求め続けた。そして、ここでの生活がその答えを教えてくれた」 これが多分藤堂さんの質問に対する答えの一部らしい。

滝に打たれながら読経したのが効いたのか、宗方が見つけたという逸材、岡ひろみに会う決心がついた桂は、宗方家を訪れる。宗方は障子開けっ放しの寒い部屋で桂を迎え、雪見酒を振る舞う。ぺろっと2合を飲み干した桂のために、徳利を持ってお代わりを取りに行こうと立ち上がった宗方だが、すぐに倒れてしまう。身体が悪いくせに寒いところに薄着でいつまでも座っているからじゃないのか。苦しい息の下で桂に念押しをする宗方。

頼んだぞ。これは奇跡への挑戦だ。いいか、俺の死がチャンスだ。岡はまさに慟哭の中に落ちるだろう。だが、どん底から這い上がった者は強い。俺の死を乗り越えさえすれば、岡は、不可能と思われるような桁違いの成長を遂げることができる。岡に、そういう受け取り方をさせてやってくれ

すっかり涙目の桂。名前は大悟だが、まだまだどうにも悟り切れない。どこから持ち出してきたのか、自分の名が入ったラケットを取り出す宗方は、「時が来たら、お前の手から、渡してやってくれ」と桂に託す。使命を背負い込んだ桂が「わかった」と頷く部屋からは、さっきの徳利がひとつ、どこかへ行ってしまった。

昔話が始まったときは土間に立っていた藤堂さんは、桂のペースに乗せられて聞き入っているうちに、いつの間にか部屋に上がって正座していた。

自分の死を利用してまで岡を飛躍させようと考えていた宗方コーチに思いを馳せる藤堂さん。まだ思い出を話し足りない桂は、岡を初めて見たときの印象を語る。「岡なら奇跡を起こせる」 どこを見てそう思ったのかは説明しないまま、「そのときが来たら、お前もその手助けをしてほしい」と畳み込む。完全に主導権を握られた藤堂さんは、しばし黙考し、わかりましたと答える。してやったりの桂大悟。調子に乗ってもうひとつ願いごとを。しかも「お前たちに頼みたいことが」と。“たち”ってなんだ。コート整備か?

祠のある山頂で札に「色即是空」と書き、能書きを語る桂。「色、即ち是、空なり」 まずは漢文を読み下して軽くジャブ。「坂道は、下から見れば上り坂だ。だが、上から見れば、下り坂だ。物事にはいろいろな見方がある。なぜ逃げる」 色即是空の説明をしていると見せかけて、岡ひろみにずばりと斬り込んできた。「お前は苦しむふりをして、本質から逃げようとしている。いいか、岡、いくら逃げても追ってくるぞ。逃げるから追ってくるんだ」 わかんないんですけど、という顔のひろみ。今日もまた夕暮れの祠に向かって読経。何が祀ってあるのか。

桂の読経を横で聞きながら、「どうすればいい、どうすれば忘れられる」と、雑念で一杯のひろみ。

沈む夕日を見ながら桂の説教が続く。「太陽は沈み、月は昇る。そして月は沈み、再び太陽は昇る。岡、足下を見てみろ。その花は生きようとしている。短い命とは知らずに、未来だけを見つめている。岡。お前はどうする」 さっきから聞くばかりだったひろみがここで応戦。「だったら、だったらどうすればいいんですか」 いや、それを聞かれているんだ、ひろみ。「どうすれば……どうすればこの痛みはなくなるんですか。テニスに出合ったときから、コーチはいつも一緒にいた。いつだって一緒だった。これからも、ずっとずっと一緒だと思ってた。なのにコーチはもういないんです。どんなに会いたくももう会えないんです。あたしはどうやって生きていいかわからない。もうわからないんです」 うなだれるひろみの左手を取る桂は、先日草刈りで切った怪我の跡を見せる。かさぶたができた切り傷。「お前の身体は、生きようとしている。心だけ置いていくな」 わかったようなわからないような表情のひろみ。

寺に帰らず、そのまま祠のそばの岩の上で座禅を組み、暗闇に身を置くひろみ。「このままじゃいけない。わかってる。でも……」と悩んでいたと思ったら、朝。座禅を解いて横たわり、ぐっすり寝たようだ。ご来光とともに、桂の「お前の身体は生きようとしている」という声が響く。朝の光に包まれた雄大な景色を眺めながら宗方コーチの言葉を思い出すひろみ。

テニスをしたとき俺は悲しみ苦しんだ。それがあったからこそお前に出逢えた。俺は、この世に耐えられないほどの悲しみや苦しみはないと信じている

同じ頃、仏間に座る桂は「仁、力を貸してくれ」とはっきり声に出して人頼み。

祠から寺に戻る途中、きれいに整備されたコートに気づくひろみ。コートを見てもフラッシュバックは起きない。落ちている真新しいボールを拾い上げ、ここしばらくの生活を振り返る。「わたしは今までなにをしてたんだろう。ただ泣いて。辛くて。だから逃げようとして……」と考えていると、突然現れて声をかける桂。「宗方仁を忘れるな!

そして妙に芝居がかったポーズでラケットをひろみの前にかざす。「時が来たら」と宗方から預かったラケット。今か、今がその時か。ラケットを左手で受け取るひろみ。ラケットに刻まれた名前に気づく。ここぞとばかり桂の説教が炸裂。

なにもしなくても時は過ぎていく。あれほどの男と関わり、あれほどの思いを味わっても、これからの思いひとつですべてはただの軽い思い出になってしまう。そんなことはこの俺が許さん

突然強い口調になる桂だが、この俺って、どの俺なのか、ひろみには多分わかっていない。しかしかまわず続ける桂。

仁の人生から逃げるな。仁の教えを無にするな。宗方仁は、お前の心にずっと、生き続ける。傷跡は残り続ける。だがそのすべてを背負ってコートを走れ。そのボールはただのモノに過ぎない。しかし、ひとたびプレイヤーが打てば魂が籠もる。打つか? あのサービスラインに立って……打つか?

話の流れ上、打たなきゃいけないような雰囲気になり、険しい表情でなんとなくサービスラインに建つ。「岡、打て」とコーチの声が聞こえたような気がして、サービスを放つ岡。打った。入った。ひろみはなにかをやり遂げたかのような、すがすがしい表情を見せる。

どこまで転がっていったのか知らないが、勢いを失って止まったボールを、軍手をはめた藤堂さんが拾い上げる。どこに隠れていたのか、隠れるところもない空き地から、続々と姿を見せる千葉っち、尾崎さん、お蝶夫人、音羽さん、牧。だから音羽さんはいつからメンバーに。そして全員が顔まで泥だらけのなか、軍手をはめたお蝶夫人だけが顔も服もきれいなままだ。作業監督待遇か、竜崎麗香。

言わずもがなだが、コートは西高OB軍団+牧が使えるようにしたのだった。あいつらがお前のために整備した、と自慢気に話す桂は、自分が裏で手を回した事実は語らない。仲間に支えられていたことに気づき、どうやら精神的に復活した模様の岡ひろみ。

その頃、西高軍団はもちろん誰からもフォローされてこなかった加賀のお蘭も、独自のメソッドで立ち直ったらしく、兄の墓参りを敢行。白い百合を手向け、墓石に「もう二度と泣かない」と約束する緑川蘭子。「わたしとあなたをつなぐものはテニスだけだった。だから帰るわ、コートへ」と復帰宣言を済ませ、とりあえずは家に帰ろうと墓前を離れたところで岡ひろみと鉢合わせ。「やっとここに来ることができました」と語るひろみを、「仁も喜んでるわ」と笑顔で迎える蘭子は、墓に手を合わせるひろみの後ろで祈りっぷりを監視。ひろみは背後を気にすることなく、これまでの凹み続けた日々をコーチに詫び、今後の抱負を述べる。

日時も場所も変わって、お蝶夫人を追う尾崎さん。お蝶夫人がジャパンユースカップを辞退するらしく、それを聞いた尾崎さんはびっくりして本人に真意を質そうというのだ。アメリカへ行って、どうしてもやらなければならないことがあるからと答えるお蝶夫人は、突然「尾崎さん、あの海が支えでした」と告げる。あの海とは、ひろみと対戦して敗れたあと、気持ちの整理を付けるために尾崎さんに連れて行ってもらった海。ナンバー1にはなれないことを受け入れ、なにかほかの道に活路を見出しているお蝶夫人の気持ちを察したのか、支えだったと言われてただただ嬉しいのか、言葉も返さず黙して満足気な尾崎さん。

ジャパンユースカップ出場権を争うため、フロアに集められたユースの選手一同。ジャパンユースカップは日本で開かれる初めての大きな国際大会。日本の出場枠男女各1名を競って、2ヵ月後にトーナメントを行なうそうだ。その場で、太田コーチから特別コーチに就任する桂が紹介される。日本庭球界も人材不足なのか、宗方といい桂といい、それまで表舞台にいなかった人ばかりをコーチにしているのが気になる。

ジャパンユースカップ出場はプロへの第一歩となるが、しばらく練習をさぼっていた岡ひろみと緑川蘭子は、代表に残らない限りユースを除名されるので、勝つしか道はないと言う。そんなこと今初めて聞きました、という表情のひろみと蘭子。俺は知ってたんだよね、という顔で振り向く藤堂さんには秘策があるらしい。

桂コーチと太田コーチに歩み寄り、岡くんのトレーナーをさせてくれ、自分の試合も絶対勝ってみせるから、と熱弁を振るう藤堂さん。またしても蘭子にはパートナー不在だ。許可を与える桂。困ってしまう太田。

両手に持った荷物をその場に落とした尾崎さんが「どういうことだよ、藤堂。お前舐めてんのか。岡さんやお蘭だけじゃない。俺たちみんな今が勝負なんだよ。この先ホントにテニスでやってけるかどうか、今にかかってんだ。わかってんのか、お前! それともお前、片手間にやっても俺に勝てるってことか」と食ってかかる。もうやるって決めたんだ、と意固地な藤堂さんに、俺は認めないからなっと捨て台詞を残し、怒り肩で立ち去る尾崎さん。あのー、お怒りのところなんなんですが、荷物、忘れてます

練習開始。ひろみは藤堂さんに、自分のことなら大丈夫と言いかけるが、「キミは自分の立場を全然わかってない。はっきり言う。キミの選手生命がかかっている。2ヵ月のブランクを甘く見ちゃだめだ」と叱責され、主導権を握られる。藤堂さんはひろみに、エースを取れるバックハンドが必要だからダブルバックハンドを身に着けろと指導。

一方、室内コートでひとりサービスの練習をする緑川蘭子ダンロップユーザー。そこに現れた桂コーチ。こちらに付くことに決めたらしい。さすがは仁の妹だと誉め上げたあと、お前には決定的に欠けているものがあると落とす。テニスを続ける理由を質す桂に、「今のあたしにはテニスしかない。強くなりたい、誰よりも」と答える蘭子だが、桂は「今のままのお前じゃあ岡に勝てない」と一蹴。「この一球は絶対無二の一球なり。俺のサーブを受けてみろっ」とどえらいサーブを繰り出す桂。緑川のラケットがはじき飛ばされる。驚く蘭子。

無の気持ちにならなければこのようなサーブは打てない。だが緑川。お前なら、打てる」 どっちですか、コーチ。

トレーナーとして厳しい指導に集中する藤堂さん。藤堂の行く末を心配して気が散るひろみは、レシーブをしては怒られ、ジョギングをしては置いていかれ、ゴム運動をしてはまた怒られ、足が痙攣すれば、筋力不足だ、練習に集中が足りないからだと怒られ、へろへろ。

足を引きずって帰る途中で、ひろみは桂が付きっきりで特訓する緑川の様子を見て驚く。同じ2ヵ月のブランクだったが、ひろみの目から見ても蘭子のほうが回復度合が上らしい。

練習試合で高木選手とプレイするひろみは、バックハンドが決まらずに敗北。渋い表情の藤堂トレーナー。「あれだけ言ったよね、集中しろって。何度も何度も練習した球だ。一体どうしたんだ。トーナメントまであと一週間しかないんだ。はいはいって、ほんとにキミはわかってんのかっ!」 キレる藤堂さん。ここで臨時ニュース。福岡県大牟田市で起きた殺人事件の捜査進展の様子がテロップで視聴者に報告される。その間になんとか感情を抑えた藤堂さんは、1時間後の練習再開を宣言して去る。取り残されるひろみ。自分たちの練習をほったらかしで事の成り行きを見ているほかのコートの選手たち。

この様子を見ていた太田は、藤堂さんに岡ひろみのトレーナーを任せたのはどうなのよ、という点について桂に意見。このままでは共倒れだ、もともと宗方はお前に岡の面倒を見て欲しかったんじゃないのかと諭す太田だが、桂は動ぜず、「俺はあいつらを信じたい。岡を、藤堂を、緑川を」と答える。いや、緑川はあんたが面倒見てるから一緒に並べたら変

所変わって多分アメリカ合衆国のどこか。グランド・スラムを達成したらしいマリア・ヤングがプール脇で記者会見を行なっている。そこに現れたお蝶夫人は、わりと日本人的な発音で親しみやすい感じの英語を駆使してヤングと密談。ヤングは先日勝利した岡ひろみに試合内容では劣っていたのが気にいらないので、ひろみとの再戦のための工作を、竜崎麗香に依頼した模様。「勝ち上がってくるのよ、ひろみ」と心の中で祈るお蝶夫人。

そのひろみはコートで特訓中。スパルタ藤堂トレーナーの前に疲労困憊。さすがの藤堂さんも練習を打ち切った。それと同時に倒れ伏すひろみに、たまたま来ていた千葉っちと音羽さんが駆け寄る。音羽さん、来てくれるのはありがたいが、河川敷の子供テニス教室はどうした。子分に任せたのか。

夕暮れのテニスコートで黄昏れる藤堂トレーナーに、千葉っちが大変だなと声をかける。藤堂さんは、かつて冬合宿のスパルタ特訓で岡ひろみを打ち倒した宗方コーチに食ってかかった千葉を、自分が止めたときの思い出話を始める。「猛特訓をさせるほうするほう、どっちが辛いと思う」と言った自らの台詞を引用し、だけど本当にはわかっていなかった、と告白。宗方さんはもっと苦しかったはずなのに、途中で特訓を打ち切ってしまうような俺は一生宗方さんに追いつけない……と悩む藤堂さん。当時あれだけ怒っていた千葉っちだが、いつしか特訓容認派に転向していたようだ。「藤堂お前さあ、お前は宗方さんの代わりになろうとしてるのか。お前は、岡さんと一緒に走ることができる。一緒に球を打ち合える、それは、お前にしかできないことだろ」 たまに出てきていいことを言う千葉っち。ちょっと気が楽になった様子の藤堂さん。さあ、明日もまた特訓だ。

医務室で岡の介抱をしている音羽さんは、目を覚ましたひろみに、「あんな藤堂くん初めて見た」と、鬼の藤堂トレーナーを掴まえて“くん”付け。藤堂くんが自分の試合も勝つって言ったのはよほどの覚悟だと思う、と最初からみんながわかっていることを今発見したかのように言い放つ音羽さん。するとまるでそれに今初めて気づいたような様子のひろみ。

着替えて外に出るともうすっかり夜。どこからともなくボールを打つ音。ふと見ると“T. Todo”のイニシャルが入ったMiyataの自転車。コートを覗きに行ったひろみの目の入ったのは壁打ちをする藤堂さん。そこへ後ろから忍び寄った千葉っちが、「キミの特訓が終わったあと、毎日夜中までああやって自主練してるんだ。身体持たないぞって、何度も止めたんだけどさ。絶対勝ち残りたいって。藤堂はきっと、キミと二人で強くなりたいんだよ」 汗もかかずにサービスを続ける藤堂さんについて解説する千葉っち。その様子を見て、なにかを感じたのか、帰宅して宗方コーチの日記を紐解くひろみ。

日記には「強くなれ、岡。誰よりも強くなれ」とある。「コーチはわたしに誰よりも強くなることを望んだ。藤堂さんはわたしと一緒に強くなることを望んでいる。わたしはどうしたい。わたしが目指すモノはなに。わたしは。わたしは……」とひとりごちる岡ひろみ。その目に飛び込んできたのは、コーチの絶筆。「エースをねらえ」のみみず文字。主題歌が高らかに流れるところから、主人公はどうやらなにかに目覚めたらしい。

翌朝、笑顔で再会した藤堂トレーナーとひろみはジョギングに出る。走りがいつもより力強い。「わたしは強くなりたい。誰よりも、わたし自身のために強くなりたい」と、一緒に強くなりたいと願う藤堂さんは置いといて、自分のために強くなるのだと念じて走る。

筋トレする緑川蘭子。筋トレの間くらいダンロップの帽子を取ったらどうか。同じく筋トレする尾崎。コーチの遺影に手を合わせるひろみ。ライン手前に並べた缶を、サーブで順番に倒す蘭子。さらに力が付いたことを誇示するかのような、達磨落としサーブを披露。達磨落としサーブとは、バーベルの錘を6枚重ね、その一番下にサーブした球を当てて錘を抜いてやろうかという荒技だ。そしてダブルバックハンドでついに藤堂さんからOKをもらうひろみ。影からその様子を見て、ひとり頷く桂。腹筋、縄跳びに勤しむ藤堂さんとひろみ。食堂でメンタルトレーニングの本を泥縄で紐解く藤堂さん。コート中央で座禅を組むひろみ。室内でルームランナーに乗るお蘭。室外を走るひろみは、ついに先行する藤堂さんに追いつく。

そしていよいよジャパンユースカップ代表選手選出トーナメント。バナナを食いながら躍動する尾崎さんはガッツポーズとともに勝ち進む。藤堂さんも地味なガッツポーズで追随。当然決勝は尾崎さん対藤堂さん。試合前、藤堂さんにからむ尾崎さん。「藤堂! こないだ言ったこと、忘れてないだろうな。お前には絶対に負けねぇ」 自分から話しかけておいて一度も目を合わさない尾崎さん。

女子はもちろん緑川蘭子と岡ひろみが決勝進出。そうでなければ、ここまで1時間半もかけて話をつむいできた意味がない。

テーピングした手でラケットのグリップを手入れしながら、宗方仁に「自分のテニスを見つけた」と報告する緑川。「あなたを失った苦しみを乗り越えたあたしたち二人。ひとりはユースの出場権を手に入れ、ひとりはユースを追われる。まるで天国と地獄。でもあたしはあたしのプレーをするだけ。そして、必ず勝つ」 視聴者のために状況を整理してわかりやすく独り言を言ってくれる蘭子。

室内コートで闘う藤堂と尾崎。第1セット7-6、第2セット6-4で連取した藤堂さんだが、第3、第4セットを3-6、6-7と落とし、迎えたファイナルセットは6-6。尾崎さんが40-30で先行している。相当疲れているふたり。がらがらの室内コートで藤堂さんの放った一打が、ネットに引っかかったラッキーなバウンドでぎりぎり線の内側に落ちる。追う尾崎さんは足にきていて転倒。これでジュース。逆にアドバンテージを取られた尾崎さんに、もう粘る力は残っていなかったようで、続けてショットを決められ敗北。負けを認め、ネットを跳び越えて藤堂に近づき、手を差し伸べる尾崎さん。ちょっと涙目で尾崎さんを見つめ返す藤堂さん。握手をしようと右手を伸ばすが、尾崎さんの手をすり抜けて昏倒。矢吹ジョーと闘い終えた力石徹か。医務室に、文字どおり担ぎ込まれる藤堂。

医務室に駆けつけるひろみだが、太田コーチに「自分の試合があるだろ」と追い返される。動揺を隠せないまま決勝のコートに立つことに。試合開始時には、太田もちゃっかり観客席に戻っている。

緑川ダンロップユーザーのサーブで試合開始。185kmのサービスエース。岡ひろみ、一歩も動けず。驚く観客席の音羽さん。「確実にパワーアップしている」と千葉っち解説委員。満更でもなさそうな表情の桂大悟。しかし次は反応してレシーブするひろみ。

岡さん。これがあたしのテニス。この一球一球に魂を込めて、あたしのすべてを賭ける」と、魂を込めながら雑念一杯の緑川蘭子に、付いていくのが精一杯のひろみ。「誰のためでもない。わたしはわたしのために勝つ」と言う蘭子は、30-0からのサーブで188kmを叩き出すと、189、190kmのサービスエースを連発。あっさりと第1セットを奪う。でも、スコアは1-6なので、ストレートでは勝てなかったようだ。

このままじゃ気持ちで負けてしまう」と慌てるひろみだが、藤堂が観客席に姿を現わした。急に高揚するひろみ。宗方ラケットを見つめ、「今度はわたしの番」だと、見せ場には順番があるのだと言わんばかりの鼻息だ。

このポイント絶対に取る。取らせない。取る。取らせない。一歩も譲らずラリーを続けるふたりに、興奮して写真を撮りまくる千葉っちは、もう解説している余裕がない。そこへお蝶夫人がマリア・ヤングを連れてやってきて、観客席の隅に陣取る。バックハンドで緑川を翻弄したひろみは、6-3で第2セットを取る。拍手と声援が飛ぶなか、藤堂さんだけはいっぱいいっぱいなのか、拍手もせず険しい表情で無言。

さすがね。でもファイナルセットはわたしのものよ」と、根拠もなく自信たっぷりに脳内宣言する緑川蘭子。女子は2セット先取で勝利らしい。

アドバンテージとジュースを繰り返すふたり。試合開始から3時間が経過しているらしい。5回め、6回目とジュースを重ねる。ここで右足に痙攣が起き、アドバンテージを取られる岡ひろみ。マッチポイントにして最大のピンチ。

もらった、という顔の加賀のお蘭。足を引きずるひろみ。「落ち着け、ひろみ。大丈夫、わたしの足は動く、動く、動く!」と精神論に頼るひろみは、「緑川さん、わたしはあなたより先に絶対に倒れない!」と、現状を無視してエンドルフィン大放出。蘭子のサービスを返し、足を引きずりながらも危なげなくレシーブを繰り返す。

この試合と今後の人生が懸かったボールをやりとりしながら、次第に別世界に入っていくひろみ。「コーチは人生を賭けてテニスを教えてくれた。藤堂さんは自分の信念を貫くことを教えてくれた。だからわたしはボールを打つ。わたしが生きていくためにボールを打つ」 右足は満足に動かないが、緑川の強打に付いていくひろみ。むしろネットに出ていく勢いだ。完全に自分の世界に入り込み、もはやボールしか見えていない。「動く、身体が自然と動く」と嬉々としてプレイするひろみの様子に、頷く藤堂さん。「奇跡か」と今回はあまり見せ場がない竜崎理事がつぶやく。なにやら満足そうなマリア・ヤング。すっくと立ち上がり、「見ているか、仁」と桂大悟。後ろの人が見えないので座ってください。

はっきりしたボールと、薄ぼんやりとしたコート以外にはなにも見えず、ただひたすら飛んでくるボールを返し続けるひろみ。……と、ボールが視界から消える。事態が飲み込めないひろみの前には、ボールの代わりに緑川がまろび出てきた。

負けたわ、という緑川の言葉で、ようやく現実世界に戻ったひろみ。知らない間に勝っていた。
2位なのにユースからの除名が決定した緑川蘭子は、必ず戻ってくるから次はプロとして世界で会いましょうと潔い身の引きっぷり。同時に「今度は絶対に負けないわ」と気の強いところも健在。まだ状況がよくわかってない風のひろみだが、お礼とともに頭を下げる。スタンディングオベーションの観客席では、目配せして席を外すお蝶夫人とマリア・ヤングの姿。

観客席で拍手する藤堂さんを見つけ、駆け上がって抱きつくひろみ。じっと見ていただけなのに、観客の中で唯一なぜか大粒の汗をかいている藤堂さん。微笑みながらふたりの様子をみている桂。岡にテニスのコーチはしていないが、やり遂げたという満足そうな顔。

席を外したお蝶夫人とマリア・ヤングが向かったのは、いつの間にか用意されていた記者会見用の一室だ。報道陣が集まっている。お蝶夫人によれば、マリア・ヤングはジャパンユースカップに出場するのだそうだ。彼女の条件は、岡ひろみが大会に出場することだったという。では、蘭子が勝っていたら今日の会見はどうなっていたのか。報道陣からの、なんで既に功なり名を遂げているチャンピオンのあんたがこんな極東のしょぼい大会に出るんですかという主旨の質問にヤング答えて曰く、「There's only one reason for me to take part into Japan Youth Cup...and that is...Hiromi Oka!」と、ちょうど会見場の後ろを通りがかったひろみを指さして言い放った。ちなみにこの記者会見には通訳がいない。岡ひろみを叩きのめす手伝いを竜崎麗香に頼んだというヤングを受けて、そのオファーを受けることにいたしましたとお蝶夫人が締めくくった。動揺する報道陣は、全日本ユースの一員であるお蝶夫人がなぜ(敵の味方を)……と疑問を呈すると、今季で選手を引退すると答えたお蝶夫人は、今後は竜崎コーポレーションの一員として日本テニス界発展のために力を尽くすと説明。それを聞いて遠くで頷く尾崎さん。

会見終了後、竜崎家お抱えの車のそばでお蝶夫人を待っていたひろみは、「引退ってどういうことですか」と問い詰める。それには答えず、「ひろみ。あなたが勝つ方法はひとつだけ。それは、マリアより強くなること。それだけよ」 当然と言えば当然のアドバイスを与え、去るお蝶夫人。

ジャパンユースカップ準決勝当日。マリア・ヤングと当たる岡を正座させて、桂大悟がひとくさり語る。

岡、なぜマリアがお前との試合を望んだか、わかるか。マリアはお前が怖かったんだ。その恐怖に打つ勝つためには、もう一度お前と試合をするしかない。恐れ、迷い、悔い。誰もがそれと闘っている。だが忘れるな。お前が自分を信じている限り、なにがあってもお前はやっていける。じゃ、行ってこい」 今ひとつ中途半端な説教だったが、ありがたく拝聴する岡ひろみ。

はい、行ってきます」と出かけるひろみ。え、寺から行くのか。どこにあるんだ、その寺。
桂コーチ、ありがとうございました」 過去形か。それでも嬉しそうな桂。

試合会場は、国際大会だけあってさすがにかなりの観客数。連続ドラマではテレビ観戦組だったひろみの両親や牧らも、今回は会場に席を取れたようだ。なぜかパスをもらってカメラマン席でペンタックスを構える千葉っち。

宗方ラケットを見、空を眺め、岡ひろみのサービスで試合開始。あいにくの曇り空に、投げ上げられた黄色いボールがよく映える。その頃、太陽が燦々と当たるテニスコートで外人さんと練習に勤しむ緑川。試合会場に姿がないと思ったら、DUNLOPのイメージキャラになったらしい尾崎さんはカタログ写真の撮影会に臨んでスポンサーと固い握手。同じく試合会場に足を運んでいない桂は宗方の遺影に語りかけていた。

岡はもう大丈夫だ。藤堂がそばにいる。いい仲間もいる。それに、お前もいるしな。俺の役目は、ここまでにさせてもらうよ」 え? 早いね。最後まで面倒みてやらないのか。

一般市民に混ざって観客席に座る藤堂さん、「僕たちは今、スタートラインに立った。これからが本当の闘いだ。行こう、二人で」と心の中でひろみに語りかける。桂大悟は眼中になし。

コートでマリアとラリーを続けるひろみ、「負けたくない、自分にだけは」 藤堂さんのことなんか考えてる暇はないらしい。

窓から漏れる日が当たるロッカールーム。椅子の上にぽつんと置かれた宗方日記のページが、風でめくられている。いいのか、大事な日記をそんなとこに置きっぱなしで。個人情報保護の観点からもいかがなものか。

岡、エースをねらえ。

自分の世界に入り込み、マリアの姿も見えなくなった岡ひろみのバストショットで幕。すかさず画面が切り替わって「スト中止! そしてヒット!! このあと9時54分から」と報道STATIONの番宣が入るあたり、いつものことだけれど気が利かなくってよ……。ちゃんとしたあらすじ


雑感:
・オープニングタイトルの椛田千里、久しぶりに聞いても微妙にずれた音程は変わらず。たまたま数日前に深夜テレビで見かけたところ、今はシンガーソングライターとして作詞作曲に明け暮れる日々だそうだ。
・桂大悟、坊主でありながら潔さに欠ける坊主刈り
・あれ? 千葉っち、あんた髪型どうしたよ。えらい短いな。茶髪だし。
・おやおや、尾崎さん、あんたもか。前髪揃えちゃって可愛いさをアピールか。
・あらま、ひろみのお父さん、あんたもかよ。みんな一斉に髪型変えるのが流行か。
・冒頭に行なわれた女王マリア・ヤングの試合、テレビ放映までしているわりには観客席に座る客がまばらだ。
・宗方仁の戒名は、「無弐院壱打仁玉信士」。
・宗方家に走り込んできたひろみに驚く西高OB+現役の牧。遠くの足音に反応して一斉に振り返ったOBらに対し、牧だけはすぐ後ろまで来て「コーチ!」と叫ぶひろみの声を聞いてもまだ振り返らず。
・雨のコートで泣き崩れる岡を見ても、OB+牧+太田は10メートルほど向こうで立ちすくむのみ。誰も近づこうとしないのはなぜだ。
・雨に降られたあとで宗方家に再集合した一同だが、全員ずぶ濡れになったわりには着替えもしないですっかり乾いている。ただし藤堂さんだけ明らかに髪が湿っている
・寺に預かられるひろみの荷物は、女子にしては少ない。学校に通ってるときの荷物のほうが多かった。
・預かった早々、ひろみに水をかける桂。足下に桶を用意していたあたり、最初からどうあっても桶3杯分の水をかける気満々だったようだ。
・廃人緑川の部屋には、ガットを引きちぎられたラケットが。フレームに傷は見当たらないので、なにかをこれで叩いたのならまだしも、素手で怪力を発揮していたら怖い。
・桂は、岡の復活を手助けすることに同意した藤堂さんに「お前たちに頼みたいことが」と切り出した。原作ではひとりで手入れしたコートを、藤堂さんら西高OB連を手足のように使って整備させるあたり、頼み上手な坊主だ。
・「岡、足下を見てみろ。その花は生きようとしている」と振り向き様に言い放った桂は、なぜ岡の足下に花があることがわかったのか。立ち位置をバミっていたか。
・寺のコート整備をした尾崎さんは手にした白いペンキから、ベンチ復元担当だったと推測される。泥には汚れているが、刷毛の扱いはうまいらしく、ペンキ汚れはない。
・ユースの規約では1ヵ月以上の無断欠席は理由を問わず除名処分になるとのこと。なんだ、周囲の誰も欠席届けを出してやっていなかったのか。寺に預ける前に、届けを出しておいたらどうなんだ。
・「この一球は絶対無二の一球なり」とサーブを打った桂は、サーブする前にボールを吟味して選んでいた。手で触らず、見た目だけでなにか違いがわかるのか。
・その桂、「無の気持ちにならなければこのようなサーブは打てない」とおっしゃるが、打つ前にボールをかざして相当念を込めていた。無の気持ちとはなんだ。
・原作では岡ひろみが完全に立ち直るまで断酒していた桂大悟だが、ドラマの桂は飲み放題。
・ジャパンユースカップ出場権を賭けたトーナメント結果。
 男子第1回戦
 ○藤堂貴之-×戸田直樹
 ×篠原亮太-○谷原憲一
 ×水野光晴-○多田和久
 ×児玉智彦-○尾崎 勇
 男子第2回戦
 ○藤堂貴之-×谷原憲一
 ×多田和久-○尾崎 勇

 女子第1回戦
 ○緑川蘭子-×片山美和
 ○前田理彩-×渡辺さやか
 ×近藤麻里-○岡ひろみ
    シード:高木 恵
 女子第2回戦
 ○緑川蘭子-×前田理彩
 ○岡ひろみ-×高木 恵
・いくら出来レースとはいえ、わずか数分でトーナメント1回戦と2回戦が終わってしまった。

・連続ドラマでは「全日本ユース」だったが、「ジャパンユース」に名称変更したらしい。しかし静岡新聞だかテレビだかの記者は変化についていけず、「全日本ユース」と呼んでいた。
・桂大悟役は寺脇康文。マリア・ヤング役はマリア・テレサ・ガウ
・あ、そうそう、岡ひろみ。宝力冴子、出てこなかったの、なんで?(岡ひろみに聞いても知らんがな)。

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「逆境ナイン」映画化だとぉーっ!?

逆境ナイン」の映画化? 誰がそんなこと考えた!

映画「逆境ナイン」の撮影順調
ロケ地の伊勢市で監督ら会見

中日新聞 Chunichi Web Press

玉山鉄二 映画で“逆境球児”
Sponichi Annex


しかも実写かいっ! どうやら本気らしい。本気らしいどころか、もうロケも終わったようだ。

 会見には島本さんも同席し「映画化は半信半疑だったが、スタッフに熱意があって意外な気がした」と感想。中日新聞 Chunichi Web Press
いやいや、島本先生。あなたが映画化に対して「半信半疑だった」のはわかる。それを逆説の「」でスタッフの熱意に対する評価につなげるのはどうだ。しかも「スタッフに熱意があって意外」とは、スタッフはのんべんだらりと撮影に臨んでいるだろうと踏んでロケ現場を訪れたということか? 異様なテンションが売りの作品を、熱意もなく制作してどうする。島本和彦ともあろう男がその腑抜けたコメントはいったいなんだ! まずは島本! あなたが現実を直視しろ! そして信じるんだ! 絶対にOLA「炎の転校生」の轍は踏まぬと!

しかし正直なところ、OLA(Original Laser disk Animation)として制作された「炎の転校生(第1話「鷹は舞い降りた!!」、第2話「うなれ! 必殺国電パンチ!!)」のちょっと中途半端な感じを、自腹を切って購入し、肌で感じてしまったわたいとしては、不安と不安が交差して著しく不安だ(期待しろよ、少しは)。

 撮影は往年の大投手・沢村栄治の故郷・三重県でのオールロケ。合宿生活のスタッフ、キャストに加え、不屈が土壇場で繰り出す魔球「男球」などの特撮描写のためCG班も現地入りし、ドラマ部分と並行して撮影を行う力の入れようだ。Sponichi Annex
CGも現地参加か。できることは極力一度に済まそうとするあたり、予算が塩っぱそうだが、そんな逆境は跳ね返していただきたい。

素材としては「少林サッカー」を充分超えられる。あとは監督以下出演者とスタッフのみなさん次第だ。


■監督と主役級出演者のみなさん
中日新聞:写真

監督:羽住英一郎
 「海猿」は流行っていたけど観ていない。期待できますか?

全力高校野球部顧問:田中直樹(ココリコ)
中日新聞の写真キャプションでは「野球部監督」になっているが、写真を見る限り野球部顧問のサカキバラ・ゴウ。「エースをねらえ!」では宗方仁になり損ねたが、今度はやってくれるだろう。コントにならないようにだけ、気をつけてほしい。

不屈闘志:玉山鉄二
百獣戦隊ガオレンジャーのガオシルバー……らしいが、電子戦隊デンジマン以降の戦隊モノは観てないのでコメントはなし。あ、そういえば爆竜戦隊アバレンジャーのアバレッドとやらは見たことあるな。>老兵は死なず、ただ消え去るのみ

ヒロイン:堀北真希
記事ではただ「ヒロイン」としか書かれていない。不屈の彼女である桑原真美子だろうか。野球部マネージャー月田明子の可能性も捨てきれない。どっちだ。夜中に放映されていたのでちらっと見た記憶があるが、ケータイ刑事銭形愛の銭形愛の人らしい。

原作:島本和彦
わたいとしては「炎の転校生」で感銘(笑)を受けた漫画家。テニス漫画「燃えよV!」、忍者版“美味んぼ”「風の戦士ダン」も拝読した。「燃えよ! ペン」や「仮面ボクサー」も好きだ。「ウルトラマンG」は今ひとつ。Loginで連載していた「インサイダーケン」「ワンダービット」も佳作。勢いよく作品を生み出しているわりに、一向にアニメ化されずマイナーなままでいる不思議な漫画家である。

で、肝心の公開はいつ?

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2004.09.24

二つのDVD スタートレック:ジェネレーションズ

映像特典満載でお馴染みのスタートレックDVDスペシャル・エディションに、「スタートレック:ジェネレーションズ」が登場する。
Two Captains. One Destiny.blog "quark's"

今回はいつもにも増して力が入っているらしく、日本語吹替をやり直したんだそうだ。既にオリジナル声優で作った吹替が存在するのに、なにをまた、と思ったら、スペシャル・エディション版の吹替声優に揃えて、やり直したと。そこまでやるか(笑)。

特典映像にも、噂は聞いていたものの幻だった“カークの死”の別バージョン(というか、元々これを使うつもりが、公開前にネットに台本が漏れてしまったので撮り直した。公開されたのは撮り直したほうになる)が収められているという。

しょうがないなあ、また買うか(しょうがなくなくても買うくせに)

ご存じの方はご存じだろうが、「ジェネレーションズ」のDVD化はこれで3度めになる。まあ、実質2度めと言うのが正確だ。

「ジェネレーションズ」は1999年10月20日にDVD化されたのだが、これには日本語吹替と映像が微妙にズレているところがあり、クレームを受けたCICビクターが、店頭から回収。既に購入したものは、良品が用意でき次第交換する、という対応がなされたのだった。

そんな大したズレじゃないのだが、気になる人はかなり強硬なクレームをつけたらしいと当時聞いた。CICビクターもこんな大して儲かりそうもないコンテンツを親切で販売しているにもかかわらず、ファンに気圧されてプレスし直してまで無償交換してくれるのだから、限りなく親切な会社だと思ったものだ。ブエナビスタの真っ赤な「千と千尋の神隠し」事件のときにもCICビクターを思い出して、改めてその良心的な対応に感心したのであった。今頃誉めるが、えらいぞ、CICビクター。

良品は翌2000年2月9日発売。希望者は交換してもらったはずだ。

わたいは交換せず、CICビクターに敬意を表してまた買った。なので手元に二つある。

PICT2422.jpg

PDF-43が不具合改修版、PDF-18が吹替ズレ版。

二つ持っててどうすんだ、という気もするが、こうして今日、ネタにできたので元は取れた

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2004.09.23

GJ! 2倍

Good Job! × 2

PICT1663.jpg

上海にて。これは地下鉄ホームの広告だが、道ばたでもそこかしこに見られた。

中国移動通信の「神州行 加加カード」はお得な通話カードらしい。

お得その1:週末の終日と、月~金の夜8時から翌朝8時まで、1分0.24元。
お得その2:通常は2分めが0.4元、3分め以降は0.2元。

サービス内容はともかく、この絵柄は日本じゃ無理。逆ディズニー。

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2004.09.21

PICT0914.jpg

ヒダリだから「」。

昔懐かしのウソ字だが、誰かにマジツッコミを入れられて修正した模様。

そんな無理からに直すから、余計に目立つ

」の例も見てみたい。

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2004.09.20

文化の明暗を体現する人

上海の観光歩行者道路“南京東路”より3本ほど南を東西に走る“福州路”には、書店と文具屋が集まっている。

そのなかでもとりわけ大型店の上海書城

PICT1686.jpg

1Fは主に新刊書籍、2Fより上には分野別に分けられた書籍が所狭しと並んでいる。
客の多くはちょっと段差があるところはすべて椅子と見なして座り込み、売り物の本を座り読みしている。エスカレーター周りには特に多い。

表紙を丸めて持つ客 ほとんどそうだ。商品を商品と思っていない。
メモを取る客 あたり前のようにメモを取っている。
ノートを取る客 丸ごと写している。
宿題する客 図書館に行け。ないのか、図書館。
本に書き込みをする客 そのあとどうするんだ。
ページの角を折る客 ……。
寝る客 家に帰れ。

いろいろな客がいるなかで、最も堂々としていた人がこれ。

PICT1688.jpg

平積みの本を椅子に、平積みの本を机にして、本を読む。

あんた、ホントに本好きなのか、どうなんだ、おい。

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2004.09.19

中野、日本GPで3位表彰台

2004年9月19日。ツインリンクもてぎで行なわれたMotoGP決勝で、カワサキブリヂストン中野真矢3位入賞を果たした。

快晴。今年は春の鈴鹿が外されて日本で1回しか開催されないためか、例年より人が多いように感じられた。
PICT2399.jpg

カワサキブースに飾られていたZX-RR。2003年バージョン。

PICT2401.jpg

12番グリッドからスタートした中野だが、レース開始直後1周めの1コーナー進入で主力6人(予選2位J.ホプキンス、同4位M.ビアッジ、5位C.エドワーズ、7位L.カピロッシ、8位K.ロバーツ、9位N.ヘイデン)がクラッシュで一度にコースから消えたため、M.メランドリ、阿部ノリックに挟まれた4位の好位置に付ける。

一度はノリックに抜かれたが、そのノリックがマシントラブルで10ラップめにリタイア。
その後前を走るメランドリとの差をじわじわと詰めた中野は、18ラップめのS字から仕掛け始め、バックストレッチでメランドリを交わす。

メランドリはブレーキを遅らせて中野のインを差し、90度コーナーに進入するが、中野はラインをクロスさせて立ち上がり3位浮上。

緊張の糸が切れたのか、メランドリはあっと言う間に離されて、二度と中野との距離を縮めることはなかった(それどころか、後ろから来たA.バロスにも抜かれてしまった)。

オープニングラップからしばらく、90度コーナーを立ち上がるたびに白煙を噴き上げていた中野のZX-RRだったが、中盤からは安定。メランドリをかわしたあとは危なげなくラップを重ね、単独走行の末に3位フィニッシュ。MotoGpに復帰したカワサキ初の表彰台となった。中野自身も、チームGauloises YAMAHA Tech3(YZR500)で3位に入った2001年R9ドイツGP(ザクセンリンク)以来の表彰台だ。

ラストラップ、90度コーナーのクリップにつく中野。ぼけぼけですまん。

PICT2412.jpg

優勝はV.ロッシ(YZR-M1)を押さえて独走した玉田誠(RC211V)。今季2勝目を日本で挙げた玉田にも温かい拍手が贈られていたが、ウイニングランで90度コーナー観客席から誰よりも大きな拍手をもらっていたのは、中野だった。

NHKサンデースポーツで結果が報道されたが、中野にはまったく言及なしだった。わかってないなあ、NHK。払わないぞ、受信料。

ウイニングランで90度コーナーに現れた中野のそばにはゼッケン19のO.ジャック(モリワキ)。チームが変わっても仲がいいな。

おめでとう、中野王子。次もがんばれ。

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2004.09.18

成吉思汗? ジェネレーションズ?

杭州華僑飯店に投宿しているとき、テレビから耳慣れた音楽が流れてきた。

スタートレック:ジェネレーションズ」のメインテーマだ。
おお、初めて中国でスタートレックが流れてるのを観られるなあ……と思い、画面に眼をやると、どうも様子が違う。

Dschinghis_Khan1.jpg

はい? なんですか、これは。

テレビでは、「成吉思汗(ジンギスカン)」という連続ドラマが始まっていた。

よくよく聞いてみると、リズムも曲調も「ジェネレーションズ」と同じだが、微妙に音程をずらしてある。

パクリか。

パクリだろ!

誰だパクったのは。

Dschinghis_Khan2.jpg

張千一はん、あんたか。あんたがパクらはったんか!

翌日、これを録画するために番組表を取り寄せて確認し、食事を遅らせてテレビの前に陣取り、19時56分からの第四話開始を待った。

そしてDimage Xtでmovファイルに収め、音声を抜き出してmp3に変換したのがこれだ。

成吉思汗のテーマ(mp3 1.59MB Lha圧縮)

白か黒か。「ジェネレーションズ」のメインテーマと聞き比べて、判定はあなた自身の耳でご判断いただきたい。わたいは黒に3000ネクサス

《参考》
「ジェネレーションズ」のテーマをフリーで落とせるサイト
(サインアップが必要)
・emusic Album: Star Trek: Generations

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2004.09.17

わたしは誰でしょう

PICT1683.jpg

荒俣宏? ブラザー・トム?

いいえ。

答えはこちら。

PICT1685.jpg

蜘蛛侠2(スパイダーマン2)」の“章魚博士”的奥托(ドクター・オクトパス)でした~。
上海の南京東路西端から、西蔵中路を南に数十メートル下りた万象国際広場に入っている映画館前にて。

PICT1684.jpg

顔腫れてるもの。相当ドツキ合ったらしい……。

ちなみにスパイダーマンの格子模様は、金モールを貼って表現してある。夏休みの工作か。

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2004.09.16

オリジナルのラフをこっそり公開

開店休業中にやっていた仕事の一部。

ネタを出して本職に描いてもらった。

同時に5冊出ているのだが、わたいが担当したタイトルだけがほかの4タイトルとキャラクターが異なっている。
それは既に先行してキャラができつつあった2タイトルと、これらのネタのキャラがずいぶん違っていたからだ。

市販版をお持ちの方、見かけた方は、ラフがどう変わったのか見比べてみるのも一興かと。

K01.JPG

残りの9本は別窓にて。

入出国 移動 観光
ショッピング 宿泊 飲食
通信 交流 ピンチ

これやってるときだけは楽しかったなあ(笑)。

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機動戦士……

今、中国のあちこちで見られるVCD(全話収録)。

PICT1609.jpg


宇宙人ってなに。

アムロの顔も微妙に違うんですけど。立原あゆみが描いたみたいやなぁ。

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