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2004.04.29

開店休業

自分のブログにアクセスするのもままならない。
決して飽きて更新しなくなったわけではない。
ここ2週間ばかりは、録画したテレビもろくに観ていない。
amazon.comで買った「スタートレック6 未知の世界」も観ていない。
もうしばらく、こんな状態が続きそうだ。
ネタだけが静かに溜まっていく、今日この頃である。
ああ、さっき磯子行き最終電車6号車6番扉にいた彼のこと、書きたいなあ。

とりあえず、ST6に因んでかねてから用意していたプロフィール画像だけ、更新。

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2004.04.26

電車でコケる男

今朝の京浜東北線。新橋駅に着いた電車の扉が開い途端、奥のほうから歩いてきた男が、いきなりわたいの膝元に向けてタックルを仕掛けてきた。

男はわたいの右膝で、顔面をしたたか打ちつけた。

男も痛いだろうが、わたいも痛い。

駅に着いて席が空いたのですかさず座った別のサラリーマン風親父が、足元に無造作にカバンを置いた。
そのカバンの肩ひもが、通路にたらんと垂れた。そこはちょうど奥から扉に向かう男の左足が着地する未来位置だった。
意表を突かれた男が気付いたときには、もう左足は肩ひもの輪に突っ込んでいた。
咄嗟に抜くことはできず、意外に重たいカバンだったらしく蹴散らすこともできず、左足が急に固定されたのに身体は慣性にしたがって前進を続けた。
男は意に反して、時ならぬダイブを敢行することになった。

うつぶせで床に倒れ伏し、しばし身体を震わせていた男は、それでも気力を振り絞って起き上がると、中腰のまま振り返ると声にならない小さな声でなにやらひと言悪態をつき、閉まりかけたドアから転がるように降りていった。

わたいには挨拶なしかい。

まあ、ほんとは肩ひも親父にもっと言いたいこともあっただろう。それでも新橋で降りることを優先したのだ、あの男は。

男の姿を見て思い出した、最近聞いたセリフ。

笑ったらかわいそうだけど、笑っちゃいますよね
Yahoo!Japan/日刊スポーツ 2004/4/21

肩ひも親父は、有楽町で降りた。

ひと駅だけかい。立っときぃな!

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2004.04.25

ロッシ、勝ってしもたがな。

WGP 2輪ロードレース MotoGPクラス
第1戦 南アフリカGP、ウェルコムサーキット。

トーチューの記事 2004/4/19
リザルト表
motogp.comの記事 2004/4/18

要するにこういうことだ。

昨年までホンダのエースライダーとして、3シーズン連続チャンピオンを獲ったヴァレンティーノ・ロッシが、今シーズンはヤマハに移籍した。
ウェイン・レイニーが不幸な事故で第一線を退いてからのヤマハはとにかくへちょへちょで、マッシミリアーノ・ビアッジやらギャリー・マッコイやらカルロス・チェカやらアレッサンドロ・バロスやらを招聘してみたものの、勝てなかった。

わたいが初めてWGPを強く意識したのは1983年の冬。そのシーズンは、ヤマハのケニー・ロバーツとホンダのフレディ・スペンサーとが激戦を演じ、敗れたケニー・ロバーツが引退した年だった。

当時はホンダとヤマハが2大メーカーとして鎬を削り、一進一退の攻防を繰り広げていた。やがてペプシコーラをスポンサーにつけたスズキがGPに復帰。長い手足のアメリカ人、ケビン・シュワンツが登場すると3メーカーの混戦になったが、それでもエディ・ローソンウェイン・レイニーを擁するヤマハは強かった。

それがここ2シーズンばかりは、満足に表彰台に上がるライダーさえいない有様で、レースに勝ちそうな雰囲気さえ感じさせないダメメーカーに成り下がっていた。

2004年、圧倒的な強さを誇るロッシがなにを思ったか、ヤマハに移ってきた。

2003年のヤマハは、2002年後半に調子を上げていたホンダのバロスを引き抜いてエースに据えたものの、メーカーポイントでMotoGP新参のドゥカティにさえ敗れる第3位というぱっとしない成績に終わっていた。バイクそのものが、ホンダとくらべてダメダメなんだろうと誰もが思った。

そんなダメバイクを、ロッシは操れるのか。請われてカワサキに移ったマッコイのように、見せ場のないまま腐っていくのではないか。

杞憂だった。

シーズン前のテストでもきっちり結果を出し、第1戦の予選ではポールポジションを獲った。それでもって決勝では、競り合いの末に勝った。

従来、ヤマハ車は高い操縦性が特長だったが、巧みな駆け引きを持ち味とするロッシに合わせ、今回の車体開発では、競り合いでの安定性を高めてきた。モトGP王者ロッシ、新天地で挑戦 ホンダからヤマハへasahi.com 2004/4/15

決勝前に朝日新聞夕刊に載った記事(のウェブサイト版)だが、これが本当なら、初戦から特長を活かしきったと言えるだろう。

正直、ロッシをもってしてもホンダのRC211Vにはかなわないのではないかと思っていた。でも、勝てるもんなんやねぇ。

クリスチャン・サロン以来のゴロワーズカラー好きとしては、応援しがいもあるというものだ。

……要するに、とか言いながら長かったなぁ

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2004.04.23

第3話「あなた誰ですか?」

テレビ東京の「ウルトラQ dark fantasy」。今回はシリーズ構成が上原正三、脚本は林民夫、監督に金子修介。

朝起きてからこっち、なにかが少しずつ、微妙に違うような気がする男。7時35分にセットしていたはずの目覚まし時計が33分に鳴った。スリッパが一回り小さくなっているような気がした。部屋に飾ってあるおしゃべり人形が、今まで聞いたことのない言葉をしゃべった。昨日までスムースに開閉していた部屋の扉がきしんでいた。階段の数が一段多いような気がした。

冷蔵庫から牛乳を出して飲んでいると、居間から聞こえてくるのは妻が本を音読する声。これはいつもと同じらしい。しかし、その後ろにある花瓶に生けてある花は黄色だったような気がするが、今は赤色だ。

部屋全体の様子や、鏡に映る自分の姿に違いはない。なんとなく微妙に違う気がするだけ。

「もしかしたら、今いるこの世界は、本来の自分がいる世界とは、微妙に違う別の世界なのかもしれない」

そんな風に思ったことありますか? ……と、調髪しながら客に尋ねる男は理容師だ。

あるよ、と気軽に同意する客。初めてのお客さんに変な話をしたにもかかわらず、同意してもらえてホッとする理容師。しかしその男性客は、客としては初めてだが、実は幼なじみのヨウイチロウだった。

ヨウイチロウ「おせぇよ、気付くのがぁ!」

もう最後の仕上げに入ってるもんなあ。気付くの遅いわな。

オレのこと忘れてたろ、と尋ねるヨウイチロウに、覚えてんに決まってんだろうが小学校んときいつも……と笑いながら、思い出話をぶちかましてやろうと笑顔でしゃべり出す理容師だが、ふとフラッシュバックした記憶に笑顔が凍りつき、口と手が止まる。

理容師「お前、死んだはずじゃ……

すかさずタイトルが入り、オープニングテーマ。

ええやん、ここまで、ええ感じやん。

どこかの小ぎれいな店で焼き肉を食べる二人。既に肉が結構焼けているにもかかわらず、ふたりの前に置かれたビールはあまり減っていない。肉焼ける前に半分くらいなくなってるだろう。それはわたいだけか。

ヨウイチロウのことを死んだと思いこんでいた理容師。なぜそんな思い違いをしていたのか、まったく腑に落ちない様子。ヨウイチロウは中学からアメリカに行っていて、当時お別れパーティーまでしてもらったと主張するが、理容師はそれさえ忘れている。

サバサバしているヨウイチロウは、自分が死んだことにされているのにも驚いたが、どこかの研究所のエライ父親を持つオマエが理容師になって生計を立てていることにも驚いたよ、と話題を変える。

理容師の父親はどこかの研究所のエライ人だって? まさか赤いカッパのよく似合う彼じゃあるまいな。

理容師「死んだよ、三年前に」

ああ、じゃあ彼じゃないな。よかった。心からよかった。

父親とは反りが合わず、後を継いで欲しかったらしいが、ことごとく反抗したもんだと語る理容師。「普通が一番いいんだよ。普通が一番」と無理矢理作ったような笑顔で話をまとめる理容師。結局理容師は肉を食べなかった。

深夜の小学校の校庭に場所を移し、思い出話を続ける二人。アケミという名の同級生に、卒業式のあとで告白をしようとして失敗した話をヨウイチロウから振られ、口が重くなる理容師。アケミと、もうひとりモチヅキという同級生に、ちゃんと生きてると言っておいてくれと頼むヨウイチロウ。

言われたとおりにする理容師。

傘屋を営む中年男性、モチヅキ。

「死んでるよ、ヨウイチロウは」

花屋を営む中年女性、アケミ。
「死んでるに決まってるじゃない、ヨウイチロウは」

二人に即答され、冴えない表情の理容師。そこにアケミの娘らしき女の子が帰宅。娘を目で追って、「昔のアケミちゃんみたいだな」とぼんやりつぶやく理容師は、ヨウイチロウの生死のことは急にどうでもよくなったみたいだ。そんな理容師を呆れた顔で見やったアケミは、「とにかく、死んでるよ、ヨウイチロウは」と追い討ちをかける。

この3人は、ヨウイチロウが死んだ現場に居合わせたという。

理容師の回想。森の中でオリエンテーションか何かをやっていて道に迷った風の4人。小学校高学年くらい。理容師はヤマザキと呼ばれている。

子供時代の彼らは、大人になってからも引き継がれる要素をいくつか示している。
それぞれのイメージカラーは、赤がヨウイチロウ、青がモチヅキ、桃がアケミ、そして黄がヤマザキ。
腹減ってんだ」が口癖のヨウイチロウ。「だってよー」と愚痴をこぼす癖のあるモチヅキ。それに対して必ず「愚痴を言うな」と釘を刺すアケミ。
ヤマザキだけ、子供時代と大人になってからの特徴的な共通点が見あたらない。ちょっと顔が小太りなところは似ているが。

道に迷ったときはなるべく動かないほうがいいかもと提案するヤマザキに、歩いてりゃいつか着くってと聞く耳持たないヨウイチロウ。先頭を切ってさっさと歩いて行ってしまう。むにゃむにゃと愚痴をこぼすと、立ち小便を始めるモチヅキ。
そんなモチヅキのほうにアケミとヤマザキが視線を移した瞬間、今時あまり見かけなくなった“ナップザック”を背負ったヨウイチロウが、短い叫び声とともに視界から消えた。

田淵幸一が四番を張っていた頃に使われていた阪神タイガースの野球帽を被ったヤマザキと、4人のなかで唯一帽子を被っていないアケミが、ヨウイチロウの消えた方角へ走る。
わりと尿切れのいいモチヅキも、すかさず追随。

崖を下りた3人が見たのは、既に事切れているヨウイチロウ。彼はざっと20メートルはありそうな切り立った崖から落ちたようだが、彼らは意外と簡単に歩いて下りてきた。

倒れているヨウイチロウを上から覗き込む3人。モチヅキの解説によれば、下半身はうつぶせ、上半身は仰向け、腕が変な風に付き、目を見開いて彼らを見上げている状態らしい。靴は片方脱げていた。どこでこすったのか、短パンの足は引っ掻き傷多数。切り立った崖だから引っ掻くところはなさそうやけどなあ。

回想は終わり、そんな出来事を忘れるはずがない、すなわちヨウイチロウはあのとき死んだのだと言うアケミに、昨晩会ったのは確かにヨウイチロウで、それはヨウイチロウしか知り得ない事実を口にしていたからだと説明するヤマザキ。

ヨウイチロウしか知り得ない事実とは、小学校の卒業式のあとでヤマザキが校庭でアケミに告白しようとしていたのを知っていた、ということらしい。記憶に不確かなところが多くあるヤマザキがそう言うのだから、あまり説得力はない。

死んだのはヨウイチロウじゃなくて、ほかのクラスメイトだったのではないかという推論を述べるヤマザキは、だとすればそれは誰よ?とアケミに切り替えされて答えられず。

もやもやした気持ちのまま帰宅し、当時のアルバムを開いて糸口を見つけようとするヤマザキだが、リビングで音楽を流しながら古典文学の音読を続けている妻の態度にぶち切れる

「なあ。おい。声を出しながら本を読むのはやめてくれって何度も言ってるだろ。なんちゅうか不気味なんだよそれ。それからこの音楽! クラシックなんてうんざりしてんだよ、ボクは。なんか無理矢理聞かされてるみたいでさ。これやめてくれないか。止めてくれよ! ……無視かよっ」

妻はヤマザキの剣幕にまったく動じることなく、淡々と音読にいそしんでいる。机の上にあるラジカセをばんばん叩くヤマザキは、自分でストップボタンを押すことはせず、ただ怒って自分の部屋に引きこもる。実は恐妻家で立場が弱いのかメカ音痴なのか。

気を取り直して卒業アルバムを開くヤマザキ。そこには、アケミ、モチヅキ、そしてヨウイチロウが写っていた。やはりヨウイチロウはいた。では“山中湖に行った小学5年生のときの林間学校”よりあとの写真に、写っていないクラスメイトこそが、実際に亡くなった者ではないかと思いつき、ページをめくるヤマザキ。

「ボクだ。ボクがいない」

なんや、ヤなことに気付いてしもたようやなあ。

担任の先生が文集に寄せた一筆には、「大切なクラスメイトが亡くなりました。山崎純くん」と書かれている。

それを目にした山崎の脳裏に、ヨウイチロウが死んだときの映像が、自分が死んだときの記憶となって蘇る。倒れたヨウイチロウを3人が覗き込んでいた映像は、倒れている山崎自身から見えていた風景だったのではないか、と山崎は思い至る。

今蘇った記憶では、真ん中から覗き込むのは山崎ではなくヨウイチロウ。その両脇にモチヅキとアケミ。倒れている者を見て言う台詞は一緒。モチヅキが「こっち見てるよ」と言ったとき、山崎はとても生きているようには思えない様態を呈しながら、実は彼らを見ていたのではないか。混乱する記憶に自信を失う山崎。

自分が死んだのだとしたら、今どこにいるんだ……と慌ててリビングに取って返し、「ボクは、死んで、ないよな?」と妻に尋ねる山崎。すると、あれだけ叫んでもラジカセを叩いても、本から一度も視線を外さなかった妻が、にっこり笑って山崎を振り仰ぎ「そうよ」と答えた。

君と出会ったのは8年前だ」「そう」「ボクは、記憶がある」「そうよ」「この数十年間、生きてきた、記憶があるんだ」「そう!

そこに現れた白衣の男。照明が当たっていない部屋の壁の前に立つその男はヨウイチロウ。「お前はもう、死んでるんだよ」と、胸に7つの傷があるかのような台詞を言い放つ。「やめなさいよ」「ほっとけよ」とアケミ、モチヅキが続いて登場。彼らも白衣をまとっている。

混乱する山崎純。

これ以上、こんなもの“保管”しててもしょうがないだろ」と言うヨウイチロウに、突然白衣を羽織って思い詰めた顔をした妻が「どうして? どうしてみんな彼の声が聞こえないの? 彼は言ってるのよ、ボクはまだ死んでないって」と説得にかかる。その説得が耳に入らない様子で、外を見やるヨウイチロウ、モチヅキ、アケミの3人。妻から援護射撃をもらっている山崎も、その援護に気が付かないのか、外に視線を流す。

庭先に現れたのは、自称坂本通称マドと、今日もまたマドとつるむエンクミ。愛用のカメラを右肩から下げている。今日は前回よりでかいレンズを装着。一方、マドは手ぶら。ふたりが何をしに来たのか知らないが、少なくともマドには取材メモを取る気はないらしい。

急な展開についていけない山崎は無言で立ち尽くす。その姿に映像がオーバーラップし、半球の透明ドームに収められた人間のものらしき脳が映し出される。そこかしこに電極のようなものが刺さっている。

それを覗き込みながら「生きてると言われても、二十何年前ですよねぇ、この少年が事故で死んだのは」と感想を漏らすマド。「なんかこっち、見てる気がする」とエンクミ。

脳からは微弱な脳波が観測されたことがあるらしい。白衣の4人の中では、この脳が生きているか死んでいるかで意見が分かれている模様。さっきまで妻だったが今は白衣姿の女性は生きている派、アメリカ帰りのヨウイチロウは死んでいる派。アケミとモチヅキはどちらかというと死んでいる派で、白衣妻が脳を溺愛することを疎んじているようだ。そもそもこの脳は、ここ(どこやねん)の前所長の息子の脳なので、栄養チューブを刺して保管してあるという。

画角の関係か、立ち位置の関係か、左からアケミ、マド、エンクミと立つ手前に置かれた脳は、この3人の誰の頭蓋にも収まりそうもないほど大きく見える。

前所長が3年前に亡くなった今、脳を保管しておく意味なんてないと、必要以上に脳を敵視して煙たがるヨウイチロウに対し、強く反対する白衣妻は、「音楽だって本だって、いつも喜んで聞いていてくれるんです」と断言。

「不気味」で「うんざり」やって言うてましたけど。
しかし白衣妻にそれを伝える術はない。人によかれと思ってやったことがかえって迷惑になることもある、という教訓めいたメッセージを感じるが、ここまでのところ、このエピソードの主題と強い関連性があるとは思えない。

山崎の心を知ってか知らずか、ラジカセのスイッチを入れてクラシックを流しつつ、古典の音読をして見せる白衣妻。それに反応するかのように、脳の下部に当たる光が点滅する。理屈は不明だが、そういう仕組みになっているのだろう。8年ほど前からこうして面倒を見ているのだという。点滅=喜びの反応と信じてやまない白衣妻。

腹が減ったと言うヨウイチロウの声を合図に、アケミがマドとエンクミを昼ご飯に誘う。メニューは焼き魚とみそ汁。モチヅキによれば、アケミはみそ汁だけは得意なのだとか。アケミ自身はみそ汁だけではないと自負している。

生きている脳か」と言い残してお相伴にあずかりに着いていくマド。
これまでの話の流れでは、白衣妻対ヨウイチロウ、モチヅキ、アケミの1対3で“脳は死んでいる派”が強かったのに、“生きている派”に軍配を上げたかのようなマドの発言。彼は何をどう判断してこう言ったのか。
なんか……見てる気がするんだよねぇ、こっちを」と、こちらは単なる個人的な印象を述べながら、やはり焼き魚とみそ汁をご馳走になりに部屋を後にするエンクミ。

マドとエンクミの今回の出番はこれだけ。キミら、今日も別に出てくる理由、ないやん。キミら出てきいひんでも、充分成り立たせることできるやん、この話。何しに来てん。結局タダ飯ご馳走になりに来ただけやん。

部屋にひとり残った白衣妻は、飽きることなく音読を続けている。

目覚まし時計に起こされる山崎。7時35分。ひどい夢だった、とぐったりした表情。ベッドから下りて履いたスリッパは、しっくりと足に馴染む。おしゃべり人形は、いつもある場所にないが、扉はきしまない。冷蔵庫から牛乳を出し、食卓の上にある食パンを手に取ったら、「あら? 今日パンにするの?」と妻に尋ねられる。

妻は、アケミ。出汁を沸かした鍋にみそを溶き、みそ汁を作っている。子供の頃のアケミによく似た娘が、パジャマ姿で「お父さん、おはよう」と起きてきた。にやける山崎。アジの開きと卵焼きにみそ汁の朝食を摂りながら、妻アケミとアケミ似娘に夢で見た不思議な話を語って聞かせる山崎。アケミによれば、山崎は“研究所”というところに勤めているらしい。全然どうでもいいが、アケミ似娘は左利き。

所変わって、理容師ヨウイチロウに頭を刈ってもらう山崎。ここでも夢の話をして聞かせる。
父親が亡くなってから後を継ぐために不休で働いてきたから、ヨウイチロウのような普通の生活がうらやましくてそんな夢を見たのかも、と自ら分析する。それを聞いたヨウイチロウは「普通が一番」と答えた。
モチヅキが死んでからもう25年、あいつは愚痴を言っては立ちションばかりしているやつだったと思い出を語るヨウイチロウと山崎。死後、そんな固定イメージしか残らないモチヅキの人生ってなんだろう。

夢の中でモチヅキが営んでいた傘屋では、今は誰だか知らない若い男が店頭に立って、女子高生に傘を売りつけていた。

その横を通り、通勤する山崎。通勤前に散髪行ったんか? 朝何時から営業してんねん、理容師ヨウイチロウ。そして山崎は、彼の通勤路にあるのかないのか、とある公園に足を踏み入れる。

「あなたはまだ生きているのよ」

突然聞こえてきた声の方角を振り返ると、夢で見た白衣妻と同じ女がベンチに座り、マルクス・エンゲルスの『共産党宣言』を音読し始めた。

急に不安になる山崎。するとその視線の彼方の青空にひびが入り、空が音を立てて崩れていく。崩れた先には脳の皺のようなものが見える。頭を押さえ、がっくり跪く山崎……。

佐野史郎「昨日のあなたと、今日のあなたは同じ人ですか? あなたは一貫してあなたであると、本当に言い切れますか? 目覚まし時計が2分早く鳴ったり、家の階段が一段多く感じたりするときは気を付けてください。もしかしたら、あなたは微妙にバランスの崩れた世界に、迷い込んでいるかもしれないのですから」」
いや、そうなってしもたらもう気を付けるとか気を付けないちう次元の話ちゃうやろ。もう手遅れやろ。今さら何に気を付けるねん。脳だけになってしもてんねんで?

さて。第3話はよく計算された演出で、画作りや台詞のところどころに、夢と現(うつつ)を行き来する不安感を煽る仕掛けが施されていた。しかし、ウルトラQという縛りに拘ったのか、レギュラーは必ず出演させなければならないという契約でもあるのか、ほとんど意味もなく坂本マドとエンクミを出してきたのはいかがなものかと思った。
マドとエンクミが出てきたことで、山崎は脳だけの存在であるということがエピソード中盤で既定事実になってしまった。そのためアケミと結婚している幸せな山崎の姿を、どうせ奴の脳内妄想なんでしょ、と醒めた目で見てしまうことになり、ラストシーンに驚きを感じない。
マドとエンクミ登場までは、視聴者は山崎の視線で世界を見ていた。山崎に感情移入している視聴者は、山崎の心理的な不安を体感しながら物語の展開を見守る。その視線をマドとエンクミに持っていかれ、山崎が客観的な存在に変わってしまったのだ。
どうせなら、最後までどんでん返しを続け、視聴者に山崎の視点を保たせたまま、何が現実で何が幻なのかさえわからないように物語を終えて欲しかった。そういう作り方のできるエピソードだっただけに残念だ。
もっとも、一度疑念を抱いてしまった山崎が、ちょっとだけ違う人生の一部分だけを繰り返し繰り返し体験し続けるとすれば、我が身に置き換えて、また違った怖さを想像することはできる。

まあ、赤いカッパの憎い奴が出なかっただけで、マシな話になる確率が跳ね上がることは、2話続けて証明されたのが収穫だ。

今回の第3話は前回前々回よりも安心して見ていられた。尻上がりで調子を上げていくと信じてよいのだろうか。いやいや、まだ油断はできない。

次回「パズルの女」。監督が伊丹十三じゃないことは確かだ。

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2004.04.20

過去から来た40円

同僚が机の引き出しを開け、なにかを探している。
お茶を飲もうとして、マイ・お茶っ葉パックを取り出そうとしたら、なかったらしい。
 お茶パックとは、簡易ティーバッグ製作ツールのこと。

お茶パックを探している間は「あれ、おかしいなあ」程度だった同僚の顔色がさっと変わった。

ない!

秘蔵していたきなこもちチョコがなくなっているというのだ。

今はもう製造中止になっているそれを、箱買いして貯えていた同僚は、その箱へお茶バッグを一緒に入れておいたというのだが、もうお茶パックはどうでもよくて、きなこもちチョコを、しかも最後の1個のそれを探して真剣度倍増の勢いで探索を再開。

話しは逸れるが、チロルチョコ株式会社(旧・松尾製菓。2004年4月1日より社名変更)のきなこもちチョコは、チョコのくせにきなこもちを再現しようと試み、見事に成功した希有な作品だった。ここだけの話、わたいも実は1個だけ隠し持っている。

さて、きなこもちチョコを紛失した同僚は、意欲的に探索を続け、ついにある結論に達した。

引き出しの奥に落ちているに違いない。

そこで一番下の大きな引き出しを外してみた。

DESK1.JPG

魔界……。

あるいは腐界か。奥から怒りで目を赤く光らせながら蟲たちが突進してきてもおかしくない荒れっぷりに、手を入れるのを一瞬躊躇する。

探し物はそこにあった。

探していないけれど随分前から「ない、ない」と言っていたものも見つかった。

自分が落としたのではないものさえ出てきた。

DESK2.JPG

年賀切手。

昭和55年のお年玉切手シート。額面20円×2枚。

ちなみに古銭屋では……おおっ、100円の売値が付いてるじゃないの。(参考:過去のお年玉切手シートの販売価格表

誰だか知らないが、この机を昔使っていただらしのない人、どうもありがとう!

さあ、あなたが仕事場で使っている机が古くからある机であるならば、今すぐ引き出しを外して、奥を探ってみよう! 思わぬ掘り出し物(文字通り)があるかもしれないぞ!

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2004.04.19

手信号を知っているか

自転車に乗る人が、方向指示器(車やバイクならウインカー)の代わりに、自分の曲がる方向を手で指し示すのが手信号だ。

今朝、わたいの前を、手信号を出して曲がって行った自転車がいた。実際に出している人を見たのは初めてだった。

〈これ〉か?

いや、それは手旗信号だ。

手信号は〈こちら〉の真ん中より下のほう。

曲がるときのパターンは2種類。
・曲がる方向の手を、横へ水平に出す
・曲がる方向とは反対の手を、肘を曲げて二の腕が道路と水平になるように出す

免許取得の際の教本にも、自転車の手信号について説明があった。
「道路交通法」でも規定されている。

第10節 灯火及び合図
第53条(合図) 第1項 車両(自転車以外の軽車両を除く。第3項において同じ。)の運転者は、左折し、右折し、転回し、徐行し、停止し、後退し、又は同一方向に進行しながら進路を変えるときは、、方向指示器又は灯火により合図をし、かつ、これらの行為が終わるまで当該合図を継続しなければならない
 道路交通法

軽車両のカテゴリに入る自転車は、この法律によって進路を変える前から変え終わるまで、合図をしなければならないと決められている。

合図をするタイミングは、「道路交通法施行令」の第21条で説明されている。
それによれば、左折や右折をするときは、曲がろうとする地点より30メートル前から手信号を出すことになっている。つまり自動車と同じだ。

道路交通法の示すところでは、「自転車に乗っていて曲がりたくなったら、曲がり角の手前30メートルから曲がり終えるまで、まあ、ざっと40メートルは片手で運転しなさいよ」ということだ。

片手運転しないと罰金を喰らう。「道路交通法」第120条第1項第8号。

第120条 次の各号のいずれかに該当する者は、5万円以下の罰金に処する。
8.第52条(車両等の灯火)第2項、第53条(合図)第1項若しくは第3項又は第54条(警音器の使用等)第1項の規定に違反した者

第3項は、曲がり終えたらもう片手運転しちゃダメよ、という規定だ。

第53条 第3項 車両の運転者は、第1項に規定する行為を終わったときは、当該合図をやめなければならないものとし、また、同項に規定する合図に係る行為をしないのにかかわらず、当該合図をしてはならない

ご覧のように後半には、曲がる気もないのに手信号を出してはいかんよ、とも書かれている。交差点の近くで、友達を見つけたからといって、軽く肘を曲げた手を挙げて「やあ!」なんて挨拶したら罰金5万円だ。

そういうときは、肘を真っ直ぐ伸ばして、できるだけ真上に向けてしゅーっと上げ、あたかも解ける問題を出題されて意気揚々と手を挙げる小学生か、デスラー総統に心からの忠誠を誓うガミラス兵のように振る舞い、手信号と紛らわしくないよう充分配慮した挨拶を行なえばよいだろう。

ちなみに自動車の場合だが、とりわけ高速道路で車線変更するときには極力方向指示器を利用したい。なぜなら腕を水平に出した瞬間、追い抜き車線をぶっ飛ばしてきたトラックに、肘から先を持って行かれる可能性があるからだ。
また、大きな橋を渡っている途中で車線変更したくなったときも方向指示器のほうが望ましい。腕を出そうと窓を開けた瞬間、横風をはらんで思わぬ方角へ車ごと吹っ飛んでいく可能性がある。

素人が手信号を出すのは、なかなか難しいなあ。

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2004.04.18

シェフ大泉 クリスマス・パーティー 全1夜

TVKの「水曜どうでしょうリターンズ」。
「日本全国絵はがきの旅」の途中だが、1998年12月23日深夜にオンエアされたという当時の事情から、急遽組まれたクリスマス特集が放映される。

1998年12月8日、午前1時13分。HTBの通用口にて収録が始まった今回の企画は、どうでしょう班によるクリスマスパーティー。妙な時間からパーティーをやるものだが、これは1998年12月24日の午前1時10分から放映された「水曜どうでしょう」本放映に合わせて設定されたようだ。ホントかウソか、「視聴者のみなさんとの一体化。同じ環境に身を置いて収録したい」と鈴井さんは言う。

なったばかりとはいえ、12月24日といえばクリスマスイブ。イブといえばパーティー。パーティーと言えば豪華な料理。そして料理といえば、大泉洋(北極圏突入)

期待を一心に担った大泉さんだが、番組冒頭から高いテンションで珍しくしゃべりまくる鈴井さんの横で、浮かぬ顔。鈴井さんの台詞にもろくに反応せずに適当な相づちを打っていたが、やがて重い口を開いてボヤキ始めた。

なんでボクがこの時期、料理しなきゃなんないの。これはどうでしょうの流れと言えばですよ、今は絵はがきの旅の最中でしょう。その、あのね、『深夜1時なんかはっきり言って誰も観てないから。だからねぇ、絵はがき、もったいないんだよ。だからねぇ、お前に料理でもさせようかと思って』って……言われるとね……なぁんでそんな言われ方してオレがね

大泉さんのボヤキをまったく相手にしていない鈴井さんは、高いテンションのままトークを継続。

今日、今、パーティーをやってる方は少ないと思うんですけども
そりゃそうだよ、こんな時間に誰がしてんだよっ

今晩のパーティーにどんな料理を用意しようか迷っている人がいるはずだから、大泉さんの腕の立つところを見せてあげて、参考にしてもらおうという主旨を説明するミスターだが、大泉さん、納得しかねる様子。

ここで今日のゲストが登場。

onちゃん。1998年12月1日に、HTBキャラクターとして満1歳を迎えたそうだ。じゃあ、今やもう6歳だ、onちゃん。歳取るわけだ、こっちも。

onちゃんの中の人は安田顕(さしずめ、inちゃん。そんなの聞いたことないけど)くんは、収録日の12月8日が誕生日だそうだ。

メンバーが揃ったところで、パーティー会場へと移動。スタジオへ向かおうとする大泉さんを制して、外へ行こうとするミスター。

オレはあれだよ、星沢先生みたいなとこじゃなきゃやんないよ!

抵抗する大泉さんだが、壁のように立ちふさがるonちゃんと、「あなたにふさわしいところを用意しましたんで」となだめるミスターに連れられて、案内されたのはHTBの駐車場。後部ドアを開け放ったバン3台の真ん中に、バーベキューの網が置かれた、特設会場だ。

時間かけてなにやってくれたかと思ったら、あのバカ小松(スタイリスト)は、このモールを付けてくれただけかい

通用門からパーティー会場までは雪が凍ってアイスバーンになっている。鈴井さんと大泉さんはともかく、onちゃんは自分で歩くことができない。ふたりに両脇を抱えられて歩き出すが、足下が滑って転倒しかけること2回。2回目は海老ぞりになったonちゃんが、地上からわずか数センチのところで後頭部を強打せずに済んだほどの滑りっぷり。

onちゃん状態ではバンの中に入ることもできないためか、onちゃんこと安田くんは“簡易型onちゃんマスク”に換装し、画面右側に陣取る。乾杯する手に持っているのは赤ワインらしい。画面左のミスターはトナカイのかぶりものと、赤い付け鼻でクリスマス気分を盛り上げる。

いよいよ料理開始。ミスターの「チーフ!」のかけ声で、炎の料理長、シェフ大泉登場。

いらっしゃいまほ。ピストル大泉へようこそ。(ミスターを指さし)打ち抜くぞぉ! (ゲストのonちゃんを指さし)撃ち抜くぞぉ!

本日のメニューは、シェフ大泉風えびチリ

早速調理にかかるシェフだが、作業台が低いことにボヤキが入る。

こんなにねぇ、なんだろ、低い厨房初めて。ボク、あれだから。痔持ちでギックリ持ちだから。ボク、悪いけど、ギックリっていったら帰るよ

下ごしらえをしながら、待つ人々を気遣ってつまみでも用意しようかと尋ねるシェフ。このとき既にonちゃんはワインを飲み干し、一升瓶を前にコップ酒をあおっている。そんなonちゃんにチェックを入れながら、つまみの希望を募ると、土井プロデューサーが「えびの塩焼き」を所望。

バカじゃないのあなた
食べたい食べたいえびの塩焼き
お前今、プロデューサーにバカじゃないのって言ったぞ
プロデューサーに言ったの?
えびチリ作るって言ってるでしょう? なんで塩焼き焼いちゃうの?……このえびは、こっち(中央のバーベキューコンロ)で焼いてみるかい?

つまみを待ちこがれる人たちに押される形で、えびを塩焼きにすることに同意したシェフ大泉が準備を始めたとき、画面手前のonちゃんがタバコを取り出して火をつけた。

on、タバコ吸ってんじゃねぇよ、お前!

藤村D、onちゃんを呼び捨てで叱責。

イメージ悪いだろ、お前!

onちゃん、逆ギレ。うつむき加減でボヤく。

オレだって別にやりたくてやってる訳じゃねぇんだよ

ふーっと煙を吹き出すonちゃん

何言ってんだよっお前はっ
人の誕生日、夜中に呼び出してよぉ
今、クリスマスonちゃんって、かわいいグッズ売り……
いいから、えび焼け、えび焼け!
なんだぁ、お前このやろ

すっかりふてくされているonちゃんには、さすがの藤村Dも大泉さんも手を焼く。

シェフがふと振り返ると、HTBの駐車場から続々と車が出て行っている。

ああ……HTB帰ってくぞ、おい。そら夜中2時だもん……あと何時間かしたら早起きクマさん(当時放映されていた、早朝の帯番組)来ちゃうでしょ

早朝番組のスタッフが来てしまったらバツが悪いなあ、などと話ながら、シェフの料理を待つ面々。話の接ぎ穂に、藤村Dがonちゃんに話しかける。

onちゃん、なんか、彼女がいるらしいじゃないの

タバコを吸う手が止まり、眉がハの字になって戸惑うonちゃん。その様子を見た鈴井さんがすかさずツッコむ。

あ、お前、自分の実生活……(笑)
onちゃんの話をしてんでしょ!
okちゃん
okちゃん
……売れてんですか?
okちゃんって、彼女ができたらしいんだよ
ああ、そうですか、へぇ~(タバコを灰皿に押しつけながら)素敵じゃないの
おーまーえーっ。お前だろうっ、だからっ

バンの中の一同がこうして談笑しているとき、厨房に立つ大泉さんは黙々とえびの背わたを抜いてみたり、調理に余念がない。

その大泉さん、風で火があおられて、つまみ用に網焼きしているえびに全然当たっていないと一同に報告。手伝いを買って出た土井プロデューサーが、三脚に固定されている焼き網を火に近づくように下げようと試みるが、突風が火を巻き込んでプロデューサーの手を直撃。さらに服の足下を焦がす。慌てて火から離れて足下をばたばたと消す姿に、藤村Dやスタイリスト小松爆笑。ミスターだけが、ここ、笑うとこなの?という様子で半笑いのまま消火に努めるプロデューサーと笑い続けるディレクターを交互に見やる。

どうやら網を下げて薪の火がえびに当たるようになったが、シェフの料理はなかなか進展が見えない。こりゃ今日もできあがるのが遅いわ……と心配になるバンの中の一同。早起きクマさんならまだいいが、朝10時になろうものなら、社長が出社してくる。そのときまだこんなことしてたら怒られるよ、と言い出す藤村D。

そうこう言っているうちに、ようやくひと品め、えびの塩焼きが完成。

ひと品めというか、待つ間のつまみだったはずだが、これができるまでにも相当待っているはずだ。

■「えびの塩焼きカリフォルニア風」のレシピ
・えびを軽く洗ってぬめりを取る
・塩を振る
・薪の火で焼く
・トマトやら縦に切った胡瓜やらをあしらって、その上に盛る

どこが、カリフォルニア……
なんかこう、アメリカっぽいでしょ?

カリフォルニアな理由はわからないが、味には問題ないらしい。笑顔で食べ進む一同。

ここでいかにもクリスマスっぽく、ニワトリの丸焼きを手がけるシェフ。腹の中をくりぬいてあるので、何かを入れて焼き上げたい。

こん中、普通、ご飯入るでしょ
入る
入る
ホタテでいいと思うんだよね……
な……何それ!……おにぎり入れんの、そん中に
仕方ないでしょぉ?
すみません、それ、海苔、海苔は?
海苔、入るに決まってるでしょ……おにぎりそのまま入れるっちゅうのに海苔入るでしょう?
ホタテも?
“ホタテおにぎり”だもん。はい、これネギ!
入れてもいいけど、食べるときちゃんと取ってよ
あ?
出してよ
出さないでしょお
出すでしょう
出さないよ、だってこれ食えるもん入れるんだから。これメインだよおにぎりのニワトリ包みだよ
じゃ、おにぎりにぃ、染みこんだその、ニワトリのエキスを楽しむんだ
エキスを食べてもらう、だから周りは捨てるよ!

おにぎりのニワトリ包みの下ごしらえが終わり、火にかけたところで、いよいよメインのえびチリに入ろうとするが、ここで藤村Dよりひと言。

大泉さん
何が
3時です

パーティーのスタートからもう2時間近く経っている模様。開始早々から飲み続けている一同はかなりメートルが上がっている。酒の入ったコップを手に厨房付近をうろうろし、ニワトリの焼け具合がかなりいい感じだぁとコメントする藤村Dに、まだ冷静さの残るミスターが、「あなたの酔い加減もいい感じです」と釘を刺す。

そのミスターも実は酔いが回っているらしく放言。

もう、あれだよ、テレビ見たらねぇもう『大泉さんに料理作ってもらいたーい(はぁと)』、『大泉さんがもう彼だったら、もうほんとにわたし、やることなーい(はぁと)』とか思ってる娘がいっぱいだよ! どうだい!? でもそんな女ろくな女じゃないっ!

横で笑っているonちゃんも相当酔っているらしい。

安田くん早く終わってね、バイト行こうと思ってるから
朝もやってんの?
そらぁ、当然ですよ
あっ、そう
安田くんはねぇ、いやらしい人間だからぁ、自分は『あのぉ、今でもバイトしてんですぅ』ってのが売りなんです
違う違う。いや、実際問題ね、この社長んとこじゃ食えないんです!

出汁を取ったえびの頭が一同に振る舞われる。「うめぇうめぇうめぇ、うめぇうめぇうめぇ、これうまいよ!」と有頂天のonちゃん。

カセットコンロでえびチリの調理を続けるシェフだが、弱い火力にご不満の様子。風から少しでも遠ざけようと、コンロを移動させてみるなど苦心惨憺。コンロを上から捉える固定カメラもコンロと一緒に位置を変えるが、その作業はonちゃんの仕事。なぜなら座っているところから一番近いから。

えびチリのソース作りに入るシェフ。腹が減って待ちくたびれている一同は、ニンニクと生姜が油に投入されただけで、「いい匂いだぁああ!」と異常なまでの興奮状態。

用意した材料をひととおり鍋に入れて「この時点でえびチリの味はほぼ決まってますから」と言いながら味見をするシェフ大泉。

んーー。あぁ。んーーー?
何? 何ぃ!?
今、疑問形でしたよねぇ?
何ぃ?
えーっとね……何入れよっかな
えっ?

ほぼ決まっていたはずの味だが、シェフの鋭い味覚はさらなる完成度を追求して止まない。

ちょっとピンと来ません

と言いながら紹興酒に手を伸ばしたシェフは、うっかりその蓋を鍋の中に落とす。動じることなくそのまま紹興酒をちょっとだけ足すシェフ大泉。さらに塩を振って、あとはスープが煮え立つのを待って、えびを入れてからめればできあがり。

しかし待てど暮らせど、鍋の中の温度は上がる気配がない。

スープの温度が上がるのを待ちかねたシェフは、薪で焼いていたおにぎりのニワトリ包みをひっくり返して様子を見る。こちらの出来具合はかなりいい感じらしい。喜ばしい報告に沸くバンの中の一同。

しかしonちゃんだけは、喜びの輪に参加していなかった。なぜなら彼は、コンロにかけた鍋を上から撮るカメラを、ずっと持ったままだったのだ。

これ、なんか固定できないんですか?
onちゃんずっとカメラ、持ってるけども……
あはは

そこにシェフ大泉が、えびチリ用のえびを持って戻ってくる。真っ白なえびが煮え立っていないスープに浸かっている。しーんとした様子の中華鍋の中。

なんか中華って、音鳴るじゃん
だからねぇ、それはだから火力なんだっていう……ちっ(舌打ち)……煮込んじゃってるもの、グッツグッツ、グッツグッツ。だぁめだよ、これぇ。むっちゃ弱火で煮込んでるもの。中華のえびチリをさぁ
中華もなにも、マズそうじゃないかよぉ
いや、旨いって。絶対旨いって!

えびチリ、完成。

■「シェフ大泉風えびチリ」のレシピ
・白ネギを細かく刻む
・生姜を細かく刻む
・ニンニクを細かく刻む
・えびの頭で出汁を取る
・皮を剥いて背わたを抜いたえびの尻尾を、出汁に入れてさっと煮る
・ソース作成。温度の上がった油に刻んだニンニクと生姜を入れる
・ケチャップを回し入れるが、入れすぎないように注意
・豆板醤をふた垂らし程度投入
・紹興酒をこれもふた垂らし程度投入
・えびの頭で取った、すっかり冷えて濁った出汁を加える
・味見をした後、豆板醤を適当に足す
・紹興酒の蓋(赤色のプラスチック製)を投入
・紹興酒をほんの気持ち垂らす
・多量の塩を振り入れる
・スープがぐらぐらと煮え立ったところで、えびを投入
・ぐらぐら煮えていなくても、適当なところで見切ってえびを入れること
・ソースとえびがだいたいからんだらできあがり
・皿に敷いたレタスの上に、形よくえびチリを持って供する

まずはミスターが箸を付ける。口に含み、しばし噛んでから、カメラを向いてコメント。
……おいしそうですがぁ、コクがなく、ただ、後味辛い
いえいえいえいえいえ
そんなことはない
そんなことはない
onちゃんonちゃんonちゃん、onちゃんがぁ、食べてご覧
onちゃんが、大好きな味だから

早速箸を伸ばしてひとつ頬張るonちゃん。

それ、絶対どこのえびチリよりも旨いはず

無言で噛んでいたonちゃん、口からえびの断片を吹き出す。……辛いらしい。下を向いて声を立てずに耐えるonちゃん。

お前、何吐いてんの、お前
お前、高血圧で死んじゃうよこんなもん食ったら
なぁんで!?

納得のいかないシェフ大泉。このあと、この料理を待って深夜のパーティーに興じてきた面々が順にえびチリを食べていく。

スタイリスト小松。辛さにむせて、倒れる。
土井プロデューサー。辛さに咳き込み、吐く。

おい、お前ら……
吐いた! プロデューサー吐いたぞ! お前が作るもん、おかしんだってやっぱり。そうだよねぇ、ミスター、ねぇ
おかしい
オレたち悪くないよねぇ絶対!
悪くない!

参加者全員から否定され、孤立無援のシェフは、自らの作品を試食。その間も参加者の罵倒は止まらない。

いやあ、わかった。そうだろぉ?
こいつの味覚はおかしい

シェフ、たまらず切れて、手にした剥きえびを藤村Dに投げつける。

ひどいのは道具自体だろぉーっ!

続けてonちゃんにもえびを投げつける。

お前作ってみろよそしたらお前が! オレ、この、なんだ、小っちゃいガス台で作ってみろよお前そしたらこのえびチリをお前! 誰だってこうなるんだよぉ。あんなえびをぐつぐつぐつぐつ煮てみろよ、こんな風になるんだよお前ら! わかりもしないでぇ
だってマズイもん!
食えよお前早くいいから! 全部食えよお前ぇ。お前もうえびなんか半年食えねぇぞお前なんかばぁかっ……オレ、帰るよぉ!

シェフの荒れっぷりを一同が笑い飛ばすなか、シェフのシンボルである帽子をかなぐり捨てて駐車場の出口へ歩き出す大泉さん。しかしそこへタイミングよく、車が入ってくる。

あ、もう、早起きクマさん、来たよもう

怒って帰ろうとしていたことも忘れ、タクシーから降りた早起きクマさんにえびチリを振る舞おうと提案する大泉さん。同意する一同。そしてこのあと、出勤してくるHTB関係者は、次々とシェフ大泉特製のえびチリをお見舞いされるのであった。

早起きクマさん担当の金子のりとしアナウンサー。「オリジナルですねぇ」と無難なコメントを発し、大泉さんをつかの間喜ばせるが、次の瞬間、辛さにむせて涙目になる。「何が入ってんですか、これ」と急変したコメントにシェフ大泉は不機嫌になり「何言ってんのキミは。ああもう、クマさん行きなさいよ、キミは」と金子アナを冷たくあしらい追い返す。

早起きクマさん担当の吉田みどりアナウンサー。口に入れた瞬間にむせ、わなわなと全身を震わせる。カメラ目線でピースサインを出し、「大・成・功!」と言い放つ大泉さん、違う番組になってしまっている。

吉田アナは、ちょうど焼き上がってしまったおにぎりのニワトリ包みもお見舞いされることになった。

■「おにぎりのニワトリ包み」のレシピ
・5センチくらいに切った白ネギを“ざっくばらんに”ニワトリの腹に詰め込む
・シェフ自らがひと口かじったホタテおにぎりを無造作に詰め込む
・生卵をひとつ、詰め込む
・薪の火で炙るように焼く
・たまに様子を見てひっくり返す
・気が付いた頃にはできあがり

いい匂いがしていると喜んで口に運んだ吉田アナだが、何がいけなかったのかまた咳き込む。

早起きクマさん担当の本間浩一郎“新人”ディレクター。えびチリを食し、感想を尋ねられるもむせてしまい答えること叶わず。

時は既に朝の5時

すっかり酔っぱらった上、徹夜の疲れも伴ってハイになっている一同は、いい気分で早起きクマさんのスタジオに乱入。現場のディレクターから50秒ほど映ってもいいという許可を得て、急遽生出演することになった。

しかし大泉さん、ミスター、onちゃんの順でひどく泥酔した状態

間違っても(オンエア中に))酔っぱらいの顔すんなよ」と声をかける藤村Dもただの酔っぱらい

出演15分前になって、簡易型onちゃんマスクから、onちゃんに換装する安田くん。

金子、吉田両アナウンサーの後ろに立って、オンエアのキューを待つ3人。なんだかんだ言っても心配な藤村Dから矢継ぎ早に指示が飛ぶ。

朝の顔ですよぉ。爽やかに。大丈夫ですか? 酔っぱらってることはおくびにも出しちゃダメですよぉ。ミスター、笑って。笑って、ミスター!

6時18分。

水曜どうでしょうとonちゃんがスタジオに駆けつけてくれましたぁ~」と吉田みどりアナウンサーに紹介されたほろ酔い大泉さんとべろべろミスターは、小首をかしげて苦笑いする金子アナの頭を撫でたり、拳を突き上げて叫んだりと大騒ぎ。

吉田アナが「とってもお酒の匂いが充満しています」と真実を口にした途端、大泉さんとミスターがふたりの間に立つonちゃんに襲いかかり、殴る蹴るの暴行。「やめてくださいonちゃんを! やめてくださいそんなにいじめるのは! ひどい!」吉田アナの悲痛な叫びがスタジオ内にこだまする。次の標的は金子アナ。大泉さんが両手で坊主頭を掴んで噛みつき攻撃。ミスターは右手を伸ばして頭頂部を撫で回す。

たまらず「コマーシャルでぇーす!」と生放送打ち切り。

コマーシャル行っちゃったじゃないのっ!

藤村Dの怒声ではっと我に返る大泉さん(ミスターは理性を失ったまま)だが、時既に遅し。

終わったの? もう終わったの?
うん!
早くない?
早いよ!
あー、ニュースとか読んでないのになぁ

反省する様子もなく、onちゃんの両手を引いてスタジオを後にする大泉さんであった。

明らかに酔っぱらった集団を生放送に出演させるHTBの懐の深さに感涙を禁じ得ない。

ちなみにonちゃんと土井プロデューサーは、シェフ大泉風えびチリにやられて調子が悪くなったそうだ。ミスターは翌日二日酔い。

次回は『日本全国絵はがきの旅』の第三夜。

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春オフ☆バーベキューとホらデッキ

ココログのココロガー(なんだそれ。今作った。あ、でも既に使用実績はあるようだ)たちを中心に、誰でも参加歓迎のオフ会が計画されている。
ココログでblogを書いている人はもちろん、読んでいる人も分け隔てなく歓迎し、どうぞいらっしゃい、さあさあさあこちらにどうぞ、まあ一杯、という開放的な集まりだ。

普段読んでいるあのblogはどんな人が書いているのだろうか」と気になっていた方は、遠くからそっと眺めるチャンスだ。「この際直接言っておきたいことがある」という方はぐいぐいと接近してもかまわない。

参加者も老若男女、あ、まあ「老」はいないと思うが、「中」から「幼」までいるはずだ。なぜならご家族でいらっしゃる方もいると聞き及んでいるからだ。いやいや、ご家族を連れて来なさいという“家族しばり”のある会ではない。一人でだってかまわないし、ご近所の方々お誘い合わせのうえで繰り出してこられてもいい。ただ、家族サービスと趣味を両立させるために奮闘する大人の事情も察していただければ幸いだ。

概要
 開催日:2004年4月24日(土)
 時間:未定(午後12時頃スタート予定)
 会費:未定(数千円程度)
 場所:二子玉川(多摩川の河川敷)
 企画:バーベキュー、その他

詳しくは特設blog『春オフ☆』にて。

同日同時刻、そして同じ場所で、この『春オフ☆』にからめたオフ会も企画されている。


MSFG、第2回モダシンオフ!(あそびをせんとやうまれけむ)
春オフ☆参加表明:PDAフォーラム(SideB-log)
第2回モダシンオフ会(Modern Syntax)
ベースボールフォーラム15周年記念オフ(ヤキューウェブ別館)

わたいも便乗して『ホらデッキの、まんが宇宙エースをねらってどうでしょうオフ』を開催しようかと息込んだものの、その日はダメだ。ダメなものはダメなのだ。見たくもない紙の山に囲まれてピーピー泣いているに違いない。

そこで来たる4月24日には、
『なんだかんだ言って来やしないホらデッキを偲ぶ会』
を開催する。

概要
 開催日:2004年4月24日(土)
 時間:「春オフ☆」に準ずる
 会費:無料
 場所:「春オフ☆」に準ずる
 参加表明:義務なし
 参加報告:義務なし
 企画:参加者は、会場にて各自思いおもいに合掌。ほろ酔い気分に達してからは、気の向いたときにだいたい東の方にあるはずの港区赤坂あたりをぼんやりと思い描いて5~6秒程度黙祷(まばたきと区別するため)すること。

では有志諸君の健闘と当日を楽しく過ごされることを祈る。

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2004.04.17

少林サッカー(地上波CX系)

DVD2枚も持ってるのに、何度も何度も観たのに、観てる場合じゃないのに、また観てしまった。

少林サッカー公式サイト

キーパーを引き受けた鎧の肌の兄貴、泣かせる!
はげちゃびんのムイ、かっこええ!

何度観てもおもしろい。それ以外に申し上げることはない。
まだ観ていない人は、一度でいいから観ておこう。

ちなみに吹き替えの鎧の肌はDS9のクワーク役、稲葉実氏。元鉄の足こと少林チームの監督は同じくベンジャミン・シスコ役の玄田哲章氏。

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STフィギュア2、これにて打ち止め!

近所のセブン-イレブンで枯れてしまって以来、意識から消えていたフルタのスタートレックフィギュア2。
 枯れる=店頭からなくなる
 枯らす=そこにあるのを全部買う

たまたまサンクスに行ったらまだ4つ置いてあったので、なんとなく一番後ろの箱を引っ張り出して、1つ購入。

外箱は裏面の艦船一覧の通し番号が2桁のバージョン。
内袋はシールの貼られていないもの。

箱から出して袋を外から持ったときに、手に当たったパーツで確信。

来たか?

ENT-E2.jpg
またまた来たーーっ!

手に当たったのは第2船体上側のパーツだった。

当家に4隻目のソヴェリン級が配備されたのを機に、追加購入を打ち止めとする。

次回の「スタートレックフィギュア3」まで、みなさん、ご機嫌よう、さようなら!
(あるのか? STフィギュア3……)

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2004.04.16

ZuTTOツアー(抽選)

日本青年館大ホール。
「『明日に続く空』、届く」

「一般販売なし、キャンペーン招待のみのライブだそうだ。なぜか原田真二や加川良まで出てくるらしい。すごい顔ぶれだ。どうなってんだ、ZuTTO。

と書いた。

ちゃっかり自分も応募してみたら、当たった。

ZUTTO-2.JPG 届いたブツ。

中身は、CD『明日に続く空』とZuTTOのポストカード2枚、そしてコンサートの招待ハガキ。

4月15日(木)。コンサートの概要は以下のとおり。

17:30 招待ハガキと座席指定券の交換開始

引換開始時間をちょっと過ぎた頃に着いたら、既に長蛇の列。座席指定券を受け取り、近所の河出書房1階にある喫茶店でしばし校正をしながら時間潰し。

18:30 開場

遅れて行ったが、中の準備が遅れていたらしく、45分頃に開場。
入口でスポンサーのマルサンアイ様ご提供の、味噌やら調整豆乳、玄米フレークなどのセットが配られる。ありがたや。

座席はH-13。前から9列め。通路に面した席なので足元が広く圧迫感もなく、快適。しかも左隣がいないので、肘掛けも腰掛けも使い放題、使い放題ヨロレイヒ

いかにも食品メーカーのキャンペーンらしく、客層は老若男女、小学校低学年から枯れ葉マークの老人まで、ぴしっとした背広から制服からぐだぐだの私服まで、種々雑多。

19:00 コンサート開始

開場が遅かったこともあってか、時間を回っても始まる気配なし。

19:16 1ベル

19:24 開始

ラブハンドルズ登場。

ラブハンドルズ
・曲目不明(ラブハンドルズ)
・曲目不明(ラブハンドルズ)
・『恋なんていつも』(ラブハンドルズ:CD未収録曲)

ラブハンドルズが下がり、松本英子登場。

松本英子
・曲目不明
・曲目不明
・『ナチュラル・マジック』(松本英子:CD未収録曲)

篠原ともえ登場。

ZuTTO
・『Forever Friends』(竹内まりあ)
・『明日に続く空』(ZuTTO)

松本英子ハケる。

篠原ともえ
・『ストーリー・ブック』(篠原ともえ)

AJI登場。

篠原ともえ+AJI
・『春よ、来い』(松任谷由美)
・『ココロノウサギ』(篠原ともえ)

AJI
・『SWEET MEMORIES』(松田聖子)
・『ONE MORE TIME』(AJI:映画「恋人はスナイパー主題歌」)

AJIと入れ代わりで原田真二登場。
原田真二の追っかけさんが多数来場している模様。

原田真二
エレアコ独奏
・曲目不明
・『キャンディ』(原田真二)

ピアノ独奏
・『愛でAll Right(Love Is All)』(原田真二)

松本英子、再登場。

原田真二+松本英子
・『OUR SONG』(原田真二)

原田、松本ハケる。9時12分。原田ファンの方々の一部と、遠方在住と想像される方がここで撤退。

加川良withすぎの暢登場。

加川良withすぎの暢
・『コスモス』(加川良)
・『幸せそうな人たち』(加川良)
・『教訓1』(加川良)

加川良の「篠原様、松本様」という紹介でZuTTO登場。

加川良withすぎの暢+ZuTTO
・『どれくらいあなたのこと』(加川良)+ZuTTOによる詩の朗読

『どれくらいあなたのこと』は1999年頃のマルサン豆乳CMソングだったみたい。
そしてZuTTOが朗読した詩は、マルサンアイのCMプロデューサー作だそうだ。

加川良ハケて、AJI登場。手に手にマルサンアイの商品を持ち、アピール。

ZuTTO+AJI
・『思いの花束』(ZuTTO)

大団円を迎えるにあたって、全員登場。ただし加川良withすぎの暢はつるまず。観客全員起立。

ZuTTO+AJI+ラブハンドルズ+原田真二
・『世界に一つだけの花』(SMAP)

9:56 終了

歌終了とともに全員扉に向かって殺到。なぜかアンコールなく、あっさりと終演。

※当日参加のみなさまからの補完をお待ちしております。特に「曲目不明」に関する情報歓迎です※

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2004.04.15

第2話「らくがき」

テレビ東京の「ウルトラQ dark fantasy」。今回はシリーズ構成が上原正三、脚本は武井彩。

どこぞの新聞社(日東新聞社)からつまみ出される宝生舞。次にやってきたのは三角形のなかに地球儀にペンをあしらった図柄と「GLOBAL MAGAZINE JAPAN」の文字が添えられた、取って付けたような看板のかかる4階建てのビル。自称坂本通称マドがドミノ倒しで遊んでいる。そこに乗り込んできた宝生、どなたでもいいから話しを聞いてください、わたし宇宙人を見たんですと大きな声で言う。

応対に出た女性を振り切って、通りがかった女性社員にぶつかり、運んでいたコーヒーを落とさせるほどとっ散らかった姿から、宝生の思い詰めっぷりは相当なものらしいと推定されるが、その口調は随分と冷静

一方、ぶつかられた女性はまったく顔色を変えず、持っていた台拭きで当然のようにテーブルを拭き始める。テーブルにはもうひとつ新品の台拭きが用意されていた。なるほどこの会社ではこのテーブルにコーヒーをこぼすのは日常茶飯事で、それほど驚くに値しないことなのだろう。

誰も相手をしなかったが、自称坂本通称マドだけが奥に通して話を聞いた。そこの書架に置かれた雑誌をわざわざ映すところを見ると、「MIND マインド」という雑誌を作っていることを知ってほしいらしい。

「ここでダメだったらもうあきらめるしかないと思っていた」と言う宝生は、思い詰めた表情とは裏腹に、妙に冷静な口調でいきさつを語り始める。

宝生は夫に無理を言って、長年の夢だった高級住宅街に建つ一軒家をゲット。その若さで長年って何年やねん。ハイソな毎日を思い描いていたが、現実は、ゴミ出しの日も場所もろくに守れない住民や、道路と歩道の区別が付かない青少年、そして薬局のサトちゃんの前で踊りの技能を磨いたりひけらかしたりする見た目はやや老けた学生風などが幅を利かす町だった。
なによりも宝生が許せん!と拳を握り締めたのは、公園などの公共施設に描かれたらくがき。たまに暴走した自称アーティストが深夜にこっそり操車場に潜り込んで電車にペイントしちゃう類のアレだ。
宝生は自ら道具を揃え、らくがきというらくがきを片っ端から消して回った。その甲斐あって、巡回範囲のらくがきは徐々に減って行ったというのだから、宝生もたいしたものだ。
しかし、消しても消してもまた描かれているらくがきがある。いつも同じ場所、同じ模様だ。犯人を突き止めてやる、と意気込んだ宝生は深夜の公園での張り込みを決行。

深夜0時。

閃光とともに現れたらくがき犯たちは、この世のものとは思えない光っぷりで、きんきらきんきら輝きながら、長い指でなぞるようにして“らくがき”を描いていく。動力ポンプの格納庫と、なんだかわからない倉庫風の建物の扉に、謎の文様を描く4体の2足歩行生命体。本人たちは白く光り、描かれた“らくがき”は青く光り、電子音まで聞こえてきた日には季節はずれのエレクトリカルパレード。闇夜でもよく見える。

“らくがき”を描き終えた1体が、背後の宝生に気付く。腰を抜かす宝生。あんたが見に来たんだろ。気付かれる前に横にあった木の陰にでも隠れておけ。

宝生が目を離した隙に姿を消す高輝度生命体。生命体が消えると、“らくがき”も光を失い、ただの青いペイント風に変わる。

きょろきょろと周りを探す宝生。すると突然現れた生命体に挟み撃ちされ、再び腰を抜かす。生命体は指を広げた両手を前に出し、ふみょふみょ音を発しながら指を小刻みに動かし、身体を揺する。落ち着きのない連中だ。初登場時のフェレンギ人か。

どうやら“らくがき”をしているところを見られて怒っている様子。しかしだ、まだ夜の12時に、町なかの公園で、ほかに遮るものもない場所を選んで、わざわざ自らぴっかぴっか光って存在をアピールしているのだから、見られないわけがない。今まで見られなかったほうが不思議だ。自分たちのぼんやり加減を棚に上げて文句を言うとは何事か。

我々にはわからないコミュニケーション手段で、おそらく言いたいことだけ言った風の生命体はふいに姿を消す。

「あの“らくがき”には、なにかとてつもない秘密が隠されているような気がするんです。なぜならわたし、その日から命を狙われている気がするんです」

それにしても冷静な宝生。命の危険を感じている人が、ここまで筋道立てて説明できるとは大したものだ。命を狙われたまま置いておくには惜しい人材。

翌日の日中、現場を再訪した宝生だが、描かれていたはずの“らくがき”は消えていた。自分で消しにきたのか、高輝度生命体。

家に戻ってきた宝生が目にしたのは、自宅の外壁に描かれた青い“らくがき”。

悪徳金融業者の取り立てか。

アリババと40人の盗賊か。

これは昼間に描かれたわけだが、深夜の公園よりも人に見られる確率の高い場所に、なぜ危険を冒してまで描くのか。そもそも姿を見られたくないんちゃうかったんか? どっちやねん

恐怖を感じて“らくがき”をすぐに消したという宝生。

「でもすぐまた別の場所に現れて、わたしを追い詰めるかのように、じわじわと迫ってくるんです」

いやいや。あんたまだ最初の“らくがき”も消してないがな。バケツ持ってきただけやがな。でもって“らくがき”はじわじわ現れるんやのうて、いきなりどどーんとでっかいのが出てきてるがな。言うてることと見せてる映像が違い過ぎるのん、どやねん。

近所の小高いところに登って、自分の家の周囲を鳥瞰する宝生。町一面に、大きく青い“らくがき”が描かれている。ナスカの地上絵風。いつ描いたんだ。いつ描いてもいいが、そんな大きいもんを瞬時に描けるなら、なんで夜の公園で隠れて(隠れてないけど)こそこそ(むしろぴかぴかしてたけど)指でちまちま描く必要があったんだ。おかしいだろ、ぴかぴか小僧

シーン変わって、別の服装でスーパーの袋を下げて家に戻ってくる宝生。なんだ、さっきのでかい“らくがき”のオチはなしか。ただ視聴者をびっくりさせるだけの映像か。しかもその手に持ってる袋はなんだ。ネギ出てるぞ、しゅーっと、白ネギ

命を狙われてる気がして……と真剣に思ってるやつが、スーパーに買い物行ってネギか。こんなときでもネギ買って帰ってくる宝生の根性に惚れた。なんなんだその突然の生活臭は。まあ、食わないと命取られる前に死んでしまうから、致し方なかろう。でもネギはどうだ。

ネギを手に帰宅した宝生は、玄関の扉の裏に“らくがき”を発見。着替えているのでまた別の日なのだろう、リビングを掃除しているときに絨毯の下に“らくがき”を発見。さらに机の天板の裏にも発見。なんでそんなわかりにくいところばかりに描くんだ、ピカピカ小僧。気付いてもらえなかったら警告にもならんがな。

それはそうと宝生、掃除機のかけ方、なっとらん。せめて居候並に「四角い部屋を丸く掃き」くらいはやったらどうだ。画面の左から右に猪突猛進してどうする。そんな掃除っぷりで画面に映っているほど部屋をきれいに保てるとは思えない。誰だか知らんが演出、しっかりしろ。

ちなみに“らくがき”は家庭用洗剤で簡単に落ちるので、よい子はいざというときのために覚えておこう。

出張先の夫に電話で相談してみるものの、高い住宅を買わされてトサカに来ているらしい旦那は甲高い声で怒るだけでとりつく島もない。眉間の皺が深くなる宝生。

回想は終わり、場面は戻って雑誌社の中。客には茶を出さず、自分だけマイカップで飲み物を用意して話を聞いていた自称坂本通称マドに、宝生は自分で調べたという新聞のコピーを差し出す。

生命体が“らくがき”をしていた空き地(遊具もあったし公園ではないのか)にはその昔家が建っていたが、そこに住む住人が一家揃って消えたという記事だ。

雀ヶ丘 一家族の失踪?
 3日、雀ヶ丘に住む会社員西田邦夫さん(40)が家族と共に行方不明になっいることが判明した。警察は何らかの事件に巻き込まれた可能性があるとみて、現在捜査を進めている。
行方不明になっているのは西田邦夫さん、邦夫さんの妻裕子さん(38)、長男の(以下略)
誤植原文ママ

一家は夜逃げと判断され、家は取り壊されたそうだ。しかし宝生は「これも宇宙人の仕業のような気がするんです」と先ほどから“気がするんです”を連発。

はい、宝生先生。宇宙人と断定する理由はなんですか?

「何か秘密裡に、彼らの計画が進んでいて、そんな彼らの姿を見た人間は、口封じに消されてしまうんじゃないでしょうか」

そうじゃなくて。
「だとしたら、わたしに残された時間も、もうあまりないのかもしれません」

冷静やなあ。ほんま頭が下がるわ。惚れた(またかい)

黙って聞いていたマドが、“らくがき”の形を尋ねると、宝生はさらさらっと描いて見せる。よう覚えてんなあ。

「この“らくがき”から逃げられなくなったとき、わたしはどうなるんでしょうか」

自分で「消される」って言うてたやん。
「お願いします、助けてください。わたし怖いんです。」

だから、そうは見えないっちゅうとろうが。
このとき、画面奥のろくにピントの来ていないところに、マドの上司が現れてマドの様子を見ている。眼鏡をちょっと押し上げてみたりして、小芝居をして見せるマドの上司。

突然現れるエンクミ。なぜつるんでいるかの直接的な説明はまだないが、マドはエンクミに宝生が描いた“らくがき”のコピーを渡し、協力を依頼。依頼を受けたエンクミは、“らくがき”を求めてあてもなくさまよい、たむろしていた高校生に尋ねてみたりする。

一方、普通に生活を営む宝生改め藤野(表札がアップになる。このあとの主婦井戸端会議シーンへの伏線)。「怖いんです」とか「残された時間が」とか言っているわりには、クリーニングに出した服を回収してきたようだ。本当に精神力の優れた人だ。

もちろん、ここは期待どおりの展開で、ウォークインクローゼットの壁に“らくがき”を発見。すぐさまマドを呼んでクローゼットに案内する藤野。呼ばれたマドは、クローゼットに入る直前に「また新しい“らくがき”ですか」と尋ねているが、そんなことはもっと前に聞かされてるやろ。だから来たんやろ。今さら何聞いとんねん

だが、マドが来たときにはもう消えていた。どうやら藤野以外には見せたくないらしい。さっきはあんな大きならくがきを白昼堂々外壁に描いてたのになあ。
藤野は“らくがき”を発見したときより、“らくがき”が消えたときのほうが狼狽ぶりが激しい。

その様子を見てやや藤野への信頼が揺らいだ様子のマドは、外に出て近所の主婦3人に聞き取り。ここで「藤野さんとこの奥さん」というフレーズが登場。さっきの表札アップはこのためだが、別になくても話は通じる。奥さん連中は、藤野さんはこの町がきらいなんじゃないか、ゴミのこともうるさく言っていた、落書きを消す姿も異常、誰かにかまってほしかったんじゃないかと、マドそっちのけで大盛り上がり。

深夜の会社でひとりノートPCを開いて調べものをするマド。西田一家失踪事件の記事を見つけたマドが、そこにある当時の家の写真をクリックして一部を拡大すると、壁にはっきりと“らくがき”を視認できた。画面一杯まで“らくがき”を拡大してコピーと比べるマド。それはいいが、そんな高解像度の写真が、なぜウェブに置いてあるのか。

そこに差し入れを持ってやってきたエンクミ。いつも首にカメラをぶら下げている。ガラゴンの電磁波影響下でも普通にシャッターを押していたので、機械式なのだろうが、わたいの能力では同定できない。メーカーはNikonだ。

調べてみたけど“らくがき”は見つからなかったというエンクミは、「そのカヨコさんっていう人が、頭の中で生み出したものなんじゃないかな」と妄想説をぶち上げる。“らくがき”も宇宙人もすべてカヨコさんの妄想だという自分の妄想を展開するエンクミだが、マドは耳を傾けていない。いつ付けたか知らないが、テレビのニュースに釘付けだ。

「この映像は、アメリカ、イリノイ州北部にあるロバート・ゲラーさんの農場で発見されたものです。ミステリーサークルを研究する、スティーヴン・コッポラ氏によると、今回、このイリノイ州で発見されたミステリーサークルは過去最大級のもので、人為的なものであるかを、スティーヴン・コッポラ氏の研究グループが調査に乗り出す模様です」

ニュースシンフォニーとやらが流すミステリーサークルの映像と、藤野の描いた模様が同じ。偶然とはいえ、実にいいタイミングですな、マドさんとやら? 発見者のロバート・ゲラー氏は部屋に籠もりっきりらしい。籠もりっきりなのにどうやって発見したことを伝えたのだろう。まあいいや。

ちょっと藤野を信じる気持ちになったマドは、“らくがき”が宇宙人の計画の一部で、何かの合図だったりするんじゃないかと推測を並べ立てる。

マド「じゃなきゃこんな偶然あり得るか!?」

うわ。それをあんたが言うか。こっちがが聞いとんねん。

すぐにカヨコさんちへ行くと立ち上がるマドに、本気で信じてるのかと尋ねるエンクミ。絶対あり得ないって言い切れるか、と真顔で答えたマドは走り去る。半信半疑で後を追うエンクミ。キミら、モルダーとスカリーか。

何時だか知らないが、布団に入ってほっこりしている藤野カヨコ。突然現れるぴかぴか小僧の夢を見て、脂汗をかきながら飛び起きる。「夢か……」 いやいや、もちろんこのあと「どーん」とくるんだろう。そうでないと困る。

電気を点けた藤野カヨコ、なぜだか鏡を覗きに行く。すると、左の頬に“らくがき”が……。そうきたか。気が付けば、腕にも鈍い刃物で切りつけたような傷の“らくがき”がたくさん。さすがに冷静沈着な藤野カヨコも絶叫

そこに到着したマドとエンクミ。どうやら救急車を呼んだのはこの二人と思われるが、エンクミは「体中傷だらけだそうよ」と伝聞情報をマドに伝える。マドは初めて聞いた様子。当然絶叫する藤野カヨコと接触したであろうふたりには、身体に刻まれた“らくがき”が見えていなかったということなのだろう。主役のふたりに見えないのに、ぽっと出の消防隊員に見えるはずもなく、彼らは「自分で掻きむしったのだろう」と述べるのだった。
担架で搬送される藤野カヨコは、大丈夫ですかというマドに答えて曰く。

「あいつらが、あいつらがわたしの身体に」

えらい意識がはっきりしていて、言葉も明瞭な上に、なんですけど、藤野カヨコ。

しばらくしたのち、藤野カヨコが入院している病院の屋上。見舞いに訪ねたマドに、藤野カヨコははきはきと話をする。なぜか車椅子

傷は大したことない、精神科で診てもらったら強迫神経症という心の病気だったそうだ、自分で自分の身体に傷をつけた、薬とカウンセリングで気分が晴れた、ひとりで思い詰め過ぎていた、思い描いたとおりの生活ができないことを何かのせいにしたかったのかもしれない、だから“らくがき”に固執したりした、おまけに宇宙人だなんて……と淀みなく飄々と語る藤野カヨコ。

「でも、もしかしたらほんとに……実はミステリーサークルが」と言いかけたマドだが、ひょっとして本当に心の病だったのなら、余計なことを言って再発させてはマズイと思ったのかどうなのか、途中で口をつぐむ。「これからはいいことありますよ」と努めて明るく励ますマド。「そうですね、きっと」と比較的明るく返す藤野カヨコ。

じゃあ帰りますというマドに、キッと振り向いた藤野カヨコが笑っていない目できっぱりと言う。

あなたも……これから、がんばってくださいね

なんでそんなこと、思い詰めた顔して言うんだよ、と気圧されたマドは、ちょっと間をおいてからようやく「は……はい」とだけ答えると、屋上に藤野カヨコを残して去る。

病院のロビーを通るマドの耳に、ニュースの音声が入ってくる。先日イリノイ州で見つかったミステリーサークルの発見者、ロバート・ゲラー氏が行方不明になったらしい。

ちうことは何、ミステリーサークルは目立つ“らくがき”やったちうこと? あっちはなんで畑の草倒して派手に描くのに、日本では公園のトイレやら倉庫やらにちまちま書くの?

そんな細かいことはどうでもいいマドは、急に不安を覚えて屋上に取って返す。しかし、そこに藤野カヨコの姿はない。空の車椅子が、別れたときと同じ位置にあるだけだ。「あなたも……これから、がんばってくださいね」って、オレんとこにもぴかぴか小僧が来るってことか? 家に“らくがき”されるの? 身体にもされちゃったりして、ほんでもって入院しちゃったりするの? などなど、いろいろ思うところがあるのだろう、心拍数がみるみるうちに上がるマドの息づかいが荒い。屋上の奥のベンチに座る黒い上着に白いズボンの人は、マドと藤野カヨコが会っているときもずっとそこにいた。まずはそいつに聞いてみろ、マド。

病院の研究室では白衣組が4人集まって角突き合わせ、顕微鏡を覗いている。赤血球に“らくがき”がしてあるのだ。そんなところにしてあったら確かにびっくりだが、どんな意味があるのか。ぴかぴか小僧の考えることはわからない。

佐野史郎「どうやら、既に何かが始まろうとしているようです。もっと多くの人間が、彼らの目印に気付いていたら、このような事態は避けられたのかもしれません。どうかくれぐれも、不思議な“らくがき”には注意してください。もう手遅れかもしれませんが」

既に何かが始まろうとしているようです」って、日本語おかしいぞ、佐野史郎。「既に~始まっている」か、既にはナシで「始まろうとしている」かどっちかやろ。始まってんのか始まってないんかどっちやねん

だいたい別に手遅れちゃうやろ。それよりナレーションの間に藤野家が塀を残して消え去ったのだが、どういう意味だ? 壁にはまた“らくがき”がしてあるぞ。いいのか、それは見せておいても。

アリババと40人の盗賊みたいに、その辺の家に片っ端からこの“らくがき”をしておいたら、目印がわからなくなったぴかぴか小僧たちとの間で、また違った展開になったのか? いや、正直言うとあんまり詳しく聞きたいわけじゃないから、説明してくれなくてええよ、佐野史郎。

今日の話は、第1話「踊るガラゴン」と比べると随分マシだ。あれを下回るのはなかなか難しいだろう。脚本家がよかったのか。あるいは、草刈正雄扮する渡来とかいう妙な教授が出て来なかったおかげか。彼は、扱いにくそうなキャラクターやからなあ。

で、結局マドは記事書いたのか。そして今回のエンクミ、特に登場する意味はなかった。
彼らはここまでのところ狂言回しが役割なので、使いどころが難しいなあ。とりあえずひとりいれば充分だもの。

次回、「あなた誰ですか?」。フック星人(ウルトラセブン第47話「あなたはだあれ?」)じゃないことは確かだ。

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2004.04.12

『EZ!TV』でバクダッドにいた人

例の人質騒ぎを現地から報道する「わたなべよういち」さん。

WATANABE.JPG

とんねるずの石橋かと思った。

それだけだ。以上!

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2004.04.11

背の青い魚

世の中には背の青い魚が好きな人がいる。

鯖。いいねえ、煮てよし焼いてよし。バッテラも嬉しいねぇ。きゅっと締めて。生で刺身にできればなおいいねぇ。鰺。叩きたいねぇ。とんとんとんとーんと。鰯。丸干しを炙って頭からいただきたいねぇ。鰹。叩きだねぇ。てサクに切って炭火で焦げ目をつけて豪快にがーっと。秋刀魚。塩焼きで。はらわたまでいただきたいねぇ、新鮮なのを頼むよ。干物もいいんだ、和歌山の。鰤。鰤は寒鰤、きときとの。富山県不思議の海万歳。

ああ、青魚、食いてぇ。

もうぼちぼち売り切れているようだが、先週セブン-イレブンの500mlペットボトルにおまけが付いていた。2004年4月16日にリニューアルオープンするという新江ノ島水族館の宣伝で、水族館で売る予定のガチャガチャを、先行して付けちゃうという企画だったようだ。

“新江ノ島水族館への誘い”全16種類
企画監修:荒俣宏
造形制作:海洋堂

1個買ってみた。

MAIWASI.JPG

マイワシ

Sardinops melanostictus(学名)。

当たりだ、わたい的には。

8,000匹のイワシの大群が泳ぐ「相模湾大水槽」湘南藤沢内の新江ノ島水族館紹介ページ

8000……再現してみるか。

147円×8000個=1,176,000円。

あ、ごめん、やめとく。

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2004.04.09

日本全国絵はがきの旅 第二夜

TVKの「水曜どうでしょうリターンズ」。

第一夜ではダメ人間を自称するミスターこと鈴井さんが、次の「美しい観光地」を引いたところ、大泉さんが「それはあれですねぇ!」と叫んだところで終わっていた。そのあれとは。

■第2の選択
ミスターが引く。

今回の企画は、できるだけ多くの景色を視聴者に見せるのが目的なので、可能な限り近いところで、効率よくロケを行なうのが望ましい。しかしミスターが引いたのは、徳島県鳴門市にある霊山寺。四国八十八箇所の第一番札所である。

れいざんじ」と読んだミスターだが、これは「りょうぜんじ」と読むそうだ(あ、ATOK16の標準辞書に入ってないぞ。徳島の会社だろうが、ジャストシステム。足下がお留守だぞ。そんなことでどうする。自分で単語登録しちゃったよ)。番組開始当初から、四国にはしばしば足を踏み入れていたどうでしょう班だが、実はお遍路方面はこれが初めて。まだ「四国八十八箇所」の巡礼企画前のロケなので、札所の名前に疎いところが初々しい。

それはさておき、行き先は徳島。今は群馬の上発知。「やりましたねぇ、ミスター。やったぜ、ミスター、よぉっ!」と揶揄する大泉さん。

群馬から徳島まではちょっと遠い。なので、笑っている大泉さんも藤村Dも実のところ乗り気じゃない。「でも出ちゃったものは仕方ない」とうつむき加減のまま開き直るミスター。

引き当てられた絵柄は、寺の境内で、塔を前に白い服に笠を被った二人のお遍路さんが歩いている様子を撮影したもの。当然、ミスターと大泉さんはこの白装束を身に着けて撮影に臨むことになる。

視聴者はここ(霊山寺)、見たくてしょうがないんだから今
そうだよね
早く霊山寺に行けと
早くもう(画面に)出せということで。その途中(の移動している映像)はいらんということですから
そうそうそう

どこで見たのか、はがきに書いてあったのか、大泉さんはもうきちんと「りょうぜんじ」と発音している。藤村Dと掛け合いをしているのを、申し訳なさそうな鈍い笑顔で聞いているミスター。

お前らいつまでそんな黒い服着てるんだぁ、と
そういうことです。だははははっ
この(はがきに写っている白い)服着ろーっと、思ってるから
行きましょう。……四国、行きましょう
うーん、もう、勝手知ったる土地だよ、四国なんてぇのは

過去に『サイコロの旅』で深い縁を感じている大泉さんは捨てぜりふを吐いてフレームアウト。ミスターは観念して荷物を手にすると、お地蔵さんに挨拶して去る。

とにかく移動。上尾高原駅11時32分発の上越新幹線たにがわ438号で東京には12時32分着。早朝に立っていたあの羽田空港に戻り、15時45分の全日空533便で徳島空港17時ちょうど着。ちなみにこの日の日の入りも、同じく17時ちょうど。いざ霊山寺まで着いたはいいが、果たして撮影が可能なのかどうか、危ぶまれる展開だ。

藤村Dのナレーション「撮影は、まさに時間との戦いである

いや、もう負けが見えているだろう、その戦いには。

負けを予感しているのか、「途中(の移動映像)はいらん」と言っておきながら、早速上越新幹線内での映像が流される。

■名物紹介のコーナー

あのー、言ったとおり、最初にお約束したとおり、各地の名物をいろいろ食べていこうじゃないかと

そう言って藤村Dが出してきたのは、水上温泉の生大福。10個入り。菓子の説明をしている間、ずっとカメラ目線のまま無表情のミスター。さらに説明を続ける藤村Dが「あんこと生クリームが入っているんですよ」と語っているときには、生大福にカメラが寄っていた。そのカメラが引いても、まだミスターはカメラ目線で固まっている。鈴井さんは甘いものが大好きという設定なのだが。

だから“生”大福
そうなんですよ。まままま、1個とりあえず召し上がってみてください
どうぞぉ

なんの疑問もなく、ミスターに勧めるふたり。そしてなんの抵抗もなく、それを受け取って頬張るミスター。目が死んでいる。もっちゃもっちゃと口を動かすが、飲み込まない。
大泉さんも食べてみてひと言。

おっ。こらぁねぇ、とってもしつこいよ

そのコメントを受けて、さらに2つ、3つ、そして4つと食べ進むミスター。常にほっぺたがふくらんでいて、よく言えばリスのよう。悪く言えば反芻している牛のよう。

唇がもう、白くなっちゃって」と大泉さんに笑われるミスターの唇がアップになると、大福表面の白い粉がまんべんなく唇を覆い、本当に白くなっている。「さあさあさあミスター、もうあと3つしかないよ

ということは、大泉さん、藤村D、嬉野Dがそれぞれひとつずつ食べたのだろう。ミスターが4つ食べて合計7つ。残りは3つ。

ミスター、5つ目を頬張る。さらに6つ目。

うれしがる大泉さん、ミスターが6つ目を口に入れたところで

ドーンって音しているからぁ今ぁ

と追い打ちをかける。しかし窓の外を見やって黙々と口を動かすミスター無反応。それでも大泉さんは止まらない。

ミスター今、ドーン(効果音)って鳴ったよ今
鳴った鳴った
聞こえた聞こえた

あまりにも悲壮な表情のミスターを見かねた藤村Dが話しかける。

でもこれどう? おいしいでしょ意外と

テロップでは「以外と」とよくある誤植になっている。DVD化のときには修正されるのだろうか。

これだけ食やあ、うまいもまずいもないね
ないね

まったく素のコメントを、口いっぱいに生大福を頬張ったまま、不明瞭な発音で返すミスター。語尾に同調する大泉さん。しかし藤村Dが怒った。

おやおやおや、そりゃ名物に対して大泉くん、失礼じゃないか

即座に真顔でミスターに向き直った大泉さん。

そうだよ。あやまれよ

思わず笑ってしまうミスターだが、口が大福で詰まっているので吹き出せず、「ぬふーっ」と鼻から漏れる空気を押しとどめ、大福を吹き散らかさないよう強い意志で踏みとどまる。

失礼なこと言って
……ごめんなさい
んん。そうだろぉ? 食べなさいよぉ

最後のひとつをひと口で口に放り込むミスター。

それを見た藤村D、空になった生大福の丁寧な包装を並べて曰く。

こらどうだい大泉くん、こういうねぇ、1個1個丹誠込めてこう作ったものをだよ、もっとゆっくりと味わって欲しいだろう
頬張ったまま、まったく口が動いていないミスターは目が虚ろ。

誰がひとりで食べろっつったのぉ? あやまれよぉっ
ぼへんふぁふぁい!

早く飲み込みなさいよ、ミスター。

さて、東京駅に着いた一行は、山手線と東京モノレールを乗り継ぎ羽田空港へ。そして飛行機で徳島へと向かう。機内で爆睡するミスターと大泉さん。窓から富士山の雄姿を捉えたうれしーのカメラには、もう日が傾いてほんのりと空が夕焼けに染まろうかという様子が映し出されている。空港着は17時。徳島県の日没は17時。空港から霊山寺までタクシーを飛ばして20分。どうでしょう班は今日中に絵はがきと同じアングルを見つけ出してロケを終えられるのだろうか。

17時58分。鳴門市霊山寺に到着。

まっくらでございます
くっくっくっくっくっ

どうやら絵はがきと同じアングルを発見し、その前に立っているらしい。
しかし本当にまっくらで、画面の粒子も粗くなっているくらいだから、全然見えない。

カメラを回す嬉野Dが言う。

あー、しかし、なんかうっすらと。うん、うっすらとは見えてきましたねえ

うっすらと……いや、ほとんど見えていないというのが正しいんじゃないのか、うれしー。

や、や、や、やってみる、べきでしょうか?
それはぁ、どうでしょうかねぇ……
(白装束に)変身、するべき?
非常に悩んでるところなんですよねぇ
難しいとこだねぇ……
ちょっとミスター、(ファインダーから)覗いてみる?
ん、ちょっと見してみて……あー……

覗いてから被写体として画面に戻ってきたミスターが断言。

ダメですね

どうでしょう班は近所のビジネスホテルに宿を取って1泊。翌朝また現場に舞い戻ってきた。

早朝の6時22分。霊山寺。なるほど、確かに今度こそ絵はがきと同じ場所だ。

寺はやっぱり早朝
ですよねぇ~

ようやく、絵はがきと同じアングルにて撮影。お遍路さんの衣装に身を固めたミスターと大泉さんの二人が映り込んでいる。

徳島県鳴門市
四国八十八ヵ所第一番札所
霊山寺

これは似てる。同じだ(笑)。

以上。

ご満足いただけたでしょうか」とミスターが宣言し、2ヵ所目の「美しい風景」をクリア。

いやいやいや、まだまだ! 日本全国には美しいところ、このくらい(箱に入れた絵はがきの束を見せる)ありますよ!
そうそう早く満足してもらっちゃ困ります
まだまだ、回っていきたいと思います
オードブルですよ、みなさんまだまだ
まだメインではない?
まだまだ
今のはオードブルと
まだまだオードブルでございます
最初は薬味でしたから
薬味から行ってましたから。うどんだっつってんのにガーーーーッと七味食っちゃってますから

■第3の選択
大泉さんが引く。

時計台(札幌)が入っているから気を付けて引くようにという藤村Dの注文が付く。札幌に帰って撮影した挙げ句、まだ日程が余っていたらまた何か引いてどこかへ行かなければならない。「そりゃきついから」と本音を吐く藤村D。

そして大泉さんが選らんだ絵はがきは……。

これは……わかんねぇだろこれだけじゃ!

どこだかわからないが、古い日本家屋か塀の角と思しき板張りの何かを、ぐぐっと寄って撮影した写真。

またやってしまったんですか、ボクは
遠いですね、まっ(絶句)

そこは金沢市の武家屋敷。

これ、美しい風景ですか!?

茶色っぽくて美しくはない。

しかし引いた所に行くのが仕事。一行はまず空港に戻って、最善のルートで金沢に向かうことにする。

徳島空港8時25分発(今は亡き)JAS628便で伊丹空港8時55分着。JR新大阪までタクシーで移動(贅沢)、9時42分発のスーパー雷鳥11号で金沢12時24分着。

そしてまた移動の映像だが、昨日は生大福にすっかりやられたミスターが、企画に対する疑問を投げかける。つまり、日本の美しい風景を見せる企画だと銘打ちながら、藤村、嬉野両Dが厳選したという50枚には、ろくなところが入っていないのではないかと。選んでいるこの二人のセンスを信用できないんだと大泉さんも尻馬に乗る。不信任案を突き付けられたD陣は反論。

じゃじゃじゃじゃあ、我々が選んだものを、見たいですか?

残り47枚の束を手渡され、吟味を始めるミスターと大泉さん。京都の清水寺。いかにも美しい日本の風景。しかも2枚。広島は安芸の宮島、愛媛は内子の家並、福井は東尋坊、山口は岩国の錦帯端、富山の五箇山相倉合掌集落、高知は鍾乳洞の龍河洞、鳥取の境港市は水木しげるロード、東京は矢切の渡し……「行きたい行きたい、見たい見たい」「ああ、こういうところを見たかったんだよね」と大はしゃぎで見入るふたり。

あるんだ
ありますよ

にもかかわらず、引いたのはド田舎の地蔵白装束寄りの壁だ。

ふたりともですけど、かなりハズレ引いてますよ

すっかり意気消沈するミスター。ふくれっ面の大泉さん。

ほんとだねぇ。これ(寄りの壁)だぞ。わざわざこれのために金沢行くことねぇだろ

と、ここで……すっかり油断していたミスターが身を固くするコーナーに突入。

■名物紹介のコーナー

風味 生八つ橋」。いわゆる“おたべ”のように、中にあんこが入っていない、皮だけの生八つ橋。ミスターは▲の形をした八つ橋しかご存じじゃなかった模様。ここぞとばかり、藤村Dと大泉さんが呆れたように言い放つ。

そうゆうのはねぇ、通じゃないんです
こらあこらあ、“甘えんぼさん”のミスターとも思えない

今回はこれをミスターがひとりで食うわけだが、中にあんこが入っているのではないかと警戒していたのに、あんこなしが通の生八つ橋だからそれを食えと聞かされ、甘くない、うれしい、とミスター、思わず食べながら笑みがこぼれる。

いやぼくらも、いじめとかそういう風に見られるのやだから。ほんとの名物を紹介しようと。ただミスターだったらほら男らしく、“がっ”と(いっぺんに)……

それを聞いたミスター、手にしていた生八つ橋を何枚もまとめて口に放り込む。またも口いっぱいのミスター。

おあっ、大泉くん、ミスターが無理してる、ほらっ。飲み物でも飲ましてあげなさいよっ
そうだね、うん、飲みなさいよ

おしるこ

早くっ、ほらぁっ。ミスター、ぐーっとそれで一気に、流し込まないとぉ、つかえるって、これ、八つ橋は危険だからこれ
お茶飲まないと
お茶が飲めないのかい、ミスター

渡された缶飲料で、口に溜まっているぐちゃぐちゃの生八つ橋を流し込もうと四苦八苦するミスター。

つぶたっぷり おしるこ

カルピス飲料、十勝小豆使用。

藤村くぅん。つぶたっぷりおしるこだよぉ
えっ
なにやってるんだよぉ。お茶だろ? つぶたっぷりって書いてあるだろう、これはぁ
ごめーん
なにしてるんだよぉ
間違えた

もういいよ、という様子で、眉間に皺を寄せたままヘッドレストに頭をもたれさせ、いやいやをしているミスター。

無事もなく、金沢に到着。12時57分に、武家屋敷のある長町に立つ。

武家屋敷跡という施設の中にあるかもしれないと目星を付けるが、入場料500円を払って入ったはいいが、もし見つからなければ4人分2000円の出費が痛い。そこでミスターひとりで捜索しに入ることになった。藤村Dの持つ袋から500円玉をもらって入口に向かうミスターの背中に大泉さんの励ましの言葉が飛ぶ。

頼むよ。アラスカじゃないんだから、『見た』とかウソつくんじゃないよ

しかし中にはそれらしいところはなかったらしい。

いつの間に買ったのか、片手に持ったアイスクリームを食べながら、路地をくまなく調べて歩く。するとアイスを食べ終わらないうちに絵はがきの場所を発見。

金沢市長町
武家屋敷

これも似てる。同じだ。この格子窓は意外と大きかった。

以上。

やっと観光客のいるところに、やってきた、と」とまとめるミスターの後ろを、なるほど観光客が列をなして通り過ぎている。しかし絵はがきに切り取られた“美しい風景”には誰も見向きもせず、まるで無視して通過していくのみだ。「穴場なんです」と強弁する藤村D。3ヵ所目の「美しい風景」をクリア。

■第4の選択
ミスターが引く。

今度こそ有名どころを。「幕の内の鮭を掴んでくださいっ」という大泉さんの願いは、ミスターの右手に届くのか。

ここ!

ミスターが、自分と大泉さんには見えない角度で、カメラに向かって絵はがきを差し出す。

ディレクター沈黙。

あ。どうなのディレクターのそのリアクションは

ここで本編終了。果たしてミスターはどこを引いたのか。次回……実は次回は絵はがきの旅ではなく、クリスマス特番(特番か?)が放映される。

あの、シェフ大泉が帰ってくる!

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2004.04.07

第1話「踊るガラゴン」

満を持して、「ウルトラQ dark fantasy」がスタート。どうなるのか期待していたオープニング映像は、モノクロでオリジナル風。
サブタイトルの出し方とそのフォントもオリジナル風。
テーマの音楽もオリジナル風。
シリーズ構成、脚本は上原正三ときたか。期待して……いいのか? 監督は八木毅。

なんだかよくわからないラインで流れ作業により大量生産される、ガラQなる愛玩ロボット。ハロ(「機動戦士ガンダム」)に手足を生やしてトゲをたくさん付けたような外観。
そのガラQの「オリジナル音頭」が再三再四流れるが、ジャパネットたかたのCG踊りとどこが違うねん。
ガラQの販売サイトを見ているエンクミ、ひとりしかいない部屋で、宣伝文句を誰に聞かせるでもなく音読する。

「ガラQは電池交換の必要がありません。空気中の微細な電気を収集して無限に動く、“画期的な”ロボットです」

いや、モニタ画面には“画期的な”とは書かれていない。どこを読んでいるのか、購買意欲満々のエンクミ。

ガラQをウェブサイトから購入したエンクミ、出かける間際にガラQ相手にウインク。しかしウインクとは片眼をつぶって見せるもので、両目を閉じるのはウインクとは言わない、我が国では。

仕事場で手品を見せて悦に入る自称坂本。通称マド。窓際で遊んでいるからマド。会社員が付けるあだ名か、それが。マドも上司もどっちもどっちだ。

エンクミと待ち合わせてガラQを取材する自称坂本通称マド。どういう関係だ

すると隕石のようなものが落ちてくる。マジであの大きさの隕石なら都心に落ちてタダで済むはずがない。『ディープ・インパクト』や『アルマゲドン』の立場というものも考えてやれ。

そこにシトロエン2CVで現れたのは草刈正雄。赤いカッパ姿で、頭に被っているのは機動隊のヘルメット風。しかもエンクミ、自称坂本通称マドともに知り合いらしい。だから何者だ、あんたら。

一見隕石風のそれを宇宙からの飛来物と断言する草刈。飛来物からチルソナイト反応があると即座に分析してのける。……ガラダマ(ウルトラQ「ガラダマ」「ガラモンの逆襲」)か。あるいはワイアール星人(ウルトラセブン「緑の恐怖」)とも言える。

東京タワーの脇に突然現れた怪獣風の巨大な何かに、同じく突然現れた自衛隊風が予告なしであまりにも素早いミサイル攻撃。時の首相が攻撃命令を出したのか。そのあたりどうなんだ。最近うるさいんだぞ、その辺は。適当に流していいのか、ファンタジーというタイトルに甘えて

ミサイルを喰らって仰向けに倒れる怪獣風の巨大な何か。しかしさしてダメージを受けた様子もなく、手も使わず、無反動で起きあがる。まるで起きあがりこぼし

それを見て「不死身だ」と驚く自称坂本通称マド。「魅力だねぇ」と写真を撮りまくるエンクミ。

自分の研究室に戻った草刈は、この怪獣風の巨大な何かを、「ロボット怪獣」と言い放つ。しかも過去に現れた同種の怪獣(要するにガラモン)の従兄弟だと。ちょっと待て、従兄弟ってなんだ。ガラモンの親の兄弟の息子か。誰なんだ、その親は

ところでこの草刈、かなりキャラを作っている。えーと、なんて役だっけ。あ、そうそう、渡来(わたらい)。渡来教授。何の教授か知らないが。

渡来とエンクミ、そして自称坂本通称マドが3人だけで研究室に集い、オリジナルの「ウルトラQ」を観て和む。

ロボット怪獣とガラQが「どこか似ている」と言うエンクミ。「どこか」じゃなくて、丸ごと似てるだろ。意表を突かれたかのような渡来。ガラゴン1体ならその電子頭脳はひとつだが、ガラQが電子頭脳の役割を果たしているなら、無数にあるから悪夢だと言ってのける渡来。ガラQが何かも知らなかった親父が、よくぞたくさん普及していることを誰にも聞かずに判断できたものだ。さすがは科学者。

ガラQを尋問するエンクミ。ロボット怪獣は「ガラゴン」だとゲロするガラQ。ただ「ガラゴン」と繰り返すガラQの言葉を聞いただけで「やっぱり仲間だったんだ」と即断するエンクミ。番組進行上はそれでいいが、一般的にはダメだろう、その決めつけは。納得いかん。

なぜかは知らねど、携帯電話の電波がガラゴンにジャックされていると言いながら、渡来の研究室に走り込むエンクミ。ここで“ガラゴン”の名が渡来と自称坂本通称マドに知れ渡る。で、この時も当然のように研究室にいたマドは、何者やねん。

大体、なんで、渡来とエンクミとマドがつるんどんねん

そんなわたいのツッコミは聞こえないふりをして、ひとつの電子頭脳では脆かった前回のガラモンに反省した宇宙人が新型を作って送り込んできたと自説を披露して悦に入る渡来。「周到に準備された侵略計画ですよねこれは」と尻馬に乗って言い募るマド。だからお前何もんやて聞いてるやろ、さっきから。

夜、ライトアップされているガラゴン。その横に立つ東京タワーは、デジタル放送用の設備がまだ設置されていないバージョンのように見えるがどうか。

ガラゴンは強力な電磁波を発し、上空にオーロラを出現させた。ああ、オーロラ。オーロラソース。オーロラソースはマヨネーズとケチャップ、1対1。それはともかく、えらい低い位置にオーロラが出ているように表現されているが、いいのかそんなんで。北海道のローカルテレビ局でさえ、そんなオーロラでは首を縦に振らないぞ。

突然テレビで、「ガラQは悪いやつ」とプロパガンダが流される。しかしそれを無視して自宅のリビングで焼き肉に興じる両親+子供二人の典型的な家族。無視するどころか、ガラQ音頭をご家族みんなで踊って見せる間抜けっぷり。普通でも踊らんやろ、一家揃っては。みんな酔うとんのか

アホ親子が踊っている一方、ガラゴンの発する電磁波嵐によってコンピュータは軒並みダウンしたという。そのため、飛行機は運航停止、自動車も一切動かなくなったのだそうだ。それでも多分うちのローバーミニは動くぞ。コンピュータ制御なんかされてないからだ。どの車もみんなブラックボックス積んでると思う感覚が生ぬるい。

でもって世間様が困っているかというとそうでもなく、“支配的なコンピュータシステム”から人々は解放されて、つかの間の安らぎを楽しんだんだそうだ。なんて脳天気な展開だ。移動する足を止められて、甘んじて受ける日本人じゃないだろう。阪神淡路大震災で交通分断されてもほとんどの人が通勤したっちうねん。上原正三、大丈夫か。ボケたんじゃないか。

コンピュータシステムが軒並みダウンしているにもかかわらず、電子頭脳とやらを積んだガラQは通常どおり機能して、将棋まで指す始末だ。ガラQは影響されずに動くんだ。あーら、ご都合主義だこと。

草刈、あ、いや、渡来教授は研究室内で秋刀魚を焼いている。それもどうかと思うが、秋刀魚を焼いているということは、季節の設定は秋か。それを今放映か。なんだかえらい季節外れなところから始まるな、この番組は。

渡来「情報を制する者が世界を制する。それがガラゴンの戦略だったんだ」

前段はそうかもしらんが、ガラゴンは別に情報を制してないぞ。ただ妨害しているだけだ。
マド「ガラQは今でも何万と販売されています。早くなんとかしなきゃ」

まだなんとかしてなかったのか。そもそも誰が販売してるんだ。それすらわからんのか、なにやってんだ。
渡来「一個一個、潰すしかないねぇ」

ほんとかよ。それしかないのか、ほんまか、渡来。

政府の“ガラQバスター”とやらは、DFSFと書かれた車で全国に出動。DFSFって何の略?

各家庭では、ガラQを供出する少年あり、出し渋って電磁波遮蔽幕の世話になる少女ありと悲喜こもごも。エンクミのガラQは家出。……家出……なんやそれ、実質“脱走”ちゃうんか。

深夜まで自転車で“家出/脱走”したガラQを探すエンクミ。回収が一段落したのを見計らって、空の低いところにオーロラを出現させるほど電磁波をまき散らすガラゴン。そしてDFSFの倉庫の上でひときわ光を放つオーロラ。たまたま通りがかって写真を撮りまくるエンクミ。

触手のようにうごめくオーロラは物理的に閉じている倉庫の扉を謎の力でなんなく開き、閉じこめられていた無数のガラQを解放する。

めっちゃ黒目だったのに、なぜか闇に光るガラQの両眼。

解放されて両眼ぴっかりぴーのガラQは、そのままオーナーの家に直行。背丈30センチもないくせに深夜のオーナー宅で呼び鈴を狂ったように鳴らしまくる。挙げ句にドアを丸く焼き切って侵入してひと言。「ただいま」 ……だから何(呆)。

渡来は、ガラQの電子頭脳でガラゴンが動くのではなく、ガラゴンの発する電波でガラQが動き地球を侵略するのだと看破。じゃあ、ガラゴンを封じればガラQは動かなくなるよね~、というわけで、ガラゴンに対して「電磁波遮蔽パウダーふりかけ作戦」が実行された。パウダーは白く、頭からそれをふりかけられたガラゴンは、さしずめドリフのコントで粉を被った高木ブー

なんだかわからないが、砕け散って消え去るガラゴンとやら。そこかしこできゅーきゅー言いながら倒れるガラQたち。

で、ガラQは誰が作ったの。あ、答えないんでやんの。要するに渡来教授、あんた黄金バットのヤマトネ博士と同じ手合いだろ。

事件も解決(そうか?)して、帰宅したエンクミの前に、家出?していた彼女のガラQが姿を見せる。そして以前彼女にかけられた優しい言葉を、再生して見せる。思わずガラQを抱きしめるエンクミ。それを待っていたかのようにガラQ爆発……はせずに、しめやかにエンディング。ナレーターの佐野史郎がまとめ上げる。

「近い将来、ロボットはきっと、人間の良きパートナーになることでしょう。でも、ご用心。たまには、宇宙から送り込まれるロボットも……」

だから! 誰が作って売っとったんや、て聞いとろーが。答えんかい、佐野史郎!

以上、第1話だけを観て評価するのは早計だが……今日のところは十段階中の、一。ABCDのD。優良可不可の不可。

エンディングテーマ「夕方に咲く花」。……うーん。そのうち慣れるのかな。あんまりピンと来ないが。

この物語はフィクションです。

当たり前やっ! ちうか、フィクションやと思わせんようなストーリーを見せてから、それ言わんかい!
この調子で26話続けるつもりか。かなんなあ。次は頼むで!

次回、「らくがき」。期待薄。

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2004.04.06

一日警察署長と言えば

今シーズンはどのチームからもお呼びがかからなくて結局引退、どこでなにをやっているかわからなかった宇川徹が、2004年4月1日、新宿警察署の一日警察署長になっていた。

 昨年までWGP最高峰のモトGPに参戦していたホンダレーシングの宇川徹が1日、新宿警察署の1日署長を務めた=写真。6日に始まる春の交通安全週間に向け、同署が新宿駅西口で行った交通安全キャンペーンの一環として2輪車の事故防止を呼びかけたもの。宇川が1日新宿署長に「2輪車絡みの交通事故死の多さにショック」 by Chunichi Web Press

いやあ、元気でなにより。

=写真」と書きながら、新聞に掲載されていた写真がウェブでは省略されているのは残念だ。掲載されるとマズイような写真でもなかったが。写真なしでは一日警察署長の宣伝もインパクトに欠けるではないか。そもそも載せないなら横着せずに記事を直しておけ。適当に記事を横流しして使っている姿勢が丸わかりだぞ、「Chunichi Web Press」。話は逸れるが、この「Chunichi Web Press」、同サイトのリンクポリシーのページからコピペした文字列だが、「P」だけが全角だ。サイト上で見栄えがよいから使っているのだろうが、等幅フォントの環境にコピーしてきたらちょっと気持ち悪い。

ちなみに昨年の新宿警察の一日署長は佐藤江梨子だったらしい。

酒井若菜や松浦亜弥などアイドルばかり呼んでいるミーハーな丸の内警察署と比べ、新宿警察署は硬派に転じたらしいが、おかげでパブリシティには恵まれなかったようで、MotoGPシンパのトーチュー以外では取り上げてもらえなかった模様。これに懲りず次回もMotoGP関係者を呼んだら漢だ、新宿警察署。見届けさせてもらおう、その心意気を。

あれ? 宇川の話してたんじゃなかったっけ。……まあ、いいや。元気でな、宇川。

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2004.04.05

事故ネタで生きる“怪我”のお蘭

去る2004年2月16日、「大丈夫か、緑川蘭子」で紹介したように、テニスコーチと激突して怪我をした緑川蘭子こと酒井彩名さんが、その経験を活かし、一日警察署長に任命されたというお話。

 2月15日に東京・世田谷区内の路上で自転車に乗っていたところ、バイクと接触し、全治3週間のけがを負った女優・酒井彩名(18)が4日、東京・新小岩の小松川警察署の一日署長を務めた。酒井彩名“事故って”一日警察署長」by スポーツ報知

事務所としては、今後しばらく「交通事故キャラ」として売り出す方針なのか。
祖母が警察官だったという酒井彩名は制服姿に大喜び

どうせ一日署長をするなら格好だけでなく、「警視正 大門寺さくら子」ばりの“器”を期待したい(無茶な相談)

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DVDコンプリート・シーズン7

2004年3月29日に発売されたスタートレック ディープ・スペース・ナインのDVDボックス、シーズン7をもって、とうとうDS9のソフト化が完了した。長かった。やっと最後まで観られるのはうれしいが、実はまだ2月に購入したシーズン6を数話残していて、シーズン7鑑賞に突入するのはしばらく先になりそうだ。そうこうしているうちにスタートレック ボイジャーのDVDシーズン1が出るが、こちらもシーズン5まではLDで持っているので「シーズン6と7を早く出してくれ」と思いこそすれ、気が急くことはない。

DVD全巻を購入すると、ありがたい特典をいただけるという。今回はTNGのとき(TNG DVD-BOX特典 by blog "quark's")のように3巻分で1種類もらえるが、ボックスは7巻で景品は3種類などという理不尽なキャンペーンではなく、7巻分で景品1つというやや良心的?なシステムだ。ただし景品は2種類あり、コレクターズ・ボックス(普及版)の応募券が1枚でも混ざると「3Dレーザー・クリスタル・モニュメント」、7枚とも完全限定プレミアム・ボックスの応募券だと「スペイシー・キャリング・ケース」だそうだ。詳しくはこちらを。

わたいは「スペイシー・キャリング・ケース」を申し込むことになるが、このボックスの横に描かれたDS9ステーションとワームホールの絵柄、これはいらん。余計な絵のないやつを送ってほしい(なんの箱かわからんがな)

全巻購入特典の申し込み締め切りは4月30日、消印有効。今月末ではないか。うかうかしていられないぞ、諸君。

DS9-C1.JPG すぐに揃えて貼れ!

応募はがきの宛名面には簡単なアンケートがある。たとえば『スタートレック(TM)でお好きなシリーズに○をお付け下さい。(複数選択可)』などだ。忘れず下記のように答えておこう。

DS9-C2.JPG ここ重要!

今月末には、順次出荷されるらしい。この場所ふさぎの品が届いたら、ぜひ活用法を聞かせていただきたい。

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2004.04.04

映画「WASABI」の時間感覚

テレビ東京で4/1に放映されていた映画『WASABI』を観た。『レオン』のつもりで観たら、えらい勢いで異なっていた。

成田税関のおっさんは、なぜあれだけフラ語がぺらぺらのくせに、あんなに頭悪いのか。
そこは新宿じゃなくて秋葉原だろ。
弁護士事務所の受付はえらくまた安宿っぽいな。女将までいるぞ。

きっと遠い昔にあちこちで語り尽くされたことだろうから、多くは語らない。妙だと思ったところを再チェックするためにもう一度観ようという気さえまったくしない作品だ。

だがひとつだけ申し上げたい。ゴルフ練習場でユミがやくざもんに連れて行かれたあとだ。

いや、助けに来たモモがタクシーをどこから調達したかは問わない。いやいや、壁を壊された練習場の人が、誰ひとり文句を言うどころか様子を見に来さえしないこともいいだろう。いやいやいや、娘ユミの身柄が拘束されているのに、モモと一緒に飯を食いに行く父ユベールの神経も疑うまい。いやいやいやいや、わさびを食ったモモが、わさびが鼻に抜けているとは到底見えない演技を見せるのも許そう。翌日10時に銀行が開くらしいが、いくら銀行が殿様商売でもそんなにのんびりはしていないことも見逃す。そして飯を食い終わったとたん、新幹線で東京から京都に行っちゃうのも、いつの間にか日が昇っているのも、まあいいだろう。JR京都駅に着いたユベールは新幹線から降りながらモモに言う。

「急ぐぞ。10時までに東京に戻らないと」

戻れるか!

戻られへんって。

新幹線やろ。始発ののぞみ1号が京都着くのん8時15分やん。すぐ折り返しても10時半回るやん。もうこの時点でアウトやん。松本清張や西村京太郎やのうても首かしげるで。

しかし一番ツッコミたかったのは、ユミの吹き替えが広末涼子本人ではなく声優(坂本真綾)だったことに、放映が終わったあとのエンドロールを見るまで気付かなかったわたい自身……。

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2004.04.03

超手抜きディナー

ma-samiさんの「超~手抜きブランチ」にコメントを付けたとおり、その日の夜に作ったのがこれ(今頃記事に……)。

SPA.JPG 麺が見えん。

鍋はふたつ使用。完成まで15分。

まず片方の鍋にジャガイモ(1個。適当に切る)を投入し、水から茹で始める。同時に、もう片方では卵を水から茹で始める。

7分経過(完成まで8分)したところで、ジャガイモの鍋に麺を投入。これは茹で時間8分指定の品なので。ゆで卵の鍋にはレトルトソースを袋ごと入れて暖める。

10分経過(完成まで5分)したところで、ジャガイモと麺の鍋にソーセージを投入。

13分経過(完成まで2分)したところで、ゆで卵を取り出して流水に晒し、殻を剥く。

15分経過。麺とジャガイモとソーセージを上げて湯を切り、丼に移す。レトルトソースをかけ、ゆで卵をのせる。

以上。

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2004.04.02

曲がるのか、金田のバイク

大友克洋の『AKIRA』に出てくる金田のバイクが、東京モーターサイクルショーに参考出品された。なんとこのバイク、走るそうだ、実際に。

もっとも、単にスタイリングだけを模した1/1スケールのモックアップならすぐに作れる。だがこのバイクのすごいところは「実際に公道走行が可能な点」。バイクとしての基本動力性能を犠牲にせず、“完全な実動車”を目指しているのだ。ITmedia 「ピーキー過ぎてお前にゃ無理だよ」――“金田バイク”が参考出展

乾燥重量や航続距離も気になるが、このロングホイールベース、直進性はかなりよさそうなのだが、回頭性はどうなんだろう。どの程度曲がるんだろうか。あまりバンクさせなくてもすぐにカウルが接地しそうだし……。駆動系もおもしろいなあ。いや、エンジンからリアホイールまで、遠いなあ(笑)。チェーン3本をつないで力を後輪に伝えているけれど、ロスしないのかなあ。
エンジンはさすがに電動モーターというわけにはいかず、ガソリンを使った市販バイクの最新水冷4サイクルエンジンを採用。排気量は249~998ccまでの単気筒から4気筒までのエンジンを搭載可能で、オーナーの好みに合わせてチョイスできるセミオーダー方式になっている。

クォーターのエンジンじゃ、フレームと外装の重さに負けるんじゃないかなあ。リッターバイクとして組んだら、どの程度のパフォーマンスを見せるのかなあ。

疑問ばかりだ(笑)。

しかし、乗ってみたい。

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2004.04.01

日本全国ほにゃららの旅 第一夜

HTB第一会議室。呼び出された大泉さんに、鈴井さんから新企画が発表される。

鈴井さんはホワイトボードに書かれたこれまでの水曜どうでしょうの企画を振り返りながら、これまで「旅」と言いながら、実際のところは「移動」ばかりだったと反省。『サイコロの旅』しかり、『北海道212市町村カントリーサインの旅』しかり。いずれもサイコロを振ったり、カントリーサインの描かれた札を引いたりしては行き先を決めて移動。目的地に着いたらすぐにまたサイコロを振ったり、カントリーサインの描かれた札を引いたりして次の行き先を決め、移動。ロケの制限時間いっぱいまで、ひたすらこれの繰り返しだった。

今までやったの、あれはほんとに旅と呼べるのか、と

とにかく延々と何かに乗って動いているばかりで、なにも観ていない。おかしなことじゃないか……と続ける鈴井さんに、大泉さんも確かに旅とは言えないかもしれないと同意する。と同時に指摘も忘れない。

そりゃもうあれですよ、最初のサイコロの旅からうちのおふくろが指摘してきたことですよ。『これのなにが旅なのぉ』と

じゃあ、「旅」とはいったいなんなのだと問う鈴井さんに、「観光ですよ。いろいろ観て回りたい。名所、旧跡、仏閣、寺院……」と答える大泉さん。我が意を得たりとトークに弾みが付く鈴井さんは、「そう! それでね、これはテレビなのよ! 視聴者の存在を忘れてんのよ。アラスカまで行って、なんでパスタばっかり映ってんだよ、と

ここで「旅」の基本に立ち戻ろうということか。鈴井さんは、視聴者に美しい風景を見ていただきたいと宣言した。このとき、珍しくここまで静かにしていた藤村Dが参入。

そうなのよ。ようやく気が付いた!
ねぇ、2年経ってやっとわかった!

これまでのどうでしょうは、「旅番組」と認知されながらその実は、「手ぶれで酔いそうな車窓の風景か、せいぜい駅前の看板」しか画面に映っていなかったのだと猛省するどうでしょう班。だから、今週からは本来の旅番組を目指そうという企画を行なうのだと言う。

そこで鈴井さんとD陣は、「美しい風景と言えば絵はがきだ。観光地を最も美しいアングルで切り取った珠玉の1枚なのだから、それと同じアングルを見つけ出してビデオに収めれば、視聴者のみなさんに美しい風景をお届けできるはずである」と考えた。

絵はがきと同じアングルを見つけ出したら、その画の中に鈴井さんと大泉さんが映り込むかたちでビデオに収めたい……という藤村Dの言葉に、大泉さん相好を崩し、「ちょっと乗り気になってきた!」と嬉しそう。

大泉さんが企画の基本路線に同意の様子を見せたところで、47都道府県から取り寄せた絵はがきを紹介。そして鈴井さんが企画のスタートは東京からと述べる。やや不審そうな表情で鈴井さんを見やる大泉さん。

そこで第1回目の
その、第1回目の……って。第1回目の、なにを、するんです、その聞き慣れたフレーズ
いやいや。束の中から
あはははははは。これ(絵はがき)を、重ねて。こっからこう、引くってこと?
ほっ
ほっ、じゃねぇよっ
新企画でしょ!
大泉さん、ホワイトボードの『サイコロの旅』と『カントリーサイン』の文字を絵はがきでばしばしと叩きながら……
変わってねぇじゃねぇかよっ、いっこもぉっ!

というわけで、「日本全国絵はがきの旅」がスタート。

初日。朝5時32分から東京は羽田空港に立つどうでしょう班。厳選された絵はがき50枚からどこを引いても、すぐに始発の飛行機で移動できる態勢だ。今日から2泊3日でできるだけ多くの「美しい風景」をお届けしようという意欲にあふれている。観光気分を盛り上げようと、濃い紫に「水曜どうでしょう」のロゴを白く染め抜いた小旗を持つミスター。

■第1の選択
大泉さんが引く。……が、一見してどこだかわからない。“ド田舎の野っぱらに咲くしだれ桜の下に地蔵が佇む”という絵柄。

どぉこだよ。どぉこですか、これは」と騒ぐ大泉さん。群馬県沼田市上発知(かみほっち)にあるしだれ桜らしい。羽田から飛ぶつもりだった一行はすっかり肩すかし。しかも秋(9月)なので、見頃が4月の桜では観光に行く意味もない。

悪いけど初っ端から行きたくねぇもの、これ
お前が引いたんじゃねぇかよ! なんで京都とか引かねぇんだよ
どうしてこういうもの用意してんの?
群馬県、ないんだよ、ほんとに

引いた絵はがきに納得いかない大泉さんは、ほかの絵はがきを試しに引いてみる。“鳥取砂丘(鳥取県)”“白兎海岸(島根県)”など、いかにも観光地らしい「美しい風景」が引き当てられた。

群馬さんには悪いけど、これ、かなりのババだよこれ

すっかりやる気をなくした大泉さんは、とにかく地蔵を見つけたらそこで撮影して終わりにするからと、早く済ませて次に行きたい気持ちを隠さない。

もう、端っから観光、ズレ始めてる、ねぇ?
とミスターも浮かぬ顔。

早速移動。羽田空港からモノレールで浜松町へ。JR山手線乗り換えで東京駅へ。東京駅6時36分発の上越新幹線あさひ603号で上尾高原駅7時58分着。

この間、またもずっと移動の画だ。新幹線のなかでは、二人がけの椅子を向かい合わせにして4人で座るどうでしょう班が、今回の企画について語り合う。

正直言って、(その絵はがきを引いたのは)失敗でしょ?
そうだ。失敗しちゃった……これもう、初っ端からえれぇもん食っちゃってる
こらぁ、言っときますけど、こらぁごめんなさい、ハズレです。だってほかにまだたくさんあるのにぃ、わざわざこれ引くことないもの
うん……うれしーは薬味だって言ってたから
まず主食をねぇ、しっかり食べてから。京都だ、奈良だ、ていうものをたくさん食べてから、まあまあ多少こういうのもあっていいじゃない、っていうものですから
こらもう幕の内べんちょ(噛んだ)、弁当の金魚の醤油をいきなり飲み干してるようなもんですから
そういうことです。そっから食べちゃだめです
だめです。なに食べてんのって。鮭だ、肉団子だ、とあるわけですよぉ
なぜその金魚の醤油をね
金魚の醤油を飲んじゃってんのぉ、と
それは付けて初めておいしいもんです
そうですよぉ。(金魚の醤油)食っといて、これ多分食っといて、『しょっぱぁい!』って言うんですよ。当たり前だろう、と。ねぇ?
そっからいっちゃダメです
そっからいったらしょっぱいんだよぉ。おいしいものを食べないと。このままで(群馬のしだれ桜に)行ったら感想は“しょっぱい”だよぉ、ぼくら
そうですそうです
しょっぱいねぇ……って言っちゃいますよ、ぼくら。次はミスターに(絵はがきを)引いてもらおうかね
いいよ。どこ行きたい?
沼田市以外ならどこでもいいよ、今は
……っていうかみんなね、もう次のことを考え過ぎ

鈴井さんの言葉に、大泉さんも藤村Dもやや正気を取り戻し、撮影に向かうことを再確認する。

これ、このぉ地蔵が見つかんない限りこれ群馬に足止めでしょ
そうだよ
もうあれだよ、ほんとにもう、地蔵ないってったらオレ慌てて彫るから。岩から。カンカンカンカンってもう一気に地蔵に仕上げるから

早朝の新幹線のなかでひとしきりバカトークを炸裂させた大泉さん、とりあえず車内で弁当を買って朝食。うれしーは高崎を通過するときに、車窓から小高い丘の上に立つ白く大きな観音様を撮っている。「高崎観音」とテロップ。こっそり旅番組の体裁を整えようとしている。

到着した上毛高原駅前からは、レンタカーを走らせて絵はがきの場所を探す。駅前では小旗を持つガイド役の鈴井さんと、客の中年セクハラ親父の大泉さんによる小芝居が演じられる。この設定が、前枠後枠の小芝居に受け継がれている。

車で上発知に入った一行は、絵はがきの場所を探し求める。地蔵があったと騒ぐ藤村D。上発知に入ったら地蔵が出てきたと喜ぶ大泉さん。そんなあちこちにあったら場所を特定するのに困るじゃないかと諫める冷静なミスター。

最悪の場合を考えてしだれ桜をビデオで押さえておけという大泉さんは、いざとなったら赤い頭巾かなんかをミスターに被らせて適当に撮影を……と提案するが、「もう、そういうことはやめようよ、茶番は!」と、アラスカで不正の現場を押さえられたのがよほど効いたのか、いつもなら真っ先に乗りそうな藤村Dがたしなめる。

途中でそれらしいしだれ桜を見つけるが、違っていた。地元の人々に聞き込みをし、「ガラス屋さんより手前」などの情報を得て歩を進める。

桑原ガラスのおばちゃんは、過去に写真を撮りに来ていたという場所を覚えていて、一行を案内してくれた。それを頼りに行ってみると、なんと簡単に絵はがきと同じ場所にたどり着いてしまった。

大はしゃぎのどうでしょう班。とても普通なら見つからないようなただの田舎の風景なのに、恐るべし桑原ガラスのおばちゃん。遠くから見ては「あれだ」と言ってはしゃぎ、近づいては「お地蔵さんが同じ顔をしている」と言ってはしゃぐ。「いい風景だ!」と、新幹線の中で“しょっぱい”などと言っていたのをすっかり忘れてご満悦の一行。

落ち着いたところで、絵はがきと同じアングルを探して撮影。

群馬県沼田市上発知
しだれ桜

以上。

残念だったのは時期はずれだったということだけ」と満面の笑顔でミスターが宣言し、1ヵ所目の「美しい風景」をクリア。


■第2の選択
ミスターが引く。

それでは久々の、ダメ人間登場ということで」と、過去のサイコロの旅で最悪の目ばかりを出してきた男だけに許される称号を自ら名乗る自虐的な気合いの入れ方で、ミスターが絵はがきを引く。ある意味、またダメな絵はがきを引いてしまったときの伏線、あるいは言い訳の先付けとも言える発言だ。

絵はがきが引かれた途端、大泉さん爆笑。うわずった声で「あぁっ、それはあれですねぇ!」と叫ぶ大泉さんの台詞で、今日の放映は終了。

次回、「それはあれ」がどれなのかが判明。

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