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1998.06.01

『ブルース・ブラザーズ2000』

ブルース・ブラザーズ2000』を観た。5月30日から公開されているこの映画、18年ぶりの続編である。前作を超えるのは無理だろうと、はっきり言って期待していなかったが、たまたま街に出たら映画1000円の日だったので、この値段なら騙されてもいいか、と思って神戸ハーバーランドのabシネマ(※2003年10月11日閉館)に足を踏み入れた。
ここは『ファースト・コンタクト』をほぼ貸し切りで観た映画館だが、流石に今日はそんなこともなく、3分の1くらいは席が埋まっていたようだ。
開演直前に前に座った高い座高のライオン頭兄ちゃんの頭でスクリーンの真ん中が見えず、おまけに此奴は落ち着きのない男で、しょっちゅう頭頂部をぽりぽりと左手で掻いていた。そんなに痒かったらムヒでも塗って来い。わたいはお前の後頭部と影絵の芸を観に来たのではないのだ。
そのような悪条件の中、鑑賞した『BB2000』。前作の繰り替えしギャグともいえるシーンがいくつも映しだされ、それはそれで楽しい。音楽も悪くない。ベルーシ演じるジェイクの姿がなくても新キャラがいい味を出している。
しかし、だ。
前作の無意味な破天荒さ、ハードボイルドさが失われている。台詞と音楽の繋ぎも悪い。シーン一つひとつは面白くても、ボタンを一つ掛け違えたような今一つ乗り切らない心地悪さがついて回る。前作のラストシーンに象徴されるようなカタルシスがないのだ。
金に困っていないなら映画館で観てよろしい。そうでないならレンタルを待て。レンタル借りる金もなければ、『ブルース・ブラザース』の録画済テープを擦り切れるまで観るべし、観るべし、観るべし……。

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